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RARUΩARIAthird
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ふたりのざき

どうしてこうなってしまったんでしょう。深夜の教室の狭い掃除箱の中で、私、野崎夕姫は私から別れたもう一人の私の蕩けたような表情を見せられています。


同じ顔とはいえもう数時間もこんな顔を見せられるとさすがに恥ずかしくなります。

胸と胸を潰し合うのも数時間、変な気分にもなります。もう私はへとへとでした。


「あまり私の息を嗅がないでください。恥ずかしいです」

「なら閉じてください、私だって嗅ぎたくないんです。貴女だって嗅いでますよね?ずっと一緒に掃除用具入れに入って」

「わ、私だって入りたくなかったです!」

「貴女が恥ずかしいならそもそも入ってこなければ良かったんです。わざわざこんな狭い所に二人で入らなくても良かったのに……」

「もう、それは何度も聞きましたよ。貴女だって入ってきたじゃないですか」

「う、うるさいです!貴女が入るからですよ」

「あ、あまり顔を近づけて来ないでくださいよ!貴女の顔なんか見たくないです!」

「私だって見たくありません。でもこれじゃあ外も出れませんし、何よりもし見つかったら大変です」

「た、確かにそうですよね。ごめんなさい、ちょっと言い過ぎました」

「わ、私もです」


額の間に挟まれている私と私の髪が擦れる音がします。髪が傷ついてしまうと思いながら、ずっと嗅いでるシャンプーの匂いやヘアオイルの匂いなのに普段より良い匂いに感じるようになってきました。


「な、なんですか?」

「いえ、別に」


私は少し顔を赤くしました。私も顔が赤くなっているのでしょうか?鏡がないからわかりませんでした。


私達は無言で目を瞑りました。ずっと鏡を見せられるみたいでおかしくそうなので。でも、しばらくは心臓の鼓動がうるさいくらいに鳴り響いていました。


より私は私を感じてしまいます。だってずっとこんな狭い所にいて汗もかいてます。

なのに私は私の匂いを良い匂いだと感じてしまっているのです。


もう一度思いますどうしてこうなってしまったんでしょう。





数時間時間を戻し。


私は野球部の練習をしていました。そして普段通りの終えシャワーで汗を流し、私は教室に忘れ物がある事に気付きました。机に入れっぱなしだったのを。私は学校まで取りに行き教室に行きました。でも今思えば図書室で借りた本はこんな必死に取りに行く必要があったものなのでしょうか。期限もまだあって…それにもう時間も遅いというのに? 


多分、私は疲れかおかしくなっていたんです。


教室の窓に映る自分が変に目につきました。シャワーを浴びた後だったからかもしれません。でもなぜか妙に綺麗だと思い。「自分に見惚れるなんておかしいですね」と、そう呟いてしまいました。


私は鏡の自分に見惚れて、浮かれていたんだと思います。だから、私から私が別れていた事にも気付かずだったんです。


「え」

「あ……」


そして、見てしまいました。自分ではない私の姿を。


私は私を見て驚きましたが私も驚いていました。だって同じ顔なんですから。


流れるようなサラリと伸びる金色の髪は暗闇でも艶々爛々と輝いていました。


「え、あ、わ、私?」

「あ、あの」

「は、はい!」

「貴女は……誰ですか?」

「貴女こそ誰なんです?」

「私は野崎夕姫です…」

「……え?野崎夕姫は私です!貴女は誰なんですか!」

「わ、私が野崎夕姫です!貴女こそ誰なんですか!私と同じ顔、姿で私を語らないでください!貴女は一体誰なんです!?」

「私が野崎夕姫です!」

「わ、私が野崎夕姫です!真似しないでくだない!」

「私が野崎夕姫です!真似をしているのはそっちです!」


私達はまったく同じ声色で同じ言葉を同じ姿で同じように繰り返していました。そんな異常な状況に私達の頭はおかしくなってしまっていたんだと思います。でもそれは私だけではないはずです。彼女も同じだったのでしょ。だって、だって、だって!私がもう一人いるんですから。


