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ポーレットとの秘密の関係

カルバード共和国の首都イーディス。

 十二の地区に分けられているゼムリア大陸最大規模の大都市であり非常に栄えているのだが、一部例外となる地区が存在する。

 そこは都市開発から取り残された8区の旧市街と呼ばれる地区だった。


「はぁ……あんな空気の悪い家にいられるかっての……」


 深夜の旧市街を一人の少年が歩いていた。

 彼の名前はカーチス。アラミス高等学校の合格を目指して受験勉強に励む少年なのだが、彼は受験勉強に集中することができずにいたのだ。


「父さんと母さんはギスギスしてるし、あんな家じゃ集中して勉強なんてできるわけないじゃん。だからこの前の模試の順位だって――ああ、クソっ! 嫌なこと思い出した!」


 以前受けた模試の結果では順位が100も落ちてしまっていた。まだ母親のゾーラには言っていないが、この事がバレたら今まで以上にうるさくなってしまうだろう。


「クソ……なんでこんなことになってるんだよ。そもそも旧市街なんてボロ臭い所に引っ越すハメになったのが悪いんだ。あんな部屋で集中して勉強なんてできるかよ」


 カーチスは少し前に旧市街に引っ越してきた。

 元々彼の父親のローマンは国内最大手の金融機関である《バンク・オブ・イーディス》に務めていたのだが、不祥事を起こしてしまい子会社に左遷されてしまったのだ。

 そして世間の目を気にした彼らは知り合いのいない旧市街に引っ越してきたのである。

 だがカーチスからしてみればこんな古びており華やかさの欠片もない地区に住むなど不本意極まりない。

 父親のようになりたくないのでアラミス高等学校に受かるように勉強に励んでいたのだが、両親のギスギスした空気のせいで勉強に集中できないのだ。

 一時間ごとに様子を見に来るゾーラの態度にも嫌気がさしてしまい、カーチスはとうとう家をこっそりと抜け出してしまったのだ。

 家にいるよりは気が楽なのだが、旧市街には遊ぶところなどはなくリフレッシュなどできるはずがない。

 タイレル地区の行きつけの本屋にでも行こうかと思ったが、もう遅いので地下鉄やバスも出ていない。


「はぁ……ほんとに何もないとこだよな。でも家に帰るのも嫌だし……」

「あら? そこにいるのは――もしかしてカーチス君かしら?」


 背後から声をかけられて思わずビクッと震えてしまう。

 振り返るとそこには見覚えのある女性が立っていた。

 この旧市街で――いや、以前住んでいた場所で見た様々な女性と比べてもトップクラスの美貌を持っている女性。

 ビストロ《モンマルト》で働いているポーレットだった。


「やっぱりカーチス君だったのね。こんな遅くに一人でどうしたの?」

「べ、別に……」


 聖母のような優しい笑みを向けられたカーチスはドギマギしてしまう。

 旧市街のマドンナである彼女に微笑まれたのだから、恋人がいた事もないカーチスが固まってしまうのは仕方がないだろう。

 カーチスはモンマルトで食事をした事はなく、ポーレットとも数回しか話したことはない。

 何を話せばいいのかわからないし照れくさくていつもすぐに逃げてしまうのだが、実はお近づきになりたいという願望もあった。

 旧市街は何もないしろくな人間もいないと思っているカーチスだったが、その例外がポーレットだったのだ。


「なんだか顔色が悪い気がするわね……家まで送りましょうか?」

「い、いいよそんなの! 家になんて帰りたくないし!」

「……なにか悩み事でもあるのかしら? よかったらオバさんに話してみない?」


 彼女は自分のことをオバさんというが、お姉さんでも通じる年齢と見た目をしている。これで子持ちというのがカーチスには信じられない。

 家にはまだ帰りたくないことにくわえて、誰かに話を聞いてほしいという気持ちもあったので、カーチスはポーレットの提案に心が揺れ始める。


「悩みなんて別にないし……」

「そんな顔をしている子供をほっとけないわ。お願いだから少しでも力にならせてくれないかしら」

「う……わ、わかったよ」


 近くのベンチに腰掛けると、カーチスは自分のことを話し始めた。

 両親のことや勉強が上手くいっていない事、そして家を抜け出してきたことも全てポーレットに話してしまう。


「そういう事だったのね……」

「う、うん……」


 ポーレットは真剣にカーチスの話を聞いてくれたのだが、カーチスの方は緊張のあまり冷静でいられなかった。


(な、なんでこの人こんなにくっついてくるんだよ! そ、それにメチャクチャいい匂いがする……!)


