NokiMo
RARUΩARIAthird
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アナタをコピーします。拒否権はゴザイマセン。

彼氏にフラれた私は、雨が降ってる中あてもなく歩いていた 。突然携帯が鳴り、出ると傘もささずにびしょ濡れの彼氏が立っていた 。


「傘なんで持ってないんだよ!! おいっ!」


私を無理やり傘の中に入れようとしてきた…雨の日には会いたくない奴…嫌な気分になってきて、私はその場を走り…


「なんで…」


私をフッたくせに優しくするのよ? 随分走った私。知らない景色だった。ここはどこ?


バス停があって…ベンチがあって…?


ベンチに何か白い人形が座っていた。


『視認しました』


『対象を確認』


『対象は、雨に濡れています』


『状態は良好です』


「な……何?この人形」


『対象をコピーします』


「え?コピー?」


『対象をコピーしました』


「え?は?何これ?」


『対象の意識に接続……成功』


『対象の思考に接続……成功』


『対象の魂に接続……成功』


『対象を自分好みに改造します』


『開始……成功』


「え?な、何?」


私はいつの間にか気を失っていた。気がついた時には、さっきの人形は居なくなっていて、バスが目の前に来ていた。


「お客様〜お乗りになりますか〜?」


「え?あ……は……はい」


よく分からないままバスに乗った私……


自分が何をしてたのかあんまり覚えてないが、ずっと夢を見ていた気がする─



気がつくと…何か私の髪に擦れる何か…それと擦れ合って、何か良い匂いと匂ったことのある匂い……ん?


……えっと私何をしてたんだろう……で、さっきから私の髪に何か触れたり擦り合ったりしている……う〜ん怖いんだけど、なんなのこの変な感じのモノ……寝ぼけた目を開く…運転手以外誰もいない。


「~ん」


それに暖かくて……え─


「…え」


誰かと隣合わせに座ってる……え?


なんと隣に座っていたのは私だった。


「…ぁ…」

「…え…ぁ…貴女…誰なの…よ」

「…あ、貴女こそ…誰…なのよ?」


相手の生唾を飲む音が聞こえる。


「「!!」」


立ち上がってお互いにお互いを見つめる。


「わ、私がふ……二人も?え?」

「は?何で……私とおんなじ顔して……」


「分からないわよ…私だって意味が分からなっ」

「ちょっと…運転手さんに聞こえちゃうわ…」


言葉の途中で彼女は私の口を塞いできて小声で言ってきた。私達は座り直して…気まずい空気の中、私は彼女を観察する。


腰まで伸ばした髪は結構艶やかで多分私と同じでサラサラで……小顔で、鼻筋が通っていて、鏡で見るより結構可愛いじゃない…それに唇もふっくらとしていて……


「な、何よ?」

「な……何でもないわ」


私は彼女から目をそらす。


「あ、貴女こそ何なのよ」


彼女は私に詰め寄って来て、顔を近づけてくる。私は顔をそらして彼女の口を両手で塞いだ。そしてまた私達は座り直して……


「な、何で私の真似なんかするのよ……」

「そ、それは……こっちが言いたいわよ…」

「あ、あんたっん!」


睨んでくる彼女にムカついてまた口を塞ぐ


「ん!ん~!」

「はぁはぁ……な、何するのよ」


私は彼女からまた目をそらすと彼女は私の顔を固定してきて目をそらさせてくれない。


「え、えっと」

「何なのよ……私を見なさいよ」


どうみてもこれは私にそっくりで……更に私のことをライバル視してて気に入らない顔をしている……あぁでも……そんな顔さえ可愛く見えてしまっててなんだか私自身、ナルシストぼくなってしまって悔しくなった私は彼女の手をどけた。


「あら?私の真似したから仕返しのつもりかしら?」

「違うわよ!」

「な、何よ?間違いに気づいたって訳?ま、まぁ気に入らないけど?本物は私ですもの……しょうがないわ」

「……ねぇ」

「な、なによ?」

「は?本物?何ぬかしてんのよ。本物は私に決まってるじゃない。頭悪いんじゃない?」

「な、何よその言いかたは!?本物は私よ!」

「はぁ?私よ」

「わ、私よ」

「は?私よ、私は……あ、あれ?…





─そういえば…私…彼氏にフラれて…




「どうしたのよ」



彼女が顔を近づけてきて…ちょっと待って…何よ…何よこれ。私…自分そっくりな女に顔を近づけられて、キスでもされそうな距離に……


「な……な……」


私は彼女を突き飛ばした。


でもあんまり突き飛ばせなかった…すぐに彼女は小声で─


「何すんのよ」

「な、何すんのよはこっちよ!貴女こそいきなり何よ!」

「は?それはこっちのセリフだわ。貴女が先にしてきたんじゃない」

「し、してないから!あ、貴女が私にいきなり顔を近づけて……き、キスでもするみたいに……」

「しっしてないわよ!」

「わ、私だってしてないもの!」

「なんなのよ?」

「な、何よ!それは貴女よ!?」


私と彼女が言い争っていると……思いだす。バス停があって…ベンチがあって…?


