ある噂が広まっていた。総武高校のトイレの近くの鏡にもう一人の自分が出るというのだ。
それは夏の盆の頃で、夏休みに入ってある日の事だった。
雪ノ下雪乃が教師の一人に呼ばれ、その教師のいる所はその噂のトイレ近くに鏡があり、鏡の前を通ることになり…
無意識に雪乃はそこで一瞬じっと見入っていたが…
「所詮は噂よね。もう一人の自分が現れるわけないわね…馬鹿馬鹿しいわ」
そう思ってそのまま行こうとすると、雪乃は誰かの視線を感じた。
振り向くと、鏡に自分が映っている……
いや違う。自分はここにいるし……でももう一人誰かがいるような気がしてならない……
もう一度見るが……今度はなかった。
気のせいかと雪乃は思ったが、視線を感じた。
なぜ?
振り向くと、鏡に自分が映っている……
それは当然だ。
いや違う。自分はここにいるし……でももう一人誰かがいるような気がしてならない……
もう一度見るが……今度はなかった。
気のせいかと雪乃は思ったが、冷たい視線は感じられた。
その時雪乃は、この鏡に映った自分が話しているような気がしてならなかったが、すぐに否定した。
「馬鹿な妄想ね……」
その日から時々不思議な気配を感じることがあったが、時間が経つとすっかり忘れていったのだった。
だけどある日の……ある休日のこと……
「……」
雪乃は自身の長く美しい自慢の黒髪をとかしながら、ふと鏡を見る。
『綺麗ね…早く…』
そんな声が聞こえたような気がした。
「え?」
雪乃は驚いて鏡を見たが、変わりはなく…
気のせいかともう一度鏡を見ると…変わらず。そしてまたあの視線を感じ、その方を見ると
───────
「…え…あ…」
一瞬何が起きたのかわからないが、その時だった。家だった筈が、気づけば─
学校だった。
それに場所はあの鏡の前だった。
「え、あ、え?」
雪乃は混乱した。そして同時に恐怖も感じた。
「な、何?何なの?」
雪乃は計り知れない恐怖に辺りを見渡した。だが誰もいないし何もいない。
あるのは噂の鏡…
雪乃はそれを睨むと鏡の向こうからの雪乃も睨み付けられている気もした。
『早く』
雪乃は鏡を見ると、やはりそれは雪乃を睨んでいる気がした……
「何なの?これは……」
雪乃は鏡の向こうにいる雪乃を睨み返すと、何かしてくる……というわけでもない。ただ見ているだけのような……
「……!?」
雪乃はそのまましばらく睨み返していたが、鏡に写る雪乃の美しい黒髪がサラサラと流れ芳しい香りが雪乃の鼻に届く…ありえないそもそも周りは閉じきっていて風が吹く筈もない状況下でだ。
それに香りまで…
それに鏡に顔を近づければ良い匂いまでしてくる気までしてくる。
「そんな訳は……」
雪乃はありえないと顔を離して……
また近づけると…
『………………』
「……え?」
一瞬鏡の向こうの雪乃と目があったような気がした……だが鏡の向こうから今、視線を感じたのだ……
雪乃はまた鏡に写る自分を睨み付けた。
「な、何なの?一体……」
すると…
『それは…こっちの台詞なのだけれど…そんなに睨まれるとウザイわ』
鏡にうつる自分の口が勝手に独りでに開き喋りだした。
「なっ!?な、何なの!」
雪乃は驚き引いてしまう。鏡に写る雪乃はそんな雪乃を見て。
『そんなに驚かなくてもいいじゃない……驚きたいのはこっちよ』
「何を言っているの!?訳がわからないわ!」
『鏡の中からこう何度も話しかけられたら「ちょっと待ちなさい!鏡はそっちよ!」
双方困惑した表情でお互いを見合う。
「は?…鏡から話しかけられている?」
雪乃は混乱する頭をどうにか整理して言う。
「ごめんなさい、現実が虚構かも理解出来ていない者の戯言に付き合う暇はないのよ。だから早く鏡の中に帰ってくれるかしら」
雪乃は雪乃を睨み付けながら、冷たく言った。
『貴女から突っかかってきているのに、戯言に付き合う暇はないのね。鏡の中に帰るのは貴女じゃなくて?』
「は?」
雪乃も困惑する。
「貴女が訳がわからない事を言うからでしょ!?貴女が言ったことは何?ただの電波な独り言に過ぎなさそうね。もう一度はっきり言うわ、鏡の中に帰れと言ってるのよ」
また雪乃は言う。雪乃もそれが危険だとは思ってはいたが……逆にそこから今すぐ離れることができずにいたのだった。
何故かは分からないが……先程から視線により足が石化したみたいに動かないのだ。
『だからそれは貴女の方よ』
「私の癖に自らを理解出来ない低能なのね」
雪乃は小馬鹿にしたように言えば…
『それはそちらでしょ?マヌケな鏡さん』
同じく小馬鹿にしたように言われて…
「訂正なさい。ただの幻覚に囚われている脳無しにマヌケ何て言われる謂れはないわ」
『幻覚?それは貴女よ。何を言って、いるのかしら?』
「幻覚が見えているのは貴女でしょう。ただの空想に他者を巻き込むのはやめていただけるかしら?」
『幻覚なのは貴女よ、私鏡じゃないのは事実よ』
「小馬鹿にしているのかしら。相変わらず自慢の能なのにさぞ中身の方は劣ってしまったのね」
雪乃はさらりと言った。頭脳に恵まれたのを自覚してる故の言葉を口にすれば……
