エリィの望む現実
Added 2023-02-01 09:46:49 +0000 UTC「ふぅ……これで今回のデータは纏め終わったわね」
導力端末のキーボードをたたく手を止めてエリィが大きく伸びをする。
「って……あら? もうこんな時間なのね……」
夕方から初めて早く終わらせなければと思ってやっていたらいつの間にか深夜になってしまったようだ。
夕食を抜いて作業をしてしまい疲れがたまっているが、これも自分の重要な仕事だと思えば全く辛くなかった。
「そういえばこのデータ以外にももう少し纏めておきたいものがあったわね……それも終わらせてしまいましょう」
休むどころか再びエリィがキーボードを叩き始める。
その後20分ほど、自分の肩に手が置かれるまでエリィは集中して作業を続けていた。
「エリィ、まだ作業をしていたのかい?」
「あ――お疲れさまです博士」
エリィの肩を叩いた人物――身喰らう蛇の使徒第六柱であるF・ノバルティス博士に頭を下げる。
彼は導力端末の画面をのぞき込むと満足そうに自分の顎を撫でた。
「頼んでいた実験のデータは纏めてくれたようだね。別に急いでいないからもう少し時間をかけてもよかったんだよ?」
「そう言うわけにはいきません。私は博士の秘書なのですから、なるべく早く済ませるべきだと思っています」
エリィ・マクダエルはノバルティス博士の秘書である。
彼の役に立つことこそが至上の喜びなのだ。
「博士はアリサさんの調整を終えたところでしょうか?」
「はは、君ならば私のスケジュールは把握していて当然か。中に出しすぎて臨月を迎えた妊婦のようになっているから、あとで後始末をしておいてくれたまえ」
「かしこまりました。まとめたデータは今すぐにご覧になりますか?」
「そうだね。チェックしておこうか」
エリィが席を立つとそこに博士が座る。エリィは博士の正面にしゃがむと、ズボンのチャックを口で下げて博士の肉棒を露出させた。
アリサの調整を終えたばかりだというのに、ガチガチに勃起している逞しい肉棒にうっとりと見惚れてしまう。
「博士♡ アリサさんの調整お疲れさまでした♡ 私の奉仕でたっぷりと癒されてくださいね♡」
肉棒の先端にちゅっと口づけをすると、エリィは服をはだけて博士の肉棒を胸で優しく挟む。
挟んだだけで火傷しそうなほど熱いそれを扱きながら、唾を垂らして滑りをだんだんとよくしていく。
激しい快楽を与えるのではなくぬるま湯に浸かっているいるような快感を与えて、博士の疲労を少しでも癒そうとしているのだ。
「はぁ……エリィのパイズリはいつも極上だね。データをチェックしている時は君にパイズリをしてもらうのが一番かもしれないよ」
「ふふ、ありがとうございます♡ 博士を少しでも癒すことが出来れば幸いですから、いつでも私のおっぱいを使ってくださいね♡」
褒められて気を良くしたエリィが左右別々胸を動かして扱き始める。
「データはちゃんと纏まっているね。私はやることが多いのでこういう作業をしてくれるのは本当に助かるよ。君を秘書にして正解だった。クロイス家への繋ぎとしても役に立ってくれたようだしね」
「んっ♡ んっ♡ 博士のお役に立てるのでしたら何でもします♡ んっ♡ ふあっ♡」
「ああこれは……最近の調整の結果もまとめてくれたのかな?」
「はい♡ んっ♡ 特にフィーさんは博士の調整を受けて一気に体型が変化しましたから、こまめに調整結果をまとめています♡」
「確かに彼女はレンと同じで急速に体型が変化したからねぇ。あの未成熟な身体もよかったが、女性らしく育った身体も味わい深い」
「んっ♡ あんっ♡ アリサさんの調整結果も後でまとめておきますね♡ ふあっ♡ それと今後の調整と博士の性欲処理のローテーションも組んでおきました♡」
博士が自分の女たちに行う調整の記録を纏めるのも、調整や性欲処理のローテーションを組むのも秘書の役目だ。
もっとも博士のその日の気分で大きく変わる部分ではあるのだが、エリィはそれでも事前にきちんとまとめている。
「なるほど……おや、これは見覚えのないデータだね」
「はい♡ それは――あんっ♡ 以前特務支援課の支援要請で入手したデータです♡ 博士のお役に立てるかと思って、内密にコピーしておきました♡」
