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ティータとエリカが選んだ男

 トールズ士官学院・第Ⅱ分校の卒業が迫っていたティータ・ラッセルは、突然母親であるエリカ・ラッセルに呼び出された。

 理由を聞いても教えてもらえずに一度戻ってくるようにとして言ってくれない。

 もしかするとまた自分を連れ戻そうとしているのだろうかと思ったが、そんなことをしなくても卒業したらリベールに帰るのでそれは考えにくい。

 なぜかリィンやトワに強く勧められたこともあり、ティータは母親の指示に従って一度故郷のツァイスに帰ることにした。


「ティータ! 会いたかったわ!」

「わわっ、お母さん!?」


 飛行船から降りた瞬間にエリカに抱きしめられる。

 いつも通り……いや、いつもよりも強い力で抱きしめられて苦しさを感じるが、ティータもエリカに抱きしめられると帰ってきたのだと実感がわく。


「それでお母さん。どうしていきなり帰ってこいなんて言ったの?」


 しかし、結局のところエリカがどうして自分を呼び出したのかは全くわからないので改めて訪ねてみるが、エリカはティータの手を引いて歩き出した。


「その理由はすぐにわかるわ。とにかくついて来なさい」

「ええっ!? ま、待ってよ~!」


 ものすごい力でエリカが引っ張るのでティータは抵抗できない。

 急いできたのでティータはまだ第Ⅱ分校の制服のままであり荷物も置いていないのだが、いくら何でも慌て過ぎではないだろうか。

 もしかすると何かすごい研究でも始めるのだろうか。それに協力してほしいという事なら自分の力がエリカに認められたようで嬉しい。

 エリカはティータの手を引っ張ってZCFに向かう。

 懐かしい顔も見えるが挨拶をする暇もなく手を引かれて歩き続ける。


「もう、お母さん。そんなに引っ張らなくても――あれ? こんなところあったっけ?」


 見覚えのない廊下を歩いている事に気が付いてティータが首をかしげる。

 帰って来るのは久しぶりと言っても幼いころからここで過ごしているので、そんな自分が見覚えがないというのはあまりにも不自然だ。


「ああ、ここは最近増設された区画なのよ。完成したのは最近らしいからティータが知らないのも無理はないわね。レンちゃんが主導で増設したらしいわ」

「そうだったんだ。レンちゃんからは何も聞いてなかったから知らなかったよ」


 リベールに来たのだから親友であるレンに会いたいし、家族やエステル達、何よりもアガットに会いに行きたい。


「あれ? らしいってどういうこと?」

「本当にいつの間にできていたのかしらね。レンちゃんや博士の暗示はたいしたものだわ……」

「え? お、お母さん?」


 まるで自分が知らない間に増設されたような物言い。それにレンだけではなく博士や暗示とはいったい何のことなのか。

 それを聞こうとしたティータだったが、エリカは扉の前で歩みを止める。


「ついたわティータ。中に入るわよ」

「う、うん……」


 何か嫌な予感がするがきっと気のせいだろうと思いながらティータが部屋に入る。

 そこには大きなモニターが存在しており、白衣を着た男性が椅子に座っていた。


(誰だろう……ZCFの人なら分かるはずだけど――!)


