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伝染 二

これは平野明美がドッペルゲンガーと遭遇し、まぐわい合った。数日後、二人の男教師が雑談を話していた。そして不意に片方の若い教師が…


「そう言えば…知っていますか?例の紛失物保管室でドッペルゲンガーが出たそうですよ」

「…何だそれは?」

「それがですね…夜中に紛失物保管室へ行ったら、そこにもう一人の自分の姿があったらしいんですよね」

「馬鹿らしい。そんな事あるわけないだろ」

「それがですね、うちの女性教師がドッペルゲンガーに出会ったらしいすよ」

「何だって!?それは…本当なのか!?」

「ええ、しかもエッチなことをしたらしいすよ」

「ほお~……」


ベテラン教師は興味津々で、詳しく聞かせてくれと言ってきた。若い教師が話す内容はこうだった。


「どうも、あの真面目なのか問題児なのかわからない橘とか言う生徒が誰かがいる気配がしたので行ってみたらしいんですよ。そしたら……美人な女性がキスしていたらしいです。それもとても激しい口づけを」

「おおっ!」

「それとどちらも同じ顔だったそうで」

「なるほど……。しかし一体誰が……」

「わからないですね」

「それにしてもドッペルゲンガーに合ってしまうとエロい目に合うのか。面白そうだな」

「そうですよね、俺は理科の石橋先生がドッペルゲンガーに会って欲しいですけどね」

「確かにな」


こうしてドッペルゲンガーの噂は広がっていった。


─噂を耳にしては。


─誰かが広め。


─またその噂を耳にした者は誰かに伝えるという流れが出来ていった。


─こうして学校全体に広まっていくのだ。伝染するように…



そしてそれは教師たちだけではなく生徒の間でも囁かれていた。


例えば生徒会に所属している鷹島聖悟。彼は生徒会員でもあり、品行方正。その生真面目さは他クラスにも噂として伝わっていた。そして最近になって変な噂を聞くようになったのだ。何でも女性二人が夜に紛失物保管室で熱いキスをしていたらしいという噂だった。初めは眉唾だったが、何処か信憑性があり気になってしまうものである。だから彼はそれを確かめることにしたのだ……

夜になり生徒達が寝静まった頃、彼は紛失物保管室へと足を向けた。そして、ゆっくりと扉を開け中の様子をこっそりと窺う。

そこには一人の女性がいた。そして、その女性は、彼の良く知る人物だった……。

艶やかな青っぽい黒髪を三つ編みにし、ハーフアップにした髪型。前髪は丁寧に切りそろえられており、その間から覗くのは切れ長の目と長い睫毛が印象的だ。鼻筋はすっと通っていて、唇は小さくぷるっとしている。肌は透き通るように白かった。

その女性の名前は山瀬美世だ。しかし彼女は普段とは様子が違うようだった……。

服装も普段の彼女とは違い、胸元が大きく開き、どこか淫乱な雰囲気を漂わせていた。さらにはスカート丈も短くなっており、太ももが大きく露出していた。そして何より目を引くのが胸の大きさだろう。Gカップはあるであろう巨乳をしており、歩く度にぶるんっと揺れているではないか……。

そんな彼女を見た瞬間、彼は思わず息を飲んでいた……

すると突然彼女が何か話し始めた。その声はいつもの山瀬美世ではなく妖艶な雰囲気を醸し出していた。


「…あら…本当にドッペルゲンガーが現れるなんて……」


その言葉を聞き、彼は思わず吹き出しそうになる。


「いやいや、何を言っているんだよ……」


(ドッペルゲンガー……そんな非現実的なものがこの世にいるわけないじゃないか……)


そう思うもののやはり気になって仕方なかった。なので思い切って声をかけようと─何故彼女がここにいるのか? ─そもそもどうしてこのような場所で二人でいるのか? そんな疑問が湧くがそれよりも先に瑞々しいリップ音が部屋中に響く……。


ちゅぱっ、くちゅぅうっと


唾液の音まで聴こえてくる始末だ……。そしてその音に合わせるように女性の吐息も聞こえてくるのだ。それはまるで口づけのような音だった─一体何をしているのか?彼の疑問はすぐに解消されることになる……


「んっふぅ……うふふ 」


彼女はゆっくりと唇を離すと、そこには銀色の橋がかかっていた─それを見て彼は確信する。今現在ここで行われている行為は間違いなく大人のそれだ……それもかなり濃厚なものであることが窺えるが、


その口づけの相手が問題だった彼女の口づけの相手は彼女と全く同じ姿と顔をしていたのだ。



「嘘……だろ…… 」


その光景を見て彼は絶句してしまう。


それもそのはずだ……なぜなら山瀬美世が二人いるのだから─


しかもどちらも同じ顔だった。


そしてどちらが本物なのか見分けがつかない状態だった。

そんなことを考えている間にも二人の口付けは続く……それはどんどん激しくなっていくばかりだ……やがて片方の女性の豊満な胸元に手を伸ばしていったかと思うとゆっくりと揉み始めたではないか!それを見て思わず興奮してしまいそうになるが、なんとか堪えることができたようだ。しかし彼の理性が崩壊しかけた。


「ふぅぅん~……はぁぁ~」


それはまるで自慰行為をしているかのように見えたのだ……いや実際にそうなのかもしれない……何故なら彼女の顔はとても厭らしく蕩けた表情をしていたのだから。




──






─────





───────────






ドッペルゲンガーの噂が広がる中、理科の教科を担当する石橋雪乃はうんざりしながら理科準備室へ向かっていた。


今日は二学期初日の授業がある日であった。そのため生徒たちが集まっている教室へ向かう必要があった。


(あーもう……ドッペルゲンガー…ドッペルゲンガーって…この学校はエロ猿しかいないのかしら)