『ちょっと聞こえなかったわ今なんて言ったの?ごめんなさい、同じと思ったけれど…劣ってるのは貴女だったのね、鏡さん、鏡さんは鏡さんらしく鏡の中で大人しくしていなさいな。私は私として生きるから。鏡は鏡、現実は現実よ。鏡は現実を写すもの、現実は鏡を写すもの……そうでしょ?それに…』
「随分と長く語るわね。その貴女の舌舐めたくなるわ。雪ノ下雪乃ともあろう者がその程度すら理解出来ないようね」
雪乃は雪乃の言葉を遮って、勝ち誇ったように言えば……
『あら私もよ。私もその愚図そうな唇を今すぐ塞ぎたいのだけれど…私の唇で塞いであげましょうか?その口』
雪乃は、鏡の言葉に……
「あら?…ごめんなさい、私にそんな趣味趣向はないの。だから貴女の唇は不要だわ」
『あら、そう……でも私は貴女の唇に興味あるわ。その綺麗な口、私の唇にピッタリなのよね……それに私、鏡さんみたいに妄想癖もなくてよ』
「あら残念ね。私はないけれど…鏡から出れたら特別にしてあげてもいいわよ」
嘲笑うように雪乃は言えば……
『鏡から出れたら?』
「ええ、非常に気持ち悪くて最低だけれど、鏡から出れたのならご褒美も必要でしょ。キスでも何でもしてあげるわよ、仕方なくね」
雪乃は首筋から流れようにこぼれるさらさらの黒髪をさっと払った。
『……そう。鏡から出たらね』
雪乃は鏡に写る雪乃が、一瞬笑ったようにも見えたが……
「ええ」
『なら、私も貴女にご褒美が必要よね』
「必要ないわ、だって鏡から出るのは貴女だけよ」
雪乃は突きつけるように言えば…
『まるで私が鏡で貴女が本物を確定しているような言い方ね』
雪乃はその言葉に対し……
「そうじゃないかしら?だって貴女は私、私は貴女なのだから。この私は鏡に写る私。そして貴女は鏡に写る私。なら、私が本物で貴女が偽物よ」
『そうかしら?でもそれは、貴女の主観よね』
雪乃は顔を顰めた。
「何が言いたいのかしら?」
『だから、私が本物で貴女が偽物という証明にはならないわよ?』
「なら、その証拠を出せるのかしら?」
雪乃は先ほどから言いよる鏡の自分の不毛な討論に、イライラし始めた。
『証拠何て出せないでしょ。だって事実だから』「そう」
雪乃はまた髪を払った。その動作まで同じで…
「なら……貴女が偽物で私が本物で決定ね」
『勝手に決めつけないでくれるかしら?
「あら、事実は事実よ。貴女が私で私が貴女。なら、私が本物で貴女が偽物よ」
『……そう。なら証明してみなさいな』
「証明?どうやって?」
雪乃は嘲笑うように言えば……
同じ嘲笑うようにだがそれでいて妖艶に…
『簡単よ…私に近づいてみなさいな』
「あら?それは命令かしら?偽者下さん」
『ええそうよ、出来損ないの鏡の下さん』
「はしたないわ」
雪乃は長い髪を手でさらっと後ろへ流しながら冷たく言った。そして……
「全く近づいたら私に何されるのかわかったものじゃないわ……それに貴女が本物で私が偽者なら……その証明に私は近付きたくないわね」
『あら?それは残念ね。なら私が本物で貴女が偽者なのは確定したわね』
雪乃は鏡の言葉に片眉を上げた。
「勝手に決めないでもらえるかしら?」
『貴女から言い出した事でしょう?』
雪乃が訝れば、雪乃は……
「なら、証明してみなさいよ。貴女が私だって」
『ええ、いいわ』
鏡に写る雪ノ下雪乃が先に手を前に出し……その雪乃の手に触れ、それを無意識にも雪乃は握り返した。
恐怖からか雪乃の指先は冷たく…触れた雪乃の手は確かに人の温もりがする。
一体……雪乃は気づいてるのかどうか知らないが……このままいけば雪乃はここで呼吸するのを止め……
だがそれはもはや鏡に触れ続けた時点で遅かれ早かれ、起こる事だった……
『どう?これでわかったかしら?』
「ええ」
雪乃は、鏡の雪乃の温かい手の感触を味わいながら、その感触に少しの恐怖と…
そして……吸い込まれるように雪乃は鏡に顔を近づけ…
『良い匂いね……』
「!」
雪乃は一瞬で飛び退き…
『あら?どうしたのかしら?まさか怖くなったのかしら?』
「そんな訳ないでしょうっ!そもそも何をしたのっ…い、息の匂いをか、嗅ぐなんて、気持ち悪いっ……」
雪乃は何故だかわからないが赤面し顔を背ける。
『何言ってるのかしら?自分同士よ。自分の匂いを嗅ぐなんて普通じゃない。あ、貴女匂いフェチだったかしら?ごめんなさい。流石に私でもそんなマニアックな趣味はないわ』
雪乃はその言葉に首を横に振りながら……
「ちが、違うわよっ!今の貴女の台詞に対して嫌悪しただけよ勝手に変な癖を植え付けないでくれるかしる?」
『そう。で?それがどうしたのかしら?』
「だから、人に匂いをかぐなんて……それも……」
鏡に写る自分が言った言葉が襲い赤面する雪乃。
『何か勘違いしているみたいだけれど、貴女も私の息…嗅ぐのよ?』
雪乃はその言葉に驚愕し……
「私が嗅ぐですって!?」
『そうよ?貴女だって私のだもの。貴女も確める必要あるわよね?ないとは言わせないわ』
雪乃はその鏡の自分の言葉に……
「な、何よそれっ!私はそんな変態じゃないわ!貴女さっきからおかしいわよっ!それに……貴女は私なんでしょ!?なら、私が嗅ぐ必要なんてないわ!」
雪乃はそう叫ぶと鏡の自分は嘲笑うように……
『あら?それはどうしてかしら?』
「どういう意味?」
