NokiMo
RARUΩARIAthird
RARUΩARIAthird

fanbox


東雲龍 化け猫 サンプル



自らの打球に納得がいかなくて彼女は居残って練習していた。


「こんなんじゃ駄目ね…何時になっても夢は夢のまま、もっと練習しないと…」


再度集中し練習に戻ろうとしたその時、不思議なほどに真っ白な猫が東雲に近寄ってくる。


「あ、ちょっと…こんなんじゃ練習出来ないじゃない」


足に体を寄せてきて離れない。どうやら構って欲しいようだ。


「し、仕方ないわね……じゃあ、ちょっとだけよ?ちょっとだけ……」


抱き上げられた猫はにゃーんと満足そうに一鳴きする。


猫を抱く事で集中に欠け、彼女は練習どころでなくなり、一先ずシャワーを浴びに行った。


「…っ…」


火照った身体に冷たいシャワーが心地よい。身体を洗い、自慢の長い黒髪を洗い、彼女はシャワーを終えでると、またあの猫が待っていて。


「そう言えば、野崎さんが野良猫を探していたけど…あの猫じゃないわよね…」

「……にゃー?」


猫らしく鳴く姿が愛らしくて、東雲も思わず手を伸ばしてしまう―――。

その瞬間、眩い光に包まれる。視界を白い光が埋め尽くしたかと想うと同じぐらいの勢いでそれは収まってゆき、そこにあった筈の白い猫は消えると


「え…」


東雲の意識が抜け落ちてしまうように倒れてしまう。そして眠ったかのように意識が途切れ…気づけば…あの白い猫が野崎に変化し


「?……ん」


野崎の顔が目の前にあるのか?と考えている内に望みは息をかけてきたけど柑橘類みたいな匂いがして東雲の意識が段々と覚醒してきてすると顔が近づいてきてその顔は東雲と全く同じ顔に変化し


「!?んん!?んんん!!!!?」


唇に乾燥した唇の感触があった。その感触はカサカサで酷い物で嫌悪感が押し寄せてくる。


「んっ!?」


驚き離れようとしたが体が動かなかった…金縛りにあったみたいに体の自由が効かない。


「ん!?ん!?んんん!!!!」


そして舌を入れられる舌にしては固く東雲は抵抗しようとしたが出来ない。その舌は東雲の口内を舐め回して口内の唾液を奪っていく東雲はその行為に恐怖を感じていると唾液溢れてきてその唾液も奪われる。数分だろうか…数十分だろうか長い時間唾液を吸われ続けて。綺麗な黒髪に引かれるように相手の綺麗な黒髪が絡み付いてくる。


「ぷはー……」


やっとその唇が離れて。しかし未だに口と口が触れている様な状態で。


「……なん……だったの……」


薄れいく意識の中で東雲は気づいたんだ自分のような姿をした何かは人の言葉を使わないようで

猫のようにしか鳴いてなかった事を……

微かな胸騒ぎを覚えながらも……東雲はその瞳を閉ざして行き……








「ぷはっ!はぁ……はぁ……一体何だったの?」





疑問に思い周りを確認してみて驚きで声をあげてしまう。


「……え……えぇ!?」


自分は保健室に寝かされていた。あれは夢なのか、今の出来事は夢でしかない、何かの冗談だと思うには唇に残る感触が余りにもリアル過ぎたがあれはただの悪い夢なのだと思いこむしかなかったのだった……。


急いで学校から出ようとカーテンを開いた。


「「え…」」と二人は見つめ合ったまま動きは止まって。互いに呆然として


「誰よ貴女!いきなりキスをしてきて何なの!?」

「は!?キスしてきたのはそっちよ!そっちからいきなりキスをしてきたんじゃない!」

「ちょ、待ちなさいよ。私自分からキスをする趣味も、そもそも誰かにキスするなんて真似したら覚えているはずでしょ?」


しかし会話を聞くにやはりお互いに同じ体験をしてしまったようだ。

そして話しをまとめるとどうも自分は野崎さんの姿に変わった何者かに襲われてしまったと言う事、

だが…それは別段どうだっていい事だった。自分の前に同じ姿をした女がいて、その女は自らの姿になり…本物を騙り…何ならキスまでしてしまって…


「一体何なの!?貴女は!猫だったのはそっちよ!こんなことをして何がしたいのよ!」

「その言葉そっくり返すわよ!貴女が何がしたいのよ!」


Related Creators