 ポーレットはカーチスの右隣りにぴったりとくっついている。

 そのせいで身体は当然密着しており、彼女の体温を感じてしまっていた。

 更には女性特有のいい香りもしてくるので、カーチスの頭はクラクラしてしまう。

 母親に近寄られてもうざったいだけだというのに、ポーレットに近寄られると胸が高鳴ってしまうのだ。


「それは辛いわよね……今までよく頑張ったわ」


 ポーレットがカーチスを抱き寄せるように肩を抱く。


「な、なにするんだよ!」

「ふふ、ごめんなさいね。でもこうしてあげたくなったのよ。そういえばローマンさんはウチで酔い潰れるまで飲んでいたわ。息子に『アンタが家にいると迷惑』って言われたって悲しんでいたわよ?」

「あ、あれは……だって受験勉強にジャマな要因は排除して当然だろ」

「それが正しいかはわからないけど、そんなことを言ってしまうほどカーチス君だって辛い気持ちだったって事なのよね。だから私は怒らないでおくわ」


 ポーレットがさらに強くカーチスを抱き寄せて来る。

 大人の女性のいい匂い。身体の温かさと柔らかさ。その全てにカーチスは緊張して動けなくなった。

 そんな彼の反応を楽しむようにポーレットは、右手で彼の太ももを撫で始める。


「うぅ……」


 カーチスは恥ずかしさのあまり顔から火が出そうだったが、そもそも美人のお姉さんと触れ合えるのが嫌ではないので抵抗するつもりはなかった。


「カーチス君だって頑張っているのよね……誰かがご褒美をあげる必要があるわ♡」


 ポーレットは妖しく微笑むと、カーチスを抱きしめて自分の胸に顔を埋めてしまった。

 あまりの出来事にカーチスは完全に硬直してしまう。

 服の上からでもわかる豊満な乳房の柔らかさを顔全体で感じてしまい、何も考えることができなくなる。

 ポーレットはカーチスを抱きしめたまま頭や背中を撫でており「辛かったわね」「頑張ったわね」「すごく偉いわ」と繰り返し言っているのだが、カーチスの耳には入ってこない。


「ふふ……カーチス君。次のモンマルトの定休日になったら遊びにいらっしゃい。その時は――イイコトをしてあげるわ♡」


 ポーレットがカーチスの耳元でそう囁くと、ポーレットは彼を解放した。

 そして聖母ではなく淫魔のような妖艶な笑みを浮かべながら立ち上がる。


「それじゃあまたねカーチス君。気を付けて帰るのよ♡」


 そう言い残してポーレットは去っていき、なにが起きたのかわからないままカーチスは取り残される。


「い、いいこと……」


 内容は想像できるのだが、本当にそんなことがあり得るのだろうか。今自分は夢でも見ていたのではないかと思ってしまうのだが、ポーレットの胸の感触などははっきりと覚えている。

