エマを支えていた気持ち
Added 2023-05-01 21:41:10 +0000 UTC「はぁ……はぁ……出口はいったいどこにあるのかしら……」
薄暗い廊下をエマ・ミルスティンは歩き続けていた。
もう30分近くは歩いているというのに、似たような廊下ばかりで全く変わり映えしない。
どうしてこんなことになったのだろうと改めて今日の事を思い返す。
全ての始まりはエマの姉であるヴィータ・クロチルダが会いに来たことから始まった。
彼女が突然会いに来るのはある意味ではいつものことなのだが妙な違和感を感じるエマだったが、少々調査に力を貸してほしいと頼まれたのだ。
ヴィータが自分を頼るのも珍しい。しかし厄介なことが起きているかもしれないと言われたので、エマとセリーヌはヴィータに協力することにした。
そしてセリーヌと二人でとある施設を調べることになり中に侵入したまでは良かったのだが、大量の人形兵器に襲われてセリーヌと分断されてしまったのだ。
「幸い人形兵器は対処できないレベルじゃないけど、セリーヌが心配だわ……」
セリーヌは人型になれば戦闘もできる。そしてある程度離れていてもお互いを感じることができるので、彼女が生きていることもわかっている。
しかし少し前からセリーヌから奇妙な感覚が伝わってくるのだ。
こんな感覚は初めてのことなので、一刻も早く合流して何があったのかを確かめたい。
人形兵器を対処しながらエマはセリーヌの捜索を続けて開けた場所にたどり着く。
「あら、思ったよりも早く来たのね」
「……え?」
そこにはなぜかヴィータが立っていた。
協力を頼まれたとはいえ、彼女は別の施設を調べているのでここにはいないはずなのだ。
「姉さん? どうしてここに――っ!?」
突然ヴィータが魔法を飛ばしてエマを攻撃してくる。
とっさに防壁を前面に展開して防いだが、まともに当たっていればただでは済まなかっただろう。
「姉さん! どういうつもりなの!?」
「全く、手間をかけさせないでくれるかしら。あまり博士を待たせたくないのよ」
やれやれと言った表情のヴィータを見てエマが確信する。
自分とセリーヌがヴィータに嵌められてしまったのだ。
「私たちを騙したのね。一体何が目的なの!?」
「そんなの博士の手伝いに決まっているでしょう。リィン君を操り人形にするために貴女の手も借りたいのよ」
ヴィータの目的は分からない。どうして自分たちを陥れたのか。博士とはもしかして噂に聞く身喰らう蛇の使徒だろうか。
わからないことだらけのエマだったが、リィンを操り人形にするという言葉に強く反応する。
アリサと結ばれたとはいえリィンに対する想いはエマにも残っているのだ。その愛する人に危険が迫っているという事だけははっきりとわかった。
「リィンさんに害をなすつもりなら、たとえ姉さんが相手だろうと容赦はしないわ!」
エマが完全に戦闘態勢に入る。相手が天才の魔女であるヴィータだろうと関係ない。
リィンを守るために絶対に負けるわけにはいかないのだ。
「仕方がないわね。久しぶりに遊んであげるわ。かかってらっしゃいエマ」
「言われなくても――」
その瞬間、エマの首に衝撃が走る。
全身の力が抜けて立っていられなくなり、前のめりに地面に倒れてしまった。
ヴィータとの戦いすら始まる前にエマは戦闘不能にされてしまったのだ。
「助かったわ。やっぱり不意打ちはあなたに頼むのが一番ね」
「ん、任せて。さっさと博士の所に連れて行こう」
「え……フィー……ちゃん……?」
信じられないことに、自分に不意打ちを仕掛けたのはⅦ組の仲間であるフィー・クラウゼルだった。
彼女はエマがまだ気を失っていない事に気が付く。
「フィ、フィーちゃん……どうして……」
「まだ起きてたんだ。さっさと寝てよね」
フィーは何も教えてくれない。
彼女の目は「さっさと気絶して」と言っており、もう一撃を食らってエマの意識は完全に閉じた。
◇
「……あっ! ……んひっ! ……ああああっ!」
聞き覚えのある声が聞こえてくる。
その声は毎日聞いているほど聞きなれた声のはずなのに、聞いたことのない声色をしている。
矛盾した感覚を感じながらエマは意識が覚醒していく。
「ん……私は……」
「んにゃああああああああああああっ!」
ひときわ大きな声が聞こえてきてエマの意識が一気に覚醒した。
