閲覧注意 本作品はR-18G指定のフィクションであり猟奇的、残虐的な表現を含みますが殺人行為を助長するものではありません。 登場する人物名・地名などはすべて架空のものであり実在のものとは一切関係ありません。 建物の中に入るとそこはホールになっていた。 真正面に大きな階段が有り二階まで吹き抜けになっている。 2階は回廊になっていて各部屋の入口が見える。 天井にはシャンデリアが吊られていて、壁に付けられたブラケット型間接照明が暗い館内を仄かに照らす。 床や壁は木目調で統一されレトロな雰囲気だが、よく見ると埃一つ無い程綺麗に掃除されていた。 外観からは和風の建物かと思ったが、内部は古い洋館のようでもある。 舞は興味深そうにキョロキョロと辺りを観察してみた。 恐らく昭和初期の頃に作られた和洋折衷の建物だと思われる。 「素敵でしょ。この場所は会員の方以外は入れないのよ。」 料理店とは言っていたが、店内には誰もお客は居なかった。 それにテーブルや椅子の類もあまり置いてない。 会員しか使用しないのであればこれで十分なのだろう。。 表の店は一般客も利用していたが、此方の店をカムフラージュする為のダミーなのだ。 舞は薄気味悪いものを感じながら女の説明を聞いていた。 此処は一体全体どの様な趣味趣向を持つ者達が集まるクラブなのだろう。 舞は自分の置かれた立場に恐怖を覚えずにはいられなかった。 照明に照らされた中年の女性の肌は先程よりも一層白く輝いていた。 彼女は肌が日に焼けることを酷く嫌い日中は外を出歩かない。 異常な迄に肌の老化に気を配り、日が暮れた後もツバの深い帽子を被り手には厚手の皮手袋を嵌めている。 ほどなくして店の奥から一人の男が姿を現した。