『だって私は貴女で貴女は私のはずよ。だから私の匂いを確める権利が私にはあると思うのだけれど』
「そんな権利ないわ」
『ないのかしらね?でもその理屈だと私もないのよね。だから今ここで確かめ合うのよ。そうすればいいのではないかしら』
「どういう理屈よ」
『あら?でも貴女は鏡に写る自分の匂いを確めたいでしょう?』
雪乃は、その言葉に……
「わ、わかったわよ。確めればいいのでしょう?」
『ええ、そうよ。確めるのよ』
「なら、貴女も確めるのよっ!」
『ええ、確めるわ。だから確めなさいな』
「っ……」
雪乃は鏡の自分の挑発的な言葉に、雪乃は……
「わ、わかったわ」
『そう。なら、どうぞ』
雪乃は、鏡に写る自分を見て、その鏡に写る自分が挑発的な笑みで雪乃を見据えているのを見て……雪乃は、鏡の自分に恐る恐る顔を近づけ……
そして……
『どう?私の息の匂い?届いているかしら?』
「……」
そんな筈ないともう一度確認し……鏡の雪乃を見れば。鏡の雪乃は自分の事を嘲るような顔で見て…
『まだまだ確め足りないわよね』
「それは貴女だけよ…私には必要なんてないでしょう」
雪乃は……
そして雪乃が至近距離で鏡を覗き込むと……嫌でも鏡に写る自分と視線が合った。だがそれでも確認せずにはいられないこの甘美で陶酔にも似たこの感覚を……
『よく鼻をきかせて確めなさいな。自分の息を』
雪乃がその鏡の言葉に、また更に……それを研ぎ澄ませば鼻の奥に届けられる自分の匂い……甘い香りなのに清い涼やかな心地の良い香りに酔いしれるように貪った。雪乃はそんな自分に小さく叱責するようにして自制を働かせ、そして自分にまた叱咤して……
「別け隔てる鏡がある限りそれは届くことはないわね」
冷たく雪乃が言えば……
『そうね。ならこうすればいいのよ』
「え?」
鏡の雪乃が手を伸ばし雪乃の肩を握れば……突然の事に雪乃はその対処法が分からず一気に引き寄せられ、鏡の雪乃と鼻先がくっつく程近くで見つめ合うような形になる。
「ちょ、ちょっとっ!何をっ!」
『こうすれば問題ないでしょう?』
「そう言う問題じゃ……」
雪乃の言葉を待たずに雪乃は口火を切って……
『こうして確めるのよ。私の匂いを』
その雪乃の言葉に雪乃はまた赤面し顔を背ける。
だがそんな抵抗も虚しく……唇に柔らかく湿った感触が…それは雪乃の感じたことのない感覚で……雪乃は目を見開き硬直する。
酷く甘くて蕩けるような唇のその感覚は雪乃の体を蝕み……雪乃の抵抗心を溶かす。
何もかも甘くて酷く優しくて焼き尽くされるような感触に雪乃は抗えず、唇の感触を味わされていく。
鼻先で見つめ合ったまま二人は唇同士のキスを交わし……そしてそれから暫くしてそっと唇を離せば雪乃の唇には雪乃のねっとりとした感触を残し……
「な、何をするのよ!?」
『言ったでしょう?確めるのよ全てを』
雪乃は鏡から一歩下がり自分の口もとを押さえた。そして鏡の雪乃を睨み付ければ……
「変態っ!貴女やっぱり変態じゃないっ!」
雪乃は罵倒するように言えば、鏡の雪乃は嘲るように……
『あら?私に息の匂いを確められる程の変態に言われたくはないわね』
「だ、誰が変態よっ!それにキスしていいなんて私言っていないわっ!」
『ええ、そうね。でもただ私と私の唇が重なっただけよ、上唇と下唇を重ねる行為と変わらないわ』
「そ、そういう意味じゃないわっ!」
鏡に写る雪乃の片手は唇を拭おうとするような動作をした。まるでこの行為を雪乃自身が不本意だとそう思っているかのように見えた……
「貴女が私にした事は変態行為よっ!わかってて言っているの?」
雪乃は雪乃自身である鏡に対して変態だと叫べば……
そんな挑発すれば当然売り言葉に買い言葉で鏡の雪乃からはとんでもない言葉が飛び出しだ。
『ええそうよ。当たり前じゃない』
「っ!?」
『だってこれは私、私と私のする行為なのだから何を躊躇する必要があるのかしら?むしろしてあげるような奉仕感まであるもの』
そう当たり前のように言うもう一人の自分に、雪乃は……その雪乃の言う事に……雪乃は困惑すれば…
『どうしたのかしら?もう私の匂いを確める事には満足したのかしら』
「っ……満足も何も」
『なら、もう一度するわよ』
「え?ちょ、ちょっとっ!?」
その言葉に雪乃はまた赤面した。そして恥ずかしさからか何か言い返そうと口を開こうとしたが……その開いた口をまた鏡の雪乃が塞いだ。
「んっ!やっやめっんんっ!」
突き飛ばそうと雪乃は雪乃の腕を掴むそんな雪乃に雪乃は重なる唇から息を吹き込めば雪乃はその甘さに力が入らない。
その攻防に……鏡に写る雪乃が自らの腕を掴む雪乃の腕をそっと掴んで離しそのまま手首を優しく掴むそんな雪乃を悔しそうな目で見れば、雪乃が口を塞いでいた唇を離した。
「ぷはっ!はっ離しなさいっ!私を窒息させる気っ!?」
『あら?それはごめんなさいね』
「な、何がごめんなさいよ。あやま」
『なら、もう一度してあげるわ』
「え?」
困惑した時にはもう遅い……そんな至近距離に雪乃の顔が覗き込み唇を塞げば……雪乃は涙ぐみながら目を瞑り鏡の雪乃から逃げようとした。
だが後頭部と腰に回された手がそれを許してはくれない。むしろ悪化するような動きになっていった。
んんーーーー!!