そしてエマは信じられないものを見てしまう。
「ああああっ! もっと突いてっ! んひいいっ! あんっ! チンポ気持ちいいっ! チンポ! チンポチンポおおおおっ!」
エマの正面にははぐれてしまったセリーヌがいた。
それも人型で、服を全て脱いだ状態で。
それだけではなく、見知らぬ男に犯されている状態で。
「セリーヌ……?」
エマは目の前の光景がまだ信じられず、頭が上手く働かない。
セリーヌはセックスに夢中でエマが起きたことに気が付かないのか、涎を垂らしながら喘ぎ続けている。
彼女を犯している男はセリーヌが小柄とはいえ膝を抱えて軽々と持ち上げて、背面駅弁でエマに見せつけながら犯している。
結合部からは血が流れており、愛液と精液と混ざってしまっていた。
そして小さな穴は信じられないほどの巨根で貫かれており、セリーヌの下腹部は肉棒の形に盛り上がってしまっている。
セリーヌを犯している白衣を着た初老の男性は、エマが目を覚ましたことに気が付いて下卑た笑みを浮かべる。
「おや……彼女が起きたようだが何か声をかけなくていいのかな?」
「んああっ! あんっ! いいからもっと突いて! あんっ! 博士のチンポ最高! んにゃあああっ! 子種で子宮が膨らんでるのがわかる! あんっ! アタシまたイッちゃう!」
「全く、何回絶頂すれば気が済むのだね?」
「だってしょうがないでしょ! あんっ! ふおおおおっ! チンポ気持ちいい! チンポ好き! 博士のチンポ! ふおおおっ! んおおおおおおおっ!」
あれは本当にセリーヌなのだろうか。
下品な言葉を連呼しながら乱れる姿を見てエマはそんな事を思ってしまう。
「さぁ、もう一度……受け止めたまえ……!」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「んおおおおおっ! 熱いの出てるっ! んにゃああああああああああああっ!」
中出しされてセリーヌの身体がビクンっと大きく跳ねた。
絶頂しているのだと同じ女としてエマが確信を持つ。
セリーヌは見たこともないほど幸せそうなうっとりした表情で余韻に浸っていたが、博士が肉棒を抜くと床にへたり込む。
膣からおびただしい量の精液が溢れているが気にしている様子はなく、射精して汚れている博士と呼んだ男の肉棒にお掃除フェラを始めた。
そこでようやく呆然としていたエマが正気に戻る。
セリーヌに駆け寄ろうとしたが、初めて自分が壁に磔にされている事に気が付いた。
手首も足首も枷で拘束されており、その場から動くことができない。
「あ、あなたは誰ですか! セリーヌになんてことを……セリーヌ! そんな事はもうやめて!」
「ちゅっ! れりゅう! チンポ美味しい! ちゅるるうう! チンポ! チンポぉ!」
エマがいくら声をかけてもセリーヌは見向きもしないが、代わりに博士がエマの方を向く。
「挨拶がまだだったね。私は《身喰らう蛇》の使徒第六柱にして、《十三工房》を任されているF・ノバルティスだ。君に頼みたいことがあってヴィータを使って呼び出したんだよ」
使徒第六柱と面識はないが噂程度なら聞いたことがある。
ヴィータを使って呼び出したという言い方も気になるが、エマはセリーヌを犯した博士に対して怒り心頭だった。
「セリーヌにいったい何をしたんですか!」
「少しばかり調整してあげただけさ。と言ってもまだ普通にセックスをして5発中に精液を注いだだけだがね」
「はぁ! はぁ! チンポ美味しい! ちゅっ! 綺麗になったわ博士! もう一回調整してよ!」
「少し待ちたまえ。彼女を呼び出した目的を果たさないといけないからね」
「セリーヌ!」
エマが名前を呼ぶとセリーヌが笑顔を見せてくる。
「エマ、博士はあんたにリィンを操り人形にする手伝いをさせてあげるそうよ。アタシ達二人そろって博士の役に立てるなんて最高よね!」
「な……何を言っているのセリーヌ? やっぱ正気を失って――」
「アタシは正気よ。博士に調整してもらってはっきりとわかったわ! メスは優秀なオスの役に立つことが幸せなの! そして博士は最高に優秀なオスなのよ」
セリーヌが何を言っているのかエマには理解できない。
「ああ、そういえばあんたってまだリィンのことが好きなの? あんな男はやめておきなさい。博士のほうがすごくいい男よ」
