「この物語はフィクションであり、登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものであり、実在する団体、人物などとは一切関係ございません。」 https://www.pixiv.net/users/15141538 リチャードたちは舞を押し込めた器材用大型ケースをクルマに積み込むと、クルマを2時間程走らせ、隣県の山奥にある廃墟となった洋風の大邸宅に着いた。 この邸宅は、以前ある老年の大富豪が住んでいた屋敷であったが、その主は身寄りが居らず、彼が他界して誰も住まわなくなってから長い年月が経ち、建物の外壁こそ白いコンクリート製でゴージャスであったが、建物の周辺には雑草が生い茂っており、外壁にはエントランスを含め至るところに蔓が這っており、さながら「お化け屋敷」といった感じの廃墟となっていた。 リチャードたちは蔓の這った錆びついた鉄製のドアを軋ませながら開け、中へ入って行った。 リチャードに続きトーマスが、そして舞の押し込められた大型ケースを載せた台車を押しながらジョセフが続いた。