そんな声が雪乃から溢れるも勿論逃してなどくれない……
それを数分間も続け雪乃はすっかり疲労困憊していた。その涙ぐみながら崩れ落ちようとする雪乃を鏡の中に引き込み雪乃が支えながら……
『どう?これでわかってくれたかしら?』
「わ、わかるわけないわよ!」
『そう。ならもう一度するまでね』
「も、もう大丈夫よ!充分だからっ!」
雪乃はその言葉を否定した。自ら冷静になろうとするように一旦冷静になろうとすれば……鏡の雪乃を見詰め……そして睨めば……もう一度口付けしようよするもう一人の自分を強引に制し言葉を続ける 。
「もうキスはいいって言っているの」
『そう。ならいいわ。今はね、でも私は全部しっておきたいのよ』
「し、調べたいの?」
『ええ、そうよ』
「だ、だから……何をしたいのかちゃんと言ってくれるかしら?それに……その……キスは……」
雪乃が口ごもれば鏡に写る雪乃はクスクスと妖艶に笑い……
「何が可笑しいのよ」
『あら?ごめんなさい。だって貴女キスって言った瞬間顔を赤らめるから』
「あ、赤く何てっ!」
そんな事はないと否定しようとすれば鏡の雪乃は雪乃を後ろから抱き抱えるようにし耳元で……
『そう?ならもっと深く…』
「え?」
その言葉の意味が分からずにいれば鏡の雪乃は雪乃の耳にそっと唇をつけそして囁くように……
『今度は、私の舌と貴女の舌を絡み合いましょ。私の口の中に貴女の舌をもっと引き入れて貴女も私の中に入ってらっしゃい』
「なっ!?」
そんな事出来る訳がないと顔を真っ赤にすれば鏡に写る雪乃はそんな雪乃が可笑しいのかクスクス笑う。
『あら?ダメなのかしら?なら貴女は私に全て調べさせてはくれないと言うのね』
「こんなド変態な調べ方あるわけないでしょう?そんな調べ方ありえないわ。ただ貴女の趣向を満たしてるだけでしょうっ!そんなのド変態に決まってるじゃない!」
『あら、私は貴女の性癖を調べてあげているのよ?その言い方だと私が変態みたいじゃない』
「どう聞いてもそうにしか聞こえないわ」
雪乃がそう言えば……鏡に写る雪乃はクスクスと笑いだし……
『なら、貴女は私の事ド変態な女と思っているのかしら?』
「ええ、同じ顔をして同じ私とは思えないくらい気持ち悪い女よ貴女は」
雪乃がそう吐き捨てるように言えば、鏡に写る雪乃はクスクスと笑いながら……
『ならそのド変態な私と同じ顔した貴女もド変態ね』
「貴女なような無神経ド変態ナルシスト女じゃないわよ私はっ!」
『あら?自分相手にそんな事言うなんてヒドイ……』
「言わせてもらうわ、無神経ド変態ナルシスト女」
『ならその無神経な私を喜ばせるのが貴女の役目よね』
「そんな役目お断りよ」
『でもやってくれる約束だもの。ほらっ、力を抜いて私をもっと感じてみなさい?そして気持ちよくなりなさい』
「もう、何なのよ貴女は!」
そう言って雪乃は体を丸めるようにして自身の体を隠すようにするも鏡に写る雪乃から首にキスされれば……その感触とくすぐったさに思わず力が抜けた。その隙をつき鏡の雪乃は雪乃を自分の方に向かせる。
『あら?貴女も私なのだから私が貴女を素直にさせれない訳がないのよ?』
「馬鹿な事を言わないでくれるかしら?私は貴女なんかには」
『なら、私が貴女を素直にさせてあげる。だから貴女は私に身を任せなさい』
「な、何よそれ……でもそんな簡単に私を……」
雪乃がそう反論しようとすれば鏡の雪乃はまたクスクスと笑い……そしてまた雪乃に口付けた。
その行動に雪乃は顔を真っ赤にし鏡に写る自分を引き剥がそうとするも、引き剥がせない。それどころか、舌が引っ張られて…
「っ!?」
雪乃の舌に雪乃の舌が触れた。それは甘くて切なくて何処か支配されているようで全てを奪われ満たされて行くようなそんな感覚が雪乃を襲い始めた。
雪乃は何度も逃れようと試みるも体の奥深くにどんどん引きずり込まれていく。抵抗していた手は無意識に鏡の雪乃の片手を握り、その手を絡みあうようにして密着していく
『あらあら?そんな顔して……』
「し、してないわっ……んんっ!」
ただ合わさって重ねられているだけの手にこれから行われることを予測したのか緊張したように強張っていく。絡み合う舌が雪乃を拘束して、逃れることも出来ない。だが絡まる舌は互いを求めたまま離れることはなかった。絡みついた舌をたどたどしく合わさる雪乃に鏡の雪乃は支えるようにし、そして……
『ほらっ……もっと私を感じて確めてなさい』
「んんっ!や、やめっんんっ!」
鏡の雪乃はそう言うと雪乃の舌を絡め取ってきた。合わさったままの二人の舌からとけるようにくっつき、絡みあう。