心の中で愚痴る雪乃だが、実際に生徒が騒いでいる原因は彼女であるのだが本人は知らない。


やがて理科準備室に着き扉を開けると一人の女子生徒が待っていた。


「おはようございます、雪乃さん」


笑顔で挨拶する彼女は石神優菜と言い、彼女のクラスは2年C組であり雪乃が担当しているクラスでもあった。

雪乃は自分のデスクに座りため息をつく。


「おはようございます……。本当にしつこいですね……その話題」

「まあまあ、いいじゃないですか」

「よくありませんよ……。まったくもう……」


雪乃は再びため息をつく。その様子を見て優菜はクスッと笑う。


「なんですか?」

「いえ、相変わらず大変だなって思って」

「誰のせいですか?まったくもう……」


雪乃はもう一度深いため息をつく。そして気を取り直して優菜の方を見る。


「それで、今日の授業は何から始めますか?」

「えっとですね……あっ」


優菜が何か思い出したかのように声を上げた。


「どうかしましたか?」

「いえ、ちょっと思い出したことがあって……」

「何をですか?」


すると優菜は…「実験用の白衣を忘れたのでとって来て良いですか」と言った。


「それなら予備があるので貸しますよ」

「ありがとうございます。では借りていきますね」


優菜はそういうと理科準備室を出て行った。


雪乃はそれを確認すると再び大きなため息をついた。

彼女が今悩んでいることは一つだけある。それは最近になって自分がドッペルゲンガーに会わせてエロい目に合って欲しいと思われてないかと言う事だ。

ここ最近、噂を聞いてドッペルゲンガーに会わされてエロい目にあって欲しいと思われ、言われる事が多々あった。


そして実際、雪乃もそれを聞き流しているわけではない。


(確かに容姿に自信はかなりある方だけどさ……だからと言ってドッペルゲンガーに会いたいって思われるのは……なんか嫌ね)


雪乃はそう思いながら自分の顔を見つめた。整った輪郭の顔立ちに長いまつ毛と二重の目。鼻筋も通っていて唇も程よい大きさをしている。

肌の色も白く透き通っている。まさにモデルのような美女なのだ。しかし胸の大きさに関しては残念なものでBカップも無いくらいしかないのだ。そのため男子生徒や一部の女性教師からは美人なのに胸が無いことを揶揄されることもしばしばあった。


そうして自分の顔を見つめていると理科準備室の扉が開く音が聞こえてきた。優菜が戻ってきたのかと思い、そちらを見るとそこには眼鏡をかけた小柄な少女が立っていた。


「石橋先生!」


そう言って現れたのはこれから授業を行うクラスに所属する女子生徒だった。


「あれ?どうしたの、あなたが来るなんて珍しいじゃない」


そう言いながら立ち上がった雪乃は彼女に近づいていく。


「た、大変です石橋先生がもう一人!」


そう言うともう一人の雪乃は慌てて駆け出して行ってしまった。


「えっ!?ちょ、ちょっと待って!一体何があったの!」


急いで理科室に行くと雪乃が見たものは……一人の女性だった。息が止まりそうなという表現が似合う美女。濡れ羽色の綺麗な黒髪にスレンダーながらも出るところは出ている体つき。間違いなくそれは雪乃と同じ姿形をしていた。


それ、つまり、もう一人の自分だった。


「えっ、うそ…………」

「うそ…わ、私が……なんで?」


(ほ、本当にドッペルゲンガー?)


そんな事を考えていると生徒達も騒ぎだす。


「ほ、本当に先生が二人に」

「すげぇ……双子?」

「いやでも先生に双子はいないよ」

「じゃあ姉妹とか?」

「まさかクローンとか?」

「それこそSFじゃん」

「どっちが本物なの」


混乱する生徒達。生徒たちはドッペルゲンガーを見たという興奮で騒いでいた。そんな中一人の女子生徒が呟いた。


「そのさ…このドッペルゲンガーってエロい目にあったりするんじゃないの」


その言葉を聞いた瞬間、雪乃は青ざめた。


(ま、まずいわ……。このままだとエロい目に合う)


そう思った雪乃は大声で叫ぶ。


「いい加減にしなさい!!」


雪乃の大声に生徒たちは静まり返る。雪乃はそのまま続けて話す。


「いいですか、彼女は私と同じ姿ですが、ですがここにいるのは紛れもないドッペルゲンガーです。つまりあなたたちが思っているような事は絶対にありません。そしてドッペルゲンガーは危険な存在です。もし何かあったら……」


