閲覧注意 本作品はR-18G指定のフィクションであり猟奇的、残虐的な表現を含みますが殺人行為を助長するものではありません。 登場する人物名・地名などはすべて架空のものであり実在のものとは一切関係ありません。 舞はその女性が何故だか凄く気になった。 舞がその女性を盗み見るように観察ていると、突然その女性が舞の方に向き直った。 舞がビックリすると、その女はニコリと笑って口の廻りを舌でペロリと舐め回したのだ。 それはまるで、獲物に狙いを定めた蛇のようであった。 舞は身震いしながら視線を逸らした。 「何なの?あの女の人、さっきから私の事をずっと見ている」 この中年女性の名前はサンドラといい、今日は投資家という事でこのパーティーに参加していた。 サンドラが初めて彼女を見たのは実は今日が初めてでは無い。ごく最近の事である。 舞は或る夕暮れ時に街中をボーイフレンドと連れ立って仲良く歩いていたのを目撃されていた。 既にその時からサンドラは彼女を次のターゲットとして狙っていたのだ。 健康そうでスタイルも良く商品価値も高いと思った彼女は目を細めて是非ともこの娘を自分の物にしたいと考えていたのだ。 それからの彼女の行動は素早かった。 直ぐに彼女の身辺調査を行い、今回彼女の父親が会社の創業記念を兼ねた投資家の募集を募るパーティーを開く事を突き止めたのだ。 今日の彼女が此処に来た目的は舞の父親に接触するためだった。 舞はその女の視線から逃れるようにその場を後にしようとした。 丁度その時舞の父親が彼女に近づいて来た。 「どうした舞、顔色が悪いぞ。気分でも優れないのかね?」と訪ねた。 舞は「いいえ、大丈夫よ」とだけ答ると足早にパーティー会場へ戻って行った。