知らぬ間に、比企谷小町は奪われている。
Added 2023-12-17 12:04:18 +0000 UTC休日の比企谷家の朝。
時刻は7時であり、起きたばかりの比企谷小町はリビングに向かっていた。
「ふぁ……今日は何しようかな……」
目をこすりながら歩く彼女がリビングに入ると、そこにはすでに先客がいる。
自分の兄である比企谷八幡である。
「おはようお兄ちゃん」
「おはよう。まずは顔でも洗ってきたらどうだ?」
「喉が渇いてたんだもん……そっちはもう顔洗ったみたいだね」
八幡は顔を洗っているどころか朝食も済ませているようだ。
少し前の八幡ならば休日は惰眠を貪っているか、起きてもソファに寝転んでゲームをしているかのどちらかだろう。
しかし今の八幡は明らかに出かける準備までも済ませている。
「今日は雪乃さんとデートなんだっけ?」
「ちょっと二人で一緒に出かけるだけだ」
「それをデートって言うんです~」
八幡はデートという言葉を使うのが照れくさいらしい。こういうひねくれた部分は変わっていない。
(はぁ……それにしても、待ち合わせは11時だって言ってたのに、もう準備を終わらせてるんだ……どれだけ楽しみにしてるんだろ)
小町は内心でため息をついていた。
八幡が三年に進学してしばらくたち、彼は雪乃と交際を続けている。
はじめの頃は恋人とは思えなかった二人だが、今は無自覚にイチャラブや惚気が多発しているのだ。
(妹としては喜ぶべきだよね。兄の恋愛を応援するって小町的にポイント高いし……)
八幡と雪乃が上手くいったことは嬉しいのだが、今の八幡に対して小町は少し寂しさを覚えてしまっている。
「小町は今日家にいるのか?」
「そのつもり」
「休日なんだから家にこもってないで出かけてきたらどうだ?」
「む……お兄ちゃんだって少し前まではそんな感じだったでしょ。もうはやくデートに行っちゃいなよ」
面白くない気分のまま小町はリビングを出て行った。
顔を洗って部屋に引っ込むと、もう一度ベッドにダイブして枕に顔を埋める。
「はぁ……出かけるにしても一人じゃ面白くもなんともないよ……」
以前ならば兄を無理矢理にでも買い物に付き合わせることができたが、今はそれもできなくなってしまった。
面白くない気分のまま時間だけが過ぎていき、八幡がデートに向かっても小町は部屋に引きこもっていた。
だが八幡に言われたからというわけではないが、このまま休日をつぶすのはもったいないと思い始める。
「お兄ちゃんの言うとおりにするのはちょっと癪だけど……出かけようっと」
ベッドから起き上がると小町は支度を整えて家を出たのだが、そもそも用事などないし買いたいものなども存在しない。
「外に出たのは良いけど、よく考えれば欲しい物なんてないんだよね……」
それでも家にいるよりは有意義かもしれないので、とにかく適当にブラブラして買いたいものが出来たら買おうと思いながら歩いていると……
「あれ……小町ちゃん?」
「え?」
突然声をかけられて小町が振り返ると、そこには見覚えのあるイケメンが立っていた。
兄である八幡と同じ高校に通い、3年生でも同じクラスになった葉山隼人だ。
小町も同じ高校に入学してから何度か顔を合わせたことがある。
(葉山さん……だよね。ちゃん付けされるほど親しくなった覚えはないんだけど……)
友好的な笑みを浮かべながら葉山が近づいてくる。
挨拶をしないのも後輩としてどうかと思い、小町も笑顔を作りながら葉山に近寄っていく。
「こんにちは葉山さん」
「小町ちゃん。こんなところで会うなんて奇遇だね。買い物か何かかな?」
「えっと……そんなところですねー」
葉山を警戒しながらも小町は笑顔を崩さない。
「ふーん。比企谷は一緒じゃないのか? 確か妹さんの事を可愛がっていたから、買い物するなら荷物持ちくらいは付き合いそうだけどな」
「っ! 兄は……今頃可愛い彼女さんと楽しんでるんじゃないですかね」
小町の笑顔が崩れると同時に、葉山の顔色も少し変わった。
八幡と雪乃が付き合っている事は葉山も知っているので、デートをしていることも隠す必要はないだろう。
「そうだったのか……彼女が出来れば小町ちゃんみたいな良くできた妹との時間も減ってしまうのか……」
「よ、良くできた妹って……そんなことないですよぉ」
「はは、謙遜しなくていいよ。俺は小町ちゃんとはあまり話したことはないけど、少し見ただけでも兄想いの妹なんだってことくらいはわかる。それに雪ノ下さんや結衣も同じような事を言っていたしね。君がいてくれなかったら、間違いなく比企谷は今以上にひねくれていたそうだよ。比企谷も小町ちゃんをほっとくだけじゃなくて、今日付き合えなかったお詫びとかもするんじゃないかな」
「そ、そうですか? 兄にそんな気を回す余裕があるとは思えないですけどね……」
立て続けに褒められて思わず小町の顔が赤くなる。
雪乃と結衣も確かにそう言いそうだし、八幡が今度買い物にでも付き合ってくれたら嬉しい。
「そうだ。もしよかったら少し付き合ってくれないかな? 少し喉が渇いたから、喫茶店に入って休もうと思ってたんだ。何か予定はある?」
「いえ、予定はないですが……」