「あ、あの……貴女は」

「な、なんですか?」

「わ、私の……その、わ、私の事が好きなんですか?」

「な!ななななな!何を言うのですか!?」

「だ、だってこんなにも私そっくりで、わ、私と同じ姿で……そ、それに」

「そ、それに?」

「こんなにも同じだなんて…整形でもしない限り無理ですよ、な、なのに貴女は私にそっくりで……」

「そ、それはそうですけど……で、でも好きなんて。そもそも私は貴女の事なんて知りません!」

「私だって貴女の事なんか知りません!ただ貴女が私に似ていて同じ顔をしているから気になっただけです!」

「へ、変なのはそっちです!」

「なっ!」


私達の間に沈黙が流れます。私は彼女から目を離す事ができません。ですが、彼女も私から目を離してくれませんでした。


「貴女は誰なんですか!」

「だから野崎夕姫だって言ってるじゃないですか!」

「嘘です!私なんかがもう一人いるなんておかしいんです!」

「わ、私だってそう思います!けど…」

「そ、そんなの……」


彼女は黙って俯いてしまいました。私も言葉が出なくなります。でも、どうしても私は聞かないといけないと思いました。だって私が二人もいたら……その、色々と困るから。


「貴女は私とそっくりで、まるで私じゃないですか」

「ち、違います!わ、私は……私です!」


彼女は悲しそうな顔をしながら否定しました。そんなのわかってるのに。なのに聞いてしまうんです。だって私が二人いるなんておかしいですから。


「じゃあ貴女が野崎夕姫なんですか?」

「え?」

「貴女と私が違うというのなら証明してくださいよ。私が野崎夕姫なのですから」

「そ、そんな証明って……」

「……ほら、できないんじゃないですか。貴女は私なんでしょ?」

「う、それは……で、でもおかしいです」


きっと彼女は私と本当に違うのかもしれません。ですが、それはありえないのです。だってこんなにも私にそっくりなんですから。


「ああもう!じゃあなんで私が二人いるんですか!」

「そ、そんなの知らないですよ!貴女こそ証明してくださいよ!」

「なんで私が証明しないといけないんですか!私は本物です!」

「わ、私だって本物です!私は野崎夕姫なんですから!」


私達はずっと言い合いをしていました。同じ姿をした私と私の言い争いは終わりませんでした。でもいつかは決着が着きます。そう、どちらかの心が折れる事で……そして、それは多分私なのでしょう。だって私には彼女が本当に私であるようにしか見えなかったのですから。


「貴女は誰なんですか?」

「だから私が野崎夕姫だって言ってるじゃないですか」

「馬鹿言わないでください!私が野崎夕姫です!」

「違います!私は私で、貴女は偽物です!」

「そ、そんなわけないです!」

「そんな事わからないじゃないですか。証明できないなら私が本物です!」

「だ、だったら証明してみてください!」

「いいでしょう!貴女が私だと言うなら私にはわかります。貴女は私ですが偽物なのです」

「そ、そんなわけないですよ……」


私達は目と目が合う距離まで近づきました。

月の光に照らされる彼女は綺麗でした。

でも彼女の目は…きっと彼女もわかっているのでしょう。でも彼女は認めたくなかったのです。どちらも本物だと……いえ、私にもわからなかったのかもしれません。私は私なのですから。