警察のデータを横流しするという行為は、かつてのエリィならば考えられないような行為だ。
しかし犯罪行為であろうと、博士の役に立つならばエリィは迷うことなく実行するのだ。
博士のためならば彼女は身も心も捧げる覚悟なのだから。
「こちらのデータは……ほう?」
博士の口角が上がると、エリィが肉棒を舐め始める。
カリの深い部分に舌を当てて何度もなぞり、震える肉棒を押さえつけるように口の中に含んでいく。
「ちゅるるう♡ れりゅううう♡ 博士のペニス♡ 本当に逞しくて素敵です♡ ちゅっ♡ れりゅうう♡」
「エリィ。この実験プランは君が組んだのかい?」
「はい♡ 実験を行うかどうかはもちろん博士にお任せします♡ ちゅっ♡」
「これは冗談半分だったのだけどねぇ」
「それでも博士の知的好奇心が満たされるかと思ったんです♡ ちゅるるるうう♡ れろぉ♡ ちゅっ♡ 妊娠していなくても母乳が出る体にする実験プランです♡ レンちゃんやベルが詳細を詰めてくれました♡」
それは以前博士がふざけてアリサに言ったことだった。
博士としても本気ではなかったのだが、エリィはそれが実現すれば博士に喜んでもらえるかもしれないと考えて、同じ博士の女であるレンやマリアベルに相談したのだ。
そして彼女たちが人体改造のプランを組んでくれた。
「やってみるのも面白いかもしれないが……これはリスクも大きいね。失敗すればどうなるか分からないよ」
「ちゅっ♡ じゅるるう♡ はい♡ ですので私が被験者に立候補します♡」
「ほう……いいのかな?」
「かまいません♡ 私は技術者などではないので、秘書として使い物にならなくなっても変わりはいくらでもいます♡ 目星はつけていますので、そちらもご覧ください♡ 博士でしたら落とすのも簡単なはずです♡」
エリィが用意した資料の中には実験のせいでエリィが使い物にならなくなった場合、代わりの秘書になりそうな人材としてトールズ士官学院・第Ⅱ分校のトワやミュゼを始めとした様々な有能な女性の名前が書かれていた。
もちろん秘書業だけではなく性欲処理やそれ以外の活用方法なども考えて自分の代わりを選んである。
「代わりの秘書が見つかった場合は、私は性欲処理専門の肉便器にでも改造して貰って構いませんし、生体パーツとして使い捨てていただければ無駄にもなりません♡ ちゅっ♡」
「ふむ……君を使い捨てるのはもったいない気もするが、生体パーツは常に不足しているからねぇ……肉便器か母体として再利用するのがいいかもしれない」
もしそうなった場合は普通に考えてエリィの行きつく先は地獄でしかない
けれど今のエリィは博士のためならば自分すらどうなってもいいのだ。
「悩むねぇ。とりあえず君に射精してからゆっくりと考えるとしようか」
「あんっ♡ おっぱいの中で博士のペニスが震えています♡ ちゅ♡ 出して下さい♡ 博士の優秀なザーメンをたっぷりと飲ませてください♡ んああっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「んむうううっ♡ んぶうううううううううっ♡」
口の中いっぱいに精液を出されてエリィが絶頂してしまう。
胃の中にぼたぼたと濃くて熱いものが落ちていき、全身が歓喜しているのが分かった。
大きく息を吐きながら博士が精液を出し切ると、エリィが尿道に残った精液まで吸い取って肉棒を口から離す。
「はぁ……♡ はぁ……♡ お疲れさまでした♡ ぷりぷりのザーメンを飲ませていただき幸せです♡」
「君のパイズリも相変わらず良かったよ。ふぅ……しかし催してきたね。トイレに行くのも面倒だが……」
「なにを言ってるんですか博士♡ 私のお口を便器にしてください♡ あ――ん♡」
エリィがためらうことなくもう一度博士の肉棒を咥える。
そのまま上目づかいで「出して下さい♡」とおねだりする。
「君は本当によくできた秘書だよ」
博士が下卑た笑みを浮かべてエリィの頭を撫でた。
その瞬間、エリィの視界が真っ暗になった。
◇
「ん……んぅ……はっ! ……はぁ……はぁ……また……あの夢なのね……っ!」
夜遅くにエリィは目を覚ましてしまった。