「良かった。それじゃあ行こうか」
「は、はい……」
あれやこれやという間に葉山と喫茶店に行くことになってしまった。
警戒していたはずなのにどうしてこんなことになってしまったのか、彼女自身にもわからない。
(まいったなぁ……少しだけ付き合ってさっさと別れよう)
それこそ兄と一緒ならばまだ良かったかもしれないが、葉山と一緒に喫茶店に入っても嬉しくもなんともない。
葉山はイケメンであり女子生徒からの人気も高いとはいえ、小町は彼に好意を抱いているわけではないからだ。
むしろ気まずさしか感じないので、本当は今すぐにでも逃げ出したい気分だ。
流石にそれは失礼なので我慢した小町が葉山に連れてこられたのは、入ったこともないようなおしゃれな喫茶店だった。
(うわ……こんなところ来たことない)
八幡ならばサイゼにでも入ったのだろうが、ここはチェーン店でもない喫茶店だ。
店内は落ち着いた雰囲気であり趣味のいいところだと思うのだが、小町一人では敷居が高すぎて絶対に入れないだろう。
少しだけ自分が大人のような事をしている気持ちになりつつも、小町は葉山と共に席につく。
「付き合ってもらったお礼になんでも奢るから、好きなものを頼んでいいよ」
「え、えっと……」
メニューを渡されても中々選べない。
書かれている内容がわからないというわけではないのに、いつも兄などと使う店とは雰囲気も何もかもが違い過ぎて頭に入ってこないのだ。
戸惑っていると葉山が「俺のおススメでいいかな?」と聞いてきたので、消えそうな声で「お願いします……」と言って注文を済ませる。
「ほんとうにすいません。こういうおしゃれなお店はあまり馴染みがなくて……」
「店とかは関係なくて、俺が一緒に居るからじゃないかな。あまり話したことのない上級生がそばにいるんだから、緊張してしまうのは無理もないよ。無理矢理付き合わせてごめんな」
「い、いえ。そんなことはないですよ。小町もすることがなかったですし、葉山さんが悪いわけじゃありません」
申し訳なさそうな顔になった葉山に小町が罪悪感を覚えてしまい慌ててフォローするが、実際は使い慣れない店と葉山と共にいることが半々くらいだろう。
「そう言ってもらえると嬉しいよ。比企谷の妹の小町ちゃんとは、ずっと前から色々と話してみたかったんだ」
「小町は面白い話なんて何もできませんよ?」
「こうして一緒に居て話をしているだけで俺はすごく楽しいけどね」
笑顔で嬉しいことを言われてしまい、思わず小町がドキッとしてしまう。
こういうことはひねくれている兄は絶対に言ってくれないし、自分に好意を持っているであろう大志は論外だからだ。
「あのー……クラスでの兄ってどんな感じなんですか?」
「比企谷は――」
この二人の話題となると必然的に八幡の事になる。
クラスでの八幡の事は小町が唯一気になる話題だったので、彼女がそれを切り出すのは自然な事だろう。
そこから小町は葉山から兄の事を聞き、時間を忘れるほど葉山との会話に夢中になることになった。
元々店内は落ち着いた雰囲気であり、小町の緊張も少しずつ解れていったのだ。
それと同時に、葉山に対する警戒心も少しずつ消えていく。
八幡の話題から奉仕部の話題になり、注文が届くとコーヒーとケーキの話題に変わっていく。
この店のコーヒーとケーキはチェーン店とは比べ物にならないほど美味であり、小町は葉山の勧めもあって二つ目のケーキも注文することになった。
元々小町は人当たりがきついタイプではなく、葉山も人当たりがいいタイプなので、打ち解けるのもあまり時間はかからなかったのだ。
葉山との会話は小町が感じていた寂しさを紛らわせてくれるには十分であり、警戒しながら作っていた作り笑いもいつしか本当の笑顔に変わっていく。
気が付けば一時間ほど時間がたっており会話の内容は再び八幡の話題になっていた。
より正確には、八幡に彼女が出来たことにより、少し寂しさを感じてしまうという事を小町は葉山に話してしまったのだ。
「そうか……今日も雪ノ下さんと出かけてるんだったな」
「そうですねぇ。あ、二人に上手くいってほしいって気持ちはもちろん本物ですよ?」
この事を誰かに話すのは初めてであり、小町自身もどうして葉山にこんなことを話してしまったのか理解できていない。
寂しいという気持ちを埋めてくれた葉山は小町の心の隙間にあっさりと入ってきてしまい、つい誰にも言ってなかったことまで話してしまったのだ。
「比企谷の雪ノ下さんを大切にしたいって気持ちもわかるんだけどな……だからって小町ちゃんみたいな可愛い妹に寂しい思いをさせるのは……」
「いやー……仕方がないことだと思いますけどね。その内慣れると思います」
「そうかもしれないけど、慣れるまで小町ちゃんは辛い思いをするだろう? 俺だったらそんな気持ちにはさせないのに……」
「は、葉山さん? 何を言ってるんですか?」
いつの間にか葉山の目が真剣なものに変わっており、小町は思わずドキッとしてしまった。
「やっぱり小町ちゃんの寂しいって気持ちに比企谷ももう少し気が付いてやるべきだよ」
「そうして貰えたら嬉しいですけど、うちの兄はそういうの気が付きませんからね……」