雪乃はそこで一呼吸置く。生徒たちはその続きを固唾を飲んで待っていると、もう一人の雪乃が…


「ちょっと!待ちなさい!私が本物よ!ドッペルゲンガーは貴女よ!黙っていたら勝手に話を進めて……」


と言い出した。それを聞いて雪乃は「いいえ、ドッペルゲンガーは貴女よ」と言い返した。


「違うわ、ドッペルゲンガーは貴女よ」

「いーや、ドッペルゲンガーは貴方よ」

「ドッペルゲンガーは貴女のほうよ」

「ドッペルゲンガーは貴女でしょ」


二人の雪乃の間でドッペルゲンガーはどちらの雪乃なのか論争が始まった。それを見て生徒達は…


「おい、こりゃあどっちが偽物なんだろ」

「そうよね、片方は本物だもんね」


と言い始めた。


「ち、違います。私は正真正銘本物の石橋雪乃ですよ!」

「いーや、私が本物の石橋雪乃よ!」

「いいえ、私の方が本物の石橋雪乃です!」

「絶対私の方だって!」

「いえ、私の方よ!」

「絶対に!」

「私よ!」


二人は睨み合いながらお互いが本物だと主張し続けた。すると一人の女子生徒が呟く。


「あのさ、男子は出て行った方が良くない?」


その言葉に他の女子生徒は賛同するように声を上げる。


「そうだよ、こういう場合は男子が出て行った方が良いよ」

「ちょっと!?待ってくれよ!」「そうだぜ、今出ていくのは生殺しだ!」


男子たちは必死に訴えるが聞き入れてもらえず、強制的に退室させられてしまった。


「ちくしょう!いいとこなのによぉ!!」「くそぉー!!見たいぞー、エロい目に遭ってるところがぁ」と叫びながら男たちは廊下へと出されていった。


そして残りの男子生徒も不満そうに一斉に理科室から出て行き…

雪乃とドッペルゲンガー…それに数人の女子生徒だけが残された。


「あの皆さんが期待するようなことにはならないわよ」


雪乃はそう言ったが、もう一人の雪乃はクスッと笑うと雪乃を指差して言う。


「どうかしらね」

「な、何を言っているの……」


するともう一人の雪乃は不敵な笑みを浮かべて言い返す。


「あら、ドッペルゲンガーって本当にエロい目に合わせてくれるんでしょう?なら私がエロい目にあっても良いって事よね」


そう言って胸を寄せて上げるもう一人の雪乃。その姿を見た雪乃は自分の顔が熱くなるのを感じた。そして顔を真っ赤にして反論する。


「ば、馬鹿なこと言わないでください。そ、そんな事あるわけ無いじゃないですか!」

「どうかしらね…顔が真っ赤よ」

「な、何を……」


もう一人の雪乃が雪乃を壁に追い詰めていく。そしてそのまま壁ドンをして更に言い寄る。


「ほら、早くエロい目にあわせてよ」

「し、知りません」


そう言って目を逸らす雪乃。そんな様子を見ていた女子生徒は羨ましそうに呟いた。


「うわぁ……あんな風にされたい」

「分かる、すっごい羨ましい」 

「ふ、二人とも綺麗だし……本当に綺麗」

「雪乃先生同士だから凄い」


女子生徒の言葉に雪乃は恥ずかしそうに頬を染める。


(や、やめてよ。こんなの恥ずかしいじゃない……)


そう思いながらもう一人の雪乃の方を見ると、もう一人の雪乃も恥ずかしそうに視線をそらした。


「うぅ……不毛よ…こんなの」


そう言ってもう一人の雪乃から離れる雪乃。もう一人の雪乃は残念そうな表情をする。

二人の雪乃の前に座っている女子生徒は二人の雪乃の良い匂いに鼻腔を刺激され、思わずうっとりした様子で見つめる。勿論雪乃達も互いの良い匂いにうっとりしていることに気がついていたが、あえてそれを口に出すようなことはしなかった。まさか自分と同じ姿の女の匂いに興奮しているとは思うまい。


「あ、貴女……本当に何が目的なんですか?」雪乃がそう聞くともう一人の雪乃も「あ、貴女こそ……本当に何が目的なんですか?ドッペルゲンガーの私」と聞き返した。しかしそれを聞いて雪乃は「ドッペルゲンガーは貴女よ」と言えばもう一人の雪乃は「いいえ、ドッペルゲンガーは貴女よ」と言ってまた雪乃は「いいえ、貴女は偽物なんです」と言い返し、もう一人の雪乃は「違うわよ、貴女が偽物よ」

と言い返す。


二人の顔の良い女が身体を近づけて言い合っているのだ女子生徒達は無言で二人を見る。


「ねぇ、やっぱり偽物は貴女のほうよ」

「いいえ、絶対に本物は私の方よ」


と言い合う二人。


その様子を見ていた女子生徒の一人が我慢できずに口を開く。


「あのぉ……」

「「なに?」」


二人は同時に返事をした。それを見て女子生徒は少し驚きながらも続けて言う。


「もういっそのこと二人でヤっちゃえばいいんじゃ……」


その言葉に二人は顔を赤くしながら否定する。


「む、無理です!絶対に無理です!!」

「そ、そうよ!絶対に駄目よ!そんなことできるわけ……」


二人は激しく動揺してそう言った。それを聞いて女子生徒達はがっかりしていた。


「うわぁ……なんか期待外れだな」

「うん、ちょっと幻滅かも」

「でも雪乃先生って意外とムッツリなのね」


などと好き勝手言い始める。それを聞いて二人は怒りを覚えた。


「な、何を言っているの!わ、私は絶対にそんなことしないからね!」

「そうよ、ドッペルゲンガーなんてそんなことしていい存在じゃないんだからね!」


そう言って二人の雪乃はお互いに距離をとる。


「ま、まだ私の偽物って決まったわけじゃないけど、もし本物だったら……」

「そ、そうね……。もしも私が本物なら……」


二人はそう言って睨み合った。


(絶対私が本物なんだからね!!)(絶対に私が本物なんだからね!!!)