「そんなに褒められると照れてしまうね。それで、力を貸してくれるかな? リィン・シュバルツァーは非常に興味深い存在だが、なかなか暗示をかけきることが出来なくて困っていたんだ」
「……ふざけないでください!」
エマが怒りに満ちた目を博士に向ける。
「セリーヌを汚しただけではなくリィンさんにまで害をなそうだなんて……私はあなたを絶対に許しません! 協力なんてするはずがないでしょう!」
ヴィータもリィンを操り人形にすると言っていたが、それを望んでいたのは博士だったようだ。
こんな最悪のマッドサイエンティストにリィンを渡すわけにはいかない。
愛する男を守るために拒絶の意志をこめて博士を睨みつけるが、博士はむしろその反応を望んでいたと言わんばかりの笑みを見せる。
「君がそういうのは想定通りだ。そこでこんなものを作ってみた」
博士が取り出したのは無骨なヘルメットのようなものだった。
それをセリーヌに手渡すと、彼女は笑顔を浮かべてエマの元に向かう。
「セ、セリーヌ! お願い! 正気に戻って!」
「もう、エマったら。アタシは正気だって言ってるでしょ。これでアンタもすぐに博士のモノになるわ」
「そ、そんな……い、いや! やめてえええっ!」
壁に磔にされているエマは動くことができずに、ヘルメットをかぶせられる。
フィーどころかセリーヌまでおかしくなってしまい心が折れてしまいそうなエマだったが、ここで自分が屈してしまえばリィンが危ない。
リィンを守りたい。その一心でエマは恐怖に耐え続ける。
「それでは実験を始めよう。これは人と機械を繋ぐ装置。まぁ暗示をかける時に使う装置なのだが、それの改良型でね」
「前にがリィンに使っても完全には暗示をかけられなかったそうよ。まったく、さっさと博士の操り人形になればいいのよ」
「簡単に言えば君と私の意識を繋いて欲望を膨らませるというものだ。成功すれば君は私のモノになる」
「そんなことしなくても博士のチンポを入れればエマなんて堕とせるでしょ?」
「それではつまらないだろう?」
「く……さっきから勝手なことばかり……私は絶対に――」
ピッと何かスイッチが入ったような音がした。
その瞬間、ビクンっとエマの身体が跳ねて、胸の内側に冷たく黒いものが渦巻き始める。
「ひ……な、何ですかこれは――んあっ! 何かが私の中に入ってきてっ! あああああああっ!」
頭を振ってエマが叫ぶが、ヘルメットは決して取れることはない。
博士と意識を繋ぐと言っていたが、もしそうならば彼はどれだけドス黒い感情を持っているのか。
今まで培ってきたエマという人間性が少しずつ何かに浸蝕されていく。
何も考えられなくなるが、ほんの少しずつ博士のために何かしたいという感情が芽生え始める。
この何か……おそらくは博士の意識に完全に侵食されてしまった時、エマは別人のようになってしまうという確信があった。
「あああっ! んひいいいっ! んっ! んうううううっ!」
エマは苦痛のあまり表情を歪ませるが、博士の意識に飲まれまいと抵抗する。
そして絶望的な状況でも打開策を模索し続ける。
(この装置から流れてくる博士の意識……これさえ何とか出来れば……!)
これ以上自分自身の心が侵食されないように、エマは自分の魔力を使って装置から流れてくる博士の意識を遮断した。
いや、遮断しようとした。
しかし装置はエマの抵抗をたやすく阻むと、遮断どころが逆に二人の意識を強制的にリンクさせる。
その瞬間、エマの身体の内側に熱いのか冷たいのか判断不能なものが流れ込んできて……
「あ――ふあああああっ♡ んあああああああああっ♡」
色気を帯びた叫び声を上げてエマは大きく目を見開いた。
先ほどまでの侵蝕とは何もかもが違う。まるでここの中が直接犯されているような感覚。
熱いはずなのに冷たく、嫌なはずなのに気持ちいい。
自慰行為とは比べ物にならないほどの性的快感がエマの全身に駆け巡る。
どす黒く、そして淫らな欲望が膨れ上がり、自分がどんどん自分ではなくなっていく。
「ああああっ♡ も、もう……んひいいっ♡ ふあああああああっ♡」
博士の意識に浸蝕されるエマをセリーヌが嬉しそうに見ており、博士も実験の成功を確信する。
しかしそれだけでは面白くないと思った博士がエマの元に近づいていく。
(リィンさん! んううう! リィンさんだって負けなかったのだから私だって……っ!)