「小町ちゃんが奉仕部を存続させて比企谷たちの居場所を作ったようなものじゃないか。ゆっくり話せて確信を持てたけど、君は本当に兄想いの素敵な妹さんだ」
「ちょ、ちょっと葉山さん。そういうのやめてくださいってば。そんな風に褒められるのは慣れてないんです……」
正確には家族以外の男性に褒められるのが慣れていない。
新鮮な気持ちになって嬉しいという感情も込みあがってくる。
「やっぱりあれですかね。恋人ができると色々と変わっちゃうもんなんですかねー」
「……それなら小町ちゃんも試してみる?」
「え?」
「小町ちゃんさえよかったら、この後恋人同士のすることを経験してみないか? 寂しさを忘れる手伝いをさせてほしいんだ」
とんでもない提案をされて、思わず小町はポカンとしてしまった。
「葉山さん? い、いきなり何を――」
「俺は本気だよ。小町ちゃんの寂しさを埋めてあげたいんだ。君みたいな良い子が辛そうにしてるのを放っておけないからね」
「っ! ……辛そうに……見えましたか?」
「ああ。本当は小町ちゃんが辛そうにしてたから思わず声をかけてしまったんだ。比企谷が雪ノ下さんと付き合ってるのは知っていたから、寂しいんだってこともすぐに想像がついたよ」
自分の寂しさに気が付いてくれたことを嬉しく思い、それと同時に本当に葉山は自分の寂しさを埋めてくれるのだろうかと期待もしてしまう。
一時間前の小町ならばこんなことは絶対に考えなかっただろう。だが喫茶店での葉山との時間は、彼への警戒心を薄めるには十分すぎる時間だった。
「比企谷は今頃雪ノ下さんと楽しんでいるのに、小町ちゃんが寂しい思いをしているのは嫌だからさ」
八幡が雪乃と楽しんでいる。
恋人同士なのだからそういうことをするのは当たり前だ。八幡や雪乃からはまだキスをしたり一線を越えたとは聞いていないが、黙っているだけでとっくに超えてしまっていてもおかしくない。
寂しさから絆されてしまい、自分を寂しくさせた兄への当てつけという気持ちもあり、自分の寂しさに気が付いてくれた葉山ならいいかなと思い始めていた。
少し敷居の高い喫茶店に入ったように、小町はもう一つ敷居を超えてみたいと、もう少しだけ大人になってみたいという気持ちも込みあがってくる。
「は、はい……寂しさを忘れさせてほしいです……」
気が付けば小町はそう返事をしていた。
二人はすぐに席を立ち、葉山が会計を済ませて喫茶店を後にするのだった。
◇
ラブホテルというものに入るのは当然小町は初めてであり、受付などは全て葉山任せだった。
彼が部屋を選んで中に入ると、これから本当にセックスをしてしまうんだという実感が込み上げてくる。
その気持ちはシャワーを浴びる時、タオルを巻いてシャワーから上がった時、そして葉山がシャワーを浴びているのを待っている時と、その時が近づくにつれて大きくなってくる。
(ど、どうしよう。なんだか怖くなって来ちゃった……でもここまで来てやっぱりなしっていうのも……)
寂しさに絆されたとはいえ勢いでここに来てしまった感じはある。もしかすると葉山ならばいやだと言えばやめてくれるかもしれないが、それはあまりにも申し訳ない。
身体にタオルを巻いたままでベッドの隅にちょこんと腰かけていた小町は、シャワーの音が止んだことで身体をビクッと震わせた。
しばらくして股間にタオルを巻いただけの葉山が姿を現すと、思わず上半身を凝視してしまう。
(すごい身体……お兄ちゃんとはぜんぜん違う……)
恥ずかしさを感じながらも、小町は八幡よりも筋肉が付いた男らしい身体から目が離せない。
男らしさの違いを感じていると、葉山が小町の隣に腰かけた。
「小町ちゃん。裸を見てもいいかな?」
「っ! は、はい……」
反射的に返事をしてしまうと、葉山はすぐに小町のタオルを解いてしまった。
一枚の布に隠されていた裸体が露わになる。
「綺麗だね」
「そ、そんなことないですよ……」
小町の身体は女性らしさがまだあまりないので、がっかりされるかという不安もあったのだが、彼女の不安を葉山が吹き飛ばした。
「あ、あの……キスだけはしないでもらえますか?」
「ああ、わかったよ。それと小町ちゃんは魅力的だから俺としては最後までしたいけど、途中でやめたくなったら正直に言ってくれ」
「は……はい」
魅力的と言われて小町の頬が赤く染まると、そのまま彼女はベッドに押し倒されてた。
もちろん緊張で身体はガチガチに固まっており、恐怖と羞恥心で目をギュッと閉じてしまっている。
そんな彼女を葉山は冷静に観察していた。
(思っていたよりも楽にホテルに連れ込めたな。だけどここからが本番だ……しくじらないようにしないとな)
八幡の妹が生まれたままの姿で自分に抱かれるのを待っている。
このシチュエーションに葉山は内心ほくそ笑んでいた。
八幡と雪乃は恋人同士になり、惚気ていたのは八幡だけではなく雪乃も同じだった。
そんな雪乃を見て葉山は八幡に嫉妬してしまった。そして八幡に負けたくないと思っている葉山は、彼に目に物を見せてやりたくなったのだ。
それ故に、八幡の周りの女性陣を全て自分の女にして男としての格付けをはっきりさせることにした。