 椅子が回転してその男性がこちらを向いた瞬間にティータは思わず自分の目を疑った。

 椅子に座っていた初老の男性はかつて一度だけ会ったことがある男。

 クロスベル再事変の時に母親のエリカをさらって模倣擬体を作った身喰らう蛇の使徒第六柱。

 F・ノバルティス博士だったのだ。


「久しぶりだねぇ。また会えて嬉しいよ」


 立ち上がった博士がいやらしい笑みを浮かべると、ティータが恐怖のあまり背筋が凍る。

 いったいどうしてこんなところに博士がいるのか。まさかまたエリカを攫いに来たのだろうか。

 戦おうにも武器もオーバルギアも存在しない。けれどエリカを守らなくてはいけない。


「博士♡」


 そんなティータの想いを踏みにじるようにエリカは博士に駆け出していく。

 そして博士に抱き着くと、まるで甘えるように彼の胸に頬をこすりつけた。


「……え?」

「博士♡ 言われた通りにティータを差し出すわ♡ だから早く調整して♡ この逞しいペニスで私の事を壊れるくらいに激しく犯してください♡」


 右手で博士の股間を撫でながら媚びを売るエリカを見て、ティータの思考が上手く働かなくなった。

 母親はいったい何をしているのか全く理解できないのだ。


「お、お母さん? その人は前にお母さんを攫って……け、結社の使徒で……わたしを差し出すって……どういうこと?」

「なんだ、説明していなかったのかね? 仕方がない。私の方から説明しようじゃないか」


 やれやれといった表情の博士だったが、エリカは彼に跪いてズボンのチャックを下ろして彼の肉棒を露出させる。


「ひっ……!?」


 あまりにも大きくてグロテスクなそれを見てティータが思わず悲鳴を漏らす。

 そんな彼女とは裏腹にうっとりした表情になったエリカは、それを口でしゃぶり始めた。


「ちゅっ♡ れりゅうう♡ 博士のチンポ♡ ちゅうう♡ これが欲しかったのよ♡ れろぉ♡ じゅるるううう♡」

「おかあ……さん……」

「全く、相変わらずすぐに私のモノに夢中になる女だ。さて、話の途中だったね。クロスベル再事変の時に、私がエリカたちに協力を頼んだのを覚えているかな?」


 協力と言えば聞こえがいいが、実際はエリカとセイランド教授をさらっただけだ。

 そして病院の患者やティータの安全と引き換えに自分の手伝いをさせた。


「実はあの時にエリカたちをじっくりと調整してね。そのおかげで快く私に協力してもらったんだよ」

「ちょ、調整……」

「見てもらったほうがいいね」


 博士が手に持っているリモコンを操作すると、備え付けられていたモニターに映像が映る。


『んおおおおっ♡ チンポっ♡ 博士のチンポ気持ちいい♡ ふおおおっ♡ んあああああああああっ♡』


 そこに映ったのはティータの見たことがないエリカの姿だった。

 彼女は生まれたままの姿になっており、ノバルティス博士に後背位で犯されている。


「う……そ……」


 ティータはまだ現実味がない。今目の前でエリカがやっていることも、モニターの中のエリカも全て夢なのではないかと思ってしまう。

 この部屋に入ってからまだ数分だというのに、それほどまでに信じられないことが起きている。


「喜んでいるのがわかるだろう?」

「れりゅう♡ じゅるるうう♡ 最高でした博士♡ 優秀なオスに調整をしてもらえるなんてメスとして光栄です♡ ちゅるるう♡」

『んひいいいっ♡ て、手伝います♡ 私の知識を博士の研究に役立ててください♡ んおおおっ♡ 調整もいつでも受けます♡ 性欲処理も♡ ふああああっ♡』


 今度はエリカが博士に跨って騎乗位で腰を振っている。

 涎をまき散らしてはしたなく喘いている女性が自分の母親だなんて信じたくはない。

 中に出されている母。博士に抱き着いて情熱的にキスをしている母。尻穴に入れられて狂ったように乱れる母。口の中に放尿されて幸せそうにしている母。

 ティータが見たくなかったエリカがそこに映っていた。

 映像を呆然と見ていると、エリカが裸で博士に土下座している。


『私のようなガバガバの中古マンコを調整していただきありがとうございます♡』

『謙遜することはない。十分に楽しめたさ。それで、研究の方も手伝ってくれるのだろう?』

『もちろんです♡ どんな研究でも手伝います♡ 人体実験でも何でもします♡』


 人のために研究を行っていた母がそう言ったのを聞いて、ティータの中で何かが壊れる音がした。

 モニターが真っ暗になる。目の前の母は今も博士の肉棒を幸せそうにしゃぶっている。


「とまぁこのように快く協力をしてもらったという事さ。ところが困ったことが起きてねぇ。私としてはエリカだけではなくZCFの秘蔵っ子である君も欲しかったんだ。才能は言わずもがなずいぶんと調整のし甲斐がある身体をしているからねぇ

「ひ……!」

「だが……エリカに君を差し出すように言ったら断られてしまったんだよ」


 自分を差し出すのを拒否したということを聞きティータに微かに希望が生まれる。

 母親はあんな目にあっても自分を守ろうとしてくれたのだと。


「そこで私はエリカを調整した記憶を封じたんだ。だから彼女はずっと病院の患者や君の安全と引き換えに私に協力したと思い込んでいた。そしてつい最近エリカにその時の記憶を戻したんだよ」

「な、何のために……」

「私は記憶を取り戻したエリカにこう言った。私に協力をしてくれるのならば……正確には私に調整してほしければ君の娘を差し出せとね。エリカはどうしたかわかるだろう?」

「う、うそ……そんなの……」


 エリカはティータを呼び出した理由を教えてくれなかった。

 ただ早く帰ってこいとしか言われていない。

 想像したくはないし嘘だと思いたいが、目の前の光景がティータが想像してしまったことが正しいと言っている。


「記憶を封じられている間に溜まりに溜まった欲望は、愛娘を簡単に私に差し出すほどになっていたようだ」


 尊敬する母に、大好きな母に売られてしまった。

 それがティータがリベールに呼び出された理由。


「れろぉ♡ じゅるるううう♡ 博士も人が悪いわよね♡ ちゅっ♡ 私をもう少し調整すれば、あの場でティータを差し出してたのにこんなに焦らすなんて♡ ちゅるるううう♡」

「お、お母さん……嘘だよね? 嘘だって言ってよ! お母さんが結社にわたしを差し出すなんて信じない! 絶対に信じないんだから!」

「違うのよティータ♡ ちゅう♡ これはあなたのためなの♡ れりゅううう……ちゅぽんっ♡ ほら、これを見なさい♡」


 今までエリカがずっとしゃぶっていた博士の肉棒から口を離すと、改めてティータはそれを見せつけられることになった。

 それがあまりにも禍々しい形で非常にグロテスクな見た目をしている。

 子供の腕くらいはあるのではないかと思ってしまうほど太くて大きく、あんなものをエリカが根元まで咥えていたなど信じられない。

 恐怖が引き立てられるのに、ティータはなぜかその肉棒から目を離すことができずに、ごくりと唾を飲み込んでしまった。


「これが優秀なオスの象徴よ♡ 私はダンや赤毛なんかよりもステキな人がここにいるってティータにわかってほしいだけなの♡ 全ての女は博士のモノになるのが一番の幸せなのよ♡」

