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RARUΩARIAthird
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渋谷凛


私、渋谷凛は二人になった。夢ではなく悪夢ではなく正しく二人になったのだ。

始めはやはりどちらが偽者か本者か言い合いになった、次第に喧嘩にもなった。

そして喧嘩している内に自分の立場や様々なモノを奪われると思った私達は殺し合いにまで発展したが互いに首を絞め合っている時不意に思ってしまった私が彼女の立場を奪われると思うから私も彼女の立場を奪われると感じているのではと、そして、彼女を殺すということは私は犯罪者になってしまうということもすると私達は正気になり自分の行動がわけわからなくなった。

私は本物の渋谷凛なのか次第に考え始め私も本物の渋谷凛なのか考えていた。渋谷凛とは誰なのか私達は考えた次第に思考の迷路にはまり、いつの間にかリップ音が私達の顔の間で響き渡った。

そう私達は唇を重ね合っていた。

あの時の互いの困惑し合った顔は今でも思い出せる。

そして、彼女の唇は甘くて柔らかかった。キスをした彼女はナルシストではないつもりだが可愛く思った。

もう本物とか偽者とか必死に考えているのが馬鹿らしくなり私達は互いに私を渋谷凛だと認めた。

もう私に立場を奪われるとか妙な考えを起こさせないように私には私が必要だと私に私を依存させてしまえばもうそんな考えは必要ない。

友達とか恋人とか私達の間柄には違うが、その日から私達は付き合い始めた。

案外私達の相性は非常に良く私は私との生活に満足していた……良い匂いもして結構可愛いし

「ただいま」

今日はもう一人の私の方が帰りが遅かったからか私よりも疲れている。

「お帰り私」

もう一人の私がソファーに寝そべっている私にゆっくりともたれ覆い被さってくる。同じ体の部位同士が触れ合ってもう一人の私の体の柔らかさを感じる。

「ねぇ重たいんだけど?」

絹のような綺麗な私の髪が私の鼻腔を擽る。

もう一人の私が私の髪を一房持ち

「昨日のお返しだけど…私が重たいと言うことは私も重たいと言うことになるけど…どっちの意味?」

「どっちの意味だと思う?」

私達の間で毎日やる問答。

「さぁ?」

もう一人の私が私の首筋を撫でるように触り始める。

私はくすぐったくて身をよじる。

「くすぐり合うってのもいいよね」

もう一人の私も同じことを考えていたようだ。

「いい加減離れてよ」

少し不機嫌気味に言ってみるが効果はないみたいだ。

「どうせ明日は休みなんだしこのまま一緒に抱き合っとく?」

そう言われると反論できないから困る。

「ん?別にいいけど……」

私はもう一人の私を抱き締め返す。

やっぱり同じ体のはずなのに何処か柔らかい感触がある。

「んっ……ちょっと待ってよ」

胸元辺りにもう一人の私の手が這うように動き出し私を焦らすような感じに愛撫を始める。

服越しでもわかるくらいに硬くなってきた突起物を指先で弄られる度に体が跳ね上がるような快感が走る。

「何のことかな?」

わかっていて意地悪してくるからたちが悪い。

「ほら早く言ってみなよ」

耳元で囁かれるとそれだけで感じてしまう

「あっ……ぅん……」

喘ぎ声が漏れる。

「ほら、言わないとわからなっ!」

囁いてくるもう一人の私の耳に息を吹き掛ける

「ふぅー」

不意打ちに驚いたのか体をビクッとさせる。

「これでおあいこだよ」

反撃出来たのが嬉しくて私は微笑む。

しかし、それは逆効果だったらしい。

「ひゃうん!?」

耳たぶを甘噛みされた。それだけでなく舌先まで入れられる始末だ。

生暖かいざらついた感覚に頭がクラクラする。

「やめ……あひっ!みみやめてぇ」

あまりの気持ち良さに力が抜けていく。

「あれれ~?そんな声で言われても説得力ないなぁ」

楽しげに言うもう一人の私に悔しくなる。

だが同時にこうやって私を攻めている時に感じる愉悦に酔っている自分に気が付き複雑な気分になる。

そして結局のところもう一人の私に攻められることに少なからず興奮している自分もいるわけであって……要するに私はもう一人の私に欲情しているわけで……つまりこの快楽に身を委ねるのは自然なことであり……というよりもう一人の私が私を求めているならそれを受け止めるべきなのであって……だからこれは仕方ないことなんだよ。