だるい体を起こすと全身が汗でびっしょりであり、Yシャツも体に張り付いてしまっている。
気持ち悪いのでそれを脱ぐとタオルで身体を拭き新しいYシャツを取り出してそれを身に纏う。
「ふぅ……少し喉が渇いたわね」
エリィは夜中なので音をたてないように、静かに部屋を出て1階に向かった。
最近はこういう日が続いてしまっているのだが、その原因は自分でもわかっている。
「どうして私は……あんな夢ばかり見てしまうのよ……」
近頃のエリィが見ているおかしな夢。それは自分がずっと前からノバルティス博士の秘書として働いているという夢だった。
夢の中の自分は博士のために何でもしている。
博士のスケジュールの管理、実験のデータの取りまとめ、クロイス家との顔繫ぎ、警察のデータの横流し。
そして自分の身体を使っての博士の性欲処理など、秘書としての仕事から外れているような行為まで喜んで受け入れていた。
「アリサさん達まで……私はなんて失礼な夢を……でも……」
その夢なのだが、いくら何でもその内容がリアルすぎるのだ。
自分は博士の秘書などではないので、過去になかったはずの出来事のはず。
にもかかわらず、本当にあったことのように感じてしまう。忘れていたことを思い出すかのように毎晩夢を見てしまう。
エリィはだんだんとどちらが夢なのかわからなくなってきてしまった。もしかして現実だと思っている今のほうが夢なのではないかと考え始めてしまう。
夢の内容も過去の出来事から最近にまで迫ってきている。
つい先日などよりにもよって大切な特務支援課の仲間たちを笑顔で博士に差し出す夢を見てしまった。
そんな毎日が続いて今のエリィは眠ることが怖くなってしまっている。
「エリィ?」
背後から声をかけられて思わず体が震える。
振り返るとそこにはロイドが立っていた。
「ロ、ロイド? こんな夜中にどうしたの?」
「少し喉が渇いてさ。エリィこそ階段で立ち止まってどうしたんだ?」
「わ、私もよ」
水を飲みに行くつもりが気が付かないうちに、途中で立ち止まって考え込んでしまっていたようだ。
ロイドと一緒に台所に行くと、コップに水を汲んで一緒にそれを飲む。
「エリィ……なんだか最近様子がおかしくないか?」
「そ、そんなことは……」
「俺でよかったら話を聞くよ。いや、聞かせてくれないかな。君は苦しんでいるのをほっとけるわけないじゃないか」
ロイドに……自分の最愛の人にそう言われて、エリィは思わず泣きそうになってしまった。
二人は少し前から想いを伝えあって恋人同士になっている。その事実を夢や幻だなんてエリィは思いたくなかった。
ロイドは自分の部屋にエリィを招き入れて優しく抱きしめると、エリィは自分の悩みを打ち明け始めた。
理由は分からないがノバルティス博士の秘書として生きている夢を見る事。それがあまりにもリアルすぎて、夢か現実かわからなくなっている事。
ただし博士の性欲処理をしている事と、仲間たちを笑顔で差し出してしまったことは言えなかった。
話を聞き終えたロイドにもう一度優しく抱きしめられる。
「助けてロイド……もう眠るのが怖いの……どっちが本当なのかわからなくなってきてるのよ」
「大丈夫だエリィ。そんなのは所詮悪い夢だ。俺が君を支えるから……どっちが現実なのか何度だって君に教えるさ」
「ロイド……ちゅ♡」
二人の唇が重なってベッドになだれ込んだ。
そのまま二人は服を脱がせあって、今を確かめるように身体を重ねていく。
行為が終わっても抱きしめあってお互いの体温と存在をずっと感じていた。
(そうよ……あんなのは悪い夢だわ。私にとってロイドに抱かれている今が現実なのよ……)
自分にはロイドがいてくれる。
ロイドと支え合っていけば大丈夫。
そう確信しながらエリィはロイドの腕の中で眠りにつくのだった。
◇
ロイドに悩みを打ち明けてから1週間が経過していた。
あれからエリィは例の夢を見ることはなくなり、毎晩ぐっすりと眠ることができている。
元気になり調子も戻り、今日も特務支援課のみんなと犯罪者を捕まえたところだった。
しかし――
(この人達……どうせなら博士の実験に利用したほうがよくないかしら……はっ!? ま、また私は変なことを考えて……)
