さなのドッペルくすぐり矯正
Added 2021-07-31 11:33:09 +0000 UTC「二葉さんのドッペルを直してあげたいの」 「……はい?」 みかづき荘のある日、同居人のフェリシアとさなが出かけている間のことだった。 悩みがあると切り出したやちよの口から出たのは余りにも要領を得ない一言。いろはは困惑した表情でやちよを見つめた。 「二葉さんのドッペル……なんていうか、グロい……いや、ヤバイね。ヤバイでしょ?」 「まぁ……確かにヤバイ、かもしれないですけど……」 「本人の中に抱えてるものもあるんでしょうけど、あまり良くないものではあると思うのよね」 「そう、ですよね…さなちゃんの負担になってなければいいんですけど」 「それに、二葉さんだけでなくあれを見てたらフェリシアや鶴乃の教育に悪いわ。勿論ういちゃんも」 「確かに良い影響があるとは思えませんけどね…」 魔法少女におけるドッペルは人それぞれであり、見た目やら使い方がおいそれと人に見せられるものでないものはそれなりの数が該当する。 だからといってて言葉で言うほど簡単に直せるかと聞かれればそうではないのだが。 「二葉さんのあの……拷問器具みたいなの、あれを上手いことイメージをすり替えたいのよ…」 「イメージを……?」 「多分、二葉さんのドッペルってご家族とか拷問とか色んなイメージが混ざってあぁなってると思うのだけど、拷問の内容だけ二葉さんのイメージが変わったら見た目変わる気がするのよね……」 「…良く分からないですけど、さなちゃんの拷問のイメージを変えるんですよね。……何にするか聞いていいですか?」 「ズバリ、キーワードは笑顔よ!!」 やちよからさなのドッペルを改造するための内容を聞いていろはは苦笑いを浮かべながらもそれを否定することはなかった。成功する確証はないし、むしろ確率は低いだろうがさなの事も考えての行動であるからである。 いろはとやちよは入念な打ち合わせをして、その作戦を実行に移す日を待ち続けた。 そして作戦決行の当日、フェリシアとうい、そして鶴乃の3人はショッピングのためにいない。予定では夕飯の時間までには帰ってくる、と言っていたため時間はたっぷりある。時計の時刻はお昼前。何も知らないさなを挟むいろはとやちよの2人の間には妙な緊張が走っていた。 さなの認識を変えるため、とはいえこれからやる事は半ば強制的なもの。それなりに罪悪感を感じつつ2人は視線を合わせた。 カーペットに座り込んだままテレビを見つめるさなの背後にやちよが回り込む。なにか見たいものがあってテレビを見ているわけではなく、ぼーっと眺めるだけの無警戒な彼女はやちよの気配にも気づかない。 「二葉さん、ごめんなさい!」 「へっ…?きゃあああ!!?」 やちよが後ろから抱きつくと自らの身体を倒すとさなの身体をも巻き込んでいく。 突然後ろから引っ張られたさなは何の抵抗も出来ずに仰向けに倒れ込んだ。 唖然とするさなを尻目にやちよはさなの両腕を頭上まで引っ張るとそこに乗っかり体重をかけていく。 「や、やちよさん…!?」 モデル業もこなしており、スレンダー体型のやちよであるが全体重を乗せてしまえばさなのひ弱な腕力で振り払えるものではない。 いろははさなが動けなくなったのを確認すると倒れて投げ出された脚に乗っていく。さなに背を向けたいろははふくらはぎの上に乗り、さなの脚の動きを封じてしまった。 2人の突然の行動に混乱してしまい、さなは呆気に取られたまま天井を見つめる。信頼があるからこそ何をされるか分からなくても抵抗をしない。その信頼感こそが今回は仇となることも知らずに… 「さなちゃん、重くない?」 「あ、えっ? あ、大丈夫です…脚は動かせませんけど…」 自らを押さえつけてきた、にも関わらず2人はいつもと変わらない様子。 なにが始まるのかもよく分かっておらず、警戒なんて少しもしてないさなの肌にいろはとやちよの指が近づく…… 「ひゃぁぁぁっ!?」 いろはが靴下の上からさなの足の裏に人差し指を這わせた途端、普段の小さな声とは裏腹に大声で素っ頓狂な悲鳴をあげた。 身体をびくんと跳ねさせ、緩んだ表情はその刺激への耐性の低さを物語っていた。 「いろはさん……なんで、はひぃぃっ!!?」 さなの言葉を遮るように、やちよは自らが乗ることによって上方に伸ばされた腕の付け根、腋の部分をくすぐり始めた。 