浸食されている意識の中で最愛の男性の顔を思い浮かべる。
リィンが自分に向けてくれた温かい笑顔を思い出しながら、自分の中に浸蝕してくるものを拒み続ける。
「んひいいっ♡ ま、負けません♡ 絶対に私は負けな――あ♡」
それを見た瞬間、エマの頭に浮かんでいたリィンの顔は跡形もなく消え去った。
磔にされて拘束されている自分の目の前にはいつの間にか博士がいて、ガチガチに勃起している肉棒を見せつけてきたのだ。
セリーヌの中に入っていたそれは何度も射精したとは思えないほど雄々しくそそり立っている。
エマの中でパキっと何かが折れる音がした。
「あ……あの……♡」
「どうしたんだい?」
「わ、私と……私を犯してください♡」
子宮を疼かせながらエマがおねだりする。
一目見た時から博士の肉棒に恋してしまった彼女は、もう博士とセックスをすることしか考えられない。
「欲しいんです♡ もう我慢できません♡ 博士の逞しいチンポを私の処女マンコに入れてください♡」
瞳を潤わせて秘部から愛液を垂れ流し、ショーツとタイツが一気に濡れてしまっている。
黒い欲望がどんどん大きくなり、子宮が疼きすぎておかしくなりそうだ。
博士が下卑た笑みを見せるが、そんな表情すら魅力的に感じてしまう。
パチンっと指を鳴らすとエマの拘束が解けた。
自由になった彼女はもちろんその場から逃げるなどと言ったことはせずに、服の前をはだけてタイツを破り始める。
ぶるんっと大きく揺れて彼女の生乳が露わになり、ボロボロになったタイツの黒とショーツと肌の白が魅力的なコントラストを描いている。
(あ……リィンさん……)
壁に手をついて尻を突き出すように言われたエマがリィンの事を思い出す。
(ん……これはリィンさんを裏切ったわけではありませんからね。たとえ博士のチンポで純潔を奪われて、セリーヌに出されたような濃厚なザーメンを子宮がパンパンになるまで注がれても、リィンさんへの恋心は一切かわりません)
内心でリィンへと言い訳をするエマだったが、彼女の目は大好物を目の前に置かれた犬のようだった。
くちゅっと亀頭が秘部に当たった瞬間にエマの身体がぶるっと震える。
「ああ……んぎいいっ♡ あんっ♡ ひぎいいいいいいいっ♡」
ぶちっと何かが切れる音がした瞬間、エマの膣内は肉棒で埋め尽くされていた。
あまりにあっけなく処女を失ったので実感がわかないが、今まで感じたことのない激痛と快楽が同時にエマの身体を襲う。
そして亀頭で子宮口をぐりぐりっと押し上げられた瞬間、エマは口をパクパクさせながら絶頂してしまった。
「あ……んあっ♡ ……んひっ♡ ……あああっ♡」
肉棒を挿入された。たったそれだけでエマは理解してしまう。
「あああっ♡ む、無理です……♡ ごめんなさいリィンさん……♡」
自分はこの男に勝てない。
圧倒的なまでに強い雄を目の前にして、エマはただの無力な雌に過ぎなかった。
処女を失った悲しみどころか、博士に対して女にしてくれた感謝すら感じている。
立ちバックなので壁に手をついて倒れないようにバランスを保っていると、博士がエマの尻をタイツ越しにがっちりと掴む。
そして最初から激しく、処女相手にするとは思えないほど乱暴なピストンでエマをイジメていく。
「んあああっ♡ ふあっ♡ す、すご――んぎいいいっ♡ 痛いのに、感じすぎてっ♡ ひああああああっ♡」
焼けた鉄の棒で膣内をかき回されるかのような感覚だというのに、痛みすら甘い痺れに変わっていく。
亀頭で子宮口を殴られるたびにエマの身体が痙攣し、自分の中に博士という存在を刻み込まれているのかがわかる。
博士はエマの尻に何度も指を食い込ませて感触を楽しんでいたが、彼女の乳房を二つとも揉みはじめた。
服の上からでもわかるたわわに実った極上の乳房。
未調整でも掌にしっとりと吸い付いてくる感触を堪能しながら、強弱をつけて揉みしだき指を食い込ませていく。
「あああああっ♡ 胸をそんなにっ♡ 乳首も引っ張らないでください♡ んひいいっ♡ あああああっ♡」
乳首を指でつまむとそこはすぐに硬くなり、引っ張って胸を伸ばすとエマの口から甘い声が漏れる。
グニグニと彼女の胸を揉みながら膣内を蹂躙していた博士だったが、彼女の乳房を握りつぶすほど強く鷲掴みにすると高速ピストンを開始した。
「ひぎいいいっ♡ ま、待って下さい博士♡ それは本当に壊れてっ♡ 壊れてしまいます♡ ふああああっ♡」
カリ首で膣内をガリガリと削られて、処女を失ったばかりでまだ硬さの残る自分の内側を無理矢理解されていく。
秘部から血が出ている事に気が付いたが、今のエマはもう痛みなど感じていなかった。