夢を見なくなった代わりにエリィに訪れた変化。それは現実でもふとした時に博士の秘書としての思考を持ち始めてしまっている事だ。
今も犯罪者を博士のために利用できないかなどと思ってしまっている。
自分はいったいどうなってしまうのだろうと再び不安になるエリィは、仕事が終わって夕食を食べた後も部屋で深いため息をついていた。
(はぁ……食事もあまり喉を通らなかったわね……博士はキチンと昼食を取られたのかしら? 研究に夢中になるとすぐに抜いてしまうから、私が食べさせて差し上げたほうが――)
「エリィさん。ちょっといいですか?」
ドアがノックされてティオの声が聞こえてくる。
返事をすると彼女がなぜか嬉しそうな顔で入ってきた。
逆にエリィは彼女の顔をまっすぐには見ることができない。今朝もティオを見た時に、以前博士に誘われたことのあるティオならば必ず博士の役に立てるなどと考えて締まったからだ。
「ティオちゃん、どうしたの?」
「ふふ、少し報告したいことがありまして」
「報告?」
「はい。エリィさん。最近ノバルティス博士の秘書になる夢を見てましたよね?」
「……え?」
ティオの言葉にエリィは思考がフリーズしてしまう。
そのことはロイド以外の誰にも言っていないからだ。そして彼がこの事を他人に話すなど考えられない。
「それだけではなく、最近は起きていても博士の秘書としての思考を持っているんじゃないですか?」
「っ!? ど、どうしてそのことを……」
「実はそれは全て博士の実験によるものなのです」
博士の実験とはいったいどういうことなのかエリィには理解できない。
どうしてティオがそんなことを知っているのか。その理由を知りたくないのに自分でも考えてしまう。
「博士は零の残滓とエリュシオンコードを手に入れたことになりました。それにより過去のIFを正確にシミュレーションすることができるようになったのです。その運用データを取るために手始めに過去に博士の秘書になったエリィさんをシミュレーションして、そのデータをわたしがエリィさんに同期させました。つまりエリィさんが見たあの夢は、過去に起こりえたかもしれない出来事であり――」
「ま、まってティオちゃん!」
信じられないようなことをスラスラと話し続けるティオの言葉をエリィが遮る。
「ど、どういうことなの? それだとまるであなたは……あなたとキーアちゃんは……」
「はい。わたしもキーアもとっくに博士のモノになってますよ。博士の素晴らしさを教えてもらい、女の悦びだって教えてもらいました♡ ふふ、エリィさんも楽しかったでしょう?」
微笑みながらそう言うティオだったが、エリィの頭は目の前の現実を理解することを拒否していた。
ティオとキーアが博士の手に堕ちていたことなど信じたくはない。
それに何より、ティオが裏切っており自分を苦しめたなど信じたくはないのだ。
あの夢を見たせいで自分は眠るのも怖くなり、どっちが現実なのかもあいまいに感じるほど精神が不安定になったのだから。
思わずティオの肩を掴んで強く揺さぶる。
「な、何かの間違いよね? ティオちゃんが私にそんなひどいことをするなんて……し、信じられるわけないじゃない!」
「そう言われましても……やったのは本当にわたしですよ? キーアは最近博士の性欲処理と調整で忙しいですし、ユウナさんはトールズでデータ収集に励んでいますしね。私がエリィさんに夢を見せるしかなかったんです」
「そ、そんな……」
本当にティオが裏切っていた。
そのショックに耐えることができなくなったエリィはぺたんとその場にへたり込んでしまった。
ティオだけではなくキーアやユウナまで博士の手に堕ちているなど絶望しか感じない。
そう思った瞬間……自分の心の中に絶望以外の感情が産まれている事に気が付く。
「ティオちゃん……お願いがあるの」
「なんでしょうか?」
「私を……私をノバルティス博士の元に連れて行って」
エリィのお願いにティオは笑って「ついてきてください」と言うと歩き始めた。
彼女がについていくとたどり着いたのはRFのクロスベル支社。ここに内密に博士のための研究施設が作られているらしい。