自分の方が優秀なオスだと証明するために、まずは小町に目をつけて口説くと、こうしてホテルに連れ込んだのだ。
しかしここで無理矢理抱いてしまっては意味がないので、葉山は一度自分を落ち着ける。
初めて女を抱く童貞なら本能のままに女の身体を求めるのだろうが、家でのハニトラ対策で女性経験が豊富な葉山なら自分を落ち着けることなどたやすい。
「それじゃあ触るよ」
「は、はい……んっ!」
小町の許可を経て葉山が彼女の胸に触れていく。
膨らみのあまりない乳房に優しく指を沈み込ませていき、表面を撫でるように優しく触れていく。
「痛くないかな?」
「は、はい……んっ! でも――気持ちいい感じはしないです……はぁ。く、くすぐったい……あっ!」
「最初はそんなものだよ。無理はしないで焦らずにじっくりと慣らしていこう」
「ありがとうございます……」
葉山の優しい言葉に小町は少しだけ緊張がほぐれた。
男に身体を触られているというこの状況はまだ現実味がなく、夢なのではないかと疑ってしまう。
しかし葉山の手が現実なのだと教えてくる。
(こ、小町……ほんとに男の人に触られてる……お、お兄ちゃん……)
恐怖が込み上げてくる小町は内心で八幡の事を考えてしまうのだが、葉山が優しく乳首に触れたことで身体を震わせた。
「んっ!」
「ここも少しずつ触っていくよ」
「あ――ふあっ! な、舐めちゃ――あんっ! あああっ!」
葉山は乳輪をじっくりと舐めながら、舌先を硬くして乳首を突いていく。
右手で胸を揉みながら、左手では小町の全身を撫でていく。
肩や首元、腹や太ももなどを優しく撫でられるにつれて、小町は安心感のようなものを覚え始めていた。
「はぁ……はぁ……んっ! 葉山さぁん……♡」
小町の声が甘さを帯びた瞬間を葉山は逃がさずに、小町の股間を念入りに撫で始めた。
そのままゆっくりと秘部に近づけていくと、とうとう秘部に指が触れてしまう。
「ひあっ! そ、そこは――んっ!」
「まだあまり濡れてないみたいだな。準備はしっかりとするから安心してくれ」
「は、はい……♡」
小町は自分の身体がセックスをする準備を着実に進めている事を理解していた。
乳房を揉まれながら乳首をしゃぶられて、首元や頬も舐め上げられる。
その度に背筋にゾクゾクしたものが走り、股間をもじもじとさせてしまう。
息がだんだんと荒くなると葉山の指が秘部に入っていて、小町の目が大きく見開いた。
「あ――ふあっ! ま、待って――んあああっ♡ ひああああっ♡」
「さっきよりも濡れてるから大丈夫だよ。ほら、指が一本でもだいぶきついから、しっかりとほぐしておかないとね」
「あんっ♡ ふあっ♡ で、でも――んっ♡ ふああっ♡ 乳首も一緒になんてっ♡ ふああああっ♡」
秘部に指を入れられた瞬間から、小町の身体に一気に快感が駆け巡った。
(な、なにこれ♡ あんっ♡ 自分でするよりもすごく気持ちいい♡ 葉山さんの指――太いっ♡ すごいよぉっ♡)
小町もオナニーくらいはしたことがあるが、その時よりも遥かに気持ちいいのだ。
自分よりも逞しくゴツゴツした男性の手で身体をまさぐられ、太くて長い指で秘部をかき回される。
事前に身体の硬さも解されていたこともあり、小町の身体が一気に快感を覚え始めている。
「ああっ♡ 葉山さん♡ んっ♡ すごい♡ こんなの知りません♡ いきなり気持ちよくなって――ふあっ♡ ああああっ♡」
「かなり濡れてきてるな。入れる前に一度イっておこうか。ほら、そのまま快楽に身を委ねるんだ」
「あんっ♡ ふあああっ♡ イ、イクっ♡ イッちゃいます♡ ふあああっ♡ ひああああああああっ♡」
ビクンっと体が大きく跳ねて小町が絶頂した。
口をパクパクさせながら何も考えられなくなり、葉山の指が秘部から抜かれると全身から力が抜けてしまう。
「はぁ……♡ はぁ……♡ こ、こんなの初めて……♡ 葉山さん、上手なんですね……♡」
「小町ちゃんが感じやすいんだよ。それじゃあそろそろいいかな?」
「っ♡ は、はい……♡ ちょっと怖いですけど――え?」
とうとう本番という事で小町が体を起こすが、その瞬間に彼女はパンツを脱いだ葉山の肉棒を見てしまった。
歪な形をしている太くて長い肉棒を見た瞬間に、彼女の頭が真っ白になってしまう。
(な、なにあれ? え? お、おちんちん? だ、だってお兄ちゃんやお父さんと全然違う……)
幼い頃に兄や父のモノを見たことくらいはあるが、葉山は二人と比べものにならないほど大きい。
見たときは小さかったので八幡と比べものにならないのはまだわかるが、父と比べてもはるかに大きいのだ。
間違いなく年齢など関係ないのだろう。八幡が今の葉山と同じ大きさだとも全く思えない。
生まれながらに決まっているオスとしての優劣。葉山と八幡のオスとしての格の違いを小町は理解してしまった。
そんな小町をよそに葉山は手慣れた手つきでコンドームを装着する。
「小町ちゃん。足を開いて――どうしたんだ?」
「いえ……お、大きすぎませんか? そんなの入るわけないですよ……小さい頃に見た家族のとは比較にならない大きさですし……」
「大丈夫。小町ちゃん立派な女なんだからちゃんと入るよ」
