「この物語はフィクションであり、登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものであり、実在する団体、人物などとは一切関係ございません。」 司会者が切り出す 「実は舞さんにも秘密にしているたのですが、本日は別の脱出マジックにチャレンジして頂きたいと思っているんですよ。」 秘密にしていると司会者は言ったが、本当は事前に舞とスタッフは打ち合わせをおこなっている。 テレビの演出上、舞は始めて聞いたような少し驚いた顔しながら 「え?そんなんですか。どんな脱出マジックに挑戦すれば良いのかしら」と尋ねた。 「前回は水中からの脱出でしたが、今度は大空からの脱出に挑んで頂きたいのですよ。」 「まぁ、空から?」 舞はさも驚いたような顔をしてみせた。 司会者は熱気球を指差しながら 「そうです。実は先程からあちらでスタンバイしているあの熱気球に乗って頂きます。それでは早速近くで見て頂きましょうか」 2人は熱気球の方へ歩いて行った。 舞は段々大きく見えてきた熱気球を見上げながら 「まぁ、なんて綺麗な気球ですこと」 「お気に召して頂けましたか?所で、舞さん高い所は大丈夫ですか?」 「もちろん、大丈夫です。私高いところは大好きですのよ」 「そうなんですね。それは良かった。舞さんは前回と同様に手錠をした状態で熱気球に乗って頂きます。」 「なるほど、今回は気球からの脱出なのですね」 「はい。手錠を解除したら熱気球を操作し地上に降りて来て頂きます。」 「成程。でも熱気球は風で結構揺れるのかしら?飛行機には結構乗りなれてはいますけど」 「そう言えば舞さんはご趣味が海外旅行だとか」 「ええ。じつは此の後、ハワイへ旅行に行きますの。ですから飛行機の揺れとかには結構慣れているんですのよ。」 舞は笑顔で答えた。