「貴女は私に化けた何者なんですか?」

「貴女こそ私に化けたのでしょ?」

「じゃあやっぱり貴女は偽物なんじゃないですか」

「そ、それは違います!私は本物です!」


こんなに言い合っても平行線。ですが、私達は私達が本物であると証明できないのです。ならもう……

彼女の碧色の瞳も彼女と同じ姿をした私の碧色の瞳もどちらも潤んでいました。きっと私も彼女も緊張していたのかもしれません。だって、私が二人いるなんて…


だから私は確かめたかったのでしょう。


柔らかい感触と甘い香りが私の頭をクラクラさせます。でも、それは彼女も同じなのかもしれません。だって彼女もきっと私なんですから……


私達はそのまま抱き合いました。


彼女の体温が伝わってきます。温かいです。柔らかくて、良い匂いがして……私は…いや…そんなことはないですよね。


「んっ…人肌が恋しかったんですか?貴女」

「わ、私の事を言ってるんですか?だったら貴女こそ……っ!」


彼女に髪を触られ…


「な、なんで……こんな事するんですか……」

「だってどちらが本物かどうか確かめないといけませんから」

「で、でもこんなやり方なんて……」

「じゃあどんなやり方なら良いんですか?」

「ど、どんなって……」


私の鼓動が彼女に聞こえてしまいそうなくらい激しいです。彼女もそうかもしれません……だってこんなにも心臓がうるさいのですから。


「貴女の事……もっと教えてください」

「な、なんで……」

「知りたいんです。私の事を」

「そ、それは私も同じです!だから……」


私は彼女の胸に手を置きました。彼女もすぐに私と同じように手を私の胸へ伸ばしてきました。


「ん……っ!」

「……っ!」


私達はお互いを触り合いました。制服の上からですが……

「な、なんで私なんかの……」

「貴女こそ……ん!」


彼女は私で私は彼女だから……そう、これはただの自慰行為です。


「や、やっぱりおかしいですよ!こんなの!」

「そ、そんなの知りません!わ、私だって知らないんです!」


私達はお互いの胸を揉みながら言い合いを続けました。でも……


「ん!だ、だめっ……」

「こ、こんなに感じてるくせに……」

「か、貴女だって!」


私達は涙目になりながらお互いの胸を触り続けました。それが気持ち良くて……あたまがおかしくなりそうです。もういっそおかしくなってしまえば良いのに……そんな事を思ってしまうくらいです。


彼女も同じ事を思っていたんでしょう。


彼女の瞳には私がうつっていました。そして私の瞳に映るのも彼女だけでした。


私は彼女に顔を近づけます。彼女も私に近づいてきました。


そして私達は……お互いの唇を合わせそうになりました。


「な、な、く、唇は駄目ですよ」

「だ、駄目です!そ、そんな……こ、こんな事は……」


彼女の息さえも甘く感じてしまうほど私はおかしくなりそうでした。でも、駄目なんです。もし彼女とこれ以上してしまったら……きっとおかしくなってしまうから。


「…そもそも本物を確かめるのにこんなこと必要ですか?」

「な!?わ、私だって嫌なんですよ!でも、貴女が……」

「わ、私は何もしてません!」


私達は言い争いをしました。ですが、もう私の頭では処理できませんでした。だから……彼女に身を委ねる事にしたんです。だって彼女も私なんですから……





彼女は何かを決心しました。


「…キスしますよ」

「ふぁ!?な、な、何を言っているのですか!」

「キスしますと言いました」

「だから!それがわからないです!」

「わからず屋ですね!」


そんな私達の言い合いはどんどんヒートアップしていってしまいました。そして私達はとんでもない事を言ってしまったんです。


「もうここまでわからないなら勝負をしましょう」

「しょ、勝負ですか?」

「そうです」

「……良いでしょう受けて立ちますが、何で勝負するつもり何ですか?貴女だってキスは嫌でしょう?」

「嫌ですよ。大事なファーストキスは…」

「でしょう?なら……」

私は彼女の手を振り解くように一歩下がりましたが

「ええ、だから……これで決めるんです」


彼女は私に近づくように一歩近づいてきます。


「なっ!な、何を言ってるんですか!?」

「け、決してさ、触りたいわけではないんですからね!」

「ば、馬鹿言わないでください!」


思わず胸を触られた手を離してしまいましたが彼女はもう一度自分の胸に触れさせられてしまいました。

私は今度は頑張って彼女から離れようとしましたが彼女の方から近づいてきました。そんな事してるうちに抱きしめられてしまい抜けられなくなってしまいました。


「や、やめて……ください」

「なら貴女が偽者で良いですね?なら大人しく認めてください」

「そんなので決めないでください!」

「ダメです。本物かどうか確かめないといけませんから……本当に貴女は私なんですか?」

「わ、私だって分からないことを……っ」


私は離れようと胸を押し返そうとしましたが押し付けられる力が強くて離してくれませんでした。彼女の綺麗な髪がサラサラと私の方に流れ、私の髪が彼女の方に流れ交じります。それは違いがないというのを見せつけられているみたいで気持ち悪くて……でも、何故か心地よくて……


