「この物語はフィクションであり、登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものであり、実在する団体、人物などとは一切関係ございません。」 ジョセフとトーマスは舞を奥の部屋へ運ぶと、部屋のほぼ中央の床に舞の身体をそっと仰向けにして寝かせた。 舞はまるでKOされたボクサーのように両腕を広げられて寝かされていた。 すると、リチャードが長いチェーンを手にして舞の頭の傍に立ち、チェーンを垂らして、その一部を無数の鞭痕で真っ赤に染まり火照った舞の身体に、まるで冷たい蛇を這わせるかの如くに置いた。 この部屋の床には、至る処に50~60cm四方の穴が開けられており、それらの穴は全て錆びついた鉄格子で覆われていた。 この鉄格子で覆われた深そうな穴は、恐らくは、以前この館の主が女たちを拷問した際に、余りに激しい責めに女たちが漏らし、垂れ流したモノを処分せずにそのまま流し込んでいたものであろう。 館の主が亡くなって十数年が経った今でも、この鉄格子の穴からは微かにではあるものの何とも異様な匂いが立ち上って漂っていた。