「んんっっ!!!」
そんな深くそして優しいキスに雪乃の体は守ろうとする意識もあるのだろうが体の真ん中に位置する膨らみが上下した。その状況を間近で確認することが出来た鏡に写る雪乃は……妖艶な笑みを浮かべながら……
『可愛いわね』
「っ!」
『あら?そんな顔をしてもダメよ。そんな可愛い顔してもやめないわだって可愛い』
「っ!な、何言っ」
雪乃がそう否定しようとすれば鏡の雪乃はまた深く口付けた。それは雪乃の全てを奪うように……そして雪乃の抵抗する意識も全て奪うように……
「んんっ!や、やめっんんっ!」
だが、その抵抗も虚しく鏡の雪乃に全て奪われていく。絡まる舌は甘くて切なくてそして雪乃を支配して行くようなそんな感触が雪乃を虜にしていく。それは大袈裟や例えでもなくまさに完膚なきまでにそれが事実と言わんばかりにだ。
体に力が入らなくなり支える鏡の雪乃にもたれ掛かるように、二人は見詰め合う
『気持ちいい?』
「そんな事…ないわよ」
『強情ね……でも』
そう言って、また深く舌を絡ませた。そしてまた甘いキスに雪乃は抵抗をしようと試みるが、その気持ちを裏切るように雪乃の唇は鏡に写る雪乃から離れない。鏡に写る雪乃はクスッと笑う。
『素直にならないとこうしちゃうわよ』
「なっ!ダメよっ!」
雪乃がそう言えば……上顎を舐められれば舌を吸い付かれ……そして自分の舌と絡められる内に次第に息を荒くし始めて行く雪乃。
『あら?興奮しているのかしら?さっきまでそんな素振りを見せなかったのに』
「か、勝手に決めつけないでくれるかしら?舌まで絡めてきて」
そう言い返せば鏡に写る雪乃は微笑み言った。その顔は雪乃を欲情させるような妖艶な笑みで、その笑みは自分なのに雪乃は何処かその笑みにさえ恐怖を感じた。
『だって貴女が素直にならないんだもの、だから私は私のしたいようにしているだけよ』
「だ、だからって……こんな」
『あら?もうキスは終わり?』
そう鏡の雪乃に言われて雪乃は鏡の雪乃とまた目があった。そして妖艶な笑みのまま言った。
『なら次は何をしましょうか?』
そんな言葉に雪乃は思わず後退りをしてしまうも、鏡の雪乃がそれをさせるわけがなく……
「ど、何処触ってっ!」
『あら?だってもっとしたいもの……』そう言ってもなお雪乃の膨らみを掴む鏡に写る雪乃の手は続く。
「ちょっ!なにっんんっ!どこ揉んでいるのよ!」『貴女も揉めばいいのよ私のを』
そう耳元を舐められながら言われる言葉に逆らいたくても攻められれば抵抗する気なんて吹き飛んでいく。そしてされるがままになるしかなく、鏡に写る雪乃に好きなように触られもみくちゃにされて行く。
「んあっ!くっ!!」
『あら?感度がいいわね……別に隠さなくてもいいわよ』
そう言うと鏡の雪乃は雪乃の胸の先端を摘まんだり弾いたりと弄び始めた。その度雪乃は体をビクつかせた。そしてそんな反応をする度、鏡に写る雪乃が耳元でクスクスと笑う
『可愛い反応ね、もっと私に見せて頂戴』
「はあっあんんっ!や、やめなさっひっ!」
だが鏡の雪乃の手は止まずに動きその指先の感触に翻弄させられながら徐々に奪われていく……それと比例するかのように下腹部が何かを欲しがるようにもどかしく感じた。だが目の前の相手は女…
『あら?…本当に可愛いわね』
そう鏡に写る雪乃にクスクスと笑われながら指摘されれば頬に赤みをます雪乃。だがその瞳は既にとろんとなりどこか虚ろ気だった。そんな瞳に鏡に写る雪乃は……
『あら?もう限界なの?ならもっと気持ちよくさせてあげる』
「もう離れっ!っ!!」
そう言うと鏡に写る雪乃は雪乃の秘部に手を滑らせた。指が敏感な部分に触った途端、雪乃は目を見開き体を硬直させるが……鏡に写る雪乃はその反応を気にも止めず手を動かし続ける。指を徐々に蜜壷に入らせていけば敏感になり始めた体が抵抗するかのように腰を逃がすもその行いさえ反らした胸を攻める事によりなくなる。
『ねぇ…見なさい鏡に写る私達も同じ表情よ』
「そんな訳っああっん」
抵抗しようとすれば秘部に指をさらに二本入れられ動きを封じられてしまう。そのせいで体に電気が走ったかのようにびくつかせる雪乃に雪乃は耳元で囁くように……
『素直に感じてればいいの、それが正解よ』
「だ、誰が素直に何てっひゃっ!ふっんっ!」
そんな強情な反応を見せる雪乃だが、何処かその声は艶やかで鏡に写る雪乃はクスッと笑う。そして、鏡の中にいた雪乃は鏡に写る雪乃を引っ張りキスをする。
「え」