制服を着ているため、2枚もの衣類があるのにも関わらずさなのくすぐったさへの反応は著しい。 少し指が触れただけ、少し指を動かしただけ。本格的なくすぐりが始まっていないのに敏感に反応してしまう。 そのかわいらしい反応は2人のサディスティックな心に火をつけてしまう。 「二葉さん、今日はいっぱい笑ってもらうから」 「へ…? ど、どういう…」 「こちょこちょしちゃうから、遠慮しないでね!」 「あ、やめ、私…こちょこちょ苦手で……!」 「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜」 「ふわぁっあははははは!!!だめぇぇ!!やめてくださぃぃいぃい!!」 2人は本格的に指を動かし始める、するとさなは一気にくすぐったさが爆発したのか物静かな普段では絶対に聞かないような大声を部屋中に響き渡らせていく。 2人がかりのくすぐりは主に腋と足の裏で行われていた。弱点としてはオーソドックスな2箇所であるが、さなにとっては人並み、それ以上にくすぐったさを感じるポイントであった。 やちよの細長く、しなやかな指遣いはいやらしくさなの腋を這い回っていく。その指の動きは制服を着ていることを忘れさせるような優れたテクニックであった。 その指先で擦り上げる動きは、制服の生地の素材を存分に活かし、それでさなの腋の窪みをくすぐっていた。 素手にも関わらず制服をくすぐりの道具として使用するかのような動きはさなを大笑いの渦に巻き込む。 腋から絶え間なく送られてくるくすぐったさから逃れようとさなは必死に身体を捩る。 しかし腕と足に体重をかけられては、動かせるのはお腹が少しよじれる程度である。いくら左右に振ろうと襲いかかってくるくすぐったさを一ミリも軽減してはくれない。 「あっはははは!!!くすぐったい!!やめっ!!はひゃひゃひゃひゃ!!?」 やちよ程のテクニックはないものの、いろはの天性のサディストっぷりが存分に発揮されたのか、さなの足の裏の弱いところをついて回る。足の裏を包むニーソックスはその素材ゆえか、くすぐったさを増長させてしまい、いろはの指から送られてくるくすぐったさを強くしていく。頭から最も離れた部位から痺れるような刺激が湧いてきては全身を巡ってさなをめちゃめちゃに笑わせていく。楽しくもないのに無理やり笑わされる感覚は、今まで味わったことのない苦しさとそれを重ね塗りするような擽感と快楽が波のように押し寄せてはさなから笑い声を搾り取る。 「さなちゃんの足の裏あったかい……♥︎ 汗でだんだん蒸れてきたのかも…♥︎」 「いろはその調子よ♥︎ とにかく二葉さんをくすぐり続けるの!!」 「やめへぇぇぇ……!!!あひっひひひぃぃぃひひ!!!はひひゃあぁははは!!!」 既に舌が回らず、上と下から休むことなく押し寄せるくすぐったさによってさなの体力は限界を迎えていた。 いかに魔法少女であろうと拘束されたまま無理やり笑わされ、連続で酸素を吐き出し続ければ体力も尽きてしまう。今までの経験がないため、さな自身も把握していなかったが、くすぐりに滅法弱い彼女では当然の事であった。 (苦しい……!頭、おかしくなっちゃうよ……!でも……) 笑いすぎて苦しい。くすぐられて苦しい。しかしそれを超えるものがさなを塗り替えていく。 守りたい仲間、大切な友人にくすぐられることはさなにとっては苦痛ではなかった。苦痛ではなくなった、というのが正しいだろうか。 耐えられぬくすぐったさに笑い悶えつつも、やちよといろはに責められていることがさなにとっては幸せにも似たようなものを感じていたのだ。 誰にも気付かれない。必要とされていない。 そんな時期を超えて気を許し合える友人がいる。自分を必要としてくれる。それがあるからこそ2人の行きすぎたくすぐりにもさなは笑い続ける。 嫌ではない。むしろくすぐりがどんどん好きになっていくような感覚にさなはなんとも言えぬ興奮を覚え始めた。 「あははははははっ!!!やめっ…!!えぇぇへへへへへ!!!! うんんんっっ……!!!」 そして興奮しているのは2人も同じだった。絵に描いたような薄幸の美少女、自分の存在を消して生活していたさな。彼女の心を深く抉るキズを完全に治すことはできなくても、それを忘れてしまうほどの幸せが彼女に訪れれば。 さなが笑うだけで嬉しい。彼女の笑顔を見ればみんなも笑顔になる。魅力的な笑いを見せてほしい。 