 そして自分の肉棒がガチガチに勃起している事にも気がつく。


「そ、そろそろ帰ろうかな……」


 カーチスも立ち上がると岐路に付いたのだが、勃起は全く収まることはなかった。

 部屋に戻っても収まることのない興奮を鎮めるために、彼はポーレットをオカズにオナニーをする羽目になるのだった。



 カーチスが深夜にポーレットと話してから数日が経過して、モンマルトの定休日がやってきた。

 休日なのでゾーラとローマンはそれぞれどこかに出かけており、カーチスは部屋で勉強をしている。

 せっかく家に一人きりだというのに全く集中できないのは、ポーレットの言葉が頭から離れないからだ。

 あれから毎日ポーレットの事を思い出しながらオナニーをするほどカーチスは頭が彼女のことでいっぱいになっている。

 気がつけば彼はノートを閉じて家の外に飛び出していた。

 物陰からこっそりとモンマルトを見てみるとやはり店は閉まっており、ポーレットが鼻歌を歌いながら掃き掃除をしている。

 いつも通りの露出などほとんどない色気のない服装に、モンマルトのエプロンを身に付けている彼女が、あの日の夜にあんなことをしたなど今でも信じられない。

 しかし「イイコト」に期待をしているカーチスは欲望と好奇心を抑えられずに、物陰から出て彼女の前に姿を見せる。


「ポ……ポーレット……さん」


 声をかけると彼女は掃き掃除を中断してカーチスに近寄って来る。


「あら、カーチス君。遊びに来てくれたのね」


 聖母のように微笑む彼女からは、以前のような妖艶さなど一切見受けられない。


「こ、来いって言われたしね。どうせ暇だったし……」

「ふふ、来てくれて嬉しいわ。さぁ、中に入って」


 店が定休日だというのにポーレットは普通にカーチスを店内に招き入れた。

 誰もいない飲食店など入ったことが無くて新鮮なカーチスだったが、それ以上にポーレットの事が気になってしまう。


「ほ、他には誰もいないの?」

「今日はお父さんとユメは出かけていて夜に丸まで帰ってこないの。それとヴァンさん達は他の町に出張しているわ。だからここには私達だけよ」

「僕たちだけ……」

「ほら、こっちに来てちょうだい」


 ポーレットは店に入れただけではなく、居住スペースにまでカーチスを招き入れた。

 客は決して入ってこれない場所に足を踏み入れてカーチスの心臓がどんどん高鳴っていく。

 そして案内されたのは寝室らしき部屋であり、以前ポーレットに抱きしめられた時に感じたいい匂いが部屋中に広がっている。


「ここってもしかして……」

「ええ、私の部屋よ」


 初めて入った女性の部屋。しかも旧市街のマドンナであるポーレットの部屋。カーチスはここにいるだけで勃起が収まらない。


「ふふ……もう我慢できないみたいね♡ それじゃあカーチス君……イイコトしましょうか♡」

「っ! ポ、ポーレットさん!」


 カーチスの理性の糸が音を立てて切れてしまい、彼はポーレットに抱き着いて顔を胸に埋めてしまった。

 あの夜と同じで服越しでも柔らかさと温かさが顔に伝わってきて、彼の肉棒がどんどん固くなる。

 ポーレットの背中に腕を回し、顔を何度も押し付けて柔らかさを堪能していく。


「あんっ♡ ふあっ♡ カーチス君♡ んっ♡ いきなり――お、落ち着いて♡ 私は逃げないわ♡ んあっ♡」

「落ち着いてなんていられるかよ! あの日からずっとこうしたかったんだぞ! ポーレットさんのおっぱいが頭から離れなかったんだ!」

「も、もう♡ そんな嬉しいことを言わないで――んあっ♡ カーチス君♡ 一度顔を上げてちょうだい♡」


 このままずっとポーレットの胸に顔を埋めていたかったが、カーチスは言われた通りに顔を上げる。

 すると正面にはポーレットの整った顔があり、あっという間に唇を奪われてしまった。


「ちゅっ♡ ちゅるるうう♡ れりゅうう♡ はぁ♡ カーチス君は初めてのキスかしら♡ ちゅっ♡ ちゅるるううう♡」

「は、初めてだよ! もっとキス! もっとしてよ!」

「ふふ、カーチス君のファーストキスを貰っちゃったわ♡ ちゅっ♡ ちゅるるうう♡ れりゅううう♡ もっと唇を押し付けて♡ れりゅううう♡」


 二人はお互いに腕を回して抱きしめあうと、情熱的なディープキスを交わしていく。

 ポーレットの柔らかく温かい身体を潰すほど力を込めて抱きしめ、舌を絡めて唾液を交換し合っていく。

 キスをリードしているのはポーレットの方であり、滅茶苦茶に動かしているカーチスの舌に合わせて自分の舌を絡めて、キスはこうするのだという事を教えていく。

 それはカーチスにも伝わっており、少しずつではあるがキスのリズムもあってきた。

 唇も強弱をつけて何度も押し付け合い、まるで恋人同士のような甘々なキスを続けていく。


「ちゅうう♡ じゅるるうう♡ はぁ……♡ カーチス君はキスが上手ね♡ ちゅるるううう♡ ちゅっ♡」


 カーチスは自分が上手いのではなく、ポーレットがキスの仕方を教えてくれているのだという事に気付いていた。

 教えてもらうなどプライドの高い彼にとっては普段なら苛立ちの一つでも覚えるのだが今は違う。

 キスが上手くできれば褒めてもらえるし、何より気持ちいいのでポーレットの舌に合わせて自分も舌を動かしていく。

 あっという間に二人のキスのリズムが一致すると、ポーレットは顔の位置をずらして二人の唇が完全に密着する位置を見つける。

 そしてぴったりと重ね合わせると、カーチスにはポーレットの唇の柔らかさと温かさがより伝わり、肉棒がどんどん固くなっていく。


「れろぉ♡ じゅるるううう♡ ふふ、キスは気に入ってくれたようね♡ そろそろ次に進みましょうか?」


 ねっとりとした唾液の糸を作りながらポーレットが唇を離すと、カーチスに妖しく微笑みかける。


「つ、次って?」

「カーチス君の大好きな……おっぱいよ♡」


 ポーレットはしゅるりとエプロンの紐をほどくと、ゆっくりと服を脱ぎ始めた。

 エプロンの次は上着を脱いで白いブラジャーが露わになると、彼女はそれにも手をかけていく。

 服を脱ぐたびに露わになる彼女の肌にカーチスは釘付けになっており、その視線を楽しみながらポーレットはブラジャーを外すと、ぶるんっと揺れて彼女の巨乳が露わになる。


「で、でかい……」

「ふふ、オバさんのおっぱいは気に入ってもらえたかしら♡」


 上半身が裸になったポーレットが右手で自分の胸を持ち上げる。

 オバさんなどという言葉が似合わないほど瑞々しく張りのある肌、そして形も大きさも極上の乳房からカーチスは目が離せない。

 彼女はそのままジーンズとショーツも脱いでしまい、あっという間に生まれたままの姿になってしまった。

 その魅力的すぎる体を前にしてごくりとカーチスがつばを飲み込む。


(ス、スゲー……大人の女ってこんなにエロい身体をしてるんだ……)