気持ちいい。それしか考えられない。
リィンよりも圧倒的に優秀なオスに欲望をぶつけられて屈服させられていくのを感じる。
そして彼女の子宮が疼きだし、身体の奥底から大きな快感がこみあげてくるのを感じた。
「あああっ♡ 博士♡ イキます♡ イッちゃいます♡ んあああああああああっ♡」
ビクンっとエマの身体が一際大きく跳ねて絶頂した。
そこで初めて博士も動きを止めて、今までエマが被っていたヘルメットを取るとそれを床に捨ててしまった。
そして挿入したままエマの身体を反転させ、壁に手を突いた立ちバックから博士がエマの左足を持った対面立位に移行した。
今まで見えなかった博士の顔が見える。
下卑た笑みを浮かべている初老の男性。おそらくは親子以上に年齢が離れているであろう男。
だが雄として圧倒的なまでの自信に満ちた顔を向けられてエマがときめいてしまう。
リィンへの恋心など力づくで塗りつぶされてしまったエマは、やさしく博士の首元に腕を回した。
「はぁ……♡ はぁ……♡ お願いします博士……私をあなたの女にしてください♡」
初恋を知った乙女のような瞳を博士に向ける。
醜悪な笑みを見せる博士だったが、そんな表情にすらやはりエマはときめいてしまう。
博士が右手でエマの胸を鷲掴みにして弄ぶと、彼女の口から甘い吐息が盛れる。
「リィン・シュバルツァーを守るのではなかったのかね?」
「んあっ♡ あんっ♡ あ、あんな人はもうどうでもいいです♡ んっ♡ 私は博士のお役に立ちたいです♡ リィンさんを操り人形にするお手伝いだって何でもします♡ ですからお願いします♡ 私の魔女としての能力も、Ⅶ組として培ってきた絆も、女としての身体も、全て博士のお役に立ててください♡」
今の自分の本心を伝えた瞬間に博士が動き始めた。
斜め下から突き上げるように腰を動かして子宮口をグリグリといじめていく。
立ちバックの時よりも動きはゆっくりになっているのに、今まで以上の快感と多幸感にエマが包まれる。
それに加えて数分前のエマならば嫌悪したであろう邪悪な意識が心の中に入ってきて、自分の心が完全に塗り替えられていくのを感じた。
博士が装置を外した時点で実験は成功しており、エマという存在がどんどん作り替えられていく。
「あああっ♡ ひあああっ♡ すごいです♡ んっ♡ チンポ気持ちいい♡ 気持ちいいです博士♡ あああっ♡ おっぱいももっと――んひいいいいいいいっ♡」
右手でエマの胸を揉んでいた博士だったが、彼女の乳首に吸い付いてしゃぶり始める。
胸で一番敏感な部分を舌でコロコロと転がして、唇で甘噛みした後軽く歯を立てる。
一瞬だけピリッとした痛みを感じたエマだったがすぐにそれは快感に変わり、博士の頭を抱きしめて自分の胸に押し付けた。
エマの乳房の柔らかさを温かさを顔で感じながら博士はラストスパートをかけていく。
「ひあああっ♡ もっと私を変えてください♡ 私の全てを博士の色で塗り替えてっ♡ あんっ♡ ひああああああっ♡」
自分の心が博士の色に塗り替えられていく感覚を堪能しながらエマが快楽に溺れて喘ぐ。
博士という存在が何よりも愛しく、彼のためならばなんだってしたい。
リィンを貶めることだろうとたやすい。
博士に自分の全てを捧げたい。
膣が小気味よいリズムで博士の肉棒を締め付けると、それが一回り大きくなって震え始める。
メスの本能で射精の前兆だと感じ取ったエマは、絶対に博士を離すまいと彼の頭をより強く抱きしめた。
「んひいいいいいいいっ♡ 出して下さい博士♡ あんっ♡ ふあああっ♡ チンポからザーメン出して下さい♡ ふああああああっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「ひあああっ♡ 熱いのがいっぱい出てますっ♡ んおおおおおおおおおおおっ♡」
精液を注がれて獣のような声を上げながらエマが絶頂した。
びゅるびゅると子宮の中に精液が入ってきて、そこは誰のものなのかとエマに教え込んでいく。
エマの胸に顔を埋めて柔らかさと温かさだけではなくメスの匂いも吸い込みながら博士は射精し、固形燃料のように濃い精液がどんどん放たれた。
「あ……んひっ♡ ……ふあ……♡」
口をパクパクさせながらエマは絶頂の余韻に浸る。
たった一度の射精で子宮がパンパンにされてしまい、みっちりと内側から広げられている感覚だった。
最後にどぴゅっと特別濃い精液が放たれて射精が止まると、エマの全身から力が抜けて博士の頭を抱きしめていた腕もだらりと垂れた。
博士もエマの乳首から口を離すと肉棒を抜く。
秘部からごぽっと大量の精液が膣からあふれてきて、エマは壁に背中を預けてずりずりとその場にへたり込む。
