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【FANBOX限定小説】少しずつ、雪ノ下雪乃が奪われていく。3

こちらの続きです。




 最近雪ノ下との会話が減っている。

 比企谷八幡は唐突にそんなことを思ってしまった。

 奉仕部の部室には自分と雪ノ下雪乃の二人のみ。恋人同士ではあるが、元々常に仲良く会話をするような関係ではない。

 むしろ付き合う前と後でも甘い会話などした覚えはない。雪乃を可愛いと思う事が増えたくらいだろうか。

 しかし、最近の雪乃との会話は以前にもまして少なくなっているように思えてならないのだ。

 まず、彼女は奉仕部の部室で本を読むことが無くなった。その代わりにスマホを毎日弄っている。

 何か調べ物をしているのだろうか。イヤホンをつけている時もあるので猫動画でも見ているのかもしれない。


「なぁ……雪ノ下」

「なにかしら?」


 声をかけると彼女はスマホから顔を上げる。

 返事をしてくれるので冷たくされているわけでもないだろう。むしろ付き合う前から冷たくされているのでされても気にならない。

 雪乃の顔はどことなく赤いが夕焼けでそう見えるだけだろうか。


「比企谷君。声をかけておいて黙らないでくれるかしら?」

「あ、いや……その……」

「なに? 気持ち悪いわね……ああ、そういうこと」


 雪乃は勝手に納得して席を立つ。

 そしてティーポットを手に取ると、空になっていた八幡の湯飲みに紅茶を注いだ。

 どうやら彼女は八幡がおかわりが欲しいのだと思ったらしい。


「このくらい自分でやりなさい」

「お前の紅茶だから一言断っておこうと思ったんだよ」

「そのくらい勝手にやってもいいわよ。あなたは紅茶を淹れるのは無理でしょうけど、ティーポットから注ぐのは誰がやっても同じ……でしょう?」

「なんで言いよどむ」

「いえ、なんとなくだけど……比企谷君がやると不味くなるような気がして」


 ひどい言い草だがこんなやり取りが心地いい。

 紅茶にも注ぎ方はあるだろうし実際に雪乃がやったほうが美味しいのだろうなとは思う。

 なにより。


「確かに……お前にやってもらったほうが美味いのは確かだろうな」

「あら、素直に認めるのね。まぁこのくらいならいつでもやってあげるけれど」


 技術云々ではなく彼女にやってもらったほうが嬉しいし美味しいのは間違いないだろう。

 付き合う前からずっとここで彼女の淹れる紅茶を飲んできたのだから親しみもある。

 そういえばこの湯呑をプレゼントしてもらう前は紙コップを使っていたのだった。

 まだ付き合っていなかったことを思い出しながら八幡は紅茶を飲み、雪乃との大切な時間を大切な場所で過ごすのだった。

 その大切な場所と大切な存在が少しずつ侵蝕されている事に、まだ彼は気が付いていない。



「先輩。今回の相談なのですが、まずは私にフェラチオをさせてください」


 雪乃の一言に柔道部の先輩がいやらしい笑みを見せる。

 いつも通り催眠アプリを使って高校に侵入して先輩が奉仕部にやってくると、スマホを弄っていた雪乃がそう言ってきたのだ。


「この前はお前のフェラが下手過ぎてイケなかったじゃねーか」

「あの時の事は私も反省しています。キチンと奉仕して先輩のペニスから気持ちよくザーメンを出してあげることができなかったなんて、思い返すだけでも恥ずかしいです。ですがあれからネットなどでテクニックなども調べたので、今度こそ満足してもらえると思います」


 催眠アプリのせいで相談=セックスをすることだと誤認している雪乃は、スマホで様々なことを調べていたのだ。

 奉仕部でも八幡の隣でフェラのテクの記事を見たり、エロ動画を見て技術を学んだりしていた。

 なまじプライドが高いだけあって前回の失敗を繰り返すまいと必死になったのである。


「そこまで言うなら俺のチンポをしゃぶらせてやる」

「ありがとうございます」


 先輩が椅子に座ると、雪乃がチャックをさげて勃起した肉棒を露出させる。


「それでは始めます……ちゅ♡ ちゅるうう♡ れりゅううう♡」


 肉棒の先端にキスをした後に、側面にじっくりと舌を這わせていく。

 自分の唾液で肉棒をコーティングしていき、裏筋のところに何度も舌を這わせた。

 舌先を伸ばして亀頭を先輩にも見えるように舐めながら、玉も優しく手で揉みしだく。


「ちゅ♡ れりゅう♡ ちゅっ♡ ちゅうう♡ はぁ♡ 先輩のペニス、相変わらずひどい匂いですね♡ ちゅっ♡ ちゅううう♡ この匂いを嗅いでいるだけでドキドキしてしまいます♡」