 母親に魅力など一切感じたことはないが、ポーレットを見ていると興奮が収まらない。

 同じ女でもこうも違うのだろうか。全く別の生き物に思えてしまう。

 裸になったポーレットはベッドに腰かけると、ポンポンと自分の横を叩く。

 緊張のあまりガチガチになったカーチスがそこに座ると、彼はすぐにポーレットの乳房に両手を伸ばして、豊満な乳房を鷲掴みにする。


「あんっ♡ ちょ、ちょっと乱暴すぎるわ♡ んっ♡ 私は逃げないから、もっと優しく――ふあっ♡」


 ポーレットの言葉は何一つカーチスには届かない。

 彼は鼻息を荒くしながら夢中で指を動かして、極上の乳房の感触を掌で堪能している。

 力を籠めるとどこまでも指が沈んでいく柔らかさや、しっとりとしていて掌に吸い付いてくるような感触に夢中になっていた。


「こ、これがおっぱい……!」


 カーチスはパン生地でもこねるように力を込めて乱暴に胸を揉み、ポーレットは仕方ないと言った顔で彼の頭を優しく撫でる。


「ふあっ♡ んっ♡ そんなに夢中になってくれるなら私も嬉しいわ♡」

「柔らかくて温かくて……と、とにかくすごいよ!」


 大人のお姉さんであるポーレットの魅力的な身体に、カーチスは完全に虜になってしまっている。

 乳首を摘まみながら胸を揉みしだくと、ポーレットの口からも甘い吐息が漏れてきたので、彼女を感じさせたくて様々な揉み方を試す。

 下から持ち上げてタプタプと揺らし、揉むのではなく撫でるように触れていく。


「んあっ♡ カ、カーチス君♡ だんだん上手になってきているわね♡ あ――んあっ♡ 」

「ぼ、僕にかかればこのくらい当然だっての! 揉むだけじゃなくてこう言うのも気持ちいいんだろ!」

「あ――ふあっ♡ あんっ♡ 乳首に吸い付いて――ああっ♡ そんなに舌で転がさないで♡ ああああっ♡」


 ポーレットの乳首をしゃぶりながら、顔を乳房に押し付けて柔らかさと温かさを顔全体で堪能していく。

 舌で乳首をコロコロと転がしながら胸も揉みしだくと、だんだんと乳首が固くなってきた。


「ああっ♡ ほ、本当に上手よカーチス君♡ もしかして経験したことがあるのかしら♡」

「な、ないよ! ポーレットさんが初めてだ!」

「んっ♡ ああああっ♡ それなら才能があるのね♡ あんっ♡ すごいわカーチス君♡ ふああああっ♡」


 実のところカーチスのテクニックは拙いモノだったが、自分の身体に夢中になってくれている事が嬉しくてポーレットも感じてしまっているのだ。

 カーチス自身はそのことに気付いておらず、自分がポーレットを気持ちよくしていると自信がついていく。

 褒められるという事になれていないカーチスにとって、極上の女の身体を好きに弄ぶだけで褒められるというのは最高の優越感を得ることができる行為だった。


「ふふ、それじゃあ次は私にさせてくれるかしら♡」

「え? ど、どういうこと?」

「」


 ポーレットベッドから降りるとカーチスの正面にしゃがむと、彼のズボンを脱がせ始めた。


「ちょ、ちょっと!」

「もう、動かないの♡ おちんちんをだしましょうね……あら♡」


 カーチスの肉棒が露わになる。

 年相応の大きさであり、興奮しているので完全に勃起していた。


「もう大きくなっているのね♡ 初めての時は緊張して起たない人もいるのにすごいわ♡」


 勃起しているだけで褒められるのは妙な気持ちではあるが、ポーレットに褒められるという行為はカーチスにとってすでに麻薬のようなものなので、嬉しさと優越感でおかしくなってしまいそうだ。


「それじゃあ始めるわね♡ ん――ちゅ♡」


 亀頭にキスをして挨拶をすると、ポーレットがフェラチオを開始する。

 舌を伸ばして竿を根元から亀頭にかけて舐め上げていき、竿全体に唾液をまぶしていく。


「~~~~っ! な、なんだこれっ! ~~~~!」


 カーチスはフェラチオという行為は知っており、ここに来た時点でしてもらえるという期待もあったのだが、実際に経験するフェラチオの快感は想像以上のものだった。

 柔らかい舌が固い肉棒を舐めまわすたびに腰が震えてしまい、どこかうっとりした表情で舐めているポーレットを見ているだけで射精しそうになる。


「ちゅっ♡ ちゅるるううう♡ はぁ♡ おちんちん美味しいわ♡ ちゅっ♡ 硬くて反り返ってて、すごくいい形よ♡ ちゅるるう♡ れりゅううう♡」


 ポーレットは肉棒を褒めながら丁寧に舐めまわしていく。

 玉袋を手で優しく揉み解しながら亀頭や鈴口にも何度も舌を這わせていきカリ首も舌先で擦っていくと、肉棒が気持ちよさそうに震え始めた。


「ふふ、こんなに暴れさせて……エッチなおちんちんね♡ だけど気持ちよくなってくれるのは嬉しいわ♡ 私がもっと気持ちよくしてあげる♡」


 ポーレットは口を大きく開けると肉棒を根元まで咥えてしまった。

 そのまま口を窄めながら顔を動かして肉棒をしごき、舌も使って刺激を与えていく。

 ヌルヌルした感触が肉棒を包み込み、あっという間にカーチスは限界を迎えてしまう。


「わっ! ま、待って! もう出る――うっ!」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「んむううっ♡ んうううううううううううっ♡」