食らい廊下を歩き、一般の職員でも立ち入らない部屋まで案内されて、エリィはとうとう全ての元凶と対面した。
「失礼します博士。エリィさんをお連れしました」
「ご苦労だったねティオ」
博士は椅子に座って何かの映像を見ていた。
画面に映っているのはティオとキーアの裸。おそらくは調整の際に撮影したものを見ているのだろう。
案内を終えたティータは部屋から出て行ってしまい、エリィと博士の二人きりになる。
「さて……クロスベル再事変の時は君に会わなかったので随分と久しぶりだねぇ。クク……私に何のようだい? 恨み言なら受け付けていないよ」
「恨みなんて……そんなのありません。私は……私はあなたに感謝しています」
優しく微笑んだ後にエリィが博士に頭を下げる。
「博士の実験の秘検体に選んでいただき本当にありがとうございました。そのおかげで私は博士の秘書としての日々を体験することができました」
「ほう……私の秘書になった感想はどうだね?」
「はい……間違いなく私の人生で最も素晴らしい日々でした」
顔を上げたエリィの表情には一切の迷いがなかった。
彼女は本心からそう思っているのだ。
「様々な場所に留学をした日々や、特務支援課として過ごした日々。それらとは比べモノにならないほど充実していて幸福に満ちていた日々だと心から思います。博士の素晴らしさを知れたことも嬉しいです。秘検体として選ばれなければ一生博士の事を誤解したまま生きていたのかと思うとゾッとします」
「はは、そこまで言われると照れるねぇ」
「謙遜なさらないでください。博士は間違いなく世界で最も優れたお方です。優秀な頭脳に関してもそうですが、一人のオスとしても博士以上の男性などいるはずありません。私は博士に抱かれている時が最も幸せでした♡ 優秀なオスに尽くすというメスの幸せも博士が教えてくれたことですよ♡」
エリィはうっとりとした表情で夢の中で博士に奉仕したことを思い出す。
それはロイドとのセックスなど全てお遊びだと思えるほどの快楽と多幸感を得ることができた時間だった。
ティオやキーアも博士に抱かれてきっと同じ気持ちになったのだろう。
「本当にありがとうございました。私を実験に使っていただき感謝しかありません」
「そこまで言うのならば本当に私の秘書になってみるかね?」
その言葉にエリィの胸が高鳴って大きく目を見開く。
「ほ、本当ですか? ぜひお願いします。必ず博士のお役に立ってみせます」
「もっとよく考えなくていいのかい?」
「かまいません。博士のためでしたら私の全てを捧げます。どんなことでもします。使えないと判断されたならいつでも捨ててくださって構いません。それこそ夢の中で言ったように、性欲処理の肉便器や使い捨ての生体パーツにしていただいて結構です」
もはやエリィの心には博士に尽くしたいという気持ちしか残っていなかった。
ティオとキーアが博士の手に堕ちたと知った時に、絶望した後に彼女たちを羨ましく思ってしまったのだから。
「いいだろう……それでは秘書としての最初の役割として、私の性欲処理をしてもらおうか」
「……はい♡」
エリィが博士の正面に跪くと、夢の中で何度もそうしたように博士の肉棒を露出させる。
ガチガチに勃起したそれは思わず見とれてしまうほどの大きさと逞しさだった。
オスの匂いに頭がクラクラしてくる中、ゆっくりとそれに唇を近づけていく。
「エリィ・マクダエルは博士の秘書として生涯を捧げることを女神に誓います――ちゅ♡」
博士の肉棒の先端にキスをして忠誠を誓うと、エリィは秘書としての初めての仕事に移るのだった。
◇
「ちゅっ♡ れりゅううう♡ じゅるるううう♡ 博士のペニスは本当に逞しいですね♡ ちゅ♡ こんなに素晴らしいベニスに奉仕させていただけるなんて幸せです♡ れりゅうう♡」
性欲処理を始めたエリィはさっそく博士の肉棒にフェラチオを始めた。
竿の部分に舌を這わせて自分の唾液をまぶしていき、博士の気持ちいいポイントを探していく。
もっとも夢の中でさんざん奉仕した肉棒なのですでに博士の好みは熟知しており、すぐに肉棒が快感で震え始めた。
カリの深い部分を舌先で何度もなぞりながら玉袋を手で揉みしだいていく。