「ほらほら早く言わないと終わらないよ?」

そんな風に自分自身に言い訳して、もう一人の私ともっと激しく求め合いたくなってしまう。

「ねぇ」

「ん?」

私は私と唇を重ねようとする。

「キスして欲しいの?」

「うん」

そう言った私にもう一人の私は私の首に腕を回し優しく唇を重ねてきた。

そして互いの唾液を交換しあうかのように舌を絡ませ合う。

暫くしてからお互い離れると銀色の糸が伸びていた。

そして、私達は風呂に入り、寝室へ入り、布団に入る。電気を消しても私達は互いがはっきり見えるのでいつものように暗闇を消す。

私達は互いに下着姿になり布団の中で抱き合っていた。

もう一人の私の胸を揉んでいく。

「やん……ちょ……っと……まってよ……」

その度に可愛らしく悶える彼女。

「はぁ……はぁ……あんまり調子に乗ると……んっ……はぁ……どうなっても知らないよ」

そう言いながら彼女は私の胸に手を伸ばし、ゆっくりと愛撫し始める。

「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ」

私も彼女の胸を揉んだり乳首を摘まんだりする。

「はぁ……あ……あ……」

「ひゃ……くぅ……」

「うぅ……く……」

そして私達はキスをして寝るお互いの存在を確かめるように抱きしめ足を絡める。

「だいすき」

私はそう言ってもう一人の私に覆い被さるように抱きついた。すると彼女も私を抱きしめ返してくる。

「だいすきだよ」

今度は彼女が私を抱き締めてくれ優しく頭を撫でられる。それだけで頭がボーッとしてきて何も考えられなくなり始める。

(ずっとこのまま時間が止まればいいのに)

そう思いながら私は舌を出して彼女を求めた。

舌先が絡み合う。激しく求め合い互いを貪りあうようなキス 舌が離れ彼女の右手は私の左足を持ちあげ、左手で太腿を撫でながら私の大事なところを下着の上から触ってきた。

もう既にそこはビショビショになっており恥ずかしくなった私は顔を赤くしながらそんな自分の体を隠そうとするがもう一人の彼女がそれを阻止する。「そ、そこはもう濡れてるから……」羞恥心で消え入りそうな声で言う。

そんな私に覆い被さって逃がさないと言わんばかりの視線を送ってきた彼女は耳元で囁く。「脱がしてもいい?」そう聞いてくる彼女の声は艶めかしく情欲を掻き立てられるものだった。

私は頷き返すことしかできなかった。

もう一人の彼女が私の下着に手をかけゆっくりと下ろすと糸を引いておりそれが更に羞恥心を煽り、頬が赤くなっていくのを感じる。そんな私を気にすることなく彼女は私の顔の横に顔を近付け舌を這わせ、そのまま首筋へと舐めながら移動させる。そしてまた唇を塞がれ今度は強引にねじ込まれるように舌が入り込んでくると同時に酸素まで奪われて呼吸困難気味になる程深い口づけをされた。