 ポーレットの口の中にドロッとした精液が流し込まれた。

 ここ最近は毎日ポーレットをオカズにオナニーをしていたというのに、凄まじい量と濃さの精液が放たれる。

 彼女はそれを一滴もこぼさないように飲み干しながら上目づかいでカーチスを見ると、彼は口元から涎を垂れ流して絶頂の余韻に浸っていた。


「と、止まらない――っ! ま、まだ出るぅ……ううっ!」


 カーチスは情けない声を漏らしながら放出を続けている。

 オナニーなどとは比較にならないほどの快楽に腰が抜けてしまっており、射精が終わると肉棒がどんどん小さくなっていった。


「ん……ちゅるるうううう……ちゅぽんっ♡ カーチス君のザーメン……ぷりぷりしていて美味しいわ♡ おちんちんは小さくなったけど……もう少し頑張ってみましょうか♡」

「な、何言って――うっ!」

「はむっ♡ ちゅるるうう♡ れろぉ♡ すぐに大きくしてあげるわね♡ じゅるるううう♡」


 ポーレットは射精して小さくなった肉棒を再び咥えて舐め始める。

 射精直後は敏感になり強い刺激は辛いのだが、彼女は優しく舐めまわしてくるのであまり辛さは感じない。

 小さくなった肉棒を舐められる快感は先ほどとは別物であり、カーチスの欲望に再び火がついて肉棒が大きくなっていく。


「ポーレットさん……! も、もっと舐めて! 僕のチンポをもっと――ううっ!」

「はむっ♡ ちゅるるうう♡ 私の口の中でどんどん大きくなっているわ♡ ちゅう♡ れりゅううう♡ なんだか興奮して来ちゃう♡」


 ポーレットの口の中でふにゃふにゃになっていた肉棒が硬度を増していく。

 完全に勃起させて、ちゅぽんっとわざと大きな音を立てながら肉棒から口を離すと、上目遣いでカーチスを見上げながら肉棒を手で扱く。


「おちんちんをもう一度大きくできてすごいわね♡ ご褒美にまた気持ちよくしてあげる♡ あ――んむっ♡ ちゅるるう♡ れりゅううう♡」


 ポーレットが勃起した肉棒をもう一度咥えると、先ほど射精させたときのように顔を動かして扱いていく。

 先ほど射精したのですぐに出てしまうことはなかったが、それでも気を抜くと出てしまいそうだ。


(ふふ、こんなに必死に我慢して可愛い♡)


 目を閉じて歯を食いしばりながら射精を我慢しているカーチスを見てポーレットもどんどん興奮していく。

 もっと気持ちよくしてあげたいという気持ちを込めて、愛情たっぷりの丁寧なフェラで奉仕を続ける。

 玉袋を指でつまんで中にあるタマをフニフニと指でつまむと、カーチスの肉棒がピクンっと大きく跳ねた。


「これが気持ちいいのね♡ ちゅるるうううう♡ おちんちんもタマタマも全部してあげるわ♡」

「す、すごい! チンポが全部気持ちいい! き、気持ちよすぎる……!」


 タマを刺激されるとカーチスはすさまじい勢いで精子が作られているのがわかる。

 フェラチオをもっと長く楽しみたいという気持ちと、もう一度精液をぶちまけたいという気持ちが合わさっておかしくなりそうだ。


「ちゅるるうう♡ じゅるるうう♡ どんどん固くなるわ♡ ちゅっ♡ 先走りも溢れて来ているから、もうすぐ出してしまうのね♡ ちゅるるうう♡」

「ま、まだ我慢できるし……!」

「もう……我慢なんてしなくていいのよ♡ 私の口の中にもう一度出して♡ カーチス君のぷりぷりのザーメンを飲ませてほしいの♡ ちゅっ♡ ねぇお願い♡ さっきみたいにかっこいい射精を見せて♡ ちゅるるう♡ カーチス君のすごい所をみたいのよ♡ れりゅううう♡」


 ポーレットが肉棒を咥えてラストスパートをかけていく。

 限界が近くなったカーチスは腰をグイグイと彼女の顔に押し付けて込みあがってきた射精感に身を任せる。


「じゅるるううう♡ れりゅううう♡ ちゅっ♡ 出して♡ カーチス君のザーメンを飲ませて♡ ちゅるるうううう♡」

「で、出るっ! ポーレットさんの口の中にもう一発――出るううっ!」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「んむうううううううううううっ♡」