「そ、そんなわけ……ないよ……」


 なぜか強く否定することができない。

 エリカは服のボタンをはだけて乳房を露出させると、博士が背後からエリカを抱きしめて生胸を揉みしだく。

 そしてうなじに舌を這わせて頬も舐め上げると、エリカが幸せそうな表情になって甘い吐息を漏らした。


「んっ♡ 博士♡ 早く入れてください♡ ティータに博士が偉大なオスだってことを教えてあげて♡ ふあっ♡ ああああっ♡ んあああああああああっ♡」


 博士がエリカのスカートをめくり、ショーツをずらすと根元まで挿入する。

 よほど博士に犯されることを待ちわびていたのか、エリカは口をパクパクさせて甘イキしているようだ。

 そのまま彼女を抱きしめたままの背面立位で、博士はゆっくりと動き始める。


「んひいいいっ♡ こ、これよ♡ これがずっとほしかったの♡ あんっ♡ 博士のチンポ♡ あああっ♡ 調整されたことを思い出してからずっと頭から離れなかったのよ♡ んううっ♡ ふああああっ♡」

「熟れた肉体を調整できるかと思っていたのだが、君はあまり経験がなかったのかな?」

「ああんっ♡ け、研究で忙しくて夜の生活はあまりなかったのよ♡ んっ♡ ティータを産んでからはさらに減って――ひああああああっ♡」


 博士がエリカの乳首を両方とも引っ張って胸を伸ばしながら、耳を甘噛みして子宮口をグリグリと突き上げる。

 愛液がぼたぼたと床に垂れてきて、それを見ているティータの身体もだんだんと熱くなってしまう。

 生まれて初めて見る他人の性行為。それに自分の母親のを見ることになるなど思ってもいなかった。

 ずっとエリカの事を見てきたはずなのに、自分の知らない顔で幸せそうに博士に抱かれている光景が今でも信じられない。


「おかあ……さん……」

「んあああっ♡ もっと奥を突いて♡ んあっ♡ ダンの小さいチンポじゃ届かなかったところを博士の極太チンポでイジメて♡ んあああっ♡ や、やっぱりすごいわ♡ こんなの絶対に気持ちよくなっちゃう♡ メスなら誰でも博士の事を好きになっちゃいます♡ ふああああっ♡」


 ティータが母を呼んでも彼女は気が付くことはなく、博士に膣内を蹂躙されて悦んでいるだけだ。

 博士はエリカの乳房に指を食い込ませながら乱暴に揉みしだき、顔を横に向かせて唇を奪った。

 舌を差し込んで彼女の口の中を隅々まで舐めまわしていくと同時に、唇の柔らかさも堪能していく。


「れりゅう♡ 博士♡ 愛してるわ♡ 好き♡ 好きぃ♡ ダンなんか博士に比べたらオスとして失格よ♡ 女を悦ばせることもできない情けない男♡ んちゅうう♡ れりゅううう♡ 私の目を覚まさせてくれてありがとうございます♡ ちゅう♡ 好きよ博士♡ あああああっ♡」


 情熱的なキスを交わしながら博士にさらに情熱的に愛の言葉を囁いていく。

 かつては他の男と愛を誓って子供まで産んだ女を、身も心も自分の好みに調整していく快感に博士は大きな優越感に浸っていた。

 久しぶりに調整を行っているというのに膣の中は博士の肉棒にぴったりの形であり、記憶はなくても体は主の事をしっかりと覚えていたのがわかる。


「私の調整を受けてから夫には抱かれなかったのかい?」

「あああっ♡ 何回かしたけど全然気持ちよくなかったわ♡ んっ♡ ダンの粗チンじゃ私を気持ちよくできないのよ♡ 博士の逞しいチンポじゃないとダメぇ♡ ふああっ♡ んううっ♡ ごめんねダン♡ あなたの事は好きだったけど、博士の女にしてもらう悦びを知っちゃったらもう無理♡ あなたじゃ満足できないのよ♡ あああっ♡ んあああああああああっ♡」


 大好きな父親を侮辱しながらはしたなく喘ぐ母親を見て、ティータはその場にぺたんとへたり込んでしまった。

 もう何も考えられなくなり呆然として二人のセックスを眺めている。

 自分を博士に売ったことで手に入れた快楽を貪る母を見ていると、自然とティータの頬から涙が零れ落ちてしまった。


「んひいいっ♡ 出して博士♡ 博士の優秀な遺伝子を私に下さい♡ あああっ♡ 子宮がパンパンになってお腹が膨らむまで出して♡ ふああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んあああっ♡ 熱いのが出てる♡ 世界で一番優秀な遺伝子が注がれてる♡ ふおっ♡ んおおおおおおっ♡」