欲望と願いが入り混じったくすぐりは止まるどころか2人の手の動きを加速させていく。 それと比例するように部屋に響き渡るさなの笑い声も大きくなっていく。まだまだ元気に笑う彼女を2人は更にくすぐっていった。 やちよがさなの制服のボタンを外すと、緩んだ胸元から手を侵入させていく。中学1年生にしてみかづき荘でトップのバストを通りがけに揉みしだいていくさなは笑い声の中に淫靡な喘ぎ声を混ざらせる。もっとそのいやらしい嬌声を聞いていたい気持ちを抑えつつ、そのやちよはさなの腋へとたどり着く。 既に汗でびしょ濡れになった腋はやちよの指を誘うように止めどない腋汗を垂らしていく。 最初から我慢する気などなかっただろうが、自らの指をいやらしく濡らす液体に興奮したやちよはトップスピードで指を動かす。 汗による水音を立てながらさなの腋の窪みをくすぐり犯していく。 「あっはははははぁぁぁ"ぁ"あ"!!! はぅうっぁぁはははは!!!!!」 やちよにくすぐって貰うため、そう感じさせるほどにさなの身体は敏感に反応し笑い続ける。それに誘惑されるようにやちよは自ら呼吸するのも忘れて一心不乱に指をわきわきと動かし続ける。指の先、腹に感じる柔肌の感触を味わうためにくすぐりは止めない。 「ふびゃあははぁぁぁははははっ!!!!? はひえぁはっははへへへへへぇぇぇ!!!!ひんじゃぅぅぅぅ!!!!」 さなの反応が不意に大きくなった。理由は必然。足の裏を担当しているいろはの動きによるものである。 いろははさなのニーソックスを脱がせると、汗で蒸れた裸足を直接くすぐりはじめたのだ。 「さなちゃん、ブラシくすぐりはどう? くすぐったすぎておかしくなっちゃいそうでしょ♥︎」 いろははポケットに忍ばせていたヘアブラシを手にして、さなの土踏まずを力いっぱい擦っている。本来ならその毛の硬さ故に痛みを感じてもおかしくないが、大量に分泌された汗が潤滑剤となり、純度100%のくすぐったさをさなへと送り込んでいたのだ。 指でされる繊細なくすぐったさとは違い、自らの全てを塗りつぶしていくような暴力的な擽感にさなは狂ったように笑ってしまう。 1秒たりとも間隔が空くことなく足の裏から全身を伝わって昇ってくるくすぐったさに溺れてしまいそうになる。 「ふぁぁぁぁははははははははははははは!!!!!!やめでっやめっ!!!きひゃぁはあ"ぁ"ぁ"ははははははははは!!!」 限界をとっくのとうに越している最中、無慈悲にも続けられるくすぐりにさなの意識は朦朧としていた。薄れゆく意識の中でもさなはひたすらに腋と足の裏から絶え間なく送られるくすぐりに笑っていた。笑いながら意識を失う。生涯経験したことのないそれにさなは意識を失いながらも"ナニカ"に目覚めていくのだった。 「ご、ごめんねさなちゃん…やりすぎちゃった…」 「あまりにも良い反応するものだから調子に乗ってしまったわ…」 「いろはさん…やちよさん…」 気だるい身体をなんとか起こし、さなは久しぶりに自由になった身体で伸びをして2人を見回す。 気絶するまでくすぐるのは流石にやりすぎたかとしょぼんと肩を落としながらさなに謝罪の言葉を述べていた。 そんな2人を責めることもなく、さなは小さく微笑みながら返す。 「いいんです。2人とも私のためにやってくれたんですよね?」 怒られるのも辞さない覚悟だった2人は拍子抜けしたように顔を見合わせる。さなの予想外のリアクションに唖然としている様子だった。 「ちょっぴり苦しかったですけど、2人の指は温かくて…ほんの少しだけ気持ちよかったかも…です」 「二葉さん…」 「なので」 「えっ」 「2人もいーっぱいこちょこちょしてあげますね♥︎♥︎♥︎」 「さ、さなちゃん…」 「いろはさんも逃げないでくださいね♥︎」 「は、はい…」 やちよに馬乗りになったさなはゾッとするような微笑みでいろはを牽制する。その視線には逆らうまいといろはは自然に正座で座りながら、やちよに見せつけるようにくねくねと動かすさなの指に見惚れていた。 「ふ、二葉さん…お手柔らかにね…」 「いっぱいこちょこちょしますからね、やちよさん♥︎」 果たしてさなのドッペルに影響があったのかは分からない。ただ平常でこうなってしまった以上、影響されたら自分たちにくすぐりによる危害が加わるかもしれないのでは? とやちよが気づいたのはくすぐられる直前のことである。