 ポーレットの口の中に二度目の精液が流し込まれる。

 量も濃さも全く衰えておらず、むしろ一度目よりも粘度が高い精液をポーレットは嬉しそうに飲み干していく。


「くうう……だ、出してる! ポーレットさんの口に射精してる……! の、飲んで! 全部飲んで! の、飲め!」


 カーチスは極上の女に精液を飲ませるというオスのみに許された優越感に浸っていた。

 それと同時に自分の欲望を全て受け止めてくれるポーレットに対して安心感のようなものも覚えている。

 この女の前ではいくら醜い姿を見せても、怒ることなく受け入れてくれるという確信が生まれ始めていた。


「ん……ちゅぽんっ♡ はぁ……すごく沢山出たわね♡ 気持ちよかったかしら♡」


 精液を全てのみこんだポーレットが語り掛けてくるが、カーチスはまともに受け応えをする余裕すらなかった。

 先ほどは肉棒が小さくなってしまったのだが、今度は勃起したまま萎える気配がない。

 フェラチオはカーチスの予想をはるかに超えるほど気持ちよかったのだが、彼は次の行為に期待しすぎて萎えている暇などないのだ。


「二回も出したのに硬いまま……これならすぐに続きが出来そうね♡ 私がカーチス君を一人前の男の子にしてあげるわ♡」


 ポーレットが妖しく微笑みながらカーチスをベッドに寝かせた。

 射精の余韻が残っておりまだ夢見心地のカーチスは、自分に跨って騎乗位で挿入しようとしているポーレットをぼんやりと見上げている。

 聖母にも淫魔にも見える極上の女と初体験など未だに現実味がないが、本能的にポーレットを求めて体を起こすと、彼女のたわわに実った乳房に顔を埋めた。


「あんっ♡ 甘えん坊ね♡ それならこのまま入れてあげるわ♡」


 ポーレットはカーチスの頭を抱きしめて顔を胸に埋めさせると、騎乗位ではなく対面座位で挿入する体勢になった。


「それじゃあ入れるわね♡ ん――あんっ♡ 少しずつ入って――あああっ♡」


 腰を上げて亀頭を秘部に当てると、ゆっくりと体重をおろしていく。

 カーチスはポーレットの胸に顔を埋めたまま彼女の身体を抱きしめて、全身で柔らかさと温かさを味わいながら彼女の膣内に包まれていく。


「ふああっ♡ あと少し――んああああああっ♡」

「お……おっ! は、入った……うっ!」


 ポーレットがカーチスの肉棒を根元まで受け入れると、彼の口から情けない声が漏れてしまった。

 口が半開きのだらしない表情のまま彼女の胸に顔を埋めて、快楽のあまり身体が痙攣してしまっている。

 そんなカーチスを落ち着かせるようにポーレットは彼を抱きしめながら頭を撫でる。


「ふふ、全部入ったわ♡ 童貞卒業おめでとう♡ これでカーチス君も立派な男の子よ♡」

「はぁ……はぁ……ううっ! ほ、ほんとにセックスしてる……! ぼ、僕も一人前の男になったんだ……!」


 カーチスは童貞を卒業したことで先ほどまでの自分とは別人になった感覚に陥る。

 もっとポーレットの身体で気持ちよくなりたくて、顔を胸に埋めながら腰ゆすっていくと、ポーレットがおかしそうに微笑んだ。


「無理はしないで♡ 私が気持ちよくしてあげるわ♡ ん――あんっ♡ ふあっ♡ おちんちんかたぁい♡ ステキよカーチス君♡」


 ポーレットはカーチス君を抱きしめたまま対面座位で動き始める。

 女性の柔らかい身体に包まれながらのセックスが気持ちよすぎて、カーチスはますます強くポーレットを抱きしめて胸に顔を埋める。

 乳首に吸い付いて舌で舐っているのも、ポーレットを感じさせるためではなく本能的に行っているだけだ。


「あんっ♡ カーチス君ってば可愛いわね♡ 好きなだけおっぱいをチュパチュパしていいのよ♡ 私の身体できもちよくなってちょうだい♡」


 ポーレットは聖母のような笑みを浮かべながらカーチスの頭を撫でる。

 その安心感と快楽でカーチスは本格的におかしくなってしまいそうだった。

 ポーレットの膣内は肉棒に絡みついてきて、先ほど射精していなければすぐに射精してしまったと思うほど気持ちいい。

 自分が動かなくても彼女が動いてくれて気持ちよくしてくれるのも、年上のお姉さんが自分に尽くしていると思えて優越感を煽られる。

 旧市街のマドンナが一人の女になって自分に尽くしているという現実にたまらなく興奮してしまう。

 胸に顔を埋めて息苦しくなったカーチスが顔を上げると、目の前には聖母のようなポーレットの顔があった。


「はぁ……はぁ……ポーレットさん……!」

「ふふ、なにかしら――んむっ♡ ちゅっ♡ ちゅるるううう♡ キスがしたかったのね♡ いいわよ♡ 好きなだけ――ちゅるるうう♡ れりゅううう♡」


 ポーレットの唇を奪って舌も絡めていく。

 キスのせいで息苦しさは継続するがそれでもカーチスはキスを止めることはできない。

 瑞々しい唇の感触を堪能しながら淫らに舌を絡め合わせて、情熱的なキスでお互いの唾液を交換していく。


「ちゅっ♡ ちゅうう♡ キスが上手よカーチス君♡ ちゅっ♡ れろぉ♡ あんっ♡ おちんちんがまた固くなったわ♡ いつでも出していいから――ちゅうう♡ じゅるるうう♡」


 お互いに強く抱きしめあって情熱的なキスを交わしながらの対面座位。

 まるで恋人同士のような甘々なキスハメで、カーチスの我慢は限界を迎えようとしていた。

 肉棒が一回り大きくなって震え始めると、射精の前兆を感じ取ったポーレットもスパートをかけていく。


「も、もう駄目だ! で、出る……!」

「ちゅるるうう♡ れろぉ♡ 出して♡ このまま中に出してちょうだい♡ カーチス君の元気なザーメンを私の中に注いで♡ あああっ♡ ふああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「あああっ♡ で、出てる……んっ♡ あたたかいわ……♡」