「ん!な、なんで……」

「貴女が私だからですよ」

私は彼女の胸に触れながら耳元で囁かれてしまいました。


「や、やめて……くだ、さい……」

「なら早く認めてください」


彼女は私の耳に口を近づけながら囁き続けます。その息遣いは甘くて私の頭はもう何も考えられなくなっていました。そして私は……


「嫌です!わ、私が……野崎夕姫です」

そう口にしてしまいました。

「強情な偽者さんですね!なら……」


すると彼女は私の唇に近づけてきます。私は思わず目を瞑ります。だけど待てども何も起きません。ゆっくりと目を開けると……


「ふふ……」


彼女は意地悪な笑顔を作っていました。私の唇を狙わずに頬にキスをしたのです。私はもう限界でした。


「も、も、もう!」

「あ、ちょっと!」


私は彼女を押しのけ壁に逃げました。

彼女のリップを付けた瑞々しくて柔らかい感触が頬に残ります。私は恥ずかしくなって彼女から目をそらしました。

彼女は逃げようとする私を引き寄せ頬を撫で……


「逃げないでくださいよ」

「だ、だって…こんな…」


彼女は綺麗な碧の瞳で私を見つめながら告げます。また唇が近づきます。

そして唇が重なると思って私は目を瞑っているとガラガラと音を立ててドアが開きます。私は思わず掃除箱に隠れましたが彼女も入って来ました。


「ちょ!?貴女まで入ってきたら!」

「先に入る貴女が悪いんですよ!」


私と彼女は掃除箱に隠れたまま息を殺して様子を窺っていました。


「……ごめんなさい私」

「良いですよ。気にしないでください……」


誰かと誰かが喋ってるのは分かりましたが誰かまではわかりませんでした。でも、この声どこかで聞いた事があります。


「……私は本当に貴女の事が……」

「……私もだよ」


そして二人の唇が重なる音がしました。私は思わず声を出しそうになりましたが、彼女が口を塞いでくれました。そして私達はそのキスを交わしているのを見せられ続け…


私達は狭い上に私達の胸は上下左右に……いや、それこそ擦れるみたいにくっつくしかありませんでした。


「そんなに動かないでください」

「貴女こそ!」


私達は小声で口論しながらも押し付け合っていたのです。お互いの心臓の鼓動と体温そして胸の柔らかさまで伝わってきます。それだけで頭がおかしくなってしまいそうでした。


「こんな状況でしたら…キスは出来ませんね」


私はいつでも主導権を握れるように彼女に挑発的に言いました。彼女は少しムキになっているのか…


「そう思いますか?私は出来ますよ」


と言うのです。私は…あれ?これ完全にマウント取られてしまったのでは……と思いましたが、それを考えるとおかしくなってしまいそうになるので今は無視することにしました。


そしてその数時間後も同じ状況で…本当にどうしてこうなってしまったんでしょう。


状況は依然として悪くなるばかりです。しかし、何処かでもう良いかなとも思っていました。


「んっ」

「…あ…」


もうどうとでもなってしまえ……そう思いました。まるで競い合うように息をぶつけ合わせる私と彼女はまるで鏡です。


私はゆっくりと彼女が目を開いたのに合わせるようにして……唇を合わせてしまいました。私は私と口付けてしまったのです。

濡れているかのように瑞々しくて柔らかい彼女と私の唇が重なり合ったのです。それは信じられない位気持ちよかった……悔しくて、悲しくて仕方ありませんでした。もう私はまともでなくなってしまった証です。


「……なんで唇を合わせてしまったんですか」

「貴女だって合わせて来たんじゃないですか!」


私の身体ももうおかしくなっていておかしくなりかけでした。だからこそこんな事でやられてしいまったらいけないのに……でも止まらないのです。止められなかったんです。


「もう一回だけしましょう今回で終わりです!」

「私もそう思っていましたよ。なら仕方ないですね!」


懇願する彼女それを隠れ蓑にする私。私達は口を押し付けるようにして重ね合わせました。これで終わらせれる。私はそう思っていたのに……


「ん!んん!」

「ぷはぁ」


彼女がもう一度重ね合わせてきます。私も怖かった。初めてでしたから。でも止まらないんです。この気持ちも止まってくれません。私達はそのまま唇を押し付け続けました。


「ん」


碧色の瞳も重なりそうなまでに近づけキスを交わし続けたのです。

そしてお互いを味わってから唇は離しました。私達は肩で息をしていましたが、こんな事したって事は嫌でも理解してしまいます。認めたくないですが……


「これで分かったでしょう」


私は私が彼女が私だって分かりましたが口では認めると言えませんでした。私に出来ることはそれだけだと思っていますから……彼女は何か迷った素振りをしてゆっくりと唇に触れました。


「……ええ、まだキスしたりないようですね」

「な!」


また塞がれる唇。先程とは違い吸われる私の唇。あまりの気持ちよさに抵抗できませんでしたが、息が吸えなくなった瞬間離れました。私は自分だとは思えない声を漏らさないように我慢するので必死です。