自分を犯した相手を見上げるその瞳には怒りや憎しみなどは一切感じられない。
「あぁ……博士……犯し――調整していただきありがとうございました♡」
「なに、こちらもいいデータが取れたよ」
「エマ、お疲れ様」
今までずっと博士のそばに控えていたセリーヌがエマの隣にしゃがむ。
「セリーヌ……ふふ、あなたは何回も調整してもらえたのよね♡ 羨ましいわ♡」
「これからはアンタも博士に調整してもらえるわよ。でもまずはリィンの事を何とかしないとね。アリサやフィーもすでに色々と動いてるらしいわ」
フィーは自分を気絶させたのでもしやと思っていたが、アリサも博士のモノになっていたようだ。
きっとヴィータも同じで、他にも様々な女を博士は従えているのだろう。
なんて強い雄なんだろうとエマの子宮が疼く。
「博士……改めまして調整をしていただきありがとうございました♡ これからは私も博士の女としてお役に立ってみせます♡ 先ほども申しましたように魔女としての能力も、Ⅶ組として培ってきた絆も、女としての身体も、全て博士のお役に立ててください♡」
正座をして深々と頭を下げるエマを見て博士が満足そうな笑みを見せる。
そしてガチガチに勃起した肉棒をエマとセリーヌに見せつけると、二人は本能的に何をすればいいのかを理解した。
「エマ・ミルスティンは博士の女として生涯をかけて尽くすことを女神に誓います――ちゅ♡」
「セリーヌ・ミルスティンは博士の女として生涯をかけて尽くすことを女神に誓います――ちゅ♡」
二人一緒に博士の肉棒にキスをして忠誠を誓う。
これで一生博士のために生きることができるのだと思うと、エマとセリーヌはすさまじい多幸感に包まれていた。
「さっそくで悪いが君たちにもすぐに働いてもらうよ」
「はい♡ どんなことでもやり遂げてみせます♡」
「アタシたちに任せておきなさいよね♡」
エマはリィンの顔を思い浮かべる。
しかし愛しい人として思い浮かべるのではなく、博士の役に立ちそうな存在という意味で思い浮かべていた。
彼を操り人形にすることが成功したら博士にどんな調整をしてもらえるのか楽しみに思いながらエマは行動に移るのだった。
◇
その日のリィン・シュバルツァーは珍しく浮かれていた。
彼女には愛する恋人であるアリサ・ラインフォルトがいるのだが、最近はなんだかすれ違いが多くなっていた気がするのだ。
デートをするどころか会うことも少なくなり、通信で連絡は取っているものの冷めた対応を取られている気がする。
最後にキスをしたり肌を重ねたのはいつだったかなどと考えていた時に、アリサから家に遊びに来てほしいと誘われたのだ。
当然リィンは浮足立ち、当日まで様々な仕事を片付けて彼女の家に向かった。
「アリサの家に来るのも久しぶりだな」
ラインフォルト家のプライベートルームはRF本社ビルの最上階にある。
受付に挨拶をしてアリサに自分が来たことを伝えてもらいエレベーターに乗る。
エレベーターに乗っている間もわくわくした気持ちが抑えきれない。
ドアが開いてリィンが部屋の中に入ると……
「リィン」
「兄様。お待ちしていました」
「え?」
部屋にはアリサだけではなく、リィンの最愛の妹であるエリゼ・シュバルツァーもいたのだ。
ポカンとするリィンを見てエリゼがクスッと微笑む。
「びっくりしたかしら? 実はエリゼさんと相談してあなたを呼んだのよ」
「エリゼと相談して?」
「はい。兄様にサプライズプレゼントをご用意いたしました」
エリゼがいて驚いたリィンだったが、自分のために何かを用意してくれたのだと思うと嬉しい気持ちがこみあげてくる。
恋人と妹が自分をどれだけ大切に思ってくれているのかを改めて感じていた。
「そうだったのか。ありがとう二人とも。すごく嬉しいよ」
「ふふ……」
「そうですか……」
プレゼントとは何だろうとリィンが期待した瞬間に、妖しく微笑んだアリサとエリゼがパチンっと指を鳴らした。
「え? な……っ!?」
それと同時にリィンの全身から力が抜けていく。
力が抜けるだけではない。意識が急にかすみはじめて木を抜いた瞬間に気絶してしまいそうだ。
何が何だか分からないリィンだったが、自分の身に危険が迫っている事だけは直感的に理解した。
そして危険なのは自分だけではない可能性も感じ取り、アリサとエリゼを守らなければいけないと自分を奮い立たせる。
「ア、アリサ……エリゼ……!」
「もう、さっさと眠りなさいよ」
「あまり手間をかけさせないでください」
だがアリサとエリゼは苦しむリィンを呆れ顔で見ているだけだった。
いや、それどころか今なんと言った?
