「この物語はフィクションであり、登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものであり、実在する団体、人物などとは一切関係ございません。」 https://www.pixiv.net/users/15141538 ここはテレビ局の一室である。 一人の人物が現場から送られてくる映像をチェックしていた。 彼はこのテレビ局に勤務しているプロデューサーの一人で、今回のマジックショーを企画した人物でも有る。 昔から現場へ行くのが面倒なので打合せや指示は全て、この部屋から葉巻片手に電話やメールで済ませる。 それでも上層部からは何のお咎めもないのは彼が担当する番組はどれも高視聴率が取れるからに他ならない。 だが部下から見れば彼は最低。最悪な上司であった。 何故なら視聴率を取るためにはどんな強引かつ非道な方法であれ手段を選ばないし人使いが荒いので有名だからだ。 男はモニター画面一杯にアップで映った舞の姿を見て頷いていた。 「この女マジシャンなかなか良い躰してんじゃねえか。それに度胸も有る。こいつはもっと視聴率を稼げるかもしれんぞ。」 そして椅子に深く腰掛けて何かを考えていたがデスクの受話器を取るといつものように部下に電話を掛けた 「おい!。例のマジックショーだが撮影が終了したら司会者の男に連絡を取って直ぐに俺の部屋に来るように伝えるんだ。 あ?何だ?何て名前の司会者かだって? 馬鹿野郎、俺がそんな司会者ごときの名前なんぞ知る訳ねだろ。 自分で調べろ!」 一方的に捲し立てた後で受話器を戻すと男はもう一度画面一杯に映し出された舞の姿を見てニンマリと笑った。 今、まさに舞の身に新たな災難が降りかかろうとしていた。 自分の知らない所でそんな遣り取りされている事など夢にも思っていない舞はモニターに映し出された画面の中で愛想良く笑顔を振りまいていたのだった。
Dees
2022-02-02 15:13:51 +0000 UTCandypandy
2022-02-02 14:08:24 +0000 UTC