キスしただけなのに私の体はみっともない声をあげていました。


甘くて甘くて仕方がないまでにもう味覚までおかしくなってしまったんですね私。


「や、やめて」

「でも、体は嫌がってないみたいですよ……」


そう言われ唇をなぞられてしまいました。私は否定するしかできません。その行動は更に彼女を煽ったみたいで……


「舌も舐めてみます?」


挑発に腹がたった私は強引に舌を入れてしまいました。彼女の舌は柔らかくて甘くて……


「ん!」

「んん」


私達はお互いの舌を味わいました。そして彼女を私を押しのけると…


「い、いきなり舌を舐めてくるなんて」

「そ、それは貴女が……」

「わ、私のせいにしないでください!もとはと言えば……ん!」


私達はまたキスを始めてしまいました。もう私達はおかしくなっていて、何の嫌悪もなくキスし続けてしまいました。私は……もう辞めてはいけない気がしてしまったのです。


「はぁ、も、もっとしてください」

「い、良いですよ!何度でもしてあげます!」


もうダメでした。私が彼女を求めるように私も彼女に求められるようになりたいって思ってしまうのが止められません。そして私達は何度も唇を重ね合わせました。


「「んっ、んふっ…んん…じゅる」」

「「んん…れろ、ん、私…私と舌絡めてます」」


私達は唇だけが合わさるキスを交わし続けました。私達の心臓は早鐘の様に鳴り続けていますが、それはお互い様でしたから。

そして私達はまた唇を離しましたが、それすら名残惜しいと思った私は…


「はぁ……んっ」

「あっ……んんっ」


舌も絡ませて唾液を交換します。


同じ味。


同じ匂い。


同じ声。


同じ顔なのに彼女とは相性が良すぎるのか私はこんなにも淫乱な女だったのでしょうか?それとも彼女が私だからでしょうか?何の嫌悪感もなくこんな事をしている自分が信じられません。


「ん!んん!」

「あっ……んんっ、んっ」


彼女は私の胸を触り始めました。私は自分の胸がこんなに気持ちいいなんて知りませんでした。自分で触るのとは違いすぎるのです。そして彼女の指はより私に快楽を与えてくれます。


「あ、や、やめっ……」

「なら貴女もやめっ…」

「そ、それは……」


私達は再びキスを始めます。胸は触り続けて……


「あ、やっ」「あ、んっ!」


私はまた彼女を押しのけてしまいましたが彼女は離れてくれません。それどころか私の胸を触ってきます。だから私も彼女のを触ることにしました。二人でお互いの身体を弄り合うなんてもうおかしいです。

でもやめられません。だって気持ちいいんです!そして私達は同時に果てました。


「はぁ……ん」


もう私達に言葉なんて要りませんでした。


「「んん」」


私達は貪るようにキスをしました。彼女も私もお互いをもっと感じたいと思っていたんです。私に合うように私好みの唾液を生み出し続けてくれる彼女。本当に彼女の事を理解してしまいました。


彼女は私のモノなんだと。


私はまた彼女の舌に吸い付いてしまいます。すると彼女の舌が私の口の中で暴れました。私達の唾液が混ざり合います。私達は貪る様に求めてしまいます。いつの間にか髪まで絡ませ合って……抱きしめあっていました。


「ぷはぁ…はぁ…もっと…ください」

「も、もう…仕方ありませんね…貴女ももっと出してくださいよ」


彼女の背中に手を回してしっかりと抱きしめました。私達はこのまま壊れてしまう気さえしてきましたが、不思議と嫌とは思えませんでした。むしろもっと彼女が欲しいなんて思ってしまいます。私はきっとどうかしてしまったのでしょうけどそれでも良かったんです。ただ彼女と一つになりたかった。

今度は最初から舌を入れあう激しいキスをしました。彼女も私もお互いを貪り合う様に激しく求め合います。


「ん、んん……んっ」


もうお互いの体液と唾液でいっぱいです。頭が真っ白になる位気持ちよかったのに私はまだ足りません。もっと彼女を味わいたいんです。


だから今度は私が彼女の舌をフェラしてしまいました。


「あ、んん……れろ、んっ、ちゅる…はぁ…凄い顔ですよ」

「あ、んん……そんな顔にさせたのは貴女ですよ」


もう私達はキスの虜です。私は彼女の舌に吸い付きながら自分のを絡ませました。そしてもう私のは濡れてしまっていて太ももにまで垂れてきていますが気になりません。だって"彼女"欲しいんですから!