 膣内でカーチスの欲望が弾けると、ポーレットが動きを止めてそれを受け止める。

 カーチスを抱きしめてキスをしながら膣を締め付けて、精液をどんどん搾り取っていく。

 今抱きしめているオスを気持ちよくしたいという一心で奉仕しているポーレットと違い、カーチスは半ば意識が飛んでいる状態で精液を放出していた。


「あ……あぁ……中出し……! 僕はポーレットさんに中出ししてるんだ……!」


 初めての中出しや極上のメスに種付けしているという優越感も合わさって射精はなかなか収まらない。

 絶対にこの女を孕ませなければいけないという使命感のようなものも込みあがってきて、腰をグイグイと押し付けながら射精を続けていく。


「ん……あんっ♡ ステキよカーチス君♡ このまま満足するまで――きゃっ♡」


 カーチスを抱きしめながら射精を受け止めていたポーレットがいきなり彼に押し倒されてしまう。

 対面座位から正常位になった事でカーチスに見下ろされる体勢になる。彼の目は血走っていて鼻息も荒く、オスの欲望が籠った目で見られてポーレットの子宮が疼き始めた。

 年下の男の子に情欲をぶつけられてゾクゾクしているポーレットの腰をカーチスが両手でがっちりと掴む


「カーチスく――んああっ♡ ふあああっ♡ ま、まって♡ いきなり激しい――ふあああああっ♡」


 カーチスが正常位で腰を打ち付けていくと、ポーレットの乳房が激しく揺れて乳首が曲線を描く。

 仰向けになっても綺麗な形を保っている巨乳が激しく揺れる光景にカーチスは釘付けになりながら、腰を振って膣内を蹂躙していく。


「あんっ♡ す、すごいわ♡ 三回も出したのに硬いまま――ふあああっ♡ カーチス君のおちんちんが私の中を擦ってる♡ おちんちんが暴れてるの♡ ふあああっ♡」

「こ、今度は僕が気持ちよくしてやるよ! ポーレットさんをイカセてやる!」


 カーチスはポーレットに覆いかぶさると、彼女の乳房を揉みしだいて乳首に吸い付く。

 唇で乳首を甘噛みすると、伸びるように引っ張って乳房の形をゆがめていく。

 最高のおもちゃを手にした気分になったカーチスは、ポーレットの胸を弄びながら彼女を喘がせていく。


「んああっ♡ ふあああっ♡ 胸をそんなにされたら――んっ♡ か、感じちゃう♡ カーチス君♡ もっと激しく動いて♡ おっぱいもイジメてぇ♡」

「そ、そんなに僕にイジメてほしいのかよ!」

「あんっ♡ ひああああっ♡ そ、そうよ♡ もっと激しくしてほしいの♡ カーチス君にイジメてほしいわ♡ もっと気持ちよくなってほしい――ふあああっ♡」

「そう言う事ならもっと相応しい格好があるよな……」

「ふあっ♡ あんっ♡ どういうこと――んっ♡ ど、どうして抜いてしまうの……♡」


 カーチスが突然ポーレットから肉棒を抜いてしまう。

 彼はポーレットを四つん這いにすると、彼女の尻を鷲掴みにしてもう一度挿入した。


「あ――ふあああああっ♡ こ、こんな犬みたいな恰好で――んあっ♡ あああっ♡」


 肉付きの良い安産型の尻に指を食い込ませて腰を何度も打ち付けていく。

 肉のぶつかり合う乾いた音が部屋に反響し、ポーレットの喘ぎ声と合わせてカーチスを興奮させていく。


「ふあああっ♡ こ、こんなの恥ずかしいわ♡ ああっ♡ で、でもカーチス君のおちんちんがまた大きくなってる♡ 興奮してるのがわかるの♡ んああああああっ♡」

「ポーレットさんだって恥ずかしいとか言いながら感じまくってるだろ! さっきよりも締め付けが強くなってるぞ!」

「あんっ♡ ひああああっ♡ そ、そうなの♡ 犬みたいな恰好でカーチス君に責められて興奮してるわ♡ あああっ♡ も、もっと激しく突いて♡ カーチス君のカッコいいところを私に見せて♡ ああああっ♡ んああああああっ♡」


 ポーレットのおねだりに応えるべくカーチスのピストンはどんどん激しくなっていく。

 腰を打ち付けるたびに彼女の巨乳が揺れているのが背後からもわかり、もっと揺れるように念じながらカーチスが腰を振る。

 女に欲望をぶつけるというオスにのみ許された行為を覚えてしまったカーチスは、ポーレットの身体を使って気持ちよくなることしか考えられない。

 そして自分の身体に夢中になっているカーチスに責められてポーレットも興奮していく。

 先ほどまで童貞だったカーチスが必死になって腰を打ち付けている姿にゾクゾクしてしまい、先ほどのセックスよりも遥かに快感を感じていた。

 カーチスはポーレットに覆いかぶさって抱きしめると、彼女の乳房を揉みしだきながらラストスパートをかけていく。


「ひああっ♡ か、感じるっ♡ おっぱいをそんなに強く揉まれたら――ふあっ♡ い、イッちゃうわ♡ カーチス君♡ んああっ♡」

「イカせてやる! もう一度中出ししてイカせてやる! うっ! も、もう出る……!」

「あんっ♡ 出して♡ カーチス君のザーメンを中に出して♡ ふあああっ♡ も、もうダメ♡ 私も限界――ああああっ♡ イッちゃう♡ イクううううっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「あああああっ♡ ふああああああああっ♡」