頭がぼぅっとしていく中、もう一人の私の指が割れ目に触れる。「痛かったら言うんだよ?」彼女はそう言いながら優しく入り口付近をなぞるように刺激してくる。それだけで軽くイキそうになった私は恥ずかしさを誤魔化すように彼女の唇に吸い付いて更なる快感を得ようとしていた。すると何かぬるりとした生暖かいものが中に入ってくるのを感じた次の瞬間電流が走ったかのように快感で体が強ばり自然と涙が溢れ出てきたのがわかると同時に気が緩めばイってしまいそうな状態でなんとかそれを乗り越えた直後に更なる快感の波が襲ってくることになる。何が入ってきたのか確認するまでもなかったがまさかいきなり3本の指で中をかき回されるとは思っていなかった為不意を突かれた形になった私は思いっきり背筋をしならせる。そして目の前が真っ白になるくらいの絶頂を迎えてしまったわけだが今の私にはそんなことを気にする余裕はなかった。

「はぁ……はぁ……」絶頂の後の脱力感、彼女が私に覆いかぶさるようにして抱きついてくる、自分の物と同じ大きく柔らかい胸の感触に溺れてしまいそうになる私だったが彼女に求められるようにぎゅっと抱き締め返すと彼女の指がまた動き出すのを感じた私は体をびくつかせるも彼女はそんなこと気にも留めない様子で指を動かすペースを速めてきてまた呆気なくイカされてしまう私だったがそれでも彼女は責めるのを止めてくれなかった。

結局私はその後も幾度となくイカされ続けいつの間にか意識を失うように眠りに落ちてしまったようだ……


翌日、目覚めるといつも通り私の目の前には同じ顔があり、唾液の糸を引かせながら起きる。私と私の綺麗の髪が絡まっているが特に気にしない。

寝る前にやったことを思い出して顔が熱くなり鏡を見なくても赤く染まった頬がわかる。

「ねぇ……」

もう一人の私が私を呼ぶ。

「何?」

「舌舐めてよ」

「好きだね私の舌」

もう一人の私に言われるまま私達は互いの口の中に入れあった舌を出し合った。

ピチャピチャという音を立てながら私達の舌が絡み合って行く。

「ん……ちゅぱっ……ぷぁ……んふっ……ぁ……はぁ……ん」

舌先が痺れるような感覚に思考が溶けて行く。

「んっ……ぁ……んくっ……じゅるっ……ぴちゃ……ぁ……ぁ」

「んっ……ぁ……んくっ……じゅるっ……ぴちゃ……ぁ……ぁ」

普段は甘いもう一人の私の舌も流石に朝は甘くない。そして、数分ほど舐め合って、朝の準備をして、私達はまた仕事に行く。

そして仕事が終わり…今日はもう一人の私が先に帰っていたようだ。

「ただいま」

「おかえり」

靴を脱いで部屋に入るともう一人の私がソファーにうつ伏せになって寝ていた。私はもう一人の私に抱きつき匂いを匂う。やはり良い香りがする。そして私はもう一人の私の後頭部に鼻を押し付けて匂いを匂う私と同じシャンプーの匂いと良い匂いがする。

「なに嗅いでるの?くすぐったいよ」

もう一人の私が起きてしまったようだ。

「ごめんつい……いい匂いだから」

「そういうあなただって良い香りだよ」私の首筋辺りの匂いを嗅いできたもう一人の私からそう言われた私は同じように相手の首元に顔を近づけて匂いを嗅ぎ合った。すると彼女は私の頭を撫でてから、私の腰に手を回しグッと引き寄せるようにすると同時に私にキスをした。舌が絡まり合い唾液を交換するような激しい口づけの後私達は互いに唇を離す。糸を引いた互いの唾液が電球に反射してキラキラと輝いているのがわかるととても官能的で堪らない気持ちになった私はたまらず彼女を抱き締めた。すると彼女もそれに応えるようにして私を優しく抱き締め返してくれた。

「もっとする?」上目遣い気味にそう言ってきた彼女に私は無言で答えると彼女は小さく微笑んだ後、私にキスをする。

「ちゅっ……」

軽く触れるだけのキスだったけれど今の私にはそれだけで十分だった。

暫くの間唇を重ね続けた後、私は彼女から離れようとするがなかなか離してくれずそれどころか私の口から離れてくれないものだからどうしようもなかったのである。仕方ないので私が舌を出すと彼女もそれに応えるようにして舌を伸ばしてきて再び深い口づけが始まるが先程と違って互いの歯列や上顎、口内を舐める刺激に慣れ始めた私たちはそれだけに留まらず舌を絡め合った。