 子宮に精液をぶちまけられてエリカが絶頂する。

 びゅるびゅると注がれるそれが子宮に溜まっていく感覚を堪能していると、全身にメスの悦びが広がっていくのがわかる。

 娘を売って手に入れた最高に幸せな時間にうっとりした表情で浸り、博士にも気持ちよく出し切ってもらおうと膣が収縮している。

 やがてどぴゅっと特別濃い精液を出して博士の射精が収まった。


「おっ♡ ……ふおおっ♡ ……んおっ♡」


 下品な声を漏らしてエリカは放心状態になっており、博士が身体を離すと床に倒れこんでしまった。

 肉棒も抜けて膣からは大量の精液が溢れており、そのままうつぶせでピクピク震えて動かなくなる。

 だらしない表情で、なのにティータが見たこともないほどに幸せそうな表情で快楽の余韻に浸っているように見えた。


「ふぅ……なかなか楽しめたが……次は未調整の身体を楽しむとしようか」

「ひっ……こ、来ないでください……!」


 博士が次の獲物に狙いを定めるが、ティータはまともに動くことができなくなっていた。

 目の前で起こった出来事のショックが大きすぎて身体が上手く動かずに、へたり込んだまま後ずさりをするのが限界だ。


「い、いやぁ! 助けてお母さん! アガットさ――いやああああああっ!」


 そんな彼女が博士から逃げきれるはずもなく、ティータはあっさりと博士に押し倒されてしまう。

 様々な修羅場をくぐってきた彼女だったが下卑た笑みを浮かべた老人に押し倒されるなど初めてのことであり、今まで感じたことのない恐怖がこみあげてくる。


「そんなに怖がらなくていい。レンにも頼まれていることだし君は特別優しく調整してあげようじゃないか」

「レ、レンちゃん……?」

「レンもとっくに私の女だ。彼女から私の方が優秀なオスだと教えてやるようにと頼まれているんだよ」

「そ、そんな……あぁ……」


 エリカだけではなくレンまで博士の手に落ちてしまっていた。

 目の前で起きたことやこの新しい区画がレンの主導で作られたという話を思い出すと、それが真実なのだとわかってしまう。


「いや……アガットさん……助けてぇ……っ!」


 ティータはもうアガットの名前を弱々しく発することしかできなくなっていた。

 そんな彼女の反応を楽しみながら博士はティータの制服を脱がせていく。

 ボタンを外して制服の前をはだけると、まだ男に触れられたことのない新品の肌が姿を現した。

 男性に肌を見られるなど当然ティータにとっては未経験の事であり、恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になる。

 初心な反応はどこまでも博士を昂らせて、彼も辛抱できなくなりティータのふくらみを両手で触れた。


「ひ……あぁ……っ!」


 老人のカサついた指が少女の滑らかな肌を撫でまわす。

 嫌悪感と恐怖で気が狂ってしまいそうなティータだったが、心の中でアガットの名前を叫び続けてじっと耐えていた。

 エリカを乱暴に扱っていたにもかかわらず博士の手つきは意外にも優しいものであり、痛みなどは一切感じない。

 それが逆に恐怖を引き立ててしまっている。


「んっ! んぅ……! んあっ! やめてください……やめてよぉ……!」

「未調整の肌というのたまらないねぇ。レンよりは身体が成熟していないみたいだが、調整してどのような変化が生まれるのかが楽しみだよ」

「そんなの知らないです……んっ!」


 ティータの小さなふくらみに博士が何度も指を食い込ませる。

 レンほど大きくはないのだがティータの胸にもしっかりとした柔らかさがあり、強弱をつけてじっくりと揉みしだいていく。

 恐怖心によって体が震えてしまっていることに加えて汗もかいており、そのせいで肌に触れているだけでしっとりと掌に吸い付いてくるようだ。


「もう許してください……んっ! な、なにを――あんっ! そ、そんなとこ舐めないでください! いやあああっ!」


 乳房を揉んでいた博士だったが、今度はティータの乳首にしゃぶりついた。

 舌で何度も乳首を転がして、乳輪を何度も舌でなぞっていく。

 乳房も唾液でマーキングするのように舐めまわしながら、ティータの服を全て脱がせていく。


「あああっ! な、なんですかこれ! あっ! なんだか変な感じが――んっ! ふあああっ!」


 ティータの背筋にゾクゾクしたものが走り始めていた。

 それが何なのか本当は自分でも答えが出ているはずなのだが認めたくはない。


「おや? もう感じ始めているのかな?」

「ち、ちが――ふあああああああああああっ♡」


 乳首に軽く歯を立てられてティータの身体がビクンっと大きく跳ねた。

 ピリッとした痛みを感じた瞬間に自分でも否定できないほどの快楽を感じてしまったのだ。

 博士の手つきはまるで恋人に愛撫を行うようなそれであり、嫌悪感と恐怖心は全く消えていないにも関わらず快感も感じてしまっていた。

 ティータの身体が愛撫を受け入れ始めていることに博士は当然気が付く。

 すでに服を脱がせてティータの上半身は裸になっており、腹部から乳房、そしてうなじにかけてじっくりと舌で舐め上げる。

 そして乳首を指でつまみ胸を引っ張りながら、ティータの脇をぴちゃぴちゃと音を立てて舐め始めた。


「んひいいいっ♡ ど、どこを舐めているんですか♡ あんっ♡ そんなところをペロペロしないでください♡ ふあああっ♡ 胸も引っ張らないで♡ 伸びちゃう♡ 伸びちゃいますからぁ♡ あああっ♡ ひあああっ♡」