立派な女と言われて嬉しく思いながら、小町が葉山の言うとおりに足を開く。
葉山も八幡とは比較にならないほど大きいと言われて優越感を覚えながら、正常位で挿入する体勢になった。
とうとう小町の処女を、八幡の妹の処女を奪える。
興奮のあまりはち切れんばかりに勃起している肉棒の先端が、小町の秘部に押し当てられる。
「それじゃあ入れるぞ。小町ちゃんの処女を貰うからな」
「はい、貰って下さい♡ それと、初めてなので……優しくしてくださいね♡」
小町が一度言って見たかった台詞を口にした瞬間に、葉山が腰を進め始めた。
「あ――んぎっ♡ は、入って――ふあっ♡ い、痛いっ♡ ああああっ♡」
めりっと鈍い音がして小町の中に肉棒が入って来る。
焼けた鉄の棒でも入れられているような感覚で、激痛のあまり身体が裂けてしまいそうなのに、声色はどこか甘さを帯びている。
目を閉じてシーツを握りながら必死に痛みに耐える小町の表情を見て、葉山がますます興奮してしまう。
「やっぱりきついな……でも少しずつ入っていくぞ」
「あんっ♡ ふあああっ♡ い、痛いっ♡ 熱くて硬いのが入って――ふああああああああああっ♡」
ブチっと何かが切れる音がして、小町の最奥まで肉棒がねじ込まれた。
秘部から破瓜の証が流れているが、小町はそれを気にする余裕もない。
痛みと同時に大切なものを失ったような感覚、そして自分が別の存在に生まれ変わったかのような不思議な感覚もある。
激痛に耐えながら小町が目を開くと、そこには葉山の顔があった。
「奥まで入ったな……小町ちゃん。よく頑張ったね」
「あ――♡ えへへ……ありがとうございます」
葉山に優しく頭を撫でられ、小町が思わず微笑んでしまった。
「んっ♡ す、すごく大きい――あんっ♡ 小町の中でビクビク震えてます♡」
「小町ちゃんの中が気持ちいいからね。まだ痛いかもしれないけど、ゆっくりと動かしてみようか。それと小町ちゃんにはこっちのほうがいいかな」
葉山は小町の身体を起こすと、正常位から対面座位に体位を変更した。
そのまま彼女の身体をゆするようにして優しく腰を使い始める。
「んひっ♡ ふああっ♡ 小町の中でおちんちんが暴れて――んっ♡ ひあっ♡」
「このくらいなら大丈夫かな?」
「は、はい――んっ♡ ああああっ♡」
正直に言えばまだ痛みはあるのだが、小町自身もっと先に進んでみたいという気持ちがあった。
そして葉山を気持ちよくしてあげたいという思いも込みあがってくる。
葉山は小町の身体を壊さないように優しい動きを心掛ける。
彼女の身体を抱きしめて背中や尻を撫でまわしながら、じっくりと膣内をほぐしていく。
(比企谷の妹を奪うだけで満足だったが……締まりは悪くないな。反応もいいし、抱けば抱くほど具合が良くなるだろう)
小町は美少女の部類だが身体はまだ未成熟なので、セックスが楽しめるかは不安だったのだが、実際に抱いてみると想像以上に具合がいい。
これで処女なのだから今後が非常に楽しみな逸材だ。
小町の顔を見ながら腰を使っていると、彼女が顔を赤くして目をそらしてしまう。
「ふあっ♡ ひあああっ♡ は、葉山さん♡ じっくり見ないでくださいよ♡ んっ♡ あんっ♡」
「ああ、ごめんね。感じてる小町ちゃんの顔が可愛いから見てしまうんだよ。本当はキスしながらしたいんだけど……駄目か?」
「っ♡ そ、それはちょっと――んっ♡ ふあああっ♡ や、やっぱり恥ずかしいです♡ 顔を見ないでください♡」
「それじゃあ少し体位を変えてみようか。四つん這いになってくれ」
キスを拒否されても葉山は苛立ちを顔に出さずに、一度小町から肉棒を抜いてしまった。
(わぁ……本当にあんなのが入ってたんだ……♡)
規格外ともいえる巨根には愛液と破瓜の血がついている。
自分が女になったのだと自覚しながら小町は葉山の言葉に従って四つん這いになった。
「こ、こうですか?」
「ああ。これなら小町ちゃんの顔が見えないから、存分に感じていいからな」
「存分にって――ふあっ♡ また入って――んああああああああああっ♡」
葉山が小町の尻をがっちりと掴んで再び挿入すると、彼女の背筋がピンっと伸びて大きくのけぞった。
そのまま対面座位の時よりも激しく腰を打ち付ける。
肉のぶつかり合う音と結合部の水音、そして自分自身の喘ぎ声が響き渡り、小町は恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になっていた。
「ふあああっ♡ ひあああっ♡ 葉山さんっ♡ 激しいです♡ んっ♡ 小町の身体壊れちゃいます♡ ふあっ♡ ひあああっ♡」
「でも痛みはないだろう? 小町ちゃんが俺を受け入れてくれてる証拠だよ。身体の相性がいいのかもしれないな」
「そ、そんなこと――ふあああっ♡ ひあああっ♡」
葉山が小町の身体を起こすと、両手で乳房を揉みしだきながらスパートをかけた。
小さなふくらみの柔らかさを掌で感じつつ、小町のうなじにキスの雨を降らせていく。
「ああっ♡ すごいっ♡ 気持ちいいです♡ ふあああっ♡ 小町初めてなのにっ♡ 葉山さんの大きなおちんちんを入れられて気持ちよくなってる♡ ああああっ♡」