(そろそろ疲れてきたな……)

そんなことを考えつつも、私も彼女を味わいたいのでそのまま続行していると彼女に頭をポンポンと優しく叩かれる。どうやら彼女も同じ考えだったようだがこれ以上は色々と我慢出来なくなると思ったのか名残惜しそうな表情を浮かべてからそっと離れてくれたので私はホッとして呼吸を整えるべく深呼吸を繰り返したのだがその瞬間不意に抱きつかれてしまう形になった。

「ちょっと!?」

「ごめんもう無理」

切羽詰まった表情でそう言ったもう一人の私に唇を奪われると、私もそれに応じるかのように舌を伸ばして絡め始める。彼女も舌を差し出して来たのでそれに応えるように自分のものを伸ばすと彼女が絡みついてくるのを感じた後にお互いに絡ませ合う。舌の裏や上顎、歯茎など口腔内の至る所を舌でなぞられた私はゾクゾクとした快感に襲われてしまうが、それと同時に私も相手の口の中に唾液を流し込み口の中を舐めていく。

「はぁ……んちゅ……ぁ……くちゃ……ぁ……ぬちゃ……」

「ちゅる……はぁっむぢゅりっれるっんっ!」

お互いの舌が絡み合う音と淫らな水音だけが部屋に響く。

もう既に理性を失っている私は本能に従ってただただ相手に刺激を与え、与える。私はそんな彼女を可愛く思うのであった。

「ねぇ膝枕してよ」

唐突に言われて私は一瞬ドキッとしながらも断る理由は特になかった。

「うん良いよ」

そう言うともう一人の私は横になる。そして私の膝の上に頭を乗せたのだ。

そして、もう一人の私が嬉しそうに笑う。あぁこれは可愛いなとどうでもいいことが頭を過ぎり思わず少し笑ってしまう。そんな私を不思議に思ったのか彼女は少し首を傾げつつも気にしないことにしたようだ。それから彼女の頭を撫でつつ自分のスマホを開く。暫くして寝てしまっていたようでハッと目を覚まし急いで起き上がると私に膝枕されていたもう一人の私がこちらを見て微笑んでいた。

「起きた?」

もう一人の私の言葉に私は寝ぼけていたのと気持ち良さでいつの間にか膝枕してそのまま寝てしまっていたことを理解した。

「ありがとう、まだ時間あるよね?もうちょっとこのままでいいかな」

そう聞かれた私はうなずくことしかできなかった。だが彼女の柔らかい手で撫でられるのが心地良くてそのまま身を預けるように再びまぶたを閉じるのであった……。そして目覚めれば自然と唇を重ねていた……。自分の体を自分で抱きしめながらもう一人の私に寄りかかった。もう一人の私は嫌な顔一つせず受け入れてくれる。

「甘えん坊さんだね」

優しい声色で言われ更に体を密着させ互いの鼓動を互いに感じあうように私達は抱きしめ合った。私が求めていたのはそういう実感だったんだと思う……彼女と二人きりの生活が少しずつ自分の中で変わっていく……変えさせられていくと自覚し始めた……だけどこういう関係もありなのかもしれないと何処か私は満足していた。

同じ空間で同じ相手と同じ空気を吸い同じように呼吸してるそれがたまらなく心地よく感じていたのかもしれない……だから私はそんな関係を彼女と続けたくて二人きりだけの生活を加速させてしまったんだと思う。

そして不意に顔を上げ目が合うと同時に私達は唇を重ねた。

舌が絡み合いお互いの唾液が混じり合い甘い味がする。暫くしてからお互いに口を離すと銀の糸が伸びる。それが切れると私達はお互い体を抱き寄せ合い深く肌を重ね合わせあった。





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