「そう言いながらも君の身体は悦んでいるじゃないか。素直になりたまえ。私の調整は本当に嫌なのかな?」

「んんっ♡ あんっ♡ ア、アガットさん♡ アガットさ――んあああああっ♡」


 嫌だと言いたかったはずなのに言葉にできない。

 博士はスカートをショーツとまとめてずりさげると、とうとうティータはソックスだけの姿になってしまう。

 秘部に指を一本入れるとティータの全身が硬直して、秘部は侵入を拒むようにきつく締めつけてきた。


「ひっ♡ そこはだめぇ♡ んっ♡ やめてください♡ ああっ♡ な、なんでこんなに――んっ♡ ふあああっ♡」


 キツイ膣をほぐすように優しく博士が指を動かしていく。

 たったそれだけで魔法でもかけられたかのように簡単にティータの全身から力が抜けていった。

 まるで心とは裏腹に自分の身体が博士を迎え入れる準備を進めているかのようだ。


「ほーら、君のここは素直じゃないか。私のモノを受け入れたくてヒクヒクしているよ」

「そんなの嘘です♡ んっ♡ んひいいっ♡ わたしはあなたなんて――あっ♡ ああああっ♡ いやああっ♡ こわい♡ こわいよぉ♡ ふああああっ♡」


 怖いというのは嘘ではない。

 今も背筋が凍るような恐怖を感じているし、老人に触れられる嫌悪感もどんどん大きくなる。

 だというのにそれに比例して快感もどんどん大きくなってしまっているのだ。

 博士を受け入れたくなどないのに無理矢理感じさせられて、恐怖と快楽の狭間でティータは翻弄されてしまっていた。

 そんな彼女とは裏腹に博士は冷静に彼女の身体を調整していき、準備が整った事を確認する。

 もはや洪水と言っても過言ではないほど愛液が溢れているティータの秘部に、ギンギンに勃起したままの肉棒を宛がった。

 正常位で挿入される体勢になり、ティータは改めて博士の肉棒を見せつけられてしまう。


「ひ……そ、そんなの入りませ、んっ♡ 無理ですから擦らないでください♡ ああっ♡ んあああっ♡」


 竿の部分で割れ目に沿って秘部を擦られ、ゾクゾクとした快感を感じてしまう。

 しかし処女を奪われる恐怖の方が大きく、ティータは最後の力を振り絞って抵抗する。


「ああっ♡ それだけは許してください♡ んっ♡ わ、わたし好きな人がいるんです♡ ああっ♡ 初めてはその人に――ひあああっ♡ アガットさん♡ アガ――んぎいいいっ♡ あ――ひぎいいいいいいいいいいっ♡」