「れりゅう♡ ちゅるるうう♡ はぁ……♡ 博士のここ……ザーメンがたくさん詰まっているのがわかります♡」
玉袋を掌で持ち上げるとずっしりとした重さを感じることができる。
ロイドにもフェラチオくらいはしたことがあるのだが、博士の肉棒はロイドのモノとは何もかもが違い過ぎた。
「君の恋人と比べてどうかね?」
「ちゅっ♡ ちゅるるうううう♡ 太さも長さも博士のほうが比べものにならないくらいご立派です♡ れろぉ♡ こんなにステキなペニスに比べたらロイドのペニスなんて……いいえ、比べること自体が失礼なレベルですね♡ ちゅっ♡ もう二度とロイドには抱かれません♡ すぐに別れます♡ じゅるるううう♡」
「別れなくてもいいさ。表向きは付き合っていると言うことにしたまえ」
「かしこまりました♡ はむっ♡ れりゅううう♡ じゅるるうううう♡」
玉袋をしゃぶりながら肉棒を手コキで扱く。
皺の一本一本まで丁寧に玉袋を舐めると、その中で精子がどんどん生産されていくのを感じた。
手コキで肉棒がピクピクと気持ちよさそうに震えているので、エリィも気を良くしてどんどん扱く速さを上げる
「ちゅるるう♡ 博士ぇ♡ ちゅっ♡ 私の奉仕はいかがですか♡ れりゅうう♡ ダメなところがあればすぐに直します♡ ちゅう♡ ちゅっ♡」
「そろそろ加えてもらえるかな?」
「はい♡ あ――んむっ♡ れりゅううう♡ じゅるるううううう♡」
大きく口を開けて肉棒を根元まで咥えこむ。
博士の肉棒は規格外ともいえる巨根なので、顎が外れそうなほど口を広げる必要があったが全く苦ではない。
亀頭を喉の奥で擦って刺激すると気持ちよさそうに肉棒が跳ねるのが嬉しくて、息苦しさなど気にならないのだ。
頭を激しく動かして肉棒を扱いていく。
竿には舌を絡めて刺激を与えて、博士を少しでも気持ちよくしようと務めていた。
しかし博士はエリィの口から肉棒を抜いてしまう。
「あんっ♡ 博士のペニスが……♡」
「服をはだけて仰向けになりたまえ」
「は、はい♡ すぐに準備いたします♡」
夢で何度もされたことなので何をされるのかはわかっている。
エリィは言われた通りに上着をはだけて自分の胸を露出させた。
服と下着から解放され、ぶるんっと揺れて心なしか大きさも増した乳房が露わになる。
床に仰向けになっても形が全く崩れない美しい巨乳。博士はエリィに跨るとその胸を使って自分の肉棒を挟んだ。
馬乗りパイズリでそのまま博士はセックスでも行うかのように腰を振り始める。
「あんっ♡ ああああっ♡ おっぱいが擦れてっ♡ ふあああっ♡ 感じちゃいますっ♡ んああああっ♡ 博士にご奉仕しないといけないのにっ♡ 私の方が気持ちよくなっちゃいますっ♡ ふあああっ♡」
喘ぐエリィだったが博士の方も十分に快感を感じていた。
服の上からでもわかるエリィの巨乳で肉棒を挟み、両手で揉みしだきながら性欲処理に使う優越感も博士を興奮させていく。
力を籠めれば指はどこまでも胸に沈んでいき、肉棒にぴったりと吸い付くような肌と谷間をエリィは持っていた。
その胸を左右別々に動かして扱いたり、乳首を使って亀頭やカリの部分を擦ったりなどして博士は自分勝手に快楽を得ていく。
初老の男性のカサついた指と先走りまみれの肉棒で胸をおもちゃにされているなど本来ならば屈辱しか感じないはずだが、今のエリィにとっては最大級のご褒美だった。
「んっ♡ ふあああっ♡ 博士♡ もっと激しく乱暴にしてください♡ あんっ♡ 博士ぇっ♡」
「そろそろ出そうだ……どこに欲しいか選ばせてあげよう」
「あんっ♡ このまま胸に出して下さい♡ 私の胸を博士のザーメンでマーキングしてくださいっ♡ ふあああっ♡ んああああっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「ひああああっ♡ あ、熱いっ♡ んああああああああっ♡」
ロイドのモノよりも遥かに熱い精液を胸にぶちまけられる。
亀頭を胸で包んだがすぐに精液が谷間の隙間からあふれ出し、あっという間にエリィの胸を白く染めていく。
べっとりと肌に張り付く精液はエリィが呼吸をするたびに彼女を興奮させていった。