二人はお互いに自らが本物であることを祈りながら睨み合い続けた。一人の女子生徒が呟く。


「そんなにお互いに興味あるならキスしてみたらいいのに」


その言葉に雪乃ともう一人の雪乃はお互いの顔を見た。そして互いの美しい艶めかしい唇を見つめた。グロスがつけられ艶やかに潤った唇は柔らかそう…いや柔らかいのは同じ姿だから当然で…

同性で同じ肉体の雪乃から見ても雪乃の唇は魅力的で、キスしたいと常々鏡で見る度に思っていたが…


「絶対嫌よ」

「嫌に決まっているじゃない」


そう言って睨みあった。


「絶対嫌よ」

「絶対に嫌よ」


雪乃ともう一人の雪乃はお互い睨み合いながらそう言った。すると一人の女子生徒が呟く。


「でも二人とも今までキスしたことないんでしょ?」


その言葉に二人はピクリと反応する。


「べ、別に……キスくらいあるに決まっているでしょ」

「わ、私だってありますよ」


雪乃ともう一人の雪乃は強がってそう言った。


「へぇ……そうなの?じゃあどんな感じのキス?ディープ?それともフレンチ?まさかファーストキスじゃないよね?ねぇ、どうなの?ねぇ、ねぇ」


女子生徒の問い詰めに二人の雪乃は何も答えなかった。しかし顔には焦りが浮かんでいる。一度妹分の明美に口づけそうになったことはあるが…あまりの緊張で……不意に明美の匂いを思い出し顔を赤くするそれを見て更に質問を続ける。


「ねぇ、いつどこで誰としたの?ねぇ、教えてくださいよ」


雪乃ともう一人の雪乃は顔を真っ赤にして俯いた。そんな二人の雪乃の様子を女子生徒は楽しそうに眺めている。


「ねぇ、黙っていないで何か言ってよ」

「そうですよ、ほら、早く」


女子生徒達にそう言われて雪乃ともう一人の雪乃は顔を真っ赤にして小さな声で答える。


「ないわよ……キスなんか……した事無いもの」

「ないわよ……初めてのキスは好きな人としたいのよ」


二人の雪乃の返事に女子生徒達はニヤニヤしながら言う。


「へぇ……二人とも本当に経験ゼロなんだぁ」

「キスもしたことないのに自分の事を偽物扱いしたの?」


そう言ってクスクス笑う女子生徒達。雪乃は恥ずかしそうにもう一人の雪乃を睨む。もう一人の雪乃も恥ずかしそうに雪乃を睨んでいた。



「「貴女のせいで恥ずかしい思いをしたじゃない」」



同じ言葉を言い合い再び二人は睨み合う。それを見て女子生徒達は言う。


「美人同士が睨み合うって怖いね……」

「でも二人の雪乃先生って綺麗だから喧嘩しているのを見るとちょっと興奮するっていうか……」

「分かる!なんであんな美人なのに彼氏いないのかな?」

「え?そんなの決まってるじゃん。雪乃先生って男嫌いで有名だよ」

「あぁ……そういえば……」


女子生徒達の言葉を聞いて雪乃はムッとする。しかし何も言わずにもう一人の雪乃から視線を外す。もう一人の雪乃も同じ様子だった。


「そうよ、男なんて皆下心があるんだから……」

「そうよ、男は結局身体目当てなのよ」


雪乃ともう一人の雪乃はそう言って溜息をつく。そんな二人の様子を見て女子生徒は呟く。


「なんか……凄い」

「うん、やっぱり二人とも本物の雪乃先生みたいだよね」

「二人とも色々苦労してるんだね」

「うん、きっと男に騙された事があるんだよ」


女子生徒達は二人を憐れみの目で見ていた。しかし二人には全く聞こえていない。それどころか…


「「はぁ……」」


と深いため息をついている。女子生徒達はそんな二人を見てさらに同情的な目を向けた。そして一人の女子生徒が…


「先生同士で一回キスしてみたらどうですか?」と聞いた。


その言葉に雪乃ともう一人の雪乃はお互いの顔を見る。そして二人とも顔が赤い。それを見て女子生徒達は期待する表情で…


「な、何を言っているのよ……絶対に嫌よ」

「そ、そうよ……それにこんな女同士……」


と言う二人に女子生徒はもうひとおしとばかりに言う。


「でも、二人とも今まで一度もキスしたことないんですよね?」

「それはそうだけど……」

「そ、そうよ、悪い?私は別に好きでもない相手とキスなんてしたくないわ」


雪乃ともう一人の雪乃はそう言ってそっぽ向く。それを聞いて女子生徒達はまた期待する表情を浮かべる。


(これはひょっとしたら本当に?)

(二人が本当にキスをするかもしれない)


二人の雪乃はそう思ってチラリと相手の方を見た。すると二人は一瞬目が合った。しかしすぐに目を逸らす。


「「…………」」


二人の雪乃は無言だった。しかしその沈黙は長く続かなかった。一人の女子生徒が呟く。


「キスしてくれないの?じゃあさ、せめて裸になって抱き合ってみてよ」


その言葉に雪乃ともう一人の雪乃は驚いた。


「えっ!?は、裸に!?」

「だ、駄目よそんなこと!!」


二人は驚いて声を上げる。そして女子生徒達はニヤリと笑って呟いた。


「ふ~ん……嫌なんだ」

「でもさっき私達が言ったことは全部出来ないんでしょ?」


その言葉に二人は俯いて黙ってしまう。女子生徒達の言った通りだったからだ。


(うぅ……確かにそうだわ……だって私が本物かどうか確認するにはそれ以外に方法がないじゃない……でも……でもぉ!!)