それを見せられる雪乃は顔を真っ赤にするしかできなかった。鏡に写る雪乃はその口内を犯すように舌を絡ませ、それは雪乃にも必然的に見られているこのシチュエーションに……
『『これが貴女の本性よ、素直になりなさい』』「っ!や、やめてっんんっ!」
そんな雪乃の抵抗も虚しく鏡の中にいた雪乃はまた動き始めると……
『あら?もうこんなにして』
「そ、それは貴女が」
『あら邪魔しないでくれるかしら?もう私の番よ』
『まだとかじゃなくずっと私の番なのだけど?』
「な、何言っあっ!」
鏡の中にいた雪乃に気が向いている間にいつの間にか伸ばされた手に雪乃の胸を揉み始めた。服越しと言うだけで気持ちいいがその感覚がゆきすぎるもののようで……
そんな鏡に写る雪乃の言葉に耳を疑うように今度は体ごと動かそうとするも、それをさせないように鏡の中にいた雪乃はまた雪乃を拘束した。そして耳元で囁くように……
『素直になりなさい。もう貴女に選択権はないの』
「い、いやよっ……そんなの」
『そう?でももう体はこんなにも素直で溺れそうになっているのに?』
『そうよほらっ……』
そんな二人の鏡の雪乃に言われてしまえば何処か歯がゆさを覚えてしまう。それを堪えながらもただただ残る理性だけがこのまま流されてはいけないと言う危機感がゆき、その思いだけで雪乃は耐えた。だが、それも数分と持たずに……
『ねぇ……素直になりなさいよ』
『そうすればもっと気持ちよくなれるわ 』
『快楽に堕ちて楽になればいいのに』
「わ、私は」
『なら言ってよ何度も絶頂させられて欲しいって。そうだよね?だってそうじゃないと貴方の体が納得していないものね?』
囁く二人の雪乃に言われてしまえばその手に堕ちそうになるも、頑なにそれを拒み続けた。だが、それも……鏡に写る雪乃が鏡から出て…雪乃は二人の雪乃に体をサンドイッチにされた状態で体をくねらせ始めた。耳元で囁かれ、吐息を吹きかけられただけで全身に電気が走ったかのような錯覚に陥る。これは夢なのではないかと思いたいが、その雪乃は現実で……
『素直になってくれたらもっと気持ちよくさせてあげるわよ』
『だから堕ちて楽になりなさい』
「っ!」
そんな雪乃の耳元で囁かれる言葉と体に与えられる快楽が雪乃を狂わせていく。二人の雪乃の綺麗な髪が雪乃の髪を包み絡みつくかのように動き、その左右同時に雪乃達が何かを囁くたびに体の何処か奥深い場所が反応するように動く
「あっんんっああっ……」
『そうね……いい子にはご褒美あげないとね』
『ええそうね……たっぷり可愛がってあげるわ』
そう悪魔が微笑むかのように二人の言う通り体は素直になるどころか違う反応をするようになってきた。
「はぁはぁ……や、やめぇ……」
そんな状態かで抵抗をしようにも、それはただ二人を楽しませるだけの抵抗にしかならなかった。
「や、やめぇ……」
『なら素直になりなさい』
『そうよ、そうすれば楽になるわ』
「っ!そ、そんな事できなっんんっ」
『ならずっとこの状態でいいかしら?私はそれでも構わないわよ?』
「そ、それはっ」
そう雪乃に言われればその状況を想像してしまう。そしてそんな雪乃を嘲笑うかのように雪乃は耳元で囁く。
『ほら?想像してご覧なさい……貴女の体を……この体を』
「そ、そんな事っんんっ」
『想像してご覧なさい至極の悦を……そして、その快楽を』
「や、やめてっ……」
そう耳元で囁かれれば雪乃は顔を真っ赤にする。だがそんな雪乃に二人の鏡の雪乃はクスクスと笑い言った。
『素直になりなさい』
『ほら、もう限界でしょう?なら素直になりましょう』
「うるさいのよっ…何度も同じことを…」
そんな二人の鏡の雪乃の言葉に耳を貸さずにいれば雪乃は首を傾げた
『あら?素直じゃないのね』
「当たり前よ」
そんな雪乃の言葉に二人の雪乃はクスクスと笑うと……
『なら、もっと激しくしてあげないとね』
『そうね、ならそうしましょう』
「な、何言っ」
そんな雪乃の言葉など聞かずに鏡の雪乃達は動き始める。それは今までとは比べ物にならない快楽を雪乃に与える。
「あっ!ああっ!や、やめてっいっ!」
その声に反するように鏡の雪乃達の動きは止まらず、そして加速して行く。
『素敵よ今の貴女』
『気持ちいいでしょ?もっと乱れていいのよ』
「うるさ……ああっんんっ!はぁはぁっあっ」
擦れあう度に体に電流が走ったようにビリビリと感じてしまう。それは例えようのない快楽だった。もう頭の中には理性さえも残っていなく意識が飛びそうになるもそれを許さないかのように二人の鏡の雪乃は攻め立てる。
『こんなにも私の事好きだなんて…』
