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RARUΩARIAthird
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♻️バレンタイン♻️

2月14日、バレンタインデーにチョコを憧れの先輩に渡そうとチョコを仕込んでから未だに先輩へ渡せなかった。

正直、妹とかもいるしチョコを持って行ったらバレンタインチョコを渡すという気恥ずかしさもある上に渡したいという気持ちはあるがその時の先輩は好きな人も居るそうで緊張して渡せなかったりするのだ。

さらに本命だよーとか告白しようとは思わないが、この気持ちを伝えたい。


「はぁ……いつになったら渡せるんだろ……」


「お?どうした?俺で良ければ相談に乗るぜ?」


「……いや、別に」


「なんだよ、相談に乗るぜ?」


「いや、いいって……」


「遠慮するなって、俺で良ければ力に」


「……いやいいから、一人でするから」


そう断って青年の元から離れる。


「あ!……はぁ」

「ん?どうした?」

「……いや……なんでも」


青年はそのまま教室へと戻るのだった。


「はぁ……また言えなかった……」

「お?どした?」

「いや、別に……」

「そうか、なんかあったら言えよ?」

「うん、ありがと……」


そう言って彼は席に座ると、スマホが振動する。

(ん?先輩からだ)

『やぁやぁ僕のおちんちんがね、欲しいって涙ながらに言っているんだ。君の可愛い蕾で蓋をしてくれないかな?』

(何言ってんだこの人は……)


『やらねぇ』


『抗うのだ。僕は何時だって214人の彼女を…』


『あぅあぅ……それされたらどれだけ嬉しいか……』


『君は既にこの世界から出されようとしている』


『エロい事書いて反応見るのやめて貰っていいですか』




「………………」


『面倒臭そうな顔すんな、むしゃくしゃしたから送ったとかじゃないだろうな?絶対だからな!?』


彼は思わず電話をブチっと切るのだった。

……

・・・

・・


「よーし、今日は終わりなー!」


その先生の言葉で教室は一気に騒がしくなった。


「ねぇ!帰り遊びに行こ!」

「いやごめん、今日私、用事あるんだ」


そんな友達の声を聞きながら彼女は席を立った。


「……先輩にチョコ渡すんだ」


その言葉に彼女は足を止めた。


「え〜でもさ、その先輩って他にもチョコ貰ってるじゃんか、あげるの?諦めた方がいいんじゃなーい?」


そう馬鹿にされるように言われた。

……そんな事はわかってるんだよ。何年彼女居ないのかわからないくらいモテる先輩がそう簡単に落とせるだなんて……いいやきっと私の事なんか眼中に無いんだろうし、私は好きな人を困らせたく無い……でもさ……こんな手紙をくれたら。


『今日の夜、学校近くの公園にいるからこれるんだったら来て』


先輩がくれた最後のお手紙の所を見ると、小さく時間が書いてあった。その時間はとても大事な時間をしっかりとわかるように書かれていて、胸が熱くなった。



「それでもさ……」


彼女はそう呟くと教室を出て下駄箱へと向かい、靴に履き替えた後に校門を潜って学校を出たのだった。


そして夜になり彼女は先輩が待つ公園へと足を運ぶと、そこには先輩の姿は無かった。


「……あれ?先輩?」


彼女は公園をキョロキョロと見渡すがやはりいない。


「はぁ……やっぱり私なんか……」


そう彼女はため息を吐くと、ふと、後ろの方から何かが落ちる音がした。その方を見ると、そこには誰かがいた。

サラサラとした綺麗な茶髪のセミロングに同じ学校なのか制服は同じ…それにどこかで見たことのある顔…というよりいつも鏡で見る顔……。


「え?ええ……?」


彼女は思わず戸惑ったような声をあげたのだった。それもそうだろう。それはあまりにもそっくりというより同じで…彼女には姉妹もいない、だから双子の線は消え、クローン、それにドッペルを疑っても良いほど同じだったのだから。


「あ、あの……」


彼女が困惑しながらに声を掛けると、彼女は首を振って答える。


「な、なんでしょうか……?」

「ど、どちら様で……わ、私とそっくりですけど……」


彼女をそれを聞いて困惑して頭の中にはクエスチョンマークだけが一杯だった。その言葉がかけられる意味をわかってるように戸惑っている様子の彼女に少し気持ち悪さを感じていた。それは彼女が感じていた一つの気持ちでありそれを抱きながら逃げようとした彼女の眼をしっかりと彼女は掴んでいたのだから。