痛みはまだかすかに残っているが、それを遥かに上回る快楽に小町は襲われていた。
甘い痺れが膣から全身に広がり、自慰行為では得られなかった絶頂感がすぐそばまで来ている事を感じ取る。
「そろそろ出そうだ。小町ちゃんも好きなタイミングでイっていいからな」
「は、はい♡ あんっ♡ イ、イッちゃう♡ イッちゃいます♡ イクううううううっ♡」
小町の全身にかつてないほどの快楽が弾けて絶頂した。
それと同時に膣がキュッと締まって、葉山にも限界が訪れる。
「う……出る……っ!」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「ふああああっ♡ 熱いのが広がってる♡ ふああっ♡ んああああああっ♡」
小町は膣内に熱いものが広がっているのがはっきりとわかった。
おそらくは子宮の中でゴムが広がっているのだろう。感じたことのない多幸感と微かな物足りなさを覚えながら、うっとりした表情で絶頂の余韻に浸る。
「く……搾り取られる……小町ちゃんのここは本当に名器だな……!」
腰をグイグイと押し付けながら葉山が気持ちよく精液を出し切った。
同時に小町の身体を離すと、彼女はバランスを崩してベッドに倒れこんでしまう。
「あ……んひっ♡」
ちゅぽんっと音を立てて肉棒が抜ける。
興奮していたことと小町の具合がよかったことから、葉山の想像以上に大量の精液が出ていた。
「はぁ……♡ はぁ……♡ す、すごかったぁ……♡」
「すごいな……こんなに出たのか」
小町はぐったりしたまま動けなくなっていたが、葉山は手早くゴムを外すとそれを小町に見せつける。
「こ、これが精子……こんなに出るんだ……♡」
「小町ちゃんの身体が気持ちよすぎていつもよりたくさん出たみたいだ」
「そ、そうですか……♡」
小町がゴムを手に取って掌に乗せる。
ずっしりとした重さと熱さを感じて、指で突いてみると液体というよりは固形物のように感じられた。
使用済みのコンドームを見ている小町は、葉山が新しいコンドームを付けたことに気が付いていない。
「小町ちゃん。そろそろ二回戦を始めよう」
「……え? お、男の人って一回出したら――ひっ♡ ま、また大きくなってる♡」
葉山のモノは射精したばかりなのに勃起しており、それを見ていると小町の身体が疼き始める。
とても気持ちよかったはずなのにもっと気持ちよくなりたいという欲求が込み上げて来て抑えきれない。
「ほら、もう一度入れるよ」
「はい――よろしくお願いします♡ あんっ♡ ふああああっ♡」
再び葉山の肉棒が挿入されると、部屋に小町の喘ぎ声が響くのだった。
◇
「はぁ……♡ はぁ……♡ 葉山さぁん……こ、小町……壊れちゃいますよぉ♡」
二人のセックスが始まってから数時間が経過していたが、二人は休憩をはさみながらセックスを続けていた。
ベッドには使用済みのコンドームが5個も散乱しており、ベッドに仰向けになって休んでいる小町の胸に向かって、葉山が6個目の使用済みコンドームを投げ捨てた。
コンドームの中の精液の量は一切衰えておらず、ゴム越しなのに火傷しそうな熱さを感じてしまう。
「はい。また延長でお願いします」
受付から時間の連絡が来たのだが、葉山が延長すると答えている。
(小町……まだ葉山さんに抱かれちゃうんだ……♡)
何度も抱かれたのにもっと抱いてもらえることを小町は嬉しく感じてしまう。
葉山がベッドに戻ってくると小町の身体が疼き始めたのだが、彼がなぜか残念そうな顔になる。
「あ……もうゴムがなくなってしまったか。残念だけどここまでだな」
「……え? な、なくなっちゃったんですか?」
「ああ。こんなにできるなんて自分でも驚きだよ。小町ちゃんの身体は本当にすごいな……」
コンドームが無くなったのだからこれで終わり。
葉山の言っている事はわかるのだが、小町の身体の疼きは収まらない。
まだ満足していないと小町の身体が叫んでいる。
「二人で交互にシャワーを浴びて時間まで休んでから帰ろうか」
「……その……は、葉山さんもまだ足りないですよね? ですから……外で出してくれるなら、してもいいですよ――きゃっ♡」
葉山が少しだけ乱暴に小町に覆いかぶさる。
勃起したままの肉棒が秘部に当てられると、小町は先ほど比較にならない熱さに身を震わせた。
「小町ちゃんにそんなことを言われたらもう我慢できないよ?」
「は、はいっ♡ 来てくださ――あっ♡ ふあ――ああああっ♡ な、なにこれ――っ♡」
薄いゴムが無くなっただけだというのに、先ほどの肉棒とは何もかもが違っていた。
熱さも硬さも、そして形までも別物に感じてしまう。
少しだけ乱暴な感じがするのも強く求められているという感じがして嬉しく思えてしまう。
「ああああっ♡ 奥まで――んああああああっ♡」
小町は肉棒を挿入されただけで軽くイってしまった。
葉山はそんな小町を休ませようとはしないで、ベッドに拳を突いて体重をかけながら彼女の膣内を蹂躙していく。
「ふあああっ♡ ひあああっ♡ す、すごい♡ 全然違います♡ んっ♡ 葉山さぁん♡ 気持ちよすぎて――ひあああっ♡」