「はぁ……ん」

「あっ……んんっ、舌出してください」


今度は私の舌がフェラされます。ああん!凄く吸われます!


「あ、んくっ!んん……あっ!」


舌が吸われる度に身体が跳ねてしまいます。気持ちよくてどうにかなっちゃいそうです。


「はぁ……んっ…お返しに私もんん!?」

彼女が黙らせるようにまた激しくキスしてきます。ああんダメですよ!もう頭が真っ白になっちゃいます!


「んん……ちゅる、れろ」

「あっん……またこんなに舌を絡ませてきて……」


私達はお互いの唾液を交換し合っています。ああ幸せですこんな幸せな事があっていいんでしょうか?でも止められないんです。もっと彼女を味わいたいって思ってしまいますから。彼女に抱きついてキスしてるだけでもうどうにかなりそうです。


舌だけが別の生き物みたいに動いていて気持ちいいです。私は夢中で自分のを舐めている彼女の舌をしゃぶってしまいました。


「はぁ……ん」


もう私達は何も考えられませんでした。ただ彼女が欲しくてたまりません。だからまた唇を重ねました。舌が執拗なまでに絡みつきます。私の味がして素敵です。でもまだ足りない、もっと欲しいんです!


だからお互いに舌先をしゃぶり合う様な下品なキスをしましたが全然嫌じゃないんです。むしろ逆でもっともっと欲しくなってしまうんです!


「んん……んふっ、れろ」

「あっ……んんっ、んっ!」


私達はキスをしながらお互いの身体を愛撫し合いました。もう完全にスイッチが入ってしまっていますね私達。でも仕方ないんです!こんなに素敵な相手なんですから!それに彼女も私と同じで凄く感じやすいみたいですから! だから私も負けじと彼女を攻めてあげました。そして今度は彼女が私にキスをしてきました。それはとても甘くて優しいものでした。


「んっ……んん、んふっ……」

「あ……んん」


もう私達の舌は一つになってしまったかのように絡まり合いました。もう本当に溶け合ってしまいそうです。でもそれは嫌な事じゃなくてむしろ嬉しい事でした。


だからもっと味わいたくて更に激しく求めてしまいます!


ああ、もうダメぇ!イクッ!イッちゃいます!!


「んんん!!!!!!」


私達はもう酷い顔を晒し合ってずっとキスしていました。もうお互いの気が済むまでずっと……







「……大丈夫ですか?」

「貴女こそ……」


私達は唇を放すと肩で息をしていました。身体が熱くなり過ぎて辛いです。でも彼女が側に居るだけで幸せでしたから。


そして私は彼女に言いました。


「もう良いでしょう?そろそろ終わりにしましょう」


すると彼女は物足りなさそうな顔をしていましたが。そして私に言うんです。


「そうですね。帰りましょう」


それだけでした。キスの味はもう覚えてません。覚えてはいませんが甘くて……気持ちよかったです。


私は冷静になりました。元の場所に帰らなければなりませんでした……彼女はこんな状態ですから私の家に連れて行こうと思います。


「違います。私が連れて行くんですよ私の家に」

「え?ふふっ…そうですか…そうですか!まだしたりないというのならもっと付き合ってあげますよ!」


だってあんなにも愛し合ったんですよ!


もう私の理性は限界だったのです!


だから私は彼女を抱きしめていました。そしてそのままキスをしてしまいます。


そこからはもう寝ている女の子達を他所に私達は見にまとっている衣服全てを剥ぎ取り床にお互いを押し倒して足を絡め胸を潰し合って唇を吸い合い瞳も重ねそうになりながら髪まで巻き込み犯し合ってました。


ところで彼女と私どちらが本物何でしょう、今は関係ないですね。


「んっ……ちゅる、れろ」

「んっ、んん!」


そしてそのまま何度も何度も私達は私を求め合っています。もうお互いのことしか頭にありませんでした。だからこのままずっと一つになっていたいと思いましたが……


「あのそろそろ私の方も気にしてほしいな~なんて」


二人の翼さんが私を見ていました。


「い、何時からですか!?」


「少し前かな、所でさ折角だから…」


そこからはもう翼さんの話しは聞いていません。


「ちょ!ちょっと聞いてよ二人共」


キスしながら彼女も微笑んでくれました。それはとても妖艶で美しくてでも可愛らしくもあり魅力的でした。


後に聞けば分裂なのでどちらも本物ということなので私達は愛し合いました。

ふたりのざき

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