 しかし、そんな抵抗など博士にとっては無意味だった。

 今までずっと大切に守ってきた純潔を、博士は何の感慨もなくあっさりと散らしてしまう。

 めりっと鈍い音が響いた後にぶちっと何かが切れる音がして、博士の肉棒は一瞬でティータの膣内を埋め尽くしていた。


「いやああああっ♡ アガットさん♡ ああああっ♡ アガットさあああああああん♡」


 処女を失った悲しみでティータが涙を流しながらアガットの名前を叫ぶ。

 彼に捧げたかったはずの大切なものを博士に奪われてしまった。

 流石のティータも怒りの感情がこみあげてきて、組み伏せられている状態だというのに彼をキッと睨みつける。

 その反応を待っていたとでも言うように博士が下卑た笑みを浮かべると、ティータの腰を両手でがっちりと掴んで腰を振り始めた。


「んぎっ♡ あああっ♡ ゆ、許しませんから♡ わたし、絶対に――あんっ♡ あっ♡ ま、待ってください♡ 激し――んひいいいいっ♡」


 腰を振り始めた博士は先ほどの優しい愛撫など忘れてしまったかのような激しさだった。

 処女を失ったばかりでティータの膣からはまだ血が流れているにもかかわらず、まる経験者の膣を使うかのように乱暴に腰を打ち付けている。

 指一本でもきつかった膣を無理矢理広げて、カリ首で膣壁をガリガリと削る感触を堪能していく。


「あんっ♡ あああっ♡ い、痛いです♡ んっ♡ んあああっ♡ やめてください♡ ぬ、抜いて♡ あああっ♡」

「本当に痛いだけかね?」

「当たり前で――んううううっ♡ ふあああああっ♡ ど、どうして――あんっ♡ ふあああああっ♡」


 ティータにとっては痛いだけではなかった。

 挿入された時は痛みが大きかったのだが、その痛みが急速に甘い痺れに変わっていく。

 好きでもない男に触れられる嫌悪感、処女を奪われた怒り、好き勝手に体を蹂躙されている屈辱。

 負の感情はどんどん増えていくというのに、自分の身体は快感を感じてしまっている。

 博士という優秀なオスの調整を受けていることにティータのメスの部分が悦んでしまっているのだ。

 優しく愛撫されても犯されるように使われても相変わらず快感と負の感情の間で翻弄されているティータだったが、突然博士が腰の動きを止める。

 ティータ自身も無意識の内に「もう少しでイケたのに……」と思いながらも彼女は呼吸を整えるが、博士は正常位から対面座位に移行すると、ティータの乳首をしゃぶり始めた。

 


「はぁ……♡ はぁ……♡ んっ♡ もう……やめてぇ♡」

「身体はやめてほしいと言っていないのだがね。君は私のモノになることを嫌がっているようだが、これはレンのためでもあるのだよ」

「ん……レンちゃんの?」


 ティータの乳首をしゃぶり、顔全体を乳房に押し付けて柔らかさと温かさを堪能しながら博士が続ける。


「レンは以前から君を味方に引き入れたいと言っていた。彼女が共和国に留学するのは知っているだろう? 親友の君が味方になったことを知れば、レンも心置きなく共和国に行けるだろうね」

「そ、それは……んっ♡」

「悪いことは言わない。私を受け入れたまえ。それがきっと君のためにもなる」


 ティータからすればレンやエリカを博士から取り戻したかった。

 しかしエリカを見れば、今の自分が何を言っても無駄だということも察することができる。

 2人がどうして博士に従っているのかわからないが、博士の女になればそれがわかるかもしれない。

 そしてその気持ちを理解すれば、2人を取り戻すきっかけになるかもしれない。

 かつてオーバルギアを作ってレンに並び立とうとしたように。


「……わかりました……あっ♡ 博士を受け入れます……んっ♡」

「ほう……?」

「で、ですけど! わたしが博士を受け入れるのは、レンちゃんやお母さんを取り戻すためです! 2人の気持ちをもっと知れば、いつかきっとわたしの声が届いて博士からとり戻せると思いますから……!」

「クク……いいだろう。それでは調整の続きを行おうではないか」


 博士がもう一度ティータを押し倒して、正常位で腰を振り始める。

 先ほどのような乱暴な腰使いではないので痛みなどは一切ない。


(博士を受け入れなきゃ……そのうえで2人を助ける……待っててねレンちゃん、お母さん……ん♡)


 博士はティータの乳房を揉みしだきながら抽送を続ける。

 2人は言葉を交わさずに、部屋の中には水音と肉のぶつかる音、そしてティータの甘い吐息だけが響いていた。

 掌でティータの膨らみの柔らかさを堪能しながら、子宮口をグリグリと何度もイジメていく。


「んっ♡ ふあああっ♡ お、奥に当たって――んっ♡ あああっ♡ ふあああっ♡」


 先ほどよりも動きがゆっくりなので、ティータ博士の肉棒の形をじっくりと感じてしまう。

 浅い部分をカリ首でかき回されるのも、子宮口を亀頭で擦られるのも気持ちよすぎて、自分の口から勝手に声が漏れてしまっていた。


「んああっ♡ あんっ♡ す、すごい♡ おっきくて気持ちいい♡ ああっ♡ 博士のおちんちんすごい♡ ああああっ♡ ひあああっ♡」

「ほう? そんなに気持ちいいかね?」

「あああっ♡ は、はい♡ 気持ちいいです♡ あっ♡ レンちゃんやお母さんもこんなに幸せな気持ちを――んっ♡ わ、わたしってば何を言って、ふああっ♡」


 こんなに気持ちよくて幸せな気持ちを味わっていた。

 ティータは自然とそんなことを口にしていた。


「あああっ♡ ま、待って下さい博士♡ あああっ♡ これ、本当に気持ちよすぎて――ふあああっ♡ おっぱいもダメ♡ 乳首を引っ張って伸ばさないでください♡ んっ♡ ふああああっ♡ か、感じすぎちゃうよぉ♡」


 レンやエリカの気持ちを知るために博士を受け入れると決めたことで、ティータの心から恐怖という感情が消えてしまったのだ。

 そのせいで快楽を遮るものが無くなってしまい、先ほどよりも遥かに気持ちよくなってしまう。


「どうかな? レンとエリカの気持ちは理解できたかい?」

「ふああああっ♡ は、はい♡ あああっ♡ す、すぐにわかっちゃいました♡ んっ♡ 博士の調整を受けて、レンちゃんもお母さんも、こんなに気持ちよくて幸せだったんですね♡ んっ♡ わたし初めてなのに、ああっ♡ さっきまでおちんちんを入れられたことがなかったのに、すっごく気持ちよくて幸せな気持ちなんです♡ ふあああっ♡ すごいです博士♡ 博士ぇ♡ ふあああっ♡」