「俺も直接小町ちゃんと繋がれて嬉しいよ。もっと激しくしてもいいかな?」
「はい♡ 好きに動いてください♡ 葉山さんになら何されても気持ちいいです♡ ふあっ♡ ひあああっ♡」
葉山はさらに体重をかけるように腰を打ち付け、ベッドのスプリングの勢いも利用して小町を屈服させていく。
カリ首の深い部分で膣内をガリガリと削られていく感覚を堪能しながら、小町は自分の身体が作り替えられていくのを感じていた。
「あん♡ すごいっ♡ ホントにすごいのっ♡ 小町の身体が葉山さん専用に作り替えられてるっ♡ ふあああっ♡」
「俺専用になってもいいからな。比企谷の事なんて忘れさせてやる」
「忘れさせてください♡ んっ♡ 小町の身体を葉山さんの――ひあああっ♡ は、隼人さんのものにしてください♡ んああっ♡ ひあああっ♡」
葉山ではなく隼人と呼んでしまった。
小町は腰を打ち付けられるたびに葉山隼人という存在が刻み込まれていくのを感じながら、途方もない快楽に溺れてしまう。
もはや彼女に寂しさなどなく、自分に女の悦びを教えてくれた葉山に夢中になっていた。
蕩けきった表情の小町が葉山と目が合う。死んだ魚のような八幡の目とは全く違い、自分を求めるオスの目をしている葉山と見つめ合うとドキドキしてしまう。
(あああっ♡ す、すごい♡ やっぱりかっこいい♡ お兄ちゃんと全然違う♡)
恥ずかしさのあまり目を逸らすと、小町は膣内で肉棒が一回り大きくなって震え始めたのを感じた。
射精の前兆を感じ取った小町は、自然と足を葉山の腰に絡めてしまう。
「小町ちゃん。そろそろ出そうだ。抜かないとまずいぞ?」
「い、いやっ♡ 中に出してください♡ このまま隼人さんの熱いのを下さいっ♡」
「でも妊娠したらまずいだろう?」
「お願いします♡ 隼人さんのが欲しいんです♡ あんっ♡ 隼人さぁん♡」
「わかった……俺も本当は小町ちゃんの中に思い切り出したかったんだ」
葉山が内心ほくそ笑みながら屈曲位に移行すると、全体重をかけて小町を押しつぶす。
「ほら、もっと手足を絡めて……そう、上手だ」
「隼人さん♡ キスしてください♡ キスしたいよぉ♡」
「キスは駄目なんだろう?」
「イ、イジワル♡ もう小町からしちゃいますからね♡ ん――ちゅ♡ ちゅっ♡ ちゅ――んむっ♡ れりゅううう♡ じゅるるううう♡」
キスだけは勘弁してほしいという言葉も小町は自分から破ってしまう。
手足を葉山に絡めてだいしゅきホールドでしがみ付き、彼が舌を入れてくるとそれに応えるように絡め合わせる。
お互いの唾液を交換し合うようなキスをしながら、二人同時に絶頂に向けて駆け上がっていく。
「出すぞ小町ちゃん。俺の全部を受け止めろ……!」
「ちゅっ♡ れりゅうう♡ はい♡ 受け止めます♡ 小町もイッちゃう♡ じゅるるうう♡ ひああっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「ふあああああっ♡ 熱いのがいっぱい出てるっ♡ イクっ♡ んあああああああああああっ♡」
子宮に熱いものを注がれながら小町が絶頂した。
葉山のキスをしながら全体重をかけた種付けプレスをだいしゅきホールドで受け止めて、葉山隼人というオスを全身で受け入れていく。
身も心も葉山に染まっていく感覚、そしてかつてないほどの快楽と多幸感に小町は溺れていく。
「ちゅるるるうう♡ じゅるるうう♡ 隼人さんっ♡ ちゅうう♡ 好きっ♡ 大好きです♡ 隼人さぁん♡ ふあああああっ♡」
葉山に愛を囁きながら小町が何度も絶頂する。
そんな彼女に腰をグイグイと押し付けながら葉山も思う存分精液を放出する。
八幡の妹を自分のモノにしたという実感は彼を興奮させて、今までで一番濃い精液が大量に放たれた。
やがてどぴゅっと特別濃い精液を放って射精が終わると、ぶるっと小町の身体が震えた。
ねっとりとした唾液の糸を作りながら二人の唇が離れて、葉山が小町から肉棒を抜く。
「あ――ふあっ♡ はぁ……♡ はぁ……♡ こ、こんなにたくさん……♡」
小町の秘部からごぽっと大量の精液が膣からあふれてきた。
妊娠してしまうかもしてないという怖さはほとんど感じておらず、むしろ葉山にたくさん射精してもらえたことに悦びを感じてしまう。
「小町ちゃん。俺のを舐めてくれるか?」
そう言って葉山が愛液と精液まみれの肉棒を見せつけてくる。
葉山も肉棒は勃起していなくても太くて長いので小町はうっとりと見つめてしまうが、我に返って言われた通りに舐め始めた。
「ん――ちゅ♡ れりゅう♡ じゅるるうう♡ はぁ……♡ はぁ……♡ 変な味ですね……ちゅるるうう♡」
「嫌だったかな?」
「れろぉ♡ 嫌じゃありません♡ 小町を気持ちよくしてくれた素敵なおちんちんですからねー♡」
「お掃除フェラまでちゃんとしてくれるなんて、小町ちゃんは本当に良い子だな。もっと裏側も……タマの部分も丁寧にね」
葉山の指示通りに小町は裏筋やタマまで丁寧に舌を這わせていく。
カリ首の深い部分を舌先を硬くしてなぞり、鈴口にも優しく舌を這わせる。
嫌な顔一つしないでお掃除フェラをこなす小町の頭を葉山が優しく撫でると、彼女はますますフェラにのめり込んだ。