「そ、そっくりなのは、そちらでは?どちら様ですか…?私は鹿野千秋ですけど同じ名前なんて言わないですよね!」


その言葉に彼女は混乱する。それはそうだ、全く理解出来ないのだから。


「は?」


彼女は混乱しながらも答えるのだった。


「え?は?え?いや、私の名前も鹿野千秋ですけど…え?」


彼女はそう答えながら、一つの考えが浮かぶ。それは同じ名前で同じ顔なんてありえないと。

そして一つの結論に至るのだ。これは夢なんだと。きっと私は寝てしまったのだろうと、でもこんなリアルな夢を見るのは珍しい。いっそのこと口付けでもして目を覚まそう。どうせ夢なんだし起きた時に忘れてるかもだし。

そんな事を彼女は思いながらゆっくりと腕を伸ばし、千秋の口に自分の口を近づけた。


「……っ!」「……っん!」


瑞々しくて柔らかくて夢にしてはやけに現実的な感触と匂い……そして触ってる所から伝わる体温。その全てが伝わり、千秋の顔がほんのりと赤く染まる。

それは彼女の唇も同じで、触れた事でそれが夢じゃない事に気づきそれが伝わってしまったせいで顔が一層染まっていくのが鮮明にわかってしまうのだった。


「えっと……」


「……」


彼女はバッと顔を離すと。


「……え?夢じゃない……?」


彼女は唇のねっとりした感触を感じながらも、その感触、匂いに夢ではない事を知った。


「え?夢じゃない?」


困惑したような声をあげる彼女は唇に触れたが、ちゃんと感覚があったのを確認しただけだった。しかしそれが余計心臓を高鳴らせる要因になってしまうのだ。

二人してオロオロとしていると。


「あ、あの……その……す、すいません!」

「い、いえ!わ、私こそ!」


そんな謝罪合戦をお互いにしては、お互いを直視する事が出来ずに顔を真っ赤に染めるのだった。そして少しの時間が経った後に。


「……あの」


「は、はい」


「えっと……その」


「な、なんでしょう……」

「……その……あ、いえ」


彼女は急に辺りをキョロキョロしだすと、いきなり彼女の腕を引っ張った。


「ちょ!?」


その引っ張られた勢いで彼女を押し倒す形になった。その時に地面が良かったのか怪我をするような事は無かったが、真っ正面からみる彼女との顔が近すぎて頭が沸騰しそうなくらい沸騰していたのだった。

それに良い匂いがする柔らかいしで日差しで暖かく……

(何よりなんで、いや女の子同士なんだから悪い事じゃないんだろうけど!)


「…へぅ……」

「……ぁぅ……」


そんな姿をみてお互いにバクバクとなりながらもこのままでは埒があかないと思い言葉を切り出したのだ。


「……だ、抱きしめてくれませんか!?これは夢かどうかを確かめたいので!」


そんなわけわからない言い訳にも聞こえる言葉を言われて何を思ったのか思わず言ってしまった千秋。


「……はい」


彼女の柔らかい感覚を腕いっぱいに満たせる事が出来た。それは現実としか思えない感触だったのだから。だからなのか千秋が柔らかくて良い匂いだって事もあり暴走し始めたのだ。


「すいません……私夢だと思ってあなたの唇を……あのもう1度口付けさせて貰えませんか?さっきみたいに夢だと思ってますし安心するためにもです!」


何が安心のためになんだと思いながらも、唇を噛みながら試しにもう一回キスをする事になったがそれでも千秋は戸惑った顔をしていたのだった。

そして軽く唇を重ねた時に彼女が再び言った。


「私…初めてだったんですよ……ファーストキスなんですよ……?」


そんな知ったこっちゃない情報を聞きながらまた、その感触を余すことなく感じながら己の暴走しきっている頭を落ち着かせるのだった……ただそれも彼女を抱きかかえてた時はバレるくらいに熱くなっていたのだがバレずに済んだのだ。

(どうして私はあんなことしたのかしら……?)

彼女は帰路を辿りながら唇をなぞりながらそんな悩みをしていた。でもどこかその指にキラキラと光るリップに


そのキスの感覚が蘇り顔が熱くなる。

そしてまた、唇に触れたい衝動に駆られて自分の唇をなぞってはその感触に顔を赤くする。

(……でも、あの子はなんだったのかな)

そんな考えをしながら彼女は自分の家へと帰って行くのだった。


「はぁ……もう1度だけ…しとけば良かったかも」


彼女はそう呟くと、自分の唇に指を当ててからゆっくりとその指を唇に押し当てるのだった。


「ん……」


指が自分の唇に触れるたびに彼女の唇の感触を思い出してしまう。


「あぅ……私、何して……」


彼女はその自分の唇の感触に顔を真っ赤にするのだった。


「はぁ……」


私はため息を吐きながらも自分の唇をなぞっていた。


「……ん」


そしてまた、あのキスの感触が蘇り顔が熱くなる。


「……もう1回だけしたかったな」


そんな言葉を言ってはまた自分の唇を指でなぞってはその感触に顔を赤くし悶えるのだった。

……

……

……

…………

………………

家に着いた彼女は既に妄想に逆上せ上がっていた。そして鍵を開けて家へと入った。


「ただいま〜」


自分の部屋に入りベットに倒れこむと…


「はぁ……私…変になっちゃったのかな…」


またそんな事を言っては自分の唇を指でなぞる。そしてまた顔が熱くなる。

(って、何考えてるの!)

