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妄想アカデミズムの話

こんにちは! 檜山ユキです。

まんがタイムきらら様にて掲載させて頂いておりました

拙作「妄想アカデミズム」なのですが……


なんとめでたく連載化が決定致しました!

11月発行の号より連載開始となります!




https://twitter.com/mangatimekirara/status/1578042161811320834?s=20&t=H1I5A3bN9vkK1BvrbS5WVg

↑紙面に出して頂いた告知です!↑


キャラクターに愛着も湧いている所なので続けることができるのは大変嬉しいですね。

正直「きらら」の読者さんの中でこの作品が連載になると思っていた人はあまりいないんじゃないかなという気がするんですが、当の本人である私が一番思ってなかったです……!笑


せっかくなので経緯などを軽く振り返ってみたいと思います。


きっかけ

企画としてのスタートは去年(2021年)末頃のことでした。


私は商業でのお仕事は初めてでオリジナルの漫画を作ったこともなかった(2次創作しかしたことがなかった)ということで、何から始めたらよいか右も左も分からなかったのですが、

とりあえず自身が好きなテーマを描いてみましょうということで、個人的に思い入れのあった「受験」をテーマとして選びました。


受験というテーマを出発点として未春と莉子のおおまかなキャラクター性を考え、それに絡ませるキャラクターとしてゆう・一葉を加え、メインキャラである4人のイメージを作っていきました。

キャラデザはほとんど初期案のまま今に至っていますですが、最初ゆうちゃんはツインテールでした。


誰……!?笑

これも可愛くはありますが、今の方がしっくり来ますね。

1話

(frame embed)


1話は案外すんなりできたことを覚えています。

最初はとにかく設定を説明しないといけないので、ある意味やるべきことが明確なんですよね。

ただ、作ってみてもそれが面白いかどうか、お話として成立しているのかどうか自分ではさっぱり分からず(今もこれは分からないです……)、編集さんに良い感じですね、と言って頂けてはじめてそうなんだ!と理解できる、という状態でした。

自分で書いたお話を客観的に見るのって難しいですよね……


2話

(frame embed)


せっかくキャラクターを事前に4人作っていたので、みんな登場させてあげたいなと思い、2話で一葉さんを登場させました。

ただ、他の方々の作品を見ていると最初の3話で主要キャラを全員登場させるのはレアケースなのかも知れないですね。

実際最初からたくさん出てくると顔と名前を一致させにくいかも。

とは言えこの後一葉さんは良い感じにお話を回してくれるキャラになってきているので、結果的には助かりました。


一葉さん登場→未春と何故か波長が合う→莉子ちゃんが嫉妬しちゃう という流れは早くから決まっていましたが、細部は直前まで行ったり来たりしていました。


上のツイートにロゴが載っているんですが、最初見たとき""良""すぎて仰天したことを覚えています。ロゴデザイナーさんってすごい!


3話

(frame embed)


これが一番難航しました。

1話は世界観の説明、2話は新キャラの導入、と「これをやろう」ということがある程度明確だったのですが、

3話はそこが最初のうちふわふわしてしまっており、話がうまくまとまらなかったんです。

最初の第3話ネームはボツで、そこからしばらく迷走期に入ります……


雑誌に合わせよう、という意識からの脱却

第3話のネーム作業時点まで私は、「雑誌の色に合わせよう」としてお話を考えていました(つまり、「きららっぽくしよう」ということ)。


なんとなく、世間的な「きららっぽさ」のイメージってあると思うんですよね。

女子高生キャラが4~5人登場して、あまり大きくストーリーが動くことはなく、日常が展開されていく……というような感じです。

例に漏れず私もそういうイメージを当初は持っており、それに寄せようとしてネームを作っていました。

ただ、実際の「きらら」を読んでみるとそういう作品ばかりではなかったりするんですよね。いわゆる日常系らしい作品でも、1話通して何かしら動きはあったり。


つまりこの時私は、自分で作り出した一面的なイメージに自分で囚われてしまっていた状態だったのです。

もちろん雑誌色に合わせながら、良い作品が作れる作家さんはたくさんいると思います! 私も日常系の作品が大好きです。でも、この時の私の場合は日常っぽくしよう、という気持ちを強く持ちすぎていたことがマイナスに作用してしまっていました。


ということにある時点で気づいたことで、一旦雑誌のイメージに寄せるという所は意識しすぎないようにし、自分目線で作りたいものを作ってみよう、というマインドの変化が起きました。


そして自分自身のことを思い返してみると、学生時代はふざけたことを言ってみんなを笑わせるのが好きだったな……ということに思い当たり……

そこに至って、自分は人を笑わせたい人間だったのかも知れない、ということに気づいたんです。

漫画の言葉に置き換えると「ギャグが好き」ということですね。

編集の方からも、「ギャグが面白い」というご意見を頂けていて、そのこともきっかけになりました。

これはそんなに大したことではないように思えるかも知れませんが、自分の中では大きなブレイクスルーでした。

実際、私は同人誌ではいわゆる「尊い」という言葉で形容されるような、あまあま系、ほのぼの系をメインに描いていたので、「ギャグも描けるかも」というのは自分にとって全く盲点だったのです。


そして、未春と莉子ちゃんの関係や性格、お互いへの気持ちをギャグたっぷりに表現しよう、という考えで生まれたのが今の3話でした。

これが自分の中ではなんとなくパズルのピースがハマったような感覚があり、新しい第3話はとてもお気に入りのエピソードになりました。


そして掲載スケジュール等が決まり、雑誌に載り、そのまま連載決定に至る……という流れになります(ざっくり)。

連載決定ですよ、というご連絡を頂いた時ヨドバシカメラにいたことを何故か覚えています……衝撃的な出来事って、その時の状況ごと覚えてたりしますよね。笑

結構トントン拍子にコトが進んでしまっており自分でもなかなか現実味を感じるに至っていないのですが、とにかくせっかく頂いたチャンスなので最後まで未春達と一緒に駆け抜けたいと思います。


アンケートで応援してくれた方々、極めて素早く的確な助言をくれる担当さん(本当に驚くほど早いんですよ)、チャンスをくれた編集部の方々、手伝ってくれた友人、皆様ありがとうございました!


今後とも妄想アカデミズムをよろしくお願いします。

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