「ん――ちゅるるうううう……ちゅぽんっ♡ はぁ♡ 綺麗にできました♡」
「ありがとう小町ちゃん」
「えへへー♡ で、でも流石に疲れちゃいました♡」
尿道に残った塊のような精液も残さずに吸い取ってお掃除フェラを終えると、小町はベッドに座っている葉山に寄り添う。
彼の腕を抱いて甘えるようにすりよると、葉山が優しく小町の頭を撫でた。
「ん……隼人さぁん♡」
「気持ちよかったよ小町ちゃん」
「小町もです♡ 隼人さんのおかげで最高の初体験でした♡」
「やっと名前で呼んでくれたか。それに俺の事を好きって言ってくれたよな?」
「も、もう♡ 恥ずかしいからそこには触れないでくださいよぉ♡ ふふ、それにしても隼人さんって本当に頼りがいがありますよね♡ あの……今日会ったばかりの時に、少し小町は感じ悪かったかもです……ごめんなさい」
「気にしてないって。俺は寂しそうだった小町ちゃんをほっとけなかっただけだ。寂しさは埋まったみたいだな」
「……はい♡ 隼人さんのおかげです♡」
小町が安心しきった幸せそうな表情で目を閉じると、葉山に寄り添って彼の体温を感じる。
(はぁ……お兄ちゃんに撫でられるよりも安心するなぁ♡ ふふ、お兄ちゃんの言う通り出かけて良かったなー。たまには役に立つ時があるから憎めないんだよね)
出かけろと言ってくれた兄に感謝しているが、小町の心は葉山で満たされている。
15年一緒に居た八幡との愛着を、葉山は数時間で追い越してしまったのだ。
そして幸せそうに自分に身体を預けている小町を見て、葉山も彼女が完全に堕ちたことを確信する。
(もう完全に俺の事しか考えられなくなっているな……悪いな比企谷。お前の大事な妹は俺が貰ったぞ)
八幡が非常に可愛がっていた小町を自分のものにできた優越感に葉山は浸っている。
手こずるかと思ったが一日で口説き落とせた。こんなことは八幡にはできるはずがないので、これだけでも男としての格付けは本来済んでいる。
だが葉山は満足しない。八幡の身の回りの女を全て落とすと決めた彼は、優越感に浸りながらも次の標的の事を考えるのだった。
◇
「小町の奴……遅いな」
雪ノ下雪乃とのデートを終えた八幡は家に帰ってきていたのだが、少しだけ気になることがあった。
それは妹の小町がまだ帰ってきていない事だ。
どうやら出かけたらしいのだが日が暮れても帰ってこない。時刻はもう8時を回っているのでそろそろ心配になってきている。
連絡をしてみようかとも思ったのだが、過保護だと思われるのも嫌なので迷っていると……
「ただいまー」
玄関から声が聞こえて小町が帰ってきた。
八幡はホッとしながらソファから体を起こすと、コーヒーでも淹れてやろうかと思い立ち上がる。
「あ、お兄ちゃん。もう帰ってきてたんだ」
「ああ、おかえり――」
リビングに入ってきた小町を見た瞬間に、八幡は思わず言葉を失った。
その理由は入ってきた小町がまるで別人のように思えてしまったからだ。
(こ、小町……だよな?)
改めて見ると間違いなく小町なのだが、一瞬だけ今朝見た小町とは全くの別人に思えてしまったのだ。
可愛い妹だったのに、今はどことなく大人の女の色気を醸し出しているような気がする。
兄である自分よりも遥かに大人っぽくなっているという表現がふさわしいのかもしれない。
「? どうしたの? じっと見てなんか気持ち悪いよ」
どうやら小町をじっくりと見つめてしまっていたようだ。
「い、いや。コーヒーでも飲むか?」
「うーん……いらない」
そう言うなり小町はソファに座ってスマホを弄り始めたので、八幡は自分のコーヒーの用意を始めた。
(やっぱり特にかわってないだろうし俺の気のせいか……)
八幡は小町に違和感を覚えつつも、今日彼女に何が起きたのかは気が付くことはできない。
首を傾げながらコーヒーを淹れる八幡とは裏腹に、小町はご機嫌な顔でスマホを操作していた。
(家につきました。今日は本当に楽しかったです……っと)
小町と葉山は連絡先も交換したので、小町は家についたことを葉山に報告しているのだ。
葉山は家まで送ってくれると言ったのだが、兄に見つかると面倒なので小町は断った。
別れ際にしたキスも忘れられずに、指で唇をなぞってその時の感触を思い出す。
(えへへ♡ 隼人さんほんとにすごかったなぁ♡ 結局あの後また延長しちゃったし、一緒にお風呂に入ってる時も襲われちゃった♡ 雪乃さんや結衣さんと比べると子供っぽいけど、小町も女としてそんなに捨てたもんじゃないのかなぁ♡)
お腹を撫でながら子宮にたっぷりと注がれた精液を感じる。
中に出されすぎて子宮が内側からみっちりと拡張されているような感覚であり、歩くだけでタプンっと波打ってしまう。
子宮で葉山の精子が元気に泳いでいるのも感じ取れて、女としての悦びを感じてしまう。
(次はいつ隼人さんと会えるんだろ……♡ 今日は沢山してもらったから、今度は小町が沢山してあげたいな♡ ネットとかで勉強しなくちゃ……♡ それで終わったらまた甘えさせてもらおうっと♡)
小町は注がれた精液を感じて葉山に抱かれたことを思い出しながら、次の葉山とのデートを楽しみに思うのだった。