 ティータは今までの人生で感じたこともないほどの快楽と幸福を味わっていた。

 極太の肉棒が自分の中で暴れているのに、その感覚が気持ちよくて愛おしくてたまらない。

 そして身体はとっくに堕とされていたことも悟る。

 博士を受け入れると決めたのはレンやエリカの気持ちを知るため。無理矢理博士の女にされてしまったのだと思っていた。

 しかし自分の本心はそうではなかった。

 心の奥底では自分自身が博士の女になりたがっていたからこそ博士を受け入れると言ったのだ。

 

「んああああっ♡ 博士♡ ふあっ♡ 激しくなってきてます♡ んっ♡ おちんちんも大きくなってっ♡ あああっ♡ ふふ、わたしの中で気持ちよさそうに震えてます♡ 嬉しいよぉ♡ ああっ♡ ひあああっ♡」


 博士はティータに覆いかぶさって屈曲位でスパートをかけていく。

 肉棒が一回り大きくなって震え始めると、子宮口に亀頭を激しくこすりつけて入り口をこじ開けようとしていた。

 もうすぐ射精してもらえると本能的に理解したティータの子宮が悦びで震える。

 自分の身体も心もすさまじい速さで博士の色に塗りつぶされているのがわかる。

 そしてこれ以上博士を受け入れれば二度と戻れないことを、レンとエリカを取り戻すことなど不可能になると確信した瞬間に、彼女の脳裏にアガットの姿が浮かんだ。


「あんっ♡ あああっ♡ アガットさん♡ んっ♡ ふあああっ♡」

「おや、また彼に助けを求めるのかな?」


 アガットは必死にティータを引き留めるように手を伸ばしていた。

 まだ間に合う。戻ってこい。オレがそばにいる。一緒に二人を助けるぞ。

 沢山の言葉を投げかけてくるのだが、ティータはこのアガットを博士に塗りつぶして貰えば完全に博士のモノになれると理解していた。


「あんっ♡ ああああっ♡ ごめんなさいアガットさん♡ んひいいっ♡ 博士♡ もっとしてください♡ 博士ぇ♡」


 屈曲位で責められていたティータが、博士の背中に腕を回して腰に足も絡める。


「これでは抜けなくなってしまったね。中に出してしまうよ?」

「んあああっ♡ だ、大丈夫です♡ このまま中に出して下さい♡ 博士のせーえきをいっぱいください♡」

「助けを求めなくていいのかな?」

「い、いいんです♡ 博士のモノになるのにアガットさんなんて邪魔なだけですから♡ アガットさんなんてもうどうでもいい♡ 博士がいいんです♡ 博士が一番すごい人だってようやくわかりました♡ ふああああっ♡ だからわたしの中からアガットさんを消してください♡ 博士にもっと染められたいです♡ ふあああっ♡ ひあああっ♡」


 絶対に離さないという意思をこめてティータがしがみ付くと、博士は満足そうに笑いながらラストスパートをかけた。

 オスに蹂躙される屈服感と無力感も後押ししてティータはどんどん興奮していき、一突きごとに博士に塗りつぶされていく。


「さぁそろそろくれてやろう……!」

「んっ♡ 下さい♡ 博士のせーえき♡ 優秀な遺伝子をいっぱいください♡ あああっ♡ ふあああああっ♡ んちゅっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んううううううっ♡ んむうううううううううっ♡」


 キスをしながらの種付けプレスで博士がティータの子宮に精液を流し込んでいく。

 びゅるびゅると放出された精液はあっという間にティータの子宮を満たしていき、そこは誰のための場所なのかを教え込んでいく。

 ティータの華奢で柔らかな身体を潰すほど抱きしめながら、全体重をかけて腰を押し込んでの射精。

 未調整の身体に誰が主人なのかを徹底的に教え込む作業。それをティータがだいしゅきホールドで受け止めていた。


「んちゅっ♡ れりゅうう♡ 博士♡ もっと出して♡ 優秀な遺伝子が入ってる♡ ちゅるるううう♡」


 肉棒が脈を打ち精液を吐き出すたびにティータが絶頂している。

 生まれて初めてオスの遺伝子を注がれた子宮からメスの悦びが全身に広がっていき、快楽と共にかつてないほどの多幸感も得ることができていた。

 それでいて想い人がいるにもかかわらず今までずっと女として見られることはなかったので、自分が女としての役割を果たせていることに安心感を覚えている。

 アガットでは絶対に与えてくれなかった快楽と幸福。ティータが博士のモノになるのに十分すぎるほどの儀式だった。

 やがて最後の一滴を放つとティータの身体がぶるっと震えて、二人はねっとりとした唾液の糸を作りながら唇を離す。


「はぁ……♡ はかせぇ……♡」

「初めての調整はどうだったかな?」

「……ドキドキしちゃった♡ あんっ♡」


 博士がティータから肉棒を抜いて離れると、秘部からごぽっと大量の精液が溢れてくる。

 自分でこんなにも気持ちよくなってもらったのだと思うと嬉しくなっていた。

 そしてこれほどまでに気持ちよくて幸せな気持ちにしてくれる博士は間違いなく優秀なオスであり、そんな彼から離れるなど絶対にありえないということも理解する。


「ティータ、わかってくれたでしょ?」


 いつの間にかエリカが自分の隣にいた。


「よく知りもしないで酷いことを言ってごめんねお母さん♡ レンちゃんとお母さんがどれだけ幸せなのかもちゃんとわかったよ♡ それにアガットさんやお父さんなんかよりも、博士がずっとステキな人だってことも♡ お母さんは本当にわたしの事を思っててくれたんだね♡」