そんな考えを振り払うかのように立ち上がり部屋を出ようとした時に、ふと部屋にある鏡に視線を向けてしまった。そこにはボンヤリとだが唇を指でなぞっている自分の姿が写っているのだ。


「あぅ……」


そんな言葉にも逆らえず彼女は鏡の方へと近づくと顔を真っ赤にしながら自分の顔を撫で始める。


「…」


手をゆっくりと下ろしては自分の胸に当てた。ふよっとした柔らかさと同時に心臓の鼓動が強くなったのを感じる。それを見て彼女はやはり一つ確信したようにこう呟いてしまうのだった。


「私って流れやすいんだね…悔しいな。先輩の方が大好きなのにあの子が気になるだなんて……」  


またそんな事を口にする。 


(あれ?私、何か忘れてるような……) 


そんな考えも浮かぶが鏡に映った顔があまりに緩みきっていてその姿をみて止めるのを止める。


「はぁ……」


彼女は結局そのまま鏡の前で惚けてしまうのだった。そして朝のあれから何とか起き上がることが出来た私は学校を向かう。今日も校門前の交差点にて信号に捕まり赤に変わるのを待っていた時だった。


「あ」


そう、あの自分に似た子だ。その彼女が私の前に立っていたのだ。思わず固まってしまった私の後に可愛らしい声が重なる。


「あぅ」


それは何を言おうとしてるのか大体分かる程度だがその言葉を受けて、思わず声をかけてしまう。


「あ……えっと……」


何を言おうか迷っていると彼女の息の匂いを感じると気づけば口付けれるほど近くて、なんで口付けれるほど近くにいるの!とかそんな言葉を出す暇もなく気付いた時にはもう唇は重ねられていた。


「んん!?」


そこには暖かくて柔らかい女の子の感触だ。目を瞑った顔の中に自分と違う感触を感じて誰だか分かると同時に胸をもまれて服の上から先端部分を弄られていたからビクビクと身体をさせるしかできなかった。そして気持ち良さで立っていられずによろけてしまうのだが彼女が自然と支えてくれるのだった。


「ん……はぁ」


そんな声と共に唇を離された。 


「はぁ……はぁ……あ、…貴女…」


言葉が出ずに彼女を見ると、そこには見たことのない表情をしていて何故か惹かれたのだった。


「すいませんでした……」


そんな反応されて思わず。


「……私もしたかったから、その謝る必要ありませんよ……」


そしてそんな謝罪に対し彼女が質問をしてきた。

お互いに確認するかのように名前を口に出し合って実際に名前を聞くと間違っては居なかったけど思わず困惑したのだった。だって、クラスは違うし部活も違うし共通点も同じ名前と同じ姿、性別だけだとばかり考えてたから……

(不思議だわ……まるでもう一人の自分みたい)

そんな思考を持ちつつも二人の目は何かを渇望するようにお互いを見ていたのだった。


「あ、あの……」

「は、はい……」

「も、もう一回…キス…する?」


そんな返事が想像もしなかった言葉により戸惑ったのだ。だってそんなこじ付けできるものも無くもっと頭の中は疑問だらけで固まってしまったからだ。


「い、いいんですか?」

「……うん、実は私もしたいって思ってたから…」


(……同じ)


「なので、その……いいですよね?」


(同じ……)


「え…と、私も同じ気持ちだと思う」


そして再び二人の唇の距離が縮まり唇が重なる。

そして、またも彼女は彼女の胸を服の上から揉みしだいていくと、


「……んん」

「ん……」


と、声を漏らしながら感じていくのだった。


「あ……やっ……」


(や、やっぱり私と同じで敏感なんだ)


「は……んん」


(や、やっぱり私と同じで弱いんだ)

そんな思考を持ちつつも二人の目は何かを渇望するようにお互いを見ていたのだった。


「んっ…はぁ…昨日も思ったけど…リップ塗りすぎ」

「どっちがよ……真っ赤でリンゴみたいなんだけど?」

「う、うるさいわねぇ! というか今言わないでよ……鏡みれる状況じゃないのに……」


そう言いながら唇を拭っていると、相手は同じことをしていたので、おかしくって笑い合う。そこには昨日の警戒なんて文字は存在しないほど気持ちは打ち解けていたのだった。


そんな朝の再会。


だけどどっちの発言かわからないがこの一言でそんな爽やかさは失われていくことになる。


「あのさ…舌舐めて良い?」

「……え……な、何で?」

「特に理由は無いんだけど」


そう言うと二人の答えは無くてもなにをするのかなんとなく読めてしまい抵抗は生まれないのだった。それどころか疑問を持たずに受け入れている自分が居たのであった。そしてまたも唇が重なると、