ベンチに何か白い人形が座っていて…それがコピーとか言って……


「あ、貴女…ベンチに座っていた白い人形ね」

「そ、それは貴女でしょ?」

「なっ…ち……違うわよ!」


えっとこの状態はなんなの?む……胸も心なしか…潰れ合って…鏡でも見せられているみたいな感じにそっくりで……


「「な、何よ…」」 


こんなにも生暖かくて甘い吐息の匂いが感じられる距離で…あ、同じリップなんだ…って…あれ…これって…キス出来るんじゃないの…


…どうしてこんなにも彼女の顔が近いのだろうか…それに唇が柔らかくてねっとり…


「「ん!?」」


って─


「ちょ、ちょっと!?何、キスしてくれてんのよ…」

「な、何よ!貴女からしてきたんでしょ……」

「してないわよ…」

「貴女がしたの間違いっん!?」


喋っている途中に唇同士が当たった。


「ぁ……その……ごっごめんなさいね?」

「……あ……いや、私のほうこそ……なんかごめん」


私は彼女から離れて前を向く。多分彼女もそうしていると思う……ってあれ?これってもしかしてキスしちゃったんじゃ……で、でもあれは事故よね?だって私悪くないし?それにあっちも悪いわ。だからノーカウントよノーカウント!うん、ノーカウントにしましょ。


「あの」「ね」


彼女が私に話しかけてきて……被った。


「え?あ、貴女から言いなさいよ」

「そっちこそ先に言ったらどうなのよ」

「……ぅ…ねぇ…貴女が私をコピーなんでしょ?」「いや…だから、それは貴女だって、コピーは貴女よ」


私達はまた睨み合って……ため息を吐いてしまう。すると彼女は私の手を触ってくる。


「……何?」

「……」

う言って私の頬を撫でてくる


「何……やってるのよ」

「別に……?」


彼女はそう言って私の頬を撫で続けながら私を見つめてくる。

そんな至近距離で見つめ合うものだから……お互い段々恥ずかしくなってきてしまう。


「…これ以上キスするならお金取るわよ」


私がそういえば彼女は優しく頬をまた触れてくる。そして顔を近づけてくる彼女……私達はキスをした。私は彼女を睨む


「だ、だからこれ以上は駄目よ!もう何回キスしてるのよ?これでいいじゃないの……?」

「いやいや駄目でしょ」

「どうして?」

「……こ、これはお仕置き的な感じで仕方ないことなのよ……」


彼女が照れながらそう言うと。可愛すぎて私までドキドキしてしまう。お互い喋らないから妙な間があって……私は彼女の唇に目に行ってしまう…ラメが入った唇……はかすれ、キスでラメは取れちゃったみたいで……信じられない彼氏ともこんなにキスしなかったのに、こんなにキスしちゃって…女同士なのに…自分同士なのに……ってモヤモヤしたものが燻り出してしまっていた。