(ああ……どうしよう……もし私が本物じゃなかったらとんでもないことをする事になるわ……でも……でもぉ……!)


そう思いながら雪乃ともう一人の雪乃はお互いの顔を見つめ合う。そして覚悟を決めたのか…


「わ、分かったわ……」

「そうね」


そう言って二人はお互いに近づいていく。雪乃ともう一人の雪乃はゆっくりと顔を近づけ始めたその様子を見て女子生徒達は息を飲む。

雪乃ともう一人の雪乃は顔を真っ赤にして緊張した様子で相手を見ている。互いに相手の同じ顔から良い匂いが漂ってくる。雪乃ともう一人の雪乃はドクンと心臓が大きく跳ねるのを感じた。二人の顔が少しずつ近づく。二人の鼻先が触れそうになるくらい近づき二人の鼓動はさらに早くなる。そして二人の唇が重なる寸前…


「「ま、待って!」」

と雪乃ともう一人の雪乃は同時に言って動きを止めた。それを見て女子生徒達は思わず不満の声を上げた。


「えぇ……どうして止めるんですか?」

「折角キスするところだったのに」


雪乃ともう一人の雪乃は顔が真っ赤だった。


「こ、このままだと恥ずかしくてできないから……」

「そ、そうなの……恥ずかしすぎてキスなんてとてもできそうにないのよ」


雪乃ともう一人の雪乃はそう言って深呼吸をした。そして互いの吐いた息の甘さに誘われる様にまた見つめ合い顔をさらに近づける。二人の艶めかしい桜色の唇が重なった。


「ん……」「あん……」


雪乃ともう一人の雪乃はビクッとして身体を跳ねせる。初めての感覚に二人は戸惑っていた。


「「……ちゅ……」」


互いに唇に塗られた桜色の口紅に重ねて塗られたグロスの甘い香りが二人の鼻腔を刺激する。その香りに酔ったように二人の雪乃は何度も角度を変えて口づけを交わす。互いの唇は果実が溢れるかのように潤って瑞々しくて柔らかい。

二人は快楽の波に溺れていく。そして二人は無意識のうちに抱きしめ合っていた。しばらくして二人の雪乃は名残惜しそうにゆっくりと唇を離れる。

二人の唇の間には名残惜しそうに離れる唇があった。それを呆然と眺めている女子生徒達の前で二人の雪乃はトロンとした目で見つめ合う。互いに艶やかな髪を撫で合い、そして、雪のように白い肌、濡れたような大きな瞳、綺麗な曲線を描く頬、薄く色づいた小さな唇、それらは美しく整った人形のような顔立ちをしている。そんな二人の雪乃が、互いに顔を近づける様子に女子生徒達はゴクリと唾を飲み込む。


「「……」」


雪乃ともう一人の雪乃は何も言わずにただじっと見つめ合っている。まるで何かを待っているようだった。そして二人の雪乃は目を閉じ再び唇を重ねた。今度は先程よりも情熱的なキスだった。


「「むぐ……ちゅぱ……はぁ……」」


唇を押し付け合い二人の綺麗な黒髪が重なるほど密着している。その光景に女子生徒達は興奮して息が荒くなる。


「……凄い……」

「…なんて美しいの……」


そう言いながら女子生徒達は羨ましそうに二人を見ていた。目を開くと同じ目を開いた自分と同じ顔が蕩けている…鼻同士が密着しているから息が苦しい…互いに申し訳ないと思いながら息をする…目の前の自分から良い匂いがする……

頭がボーっとしてくる……

キスをしながら二人は思った。これはなんて罪な行為なのだろうかと、角度を変えながらキスすれば互いの黒髪はサラサラと流れ良い匂いを振りまく。雪乃ともう一人の雪乃は夢中になってキスを続けた。二人の雪乃は息をするのを忘れるくらい夢中になっていた。しかし限界はすぐに訪れる。息苦しくなった二人は慌てて唇を離れさせた。

そして二人は息を整えながら余韻に浸っている。そんな二人を見て女子生徒達は感嘆の声を上げる。


「す、凄い……」

「こんなの初めて見た……」

「うん、なんか大人のキスっていう感じだよね」

「私もあんなキスしてみたい……」


女子生徒達の羨望の言葉に雪乃ともう一人の雪乃は恥ずかしそうに微笑んだ。


「「ふふ……」」


そして女子生徒達は雪乃ともう一人の雪乃を見て…


「あの……もうちょっとキスしてるところを見てたいです」


と頼む。雪乃ともう一人の雪乃は少し迷ったが首を縦に振った。


「「う、うん、いいわよ」」


そして雪乃ともう一人の雪乃は再びキスをする。しかしキスはしなかった。舌先で相手の唇に触れるだけだ。


「「ん……れろっ」」


最初は恐る恐るといった様子だったがすぐに大胆になっていく。そして、同じ舌が舐め合ってしまった。その瞬間、二人はゾクッとする快感に襲われてしまう。


(ん、ああっ!?)

(やっ……何これ?)