「当たり前じゃない♡ これからは一緒に博士のために生きていきましょう♡」

「えへへ……うん♡」


 ティータが博士に対して全裸のまま土下座を行う。


「博士、ひどいことをいっぱい言っちゃってごめんなさい。博士のようなステキな人を侮辱しちゃったなんて、本当なら絶対に許される事じゃないですけど、どうかわたしも博士のモノにして力にならせてください。どんな研究のお手伝いもしますし、性欲処理だって頑張ります。これからの人生の全てを博士に捧げさせてください!」

「は、博士。私からもお願いします。この子は絶対に博士のお役に立てますから!」


 母娘2人の全裸土下座を見て満足そうに博士が笑う。


「もちろんだとも。これからは二人そろって私の役に立ってくれたまえ」

「はい♡」

「ありがとうございます博士♡」


 2人が顔を上げると、目の前には勃起したままの博士の肉棒。

 それに引き寄せられるようにティータとエリカが顔を近づけていく。


「ティータ・ラッセルは残りの人生の全てを博士に捧げることを誓います♡ ん――ちゅ♡」

「エリカ・ラッセルは残りの人生の全てを博士に捧げることを誓います♡ ん――ちゅ♡」


 二人そろって肉棒にキスをして博士に忠誠を誓う。

 こうして博士の女となったティータとエリカは、母娘で同じ男を愛して尽くせることを女神に感謝するのだった。



 七耀歴1208年。

 かねてより共和国のアラミス高等学校に留学することが決まっていたレンが、とうとう共和国に向かう日がやってきた。

 空港で家族であるエステル達を始めとして、様々な者達と順番に別れ挨拶を済ませていると、親友が近づいてくるのが見えた。


「レンちゃん!」

「っと……もう、ティータってば。いきなり抱き着いてこないで」


 別れを惜しむようにいきなりティータが抱き着いてくる。

 少し遅れてエリカもやってくると、ティータはようやくレンから離れた。


「本当に行っちゃうんだね……」

「あなただって帝国に行ったじゃない。二度と会えなくなるわけじゃないわ」

「それはそうだけど……」

「ティータ、あなたを見送った私の気持ちが理解できた?」

「あぅ……」


 エリカはティータは二度とリベールの外にはいかせないと言わんばかりに背後から抱きしめている。


「レンちゃん……共和国に行く前に報告があるんだけど……」

「どうしたの?」

「あのね。わたしも博士の女になったんだ♡」

「あら……♡」


 ティータがゾクッとするほど色気に満ちた表情になったのを見て、レンはたっぷりと調整を受けたのだろうと理解した。


「それは知らなかったわね。全く博士ったら教えてくれればいいのに」

「レンちゃんが暗示をかけてくれたおかげで、わたしとお母さんは博士の女になる前から博士の役に立ててたんだよね。本当にありがとう」

「改めてお礼を言うわ」


 ティータとエリカは博士の女になる前からレンに暗示をかけられて、第Ⅱ分校やZCFの技術データを黒の工房に横流ししていたのだ。


「気にしないで。私は博士のためにやっただけよ。そういえばティータ。アガットはいいの?」

「あんな人もうどうでもいいよ。博士みたいに優秀なオスじゃないし、研究もできないし技術者でもないんだもん。それに黄昏の時だってわたしを守ってくれなかったし、遊撃士としても半人前以下だと思う。なんであんな人がA級なんだろう」

「本当に役立たずよねぇ。身体だけは丈夫だからモルモットか生体パーツにでもしようかしら?」

「それがいいと思う。今度博士に言っておくね」

「ふふ、ティータもようやく目を覚ましてくれたのね。アガットみたいなつまらない男の事なんてさっさと忘れるのが正解よ」

「だいぶ時間がかかっちゃったけど、これでようやくわたし達みんなで同じ方向を向いて頑張っていけるね」


 博士の女という強固なつながりを得た三人が頷き合う。


「レンちゃん、共和国でも頑張ってね」

「ええ、任せてちょうだい。大統領との密約のせいで結社は共和国では動きにくくなっているみたいだし、代わりに私が博士のために尽力するわ」

「レンちゃんならきっと大丈夫よ」

「うん。エステルお姉ちゃん達も含めて、離れていても博士のために一緒に頑張っていこうね」

「ええ、約束よティータ」


 親友の激励を受け取ったレンは改めて博士のために共和国で頑張らなければいけないという覚悟を決める。

 約束を交わした親友に見送られて、レンは共和国に向けて旅立つのだった。


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