「ぷっ!」


私の顔を見ていきなり彼女は吹き出した。


「へ?な、何?」

「ぷっあはは」


彼女は急に笑い出して言った


「は!?何よ…っ…」

「いや、だって貴女……顔真っ赤よ?それにずっと私の唇見ちゃって……ふふ」

「は、はぁ?そ、そんなの……あ」


私はまた彼女の唇に目が行ってしまった。すると彼女は私の唇をまた触ってきて……


「そんなに気になるなら私が付き合ってあげるわよ」

「べ、別に付き合うとかいいわよ。てか自分の顔と恋愛なんかしたくないわ」

「あら?私は私のこと好きよ」

「は?何それ、自画自賛?」

「そういうことじゃなくて……まぁいいわ。ねぇ貴女って彼氏いるの?」

「……い、いないわよ……」

「そうよね、フラれたモノね。貴女も私も」

「何、嫌味?喧嘩なら買うわよ?」

「口づけなら貰うわよ」

「っ…仮にも自分同士よ?歯止め効くと思う?」

「効かなくてもいいわよ。だって正直相手しなくて困ってたのよね。こんなそっくりなんて私夢でも見てるんじゃないのかしらって思ってたのよ」

「なら夢で良いんじゃないかしら?」


私は彼女をバカにするように言ったのだけど……


「そうね、貴女が恋人になってくれるなら助かるわ」


彼女は私にそう言ってきて……


「……は?何それ?な、何で私があんたなんかの……?」

「何?嫌なの」

「べ、別に嫌とは言ってないわよ。た、ただ……」

「ただ?」

「その……わ、私で良いの?」

「貴女こそ……私なんでしょ?なら、私で良いんじゃない」

「そ、それは……そうなんだけど」

「ならいいじゃない」


彼女はそう言って私に顔を近づけてきた。何かマウントを取られていると思った私は彼女の口内に舌を入れて掻き回した。


「んぅ!?」


彼女は目を驚いた顔をする 私はその顔を見て可愛くて見ていたいって思ってしまって……彼女を見つめたら目が合ってしまって……顔が真っ赤になる、熱でそうになる、我慢出来なくなる、クラクラしてきた。すると彼女は私に抱きついてきて私の口を舌で舐め回してきた。


「ん!?んん」


私は驚いて彼女の舌に自分の舌を絡ませる。そしてまた彼女の口内を舌で犯した。


同じ舌なのに私好みの舌で彼女の唾液は私の身体の奥から体内を通して彼女に支配でもされているかのようで……


私は彼女の手を自分の胸に押し当てた、そして彼女も私の胸に手を当てた……


「「っ……」」


私達はまた見つめ合う……そしてまたキスをした。


「……ねぇ」

「……何よ」

「貴女…私の舐め過ぎ」

「は、はぁ?し、仕方ないじゃない!貴女が私の真似するから……」

「……まぁ良いわ。それに私も……貴女のキスしたくてたまらないもの」

「何よそれ……」


私は顔がまた熱くなるのを感じた。


「で、でも何で私達こんなことになったのかしら?」

「さぁね……今そんな事考える必要あるのかしら」

「……そうね、ないわ……今は貴女とキスしていたいもの」

「そうよね……」


私達はまたキスをする。でも今度は確かめ合うように……何度も何度も何度もキスをしては離れてを繰り替えした。結局私達は夢中でキスをしたせいで時間はあっという間に過ぎてしまっていて……


「ん……もうこんな時間ね」

「え?あ、本当ね……」

「そろそろ帰るわ」

「うん、そうね」


私達は立ち上がりバス停を出ようとする。すると彼女が私の手を掴んでくる。私は彼女の手を握り返した。そして彼女はまた私の唇を触り始める。私も負けじと彼女の唇に触れたり離したりした。でもやっぱりキスはしたくなくて……我慢してたんだけど……我慢出来なくなってしまって……私達はキスをした。何度も何度も何度もキスをして……


「ん……はぁ……ねぇ」

「……な、何よ……」

「好きよ」


彼女は私の頬を撫でながら言ってきた。私は彼女の手を掴んで自分の頬に擦り付けてしまう。そして私は彼女に言った。


「私も大好き」

「ふふ」


彼女は笑った。私もつられて笑ってしまう。でも私達はすぐに真顔になる。だってお互い同じ顔だから、鏡を見ているみたいで変な感じがしてしまうから。でも同じ顔のはずなのに何故か可愛いって思ってしまったりもしてて……


「貴女って私が好きなの?」

「そ、そう言う貴方こそ私が好きなのよね?」

「えぇ……好きよ」

「私も好き」


私達はまたキスをする。私は彼女を抱き寄せて何度もキスをした。そしてキスをしている内に頭がボーっとしてくるけど私達はお構いなしでキスを続けていた。彼女の唇は柔らかくて私はつい彼女に唇を強く押し当ててしまう。すると彼女も私に同じことをしてきて唇が潰れ合っていてその感触が気持ち良くて……ずっとこのままでもいいかなって思ってしまうほどだった。


だから私達は付き合った。


だけど私は浮気をした幾なく男を引っかけ女も引っかけだけど駄目だった。彼女は全て許してくれる。でもそんな彼女に甘えてしまう、私は馬鹿なんだと思う。私には私しかいないのに、私は彼女がいればそれでいいって思っている。


「ねぇ」彼女は私に言う。


「ん?」私は答える。


「キスしましょ……」


そう言うと私の胸に触ってきて……


「っ……」


私は彼女を睨んだけど彼女の上目遣いに負けてしまう。

すると彼女はまたキスをしてきた。今度は軽い感じのキスだけど2回目のキスはとても濃厚だった。お互いの唾液を交換し合うようなキスで凄く興奮する、それに彼女の唇は柔らかくてずっと触れていたくて……でもやっぱり物足りないから…


そして私達は今日もまたキスをする


「ねぇ」

「ん?」

「好きよ」

「えぇ……私も貴女が好き」


私達の一日はキスで始まるのだ。





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