二人は思わず声を上げそうになった。二人は慌てて口を少し離し、互いの唇についた唾液を舌で拭き取る。とてつもなく甘かった。そして二人はもう一度キスをして、今度は互いの口の中に入れようとして雪乃ともう一人の雪乃は恐る恐る舌を出してお互いの口の中に入れようとした。しかし直前で躊躇してやめる。すると雪乃ともう一人の雪乃は再び唇を近づけてお互いの口を重ね合わせた。そして今度は舌を入れて絡め合う。


「「ん…んんんん!??」」


互いの唾液の甘さに腰が砕けそうになる。二人は必死に堪えてさらに激しく絡み合う。二人の雪乃の顔は快楽に歪んでいる。


「「ちゅぷ……くちゃ……ぴちょ……じゅる」」


教室中に水音が響き渡る。その舌が絡め合う音に女子生徒も顔真っ赤にしていた。そして二人の雪乃はついに我慢できなくなって、もっと深くキスする為に相手の頭を両手で抱え込んで引き寄せた。そして雪乃ともう一人の雪乃は貪るように激しいキスを続ける。


「「ん……んん……ん……んっ……んゅ……ん……!」」


雪乃ともう一人の雪乃の激しいキスに女子生徒達は息を飲む。そして二人の雪乃は唇を離した女子生徒達に見せつけるかのように。二人の唇の間に銀色に輝く糸が出来ていた。


「「はぁ……はぁ……」」


二人は荒い呼吸を繰り返す。その様子を見てまた女子生徒達は息を飲んだ。雪乃ともう一人の雪乃は艶めかしい表情を浮かべていて、その目は潤んでいて妖しく光っていた。


「「はぁ……はぁ……」」


二人の雪乃はしばらく呼吸を整えると今度は女子生徒達に視線を向ける。その雪乃ともう一人の雪乃の姿を見て女子生徒達は胸を高鳴らせる。二人の雪乃の口元は互いの唾液で濡れていて、それが艶やかな唇をより一層魅力的に魅せている。

また、濡れた唇はまるで誘うように艶めいている。そんな二人に女子生徒達は釘付けになっている。そんな女子生徒達の様子に気づいているのかいないのか二人の雪乃はゆっくりと近づいていく。互いの耳元で…


「はぁ……凄い……これがキスなの?」

「うん……凄い……凄すぎだわ」

「こんなの初めて……癖になりそう……」


そう言って雪乃はもう一度相手の頬に軽くキスをする。


「あぁん……私も」


ともう一人の雪乃も同じように返す。二人の雪乃は満足げに微笑む。


「ねぇ、もう一回だけしましょうよ……」

「ええ、いいわよ……」


そして、二人の雪乃が互いに顔を近づけると女子生徒達は息を飲み、そして二人の唇が重なった。二人の雪乃は女子生徒達の前で濃厚なキスをしたのだ。まだまだ雪乃達のキスが見れると思ってなかった女子生徒達は瞬きも忘れて二人を見る。


「「ん……」」


二人の雪乃はビクッとして身体を跳ねさせる。女子生徒達は目の前の光景に興奮して息が荒くなっている。クールビューティーな美女が二人揃って自分達の目の前でキスをしている。それだけでも興奮するのに二人は舌まで絡ませ合っている。そんな光景に女子生徒達は顔を赤くして食い入るように見ていた。二人の雪乃が舌を絡めるたびにピチャッピチャッという淫らな音が聞こえてくる。その音を聴くだけで女子生徒達は興奮して心臓の鼓動が激しくなる。


「「れろっ……ぴちゃっ……くちゅっ……」」


そして二人は甘い吐息を漏らしながらキスをし続ける。雪乃ともう一人の雪乃の顔は徐々に紅潮していく。


(あん……こんなに気持ち良いなんて……)

(ああっ……凄い……頭がクラクラする……)


二人は蕩けた目で互いを見つめ合いながらキスをしていた。二人の舌の動きはどんどん激しくなっていく。雪乃ともう一人の雪乃は互いの頭を抱えながら夢中になってキスをする。そして二人の雪乃は唇を離して至近距離からじっと見つめ合う。二人の顔は快楽に溺れたようなトロンとした表情だった。二人の雪乃の唇は唾液で光っていて、とても色っぽかった。二人の雪乃は潤んだ瞳で相手を見てうっとりしている。そして二人の雪乃はゆっくりと互いの背中に手を回すと再び唇を重ねた。


((んん……))


そして二人は舌を絡め合う。先程よりもさらに激しくなった。教室中に響く水音に女子生徒達は更に興奮していた。そして二人の雪乃は快楽に身を震わせながらも必死に舌を動かし続けた。やがて限界を迎えた二人は唇を離した。二人の唇の間には唾液の糸が出来ていて、それが切れると二人の雪乃は肩で息をしながら互いの顔をぼんやり眺めていた。すると今度はもう一人の雪乃の方からキスをしてきた。雪乃はそれを受け止める。そして二人の雪乃はお互いの舌を絡め合った。


「「くちゃ……ぴちょ……れろっ……じゅるっ……」」


舌が絡みあう度にピチャッヌチュッという水音が鳴る。二人は必死に舌を動かす。そして二人の雪乃は再び唇を離した。二人の唇には唾液の糸が出来ていた。そして二人の雪乃は呼吸を整えて…


「「はぁ……はぁ……」」


二人の雪乃は甘い吐息を漏らす。そして二人は名残惜しそうにゆっくり離れる。そして、二人はトロンとした目で見つめ合いながら自分の唇を指先でなぞり、唇には先程まで感じていた柔らかさと温かさがまだ残っているような気がする。