 子宮に精液が入って来る感覚を味わいながらポーレットが絶頂した。

 若い男の欲望を受け止めて全身にメスの悦びが広がり、うっとりした表情で射精を受け止める。


「ポーレットさん! まだ出る! 出るううっ!」


 カーチスはポーレットの胸を潰すほど強く揉みしだいて指を食い込ませながら、腰を彼女の尻に密着させて精液の放出を続けていく。

 口を半開きにして涎をたらしながら固形物のような精液が尿道を通っていく感覚に浸っていた。

 ポーレットがシーツをギュッと握りしめながら精液を受け止めていると、どぴゅっと特別濃い精液を出してようやく射精が終わる。


「はぁ……♡ はぁ……♡ ん……はあぁぁ♡」


 四つん這いだったポーレットがベッドにうつぶせになる。寝バックの体勢になっても二人が繋がったままなのは、カーチスが放心状態で動けなくなっているからだ。

 カーチスの体重で押しつぶされそうな態勢なのだが、その重さが心地よいのでポーレットはそのままでいた。

 二人はそのまましばらくの間動くことなく、セックスの余韻を堪能するのだった。



「お待たせしました。ご注文の料理です」

「ありがとうポーレットさん」


 今日もポーレットはモンマルトで働いており、ローマンの元に料理を運んできた。

 少し前まではモンマルトで深酒をしていたローマンだったが、今日は全く酒を飲んでいない。

 それどころかボックス席に座っており、妻のゾーラと息子のカーチスも一緒だった。


「まぁ、美味しそうね。カーチスもたくさん食べなさい」

「わかってるって。ったく、いくらなんでもはしゃぎすぎだよ」


 カーチスがぶつぶつと文句を言いながら料理を口にするが、その表情はどことなく嬉しそうだ。


「ふふ、みなさんご機嫌ですね」

「ええ。カーチスがアラミスに受かったお祝いに来たんです」

「まぁ……それはおめでとうございます」

「ちょ、ちょっと母さん! そんなのわざわざ言うなって」


 数か月前までは確執があったカーチスたちだったが、裏解決屋に依頼したおかげでそれもすっかりなくなった。

 そしてカーチスは改めて自分の意志でアラミス合格を目指して勉学に励み、見事合格という結果を勝ち取ったのだ。

 ゾーラとローマンも大喜びであり、今日は家族で合格祝いの食事に来たらしい。


「本当におめでとうカーチス君。勉強を頑張っていたものね」

「まぁ僕にかかれば当然だっての……」


 まるで自分のことのように喜ぶポーレットを前にしてカーチスが照れてしまう。


「それじゃあ……私からも何かお祝いをしたいわね……♡」


 そう口にするポーレットはゾクゾクするほど熱烈な視線をカーチスに向けていた。

 ゾーラとローマンはそのことに気付いていないが、カーチスは彼女の目を見てお祝いに期待してしまう。

 ポーレットとはあれからも何度か関係を持っている。勉強で行き詰った時などにリフレッシュさせてくれるので、ポーレットとのセックスもアラミス合格に一役買ったと言っても過言ではない。


「おーい、ポーレット。追加で注文を頼む」

「はい、すぐに伺いますね」


 常連客のロビンソンに呼ばれてポーレットが離れていくが、カーチスは彼女の方をチラチラと見ながら食事を続けるのだった。

 三人が食事を終えると会計を済ませたのだが、帰ろうとしたカーチスは会計をビクトルが行っている事に気付く。

 ご褒美を期待している彼は次にポーレットと会う約束を決めておきたいのだが、ポーレットの姿はどこにも見えない。

 普段なら店の前まで見送ってくれるはずなので、少し寂しい気持ちのまま店を出て帰ろうとしたカーチスの耳に、ガレージの方からポーレットの声が聞こえてきた。

 ローマンとゾーラに気付かれないように二人から離れると、カーチスはガレージに向けて駆け出していく。


「ポーレットさ――」


 ガレージの前には予想通りポーレットがいた。

 しかし、彼女は一人ではなかったのだ。

 先ほどまで店で食事をしていたロビンソンと抱き合ってキスをしているのをカーチスは目撃してしまう。

 ポーレットは声をかけられてカーチスの存在に気付くと、キスを中断してカーチスに笑いかけてくる。


「あら、カーチス君。もう食べ終わったのね。お祝いの予定を決めたかったから丁度良かったわ」

「なんだポーレット。また新しい男に手を出したのか?」


 ロビンソンがニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべながらポーレットの腰を抱き寄せると、もう一度彼女に唇を重ねる。


「ちゅっ♡ れろぉ♡ ま、まってくださいロビンソンさん♡ ちゅう♡ カーチス君に見られてます――ちゅっ♡」

「別にいいだろ? ハリーやマークの前でキスしたことだってあるんだからな。ったく、気に入った男ができるとすぐにセックスしちまうなんて、旧市街のマドンナはとんだ淫乱だな。この前はハック祖父さんとやってただろ? ロックスミス前大統領のお気に入りはここの料理じゃなくてポーレットだって噂は本当なのか?」

「ひ、秘密です♡」

「へへ……ガキや祖父さんのチンポじゃ物足りないだろ? 満足できなかったらオレがいつでも相手してやるからな」


 そう言ってロビンソンはキスをやめるとポーレットを解放する。

 そして呆然としているカーチスの肩を叩くと帰ってしまった。


「ポ、ポーレットさん……今のって……」

「ふふ……バレちゃったわね。実はハリー君たちやロビンソンさんみたいな常連の人達とも、カーチス君と同じようなことをしてるのよ。あ、ロックスミスさんについてはノーコメントよ♡」


 妖しく微笑むポーレットからカーチスは目を離せない。


「ねぇ、カーチス君。こんな私で良かったらこれからも仲良くしてちょうだいね♡」


 自分以外の男とも関係を持っているのはショックだが、ポーレットのような極上の女に誘われて断れる男はいないだろう。

 カーチスも同じだ。他の男と関係を持っていると知ってもなおポーレットとセックスしたいと思っているのだから。

 二人は抱きしめあってキスをしながら、合格祝いを行う日を決めるのだった。



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