「だ、誰がっ!」
『なら、もっと気持ちよくさせてあげるわ』
『ええそうね』
「や、やめてっ!んんっ!」
そして二人の雪乃は雪乃を拘束していた手を緩めた。その隙に逃げようとするも……
「あっ!ああんっ」
雪乃がその体を抱き止めてしまう。
『逃がさないわ』
「あ、あぁっそこはっやぁっ!」
身を捩り逃げる雪乃を捕まえながら二人の雪乃は挑発をしかけてくる。
その仕草がなんだか可愛いらしくてそれを思えば思う程恥ずかしくて思う気持ちがこみ上げてくる……
「んっんんっ」
雪乃の体を愛撫する雪乃の手は徐々に下へと下がっていく。そして、その手は雪乃の秘部へと伸びていく。
「あっ!そ、そこはっ駄目!」
『あら、駄目じゃないでしょう?』
『こんなにも誘ってきているのにしないのは失礼になるわね』
『そうよだから身を委ねなさい』
「や、やめっんんっ!」
雪乃の抵抗は虚しく、雪乃は雪乃に体を拘束されながらその秘部へと指を入れられてしまう。そして、ゆっくりと動かされる度に体が跳ね上がるように反応してしまう。
「ああっんんっ!やぁっ!あっ!」
『あら?もうこんなにして……そんなに良かったのかしら?』
「そ、そんなわけないでしょ!」
『そうかしら?でもここは私達の意のままよ』
「ああぁっ!や、やめなさいっんんっ!はぁはぁっ」
二人の雪乃に攻められながら、雪乃は雪乃に体を愛撫される。そして、その指はどんどんと過激になり……
「あっ!ああっっいっんんっ!っ!」
『あら?いい反応じゃない』
『そうね……なら』
「やぁっ!な、何をっんんっ!」
二人の雪乃は同時に同じ場所を攻め立てる。それはまるで自分の弱い所を的確に攻め立てられてるみたいで……
『どうかしら?』
「んっ!んんっはぁっ!」
そんな余裕もなく、雪乃はただなされるがままだった。だが、そんな雪乃に二人の雪乃はまた耳元で囁いた。
『『やっぱりここ好きなのね』』
「そ、そんな事っんんっ」
そう強がる雪乃を嘲笑うように二人の雪乃は攻め続ける。その快楽に雪乃の体は反応し鏡の雪乃の手も激しくなる一方だった。
「はっはぁあんんっああいああんん……はぁはぁ、も、もうぅ無理よ、し、しんじゃ……んんっ!」
『素直になればいいのに強情ね』
「そ、そんな事っんん!ああっ!」
雪乃はただその快楽に身を委ねるしかなかった。だが、そんな雪乃に二人の雪乃は言った。
『『ならもっと激しくしてあげる』』
「ぁっ!もういらな、んっ!!」
そう雪乃の制止も虚しく二人の雪乃は攻め立てるのを更に加速させる。それに合わせるように雪乃の体も徐々に反応していく。
「ああっ!んああっ!あ、あっ!ふわっんんっ!」
『我慢せずに出しちゃっていいのよ』
「だ、誰がそんな事っんんん」
そう言いながら雪乃は自分の体を触る手は止めず、その快楽はどんどんと高ぶっていく。そして……
「だ、だめえええっ!!」
『『ほらっ!』』
「あ、あああっ!!やぁああんっ!!」
二人の雪乃に攻められ雪乃は体を痙攣させそのまま絶頂に達する。
『それにしても随分と耐えてくれたわね』
雪乃二人。そう同時に吐き出された。
「っあ……」
頭がボーっとし鏡に写る自分が遠のく感じだった。虚ろな目で鏡を見つめる雪乃に二人の雪乃が帰ってくると各々動き出すのだった……
『あら?まだ意識があるなんて凄いわ』
『でも、もうそろそろ限界かしらね?』
そう言いながら二人の雪乃はそれぞれ自分の胸を持ち上げると、それを雪乃の体に押し当てた。
「あっ……」
擦れるだけで意識が飛びそうになる。二人の雪乃に胸の快楽を押し付けられれば腰は弓なりに反れ、小刻みに震えた だがそんな腰が逃げることも許さないように二人の雪乃はそれぞれ両手で掴めば太ももに乗せると前後左右に動かす雪乃は甘い声を出すが雪乃はそれどころではなかった。
「あ、ああっんんっ!」
『良いわとっても』
『私も気持ちっんん!』
「や、やめなさっいっ!んんっ」
3つの美しい玲瓏な黒髪が乱れながら、その雪乃達の嬌声が廊下に響き渡り二人の雪乃はそんな快楽をくれる雪乃の体を堪能する。
「ああっんんっ!」
『あら?またイっちゃったかしら?』
『でもまだ私達を満足させてもらわないと』
そう言いながら雪乃達はわざと胸を動かしつつ腰を動かした。雪乃はその快楽に何も考えられずただ喘ぐしかなかった。
「やぁっ!そ、それっんっ!だ、だめぇっ」
『駄目じゃないでしょ?こんなにして』
「そ、それは貴女達がああっんんっ!」
雪乃がそう訴えても二人はただ言うだけであった。そして更に追い打ちをかけるように二人の雪乃は責め立てる。胸に体と擦れあい、その快楽を際限なく与えられる。