谷間で肉棒が脈打ち精液を全て吐き出すまで待つと、博士が立ち上がってエリィから離れる。
「はぁ……博士のザーメン……ちゅっ♡ れりゅう♡ 美味しいです♡ れりゅううう♡」
胸に付着した精液を美味しそうに舐めとっていくエリィを満足気に見下ろしながら博士は自分の肉棒を扱く。
それは全く萎えておらず早くエリィの中に入りたいと言っているかのようだった。
「ん……博士♡ 私の準備はできています♡」
四つん這いになって博士に尻を向けると、彼はタイツの上からエリィの尻を何度も撫で始めた。
タイツ越しの感触をじっくりと堪能した後、タイツとショーツを一緒に下げて尻を露出させる。
エリィの真っ白で形のいい尻が露わになるとそれも撫でながら揉みしだいていく。
「いい肉付きだ。君は胸だけではなくこちらも魅力的だね」
「あんっ♡ 嬉しいです博士♡ もっと博士に気に入っていただけるように、お好きに調整してください♡ あああっ♡ ふああっ♡」
尻を揉まれているだけで絶頂してしまいそうなほど気持ちよかったが、クチュっと肉棒の先端がエリィの秘部に当てられた。
「あああっ♡ は、はいって――ふああああ♡ んあああああああっ♡」
肉棒を挿入されただけでエリィの背筋がピンっと伸びる。
めりめりっと鈍い音がした瞬間に自分の中を熱い棒で埋め尽くされて、今まで感じたことがないほどの快感と多幸感に全身が包まれた。
博士はエリィの膣内の具合を確かめるように、尻をがっちりと掴んで動き始める。
まだこなれていない分キーアやティオよりもきつさを感じるエリィの膣内。今しか味わえないこの感触を肉棒と記憶に刻み付けていた。
「んああああっ♡ お、大きいっ♡ スゴイです博士っ♡ ああああっ♡ こ、こんなにおまんこを広げられるのは初めてですっ♡ 奥にも届いてっ♡ ああああっ♡ き、気持ちいいですっ♡ ふあああああっ♡」
ロイドのモノよりも遥かに大きなモノを淹れられたエリィは、はじめは微かな痛みを感じたがすぐにそれも消えてしまった。
一突きごとに自分の身体が博士に馴染んでいるのがはっきりとわかってしまう。
子宮口をグリグリと擦られながら身体を起こされて、肩を掴んだ抱えどりで突き上げられるように奥を攻められる。
腰を引かれるとカリの深い部分で壁をガリガリと擦られて背筋がゾクゾクしてしまう。
「んひいいいっ♡ 博士っ♡ あああっ♡ 博士の性欲処理なのに、やっぱり私の方が感じてしまいますっ♡ ああああっ♡」
「恋人とはセックスをしていなかったのかね?」
「あんっ♡ ロ、ロイドとは、その……っ♡」
少し前まで好きだった男の名前を出されてエリィが言葉に詰まる。
今の彼女はロイドのことなどなんとも思っていないが、最愛の人である博士の前でかつての恋人の話などしたくはないのだ。
しかし両胸を下から持ち上げるようにタプタプと弄ばれながら話すように言われてようやく口を開いた。
「ん♡ ああっ♡ ロイドとはしていましたが……さ、最近は全く気持ちよくなかったんです♡ 夢を見るようになってからは、ロイドに抱かれても満たされることはありませんでした♡ 夢の中で博士に抱かれたことを思い出しながらオナニーをしていました♡ あああっ♡ ふああああ♡」
「なんてひどい男だ。こんなにも淫らな身体をしているのに満たされないとは、今まで辛かっただろう?」
「ふあああっ♡ は、はい♡ 辛かったです♡ 博士みたいにペニスが大きくなくて、セックスもすごく下手でした♡ おっぱいの触り方も全然違うんです♡」
二つの胸に指を食い込ませて力を抜くと、弾力でそれが元に戻る。
それを何度も繰り返しながらたわわに実った極上の乳房を堪能していく。
乳輪ごと乳首を摘まんで強く引っ張って胸を伸ばすと、綺麗な形のそれがゆがんでエリィも甲高い声を上げた。
「ひあああっ♡ んひいいいいっ♡ 気持ちいいです博士っ♡ もっと私のおっぱいをイジメてください♡ あああっ♡ 博士に楽しんでいただくためだけにここまで大きくエッチになりました♡ あんっ♡ ふあああっ♡ 博士に抱かれるの気持ちいいですっ♡ 幸せですっ♡ ひあああっ♡ んあああああっ♡」
エリィの胸を握りつぶすほど強く揉みながら激しい抽送を繰り返す。