「く……うわああっ!?」
意識を保とうと必死だったリィンが背後に衝撃を受ける。
そのまま床にうつぶせに倒れてしまい、身体が全く動かせなくなってしまった。
かろうじで首だけは動くので顔を上げると、そこにはなぜかエマが立っている。
「動かないでくださいねリィンさん。あと少しで暗示が終わります」
「え、エマ……? どうして……」
観の目を持っているリィンだからこそ、直感的に理解してしまう。
今自分を苦しめているのはアリサ、エリゼ、エマの三人の仕業だと。
いったいどうして? なんのために?
「ふふ、兄様。あと少しですからね。博士の実験に存分に使っていただけるなんて、最高のサプライズプレゼントでしょう」
「く……何を言ってるんだエリゼ!」
しかしリィンは意識を失うどころか強靭な意思を持って暗示をはねのけ始めた。
3人に何があったのかはまだ分からないが、このまま自分が気絶してしまえばすべてが終わってしまうという確信がある。
「呆れた……せっかくエマの力を借りてエリゼさんにも暗示に協力してもらったのに、いい加減に手間をかけさせないでよ」
「アリサ……いったいどういうことなんだ!? それにエマも……!」
「安心してください。博士の操り人形になるだけですからね」
エマも妖しく笑っている。
まさか3人とも操られているのだろうか。だったら術者を探すしかない。なんにせよ意識を失うわけにはいかない。
抵抗を続けるリィンをエリゼが呆れ顔で見下ろしている。
「待っていろエリゼ……必ず助け出してやるからな……!」
「助け出す……ですか? もしや私が博士に操られていると思っているのでしょうか? それならば勘違いです。私は自分の意志で博士にお仕えしていますので心配なさらないで下さい」
「な、なにを言って……」
「ふふ、聞いてください兄様。私の役割は元々兄様に暗示をかけることだけでした。アリサさんやエマさんのように秀でた力もないので、事が済めば用済みになると思っていたのです。博士のお役に立てるのでしたらそれでもかまいませんし、モルモットか生体パーツになるという選択肢もあったのですが……なんと博士の性欲処理係として正式にお仕えすることが決まったのです♡」
まるで幼いころからの夢がかなったと言わんばまりの満面の笑み。
リィンは思わず言葉を失ってしまう。
そしてエリゼはもう一度妖しく笑うと、何を考えているのかスカートをめくり始めた。
見ないように顔を逸らさなければと思いつつも、エマが首を固定してしまったので目を離せない。
「見てください兄様♡ 博士に調整を受けた証です♡」
エリゼはスカートの下にタイツもショーツも身に着けていなかった。
そして股間や太ももには無数の文字が書かれている。
博士専用肉便器。アナル調整済み。博士の10発分の精液が子宮に詰まっています。
そして、秘部からごぽっと大量の精液が溢れてきて床に落ちていく。
「あ……あぁ……!」
「博士の性欲処理係になってからは毎日が本当に幸せです♡ 昨日も母様共々調整していただきましたよ♡ ですから兄様。何も心配なさらずに博士の操り人形になってください♡」
最愛の妹が汚された。博士というのは誰だ。その男がこの状況を作ったのか。
様々なことが頭の中に浮かぶが、リィンはエリゼが汚されたというショックで抵抗する気力が一気に失われていく。
「ふふ、博士の調整はすごいんですよ♡」
エマもうっとりした表情をしているが、博士に汚されたことを思い出しているのだろうか。
そしてリィンはさらに最悪の事態を想像してしまい、おそるおそるアリサの方に顔を向けた。
「んちゅっ♡ れりゅうう♡ ふふ、博士♡ ちゅ♡ あと少しですからね♡ 本当に長い間お待たせしました♡」
「なに、かまわないさ。君は本当によくやってくれた。これからも黒の工房の工房長として私を支えてくれたまえ」
「~~~~っ♡ は、はい♡ どこまでもお供します♡」
いつの間にか部屋の中に一人の男がいる。
その男はアリサを背後から抱きしめながら、たわわに実った乳房を揉みしだいている。
まるでこの胸は自分のモノだと言っているようであり、アリサもそれを拒絶していない。
それどころか自分から男にキスをしている。
「おや、気が付いたようだね。直接会うのは初めてかな。私は《身喰らう蛇》の使徒第六柱にして、《十三工房》を任されているF・ノバルティスだ」