「この匂いは好きか?」

「れりゅう♡ じゅるるううう♡ 大好きです♡ ちゅううう♡ ちゅっ♡ はむっ♡ ちゅううう♡」


 以前は匂いに苦言を零したが今回は違う。

 テクニックだけではなく言葉でも先輩を喜ばせようと務めているのだ。

 玉袋をしゃぶって皺がふやけるように丁寧に舌を這わせていくと、そこの中で精子が作られているのを感じる。

 雪乃のテクニックは以前とは比べ物にならないほど上がっており、先輩も思わず情けない声を何度も漏らしていた。

 自分のためにここまで成長したのだと思うと優越感もこみあげてくる。


「彼氏にはしてやったのか?」

「ちゅう♡ れりゅうう♡ するわけないじゃないですか♡ ちゅ♡ 私の身体は先輩の性欲処理に使ってもらうためだけに……ちゅ♡ ……あら? いえ、これは相談……と、とりあえず比企谷君のペニスをフェラチオするなんて絶対にありえません♡ 続けますね♡ ちゅううう♡ れりゅうう♡」


 何か違和感のようなものを感じたが奉仕に戻ると、肉棒が一回り大きくなって震え始める。

 射精してもらえる。今度こそ自分のテクニックで男をイカせることができる。

 雪乃は肉棒を根元まで咥えると、顔を激しく上下させてラストスパートをかけた。


「じゅるるうう♡ れりゅううう♡ ちゅるるううう♡ んむっ♡ 出して下さい先輩♡ 私の口の中に、先輩の熱くて濃いザーメンをたくさんくださいっ♡ れりゅうう♡ じゅるるううう♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んむっ♡ んぶうううううううっ♡」


 喉の奥で熱いものが弾ける。

 胃の中に直接ぶちまけられたかのような感覚。以前のように口をオナホールとして使ってもらったのではなく、自分のテクニックで先輩をイカせることができた。

 様々な感情が雪乃の心を支配するが、オスの欲望を受け止める悦びに彼女の心は最も歓喜していた。

 雪乃の頭を撫でながら先輩は最後まで気持ちよさそうに射精を行う。


「ん……ちゅるるううう……♡ ちゅぽん♡」


 尿道に残った精液まで吸い取って口から肉棒を抜く。


「おい、待て。飲み込む前に口を開けてこっちを見ろ」

「ん……ふぁい♡」


 雪乃が言われた通りにする。

 彼女の口の中には当然自分の精液があった。

 蕩けた表情で自分を見上げる雪乃をスマホで何枚も写真に撮る。


「飲んでいいぞ」


 許可を出すと雪乃は精液を何度も咀嚼しながらゆっくりと飲み干していく。

 そして全てを飲み込むともう一度先輩に見えるように口を開けて、空っぽの口を見せつけた。


「ふぅ……なかなか気持ちいい奉仕だったな。前のフェラとは段違いだ。これなら最後まで相談してもいいかもしれないな」

「あ、ありがとうございます♡」


 雪乃の身体が疼き始める。

 最後まで相談とはセックスを行う事。

 以前もフェラチオで終わってしまったので、雪乃の身体は疼いてしまっている。

 八幡の隣でフェラチオの勉強中の時も、雪乃は先輩とセックスをしたくてたまらなかったのだ。


「おっと。そういえばコンドームを忘れちまったぜ。こりゃ今回はできそうにねえな」

「……え?」


 しかし先輩の言葉に雪乃が落胆する。


「ま、待ってください。最後まで相談をしてもらわないと……」

「ゴムがないなら仕方ねえだろ? セックスの時に避妊をするなんてのは当然のことだ」

「それは……そ、そうですが……」


 妊娠したら困る。だから避妊をする。

 当然のことなのに何か違和感を感じてしまう。


「残念だけど今回はここまでだな。また相談にくるぜ。最後までしたかったらゴムを買っておけよ」

「は、はい……」


 射精をしてスッキリした先輩が奉仕部の部室から出ていく。

 それとは正反対に雪乃は物足りない表情で後片付けを始めるのだった。


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