「「ふぅ~」」


二人は熱い溜息をつく。そして二人は…


「はぁ……はぁ……皆、どうだった?私のキスは?」

「はぁ……はぁ……どう、良かった?」


と尋ねた。二人の質問に女子生徒達は答える。


「す、凄かったです」

「あの……もっと見せてくれませんか?」

「私ももっと見たいです!」


と女子生徒達は言う。それを聞いて二人の雪乃は嬉しそうな表情を浮かべて


「ええ、分かったわ。じゃあもっとキスするところを見せてあげるわね」

「次はもっと過激なキスをするわよ」


と二人の雪乃は言った。それから二人の雪乃は女子生徒達に様々なキスを見せた。


「「はぁ……はぁ……んん……くちゅ……」」

「「はぁ……はぁ……んん……ちゅぷ……」」

「「れろっ……ぴちゃ……じゅる……」」


二人は相手の頭を両手で抱え込み、互いの舌を絡ませて貪るような激しいキスを繰り返す。その様子を見て女子生徒達は息を飲む。


「「くちゃ……ぴちゃ……んん……んん……んん……」」

「「れろっ……くちゅ……ぴちゃ……くちゃ……くちゃ……」」

「「はぁ……はぁ……んん……んん……んん……」」


二人は相手の口内を犯し続ける。その淫らな様子に女子生徒達は自慰を始めたり様々で覗いていた男子生徒達も興奮して股間を膨らませている。そんな中、二人の雪乃はまだキスしたいのねとそう思って二人は舌を出すと、相手もそれに応えて同じようにする。互いの舌が絡み合う、二人は夢中で相手の唾液を吸う。二人はもう相手が何者なのか分からなくなっていた。そして二人の雪乃は一度顔を離すと…


「「はぁ……はぁ……」」と艶めかしい声を出した。


二人の雪乃の顔は色気が増し、そんな二人の様子を教室にいた全員が食い入るように見ていた。二人の雪乃は互いの顔を見るとニッコリ微笑んで


「ねぇ、もっと私の舌で私の舌を犯して」ともう一人の雪乃が言う。


「ええ、いいわよ。その代わり私にもしてね」 と言って二人は再び顔を近づけると唇を重ねる。


そして二人は激しく舌を絡ませ合う。二人の雪乃は互いに相手を抱き寄せて激しくキスを続ける。その光景に女子生徒達は興奮して自慰が激しくなる女子生徒も。二人の雪乃は互いの唾液を交換しあいながら激しくキスを続けた。


「「れろっ……くちゅ……ぴちゃ……くちゃ……くちゃ……」」

「「ぴちゃ……くちゅ……れろっ……くちゃ……くちゃ……」」 


二人の雪乃の淫らなキスは続き、そして二人の雪乃は唇を離した。そして、もう一人の雪乃は…「はぁ……はぁ……皆、まだ満足できないみたいだから、またキスする所を見せるわ」と言う。


「ええ、そうね。まだまだ見せてあげないと」と雪乃は同意した。


「「じゃあ、行くわよ」」


そう言って二人は再び唇を重ねた。二人の雪乃は女子生徒達の方に顔を向けると、まず最初に自分の唇を指で撫でてから再び唇を重ねた。二人の雪乃は女子生徒達に見せつけるように唇を重ね合うと、そのまま舌を絡める。


「「んん……くちゅ……ぴちゃ……くちゃ……くちゃ……じゅる」」


二人の雪乃の舌使いはキスに慣れてきたのかとてもいやらしく、女子生徒達は生唾を飲み込む。二人の雪乃は舌を絡め合い、互いの舌を吸い合う。二人の雪乃は夢中になって舌を絡め合う。二人の雪乃は互いの唾液を混ぜ合わせながら濃厚なキスをし続けた。


「「れろっ……くちゃ……ぴちゃ……くちゃ……くちゃ」」

「「れろっ……ぴちゃ……くちゃ……くちゃ……くちゃ」」

「「ぴちゃ……くちゅ……くちゃ……くちゃ……くちゃ」」


二人の雪乃の舌の動きはどんどん激しくなっていく。二人の雪乃の唇の端からは唾液が流れ出ていた。二人の雪乃は舌を離すと互いの唾液を交換させる。二人の雪乃は甘い吐息を漏らしながら互いの唾液を呑み込んでいく。二人の雪乃は互いの首筋に唇を当てる。そして、二人は舌を出して舐める。


「「ぺろっ……ぴちゃ……くちゃ……くちゃ……くちゃ」」

「「ぴちゃ……くちゅ……れろっ……くちゃ……くちゃ」」

「「くちゃ……ぴちゃ……じゅる……くちゃ……くちゃ」」


二人の雪乃のキスと唾液の交換は続いた。

しばらくして二人の雪乃は唇を離す。二人の雪乃の口元は唾液で光っていた。二人の雪乃は自分の口元に指を当てて、指先に着いた自分の唾液を見つめる。


「んんっ・・私の唾液ってこんなに甘いんだ。凄いわ」

「本当ね。凄く甘くて美味しいわ」


と二人は呟いた。すると、二人は女子生徒達に…


「ねぇ、もう満足かしら」


と尋ねた。それを聞いて女子生徒達は答えられなかった自慰でイってしまった女子生徒や雪乃達のキスに見惚れ呆然と惚けた女子生徒達や男子生徒達はズボンの中で射精してしまった者もいて、教室や廊下には独特の臭いが漂っている。そんな様子に二人の雪乃も自分達の行為がどれだけ生徒達に衝撃を与えたか気付いていなかった。