博士が自己紹介をするがリィンの頭はショックで真っ白になっているので聞こえていない。
アリサが、自分の恋人が他の男に身体を許してキスしている。
二回り以上年齢が離れているであろう初老の男性に、自分の全てをゆだねている。
キスをされながら胸を揉まれているアリサは、リィンが自分を見ている事に気が付くと嬉しそうに笑った。
「ちゅっ♡ ちゅう♡ あんっ♡ 博士、ちょっと胸を揉むのを――んっ♡ わ、わかりました♡ このままでいいですから♡ ちゅっ♡ リィン、ひあっ♡ 今まで私のことを愛してくれてありがとう♡ おかげでこうして博士に貴方を捧げられるんだもの♡」
リィンの心の中で何か大切なものが砕け散った音がした。
無様に横たわるリィンを見て、エリゼとエマはかつての自分はこんなに弱いオスに引かれていたのかと思うと、過去の自分を引っぱたいてやりたくなる。
そして強いオスである博士のモノになれたことを嬉しく思う。
博士から離れたアリサがリィンの正面まで歩いてくると、しゃがんで彼に右手をかざす。
「本当にありがとうリィン。お礼にこれからもお遊びの愛してるくらいは言ってあげるわ」
「アリ……サ……」
最愛の女性の見たこともない笑顔を見たのを最後にリィンの視界が真っ暗になった。
◇
「よし、これでテストの採点は終わりだな」
リィン・シュバルツァーはその日も職務に励んでいた。最近の彼は忙しいとはいえ充実した日々を送っている。
しかし忙しいゆえに身体には少しずつ疲れが溜まってきていた。
「最近は1日2時間しか寝ていないからな……今日はゆっくりと休むか」
早めに就寝しようかとリィンが考えていると、ARCUSⅡが鳴りひびく。
相手を確認するとリィンは喜んで通信に応じた。
「もしもし、リィン? 今大丈夫かしら?」
通信の相手はリィンの最愛の女性であるアリサだ。
彼女の声を聴くだけで疲れなど吹き飛んでしまう。
「ああ、大丈夫だよ」
「よかったわ。実はやってほしいことがあるの。リストにしておいたからあなたの導力端末に送っておくわね」
今は自室にいて自分の端末もあったので、リィンはすぐに送られてきたリストを確認する。
そこにはアリサからの頼み事がずらりと書かれていた。
「新型の人形兵器のテスト。それに有力者に暗示をかける手伝いか……」
「それと今度オリヴァルト殿下と一緒に国外に行くんでしょう? そちらの権力者ともしっかりと人脈を結んでおいて」
「まかせてくれ。あとは……俺に残った力のデータ収集か」
「そっちは機械の上でじっとしてるだけだから楽でいいでしょう。データを取る際に激痛があるらしいけどあなたなら問題ないわよね」
「ああ、問題ないさ」
リィンが即答する。
今の彼は完全にノバルティス博士の操り人形だ。
表では第Ⅱ分校の教官として働きつつオリヴァルトと共に国外を飛び回り、裏ではアリサの指示に従って様々な仕事や実験をこなしている。
おかげで睡眠時間も随分と減ってしまっているのだが、リィンはそれをおかしいと思えない。
アリサと博士のために頑張っている。
ただそれだけなのだ。
「三日くらい徹夜すればこなせる量だな」
「体調が悪くなったら正直に言いなさいよね。あなたは博士のモルモットなのだから」
「わかってる。体調管理はしっかりするさ」
リィンは今のアリサの言葉も心配してもらって嬉しいとしか思えない。
「そう。それと1週間は絶対に連絡してこないで」
「え……何かあったのか?」
「研究熱心な博士がようやく休息を取ってくれることになったのよ。だから私たちの身体で癒して差し上げることになったの。ふふ、エリィさんも博士の体調のことは心配していたから本当に良かったわ」
アリサがリィンの体調を心配する理由と博士の体調を心配する理由は全く違う。
リィンがアリサの頼みごとを死に物狂いでこなしている間、アリサはずっと博士とセックスをしているのだ。
「そういうわけだから絶対に邪魔をしないで。いいわね」
「ああ、わかったよ。仕事の方も任せてくれ」
「ありがとうリィン。博士ほどじゃないけど愛してるわ」
ぶつっと通信が切れる。
最愛の女性に愛していると言われたリィンにやる気が満ちていく。。
「よし……アリサのためにも頑張らないとな」
早く休む予定を変更し、リィンはアリサから任された仕事を始めるのだった。