やがて彼女をもう一度四つん這いにすると、覆いかぶさって胸を揉みながら一気にラストスパートをかけた。
自分が射精するためだけの身勝手なピストンで、エリィの身体を使って博士が気持ちよくなっていく。
肉棒が一回り大きくなって震えだし、本能的にエリィは射精の前兆を感じ取った。
「ひああああっ♡ も、もうダメです♡ 私もイってしまいます♡ 博士も出して下さい♡ 私の子宮の中にたくさん出して下さいっ♡ ふあああああっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「んああああっ♡ 熱いザーメンがいっぱい出てるっ♡ イクっ♡ イッちゃう♡ ふああああああああっ♡」
空っぽだった子宮に精液を注がれてエリィも絶頂した。
背後で博士が気持ちよさそうに息を吐きながら射精してくるので、エリィの身体も悦んで無意識のうちに膣を締めて精液を搾り取る。
「あぁ……優秀なオスのザーメンがこんなにたくさん……ロイドとは格が違います♡ これが本当のセックス……んっ♡」
腰をグイグイと押し付けながらエリィの中に精液を吐き出し、博士は満足気に肉棒を引き抜いた。
鈴口と秘部が精液の太い糸でつながっており、膣からは大量の精液が溢れてくる。
世界で最も優秀な遺伝子を注がれたことでエリィの身体は歓喜していると同時に、かつてないほどの疲労感で身体を動かすのもだるかった。
「あ……♡」
しかし博士のモノは全く萎えていない。
エリィは自分の役目を果たすために、一度博士の肉棒にお掃除フェラを始める。
「ちゅるるるる♡ れりゅううう♡ 綺麗にしますね♡ 博士がスッキリするまで私を使ってください♡」
数分後に再びエリィの喘ぎ声が響き、彼女は次の日の朝まで博士の性欲処理を行うのだった。
◇
特務支援課のメンバーはその日も支援要請に励んでいた。
現在は昼休みということでみんなで昼食を食べ終えたところでありエリィが後片付けを済ませたところだ。
「エリィ」
「ロイド、どうかしたの?」
ロイドに声をかけられてエリィが優しく微笑む
「いや……あれから調子はどうかと思ってさ」
あれからというのは彼に悩みを打ち明けたことだろう。
「ああ、あのことね。私はもう大丈夫よ。それともあなたから見て今でも問題があるように見えるかしら?」
「そんなことはないさ。だいぶ顔色もよくなっているし、エリィに笑顔が戻って俺も嬉しいよ」
実際にロイドの目から見ても最近のエリィは生き生きしている。
自分がエリィの力になれたのだと思うと嬉しくも誇らしくもある。
「また別行動になってしまうけど午後からの支援要請も頑張ってね」
「ああ、任せてくれ。エリィももうすぐ政界デビューだろう? 体調には気を付けてくれよ」
やる気満々のロイドを見送ると、エリィは警察手帳を取り出した。
「ロイドとランディにはこの支援要請を回してあるから、私とティオちゃんは自由に動けるわね。キーアちゃんは今頃博士の調整を受けているから、私とティオちゃんで前回の実験のデータを纏めてアリサさんに提出。その後はティオちゃんが博士の性欲処理。私はその間にお祖父様を利用するために……」
エリィが今後の予定を再確認していた。
博士の秘書となってからエリィの生活は完全に変わってしまった。
特務支援課の仲間や祖父たちを欺き都合よくコントロールしたり、自分やティオが博士のために動ける時間を確保するのもエリィの役目だった。
実際に今もロイドとランディは支援要請に向かわせているが、エリィとティオは博士の実験のデータを纏めるところだ。
それに加えてエリィ自身の政界進出も目前に迫っているので、そちらの方もちゃんと準備を進めている。
ただし以前のようにクロスベルのためという目的ではなく、博士のためにクロスベルを変えるという理念のもとにエリィは政界へ進出しようとしていた。
「明日の朝は博士をフェラチオで起こしながらその日の予定確認……ふふ、博士の秘書の役割に恥じないように精一杯頑張らないとね♡」
これからも博士の役に立とうと意気込みながら、そしていつの日か再びクロスベルが博士の実験に使われる日に繰り広げられるであろう光景を思い浮かべながら、エリィは妖しい笑みを浮かべるのだった。