本作品はR-18G指定のフィクションであり猟奇的、残虐的な表現を含みますが殺人行為を助長するものではありません。 登場する人物名・地名などはすべて架空のものであり実在のものとは一切関係ありません。 料理長はロープを両足にクルクル回すように掛けた後で足首の部分で固定した。 そしてその先端を鍋の上の梁から吊り下げらている滑車に通すと部屋の壁に付けられた巻き上げ機械に取り付けた。 「ゲストの皆様方それでは準備が出来たので今から吊り上げます。」 舞はゲストの方にもう一度目をやった。 マジックミラーの向こうでは私はどんなふうに見られているおだろう・・・・。 ゲスト達はいよいよ始まる調理に興味津々のようすで舞を見ていた。 スキンヘッドの愛人の女は、もし自分が彼女と同じ食べられる側の立場だったらどうだろうかと考えていた。 (多くの人たちに見られながら調理されるのは、どのような気分なのだろうか。) 恐怖で震えている彼女を見ているうちに自分のことを重ね合わせて見てしまったのだ。 (私なら・・きっと余りの恐怖で気が狂うかもしれない) しかし愛人は彼女の絶望的な悲惨な状況を自分と重ね合わせた時躰の芯が疼くような 不思議な感覚が芽生えてきたことに気づき驚いた。 その感情が何を意味するかは分からなかったが、胸の鼓動が激しさを増していく。 そして不思議な事に彼女と同じ境遇に自分を置きたいと考えるようになった。 ただ単にこの場で殺されるだけでは無い何かがあるように感じたのである。 その時愛人は自らの死への恐怖よりも好奇心を満たすために死ぬことを選択するという考えに支配されそうになった自分自身に驚愕した。 そしてスキンヘッドの男にそんな心情を悟られないようにと顔を伏せた。 この男に悟られたら間違いなく次回の食材として推薦されるに違いないのだから・・・。 スキンヘッドの男の方はというと、どんな風にあの娘を調理するのか色々と考えていた。 「さてはあの鍋に入れてグツグツと煮込むのか?」 それでは石川五右衛門みだいだが、それも又面白いかもしれないと思った。
andypandy
2022-08-02 10:25:30 +0000 UTC