「んん……あ……ん」


と、声を漏らしながらお互いの舌を舐め合うのだった。


「あ、あの……さ」

「……うん」


((めっちゃ気持ちいいじゃん))

そんな感想を頭によぎらせながらも…


「気持ちいい?」

「うん、いいよ……」


と、素直な感想を述べて顔を見ると同じ顔をしていてさらに心臓が鼓動を大きくしたのだった。


「あの……さ」

「何?……」


舌舐めを続けながら。


「誘ってるよね」

「……それはそっちもだよ?」


そんな流れになり二人の顔が相手の首の後ろに回ると自然とまたまた舌を舐め合うのだった。そう、今度は顔だけじゃ足りずにお互いを求め合うように身を寄せるのだった。そしてその行為を続けると頭を掴まれてより深くまで舌を絡めてくるのだった。もうそれに抵抗する気持ちはとっくに失っていた。今あるのは目の前の女の子を受け入れたいという気持ちだけだったのだ。


「先輩のこと好きじゃなかったの?」

「そうだったよ。でも貴女に籠絡されちゃったかも」

「へぇ…私のせいにするんだ…私もとっくに貴女に惚れちゃってるけど?」


「ふふっ、そっか、じゃあ…いっそのそと付き合っちゃう?」

「そっちがいいなら…」


そんな会話も愛おしいという気持ちにより目の前の子の顔を見た瞬間思わず唇を重ねてしまったのだ。

そして二人は目を瞑りながらお互い抱きしめ合い足を絡ませながら求め合っていくのだった……またくちゃと口元から水音が響くほど夢中になっていったのだった。そして二人の頭の中にはもう先輩という人は居なくなっていたのであった。

……

……

……

……





(な……何があったんだ?) 

青年は衝撃の再会をしている二人を監視中に驚きを隠せないでいた。


「待て待て待て!違うだろ!」


『やぁやぁ僕のおちんちんが…ってどうした?』


「おい、話しが違うぞ!片方の鹿野をくれるという話しだっただろ!なのに…こんな…」


『ま、まぁ落ち着けよ!』


「ったく!悪いがそういう事だからお前には応えられないな。鹿野に手を出しやがって、もし返してくれるなら…」


そう携帯に向かって伝えると通話を切る。それからハッと気付いて視線を下ろすと…

二人の鹿野千秋が青年を見ていてサラサラ流れる茶髪を絡ませ、冷たい瞳で


─何見ているのよ。


青年はその場にいられず逃げる様に走り去ったのだった……


「あいつ本気で走り去っちゃったよ

「いやいや、流石にあんな姿みられたらそうなっちゃうでしょ……」



そんな会話も青年の耳には入らなかったのだった……

あれ以来ずっと悩んでいるがどうしても結論はでなかった。罠にハメられたのかとかきっとあの子がなにかしたんだとか思ったけどあの気持ちよさを味わったらもうそんな事はどうでもよくなってしまっていた。


「はぁ……」


と、ため息を吐きながらも今日も学校へと向かう。その足取りはとても重い……でも、待ち遠しいという気持ちを拭えないのだ。

そんなこんなで学校へ着き昇降口の下駄箱を開けると1枚の白い紙が入っていたのだ。

─放課後一人で屋上に来て下さい。お待ちしていますね─ 手紙の中にはそう書いてありちょっとビクッとしながらも何か大事なことかと。


「何の用事だろう……」


ついそんな事を独り言を言いながら、またもため息を吐いては教室へと行くのだった……。そして放課後になり、私は屋上へと足を運んだのだ。するとそこには1人だけ女の子が待っていたのだ。


「あ……来てくれたんですね!」


「え…と何か用?」


「あの今日バレンタインデーですよね」


「え?あれ…16日じゃなかったけ?」


「とぼけないでくださいよ。はいチョコです」


「あ、ありがと……」


「それで……その、私……貴方のことが……好きになってしまったんです!」


そんな告白に思わずドキッとしてしまう。だって俺も同じ気持ちだ


「でも、ごめん元の世界に」


「あ、駄目ですよ。それはもう貴方はこの世界の住人なので。おめでとうございます。貴方はこの世界で『先輩』の代わりに彼女214人つくってくださいね。あ、私もいれて大丈夫なので213人ですね」


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