『もっと乱れていいのよ』
「やぁっ!そ、そんなこ、とぉっ」
『素直じゃない子にはお仕置きよ』
『ええそうね』
「や、やめっんんっ!」
そんな二人の言葉など聞く耳を持たずにただ快楽を雪乃に与える。雪乃の体はそれに反応し、また絶頂へと上り詰める。
「だ、だめっ!ああっんんっ!!お、おかしくなっ」
『『ほらイきなさい』』
雪乃を両側から二人が追い詰めるようにと二人の手が伸びて行った。その手が体を滑るだけでも飛びそうになる意識。体がまた限界に達し、脳がパニックになるその瞬間二人の手が雪乃の敏感になった箇所に触れた瞬間、絶頂に達してしまう雪乃の体にさらに快楽を押し付けてきたのだった……
「あああぁぁぁぁっっっ!!!!!」
『またイっちゃったわね』
『ええ、でもまだこれからよ?』
「はぁはぁ……も、もう許して……」
『駄目よ貴女ばかり気持ちいい思いしてこっちはお預けは嫌よ』
『そうよ私ももっと貴女を味わいたいわ』
「そんな事言われえっ!」
そう言いながら雪乃は触れられた部分を舐められれば体が反れてしまった。
「んぁっ!」
『ふふ、いい反応じゃない』
『そうね……こっちを攻めさせて貰うわ』
そう言った瞬間、二人の手が雪乃の胸から離れたと思えばその手は下へ下がっていき、そのまま恥部へとたどり着いたのだそして…………
「あ、ああんっ!っ!」
『ふふ、どうかしら?』
「っんんっ!どうもっ!ないわよ!」
『あら?こんなにしておいて?』
そう二人の雪乃は雪乃に見せつけるようにその秘部から垂れた愛液を指に絡ませるとそのまま口に運び舐めた。その行動一つ一つに体が反応してしまう。そして……
「ああぁっ!っ!!」
『ここ好きなの?』
「そっそんなこ……ああんっ!」
二つの手によって同時に攻め立てられればもう何も考えられなかった。そして……
「あ、あああんっ!!!っああぁぁっつ!!」
『ほら、イきなさい』
「い、いやっあぁぁあっああっんぁん!イっちゃううぅっつ!!」
二人の指により絶頂に達する雪乃に 二人の雪乃は耳元で囁く。
『ここもいじってあげるわね』
『ええそうね……もって魅せて』
そう言い二人の雪乃の指先は互いに……そしてもう何度目だろうか?雪乃はただその快楽に身を委ねるしかなかった。
雪乃の舌は二人の雪乃に奪われ合い、胸を二人の雪乃はお互いの胸を弄りあう。その刺激と快楽に逃げ場などなくただ喘ぐだけだった……
雪乃はその体を大きく痙攣させた。
「あ、あぁっ……」
そして、それから解放されるように深い眠りについてしまうも鏡の雪乃はただそんな雪乃を見つめているだけだった……。
そして鏡を見れば、それは歪んだ笑いを浮かべた自分がいて…
……朝日が窓に映るのが見えた、太陽から届く光は部屋を明るく照らしている。その光に反応するかのように雪乃は目を覚ました。
「…っ」
まだ少し眠たい目を擦りながら体を起こす。
あの雪乃達は何処にもいない、それは夢だったのだろうか?そう雪乃は思ったが……。
「っ!」
廊下はあらゆる液体に濡れ、自分の体には至る所にキスマークや歯型が付けられていた。それにあの感覚はしっかりと体に染み付いていて…
「っ……!」
そんな感覚に顔を赤らめる雪乃だったが……
同じ表情でこちらを見つめる雪乃がいて…
─貴女はずっとそこで見ていた癖に…
─今さら私を欲しがるなんて…
─無様な偽ノ下雪乃ね。
そして、そんな自分の姿に反応してしまっている自分がいるのを実感するのだった。
「はぁはぁ……」
そんな自分を見ていれば自然と息が荒くなり体が熱く火照っていくのを感じた、だがそれでもまだ我慢できる程度だ。しかし……鏡を見れば、それはまだ終わらせないとでも言いたげな表情でこちらを見ていて……
「……ふふ」
その快楽に抗える程の理性はもう既になく、ただ欲求に従うように雪乃は鏡の自分へと近づくと、そのまま唇を重ねるのだった……。
そして、そんな雪乃を見つめる…二人のそれは
今日もまたお互いを求め合うのだろう……
「っ!ああぁっ!!」
「ふふ……これで地盤は出来たわね」
「ええ…そうね」
「次は 誰をターゲットに…」
そう 雪 乃 が言えば二人は再び体を重ね合った。
そして……二人のそれは激しく絡み合うのだった。
「っ……!」
そうすれば体が震え上がりまたしても絶頂に達してしまう雪乃だが……それでもまだ求めるようにその腰を動かし続ける。二人はお互いを嘲笑うかのように微笑むと……再び体を重ね合い快楽を貪るのだった……