「ねぇ、もう満足した?そろそろ終わりにしたいんだけど」

「ええこれ以上続けると私達も歯止めが効かなくなりそうだし」


と二人は尋ねる。


二人の雪乃の言葉を聞いても女子生徒達は答えない。チャイムがなった。雪乃達は二時間もキスしていたようだ。雪乃達は女子生徒達を我に返し、処理をした何とか総出で掃除をして教室から出る。その間、雪乃達は一言も喋らなかった。二人は互いに顔を合わせないようにしていたが、お互いが互いの横を通り過ぎると一瞬だけ相手を見て視線が合うと慌てて逸らした。


それから雪乃達は何事もなかったかのように振る舞った。しかし、二人の雪乃の身体の中にはキスの感触が残っていてなかなか消えなかった。思わず互いの視線はお互いに唇に塗られた桜色の口紅に重ねて塗られたグロスを何度も何度も重ねお互いの唇に移し合った唇を見つめ合う。

そんな状態で放課後を迎えたが二人は最後まで何も言わずに理科準備室で見つめ合っていた。そして太陽が落ちて夜も更けていき辺りは真っ暗になった頃、やっと雪乃はもう一人の雪乃に声をかけようとし、もう一人の雪乃も声をかけようとする。だが、結局二人は声をかけることが出来ず、無言のままだったが、わざと顔を近づけると相手の唇に塗られた桜色の口紅に引かれているリップの色に目が留まり雪乃達はドキッとした。そして二人は目を閉じてキスをする。


「「ちゅっ……」」


二人の雪乃は唇を重ねる。その瞬間、二人の雪乃はビクッとして、全身に電気が流れたような感覚を覚えた。そしてすぐに唇を離した。そして二人はもう一度相手の顔をじっと見つめると、再びキスを交わした。


「「ちゅっ……」」


二人の雪乃は再び唇を重ねる。二人の雪乃の頭の中では理科室のこと思い出されていた。互いにファーストキスだった。女子生徒達に言われてしたそのキスを思い出して雪乃は恥ずかしさを覚える。


「「ちゅっ……」」


二人は再び唇を重ねる。二人の雪乃の鼓動は高鳴っていく。二人の雪乃は何度もキスを繰り返す。二人の雪乃は互いの顔を見つめる。二人の雪乃は潤んだ瞳で相手を見ていると自然とソファーで二人は抱き合い唇を重ねた。


「「ちゅっ……くちゅ……ぴちゃ……くちゃ……くちゃ」」


二人の雪乃は互いの舌を求め合う。二人の雪乃は夢中になって舌を絡ませ合う。二人の雪乃は互いの唾液を交換し合いながら濃厚なキスを続けた。二人の雪乃は互いの舌を吸い合いながら互いの舌を舐め合い唾液を交換する。二人の雪乃の顔は色っぽく上気している。二人の雪乃は甘い吐息を漏らしながら互いの舌を絡め合う。二人の雪乃は互いの唾液を呑み込みながら濃厚なキスをし続ける。二人の雪乃は互いの唾液を飲み込むと頭が痺れる様な感覚に襲われた。二人は夢中になって舌を絡め合い唾液を混ぜ合わせながら互いの唾液を味わい続けた。


「「れろっ……くちゅ……ぴちゃ……くちゃ……くちゃ」」

「「れろっ……くちゅ……ぴちゃ……くちゃ……くちゃ」

「「れろっ……くちゅ……くちゃ……れろっ……くちゃ……くちゃ」

「「れろっ……くちゃ……ぴちゃ……くちゃ……くちゃ……くちゃ」


数時間のキスの末…


「「ぷはっ」」


二人はやっと離れた。二人の雪乃は肩で息をしていた。

「はぁ、はぁ、ど、どう?これで私が本物だって信じてくれた?」

「はぁ、はぁ、そうね。貴女は間違いなく私よ」


と二人の雪乃は言った。二人の雪乃は互いの口元に指を当てて、指先に着いた二人の唾液を見つめる。


「私の味…甘くて美味しい」

「ええ、本当に甘くて蕩けそうなくらいに」


と二人の雪乃は呟いた。すると、二人の雪乃は互いの顔を見つめ合うと…


「「「ぺろっ……」」


互いの指先に着いた唾液を舐めた。それを見て二人は自分の指を舐めると…


「「んんっ……」」


と声を漏らす。二人の雪乃は自分の指を舐めて自分の唾液を確かめた。そして互いの指を絡ませると…


「「んんっ……私…大好きよ」」


と言いながら二人は相手の指を口に含んで甘噛みする。二人の雪乃は自分の唾液で濡れた相手の指に吸い付くようにしてしゃぶった。そして二人の雪乃は自分の唾液で相手の手を濡らしていく。



「ねぇ…私達付き合ってみないかしら」と雪乃が言うともう一人の雪乃も…「そうね。私もそれがいいと思うわ」と答えた。



二人は恋人同士になることを決めた。そして二人は互いを求めるように強く抱きしめ合った。


「まさか自分同士で付き合う事になるなんて」

「本当、不思議よね…大好きよ」

「私も……」


二人はまたキスをした。二人の雪乃は互いの唇を重ね合う。


「「ちゅっ……」」


二人の雪乃は互いの唇を啄むようなキスを交わす。





こうしてまた伝染した者は繋がり交わり。


その繋がりを広げ。


美しき肉体を求め。


交わり行く。



今日も何処かで…


「あのハンカチ落としましたよ」

「すいませんありがとうございます…」



「雪乃!何しているのよ!」

「ちょっと!待ちなさいよ!すぐにそっち行くから」


「綺麗な人…二人とも美人で…双子…」


「「羨ましいな…え?」」


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