練習ワンドロ「湿地帯の滝」解説と高解像度GIF
Added 2018-11-23 14:24:43 +0000 UTC

練習ワンドロ「湿地帯の滝」の解説です。まず、いつものように紙の上にレイアウトを描きます。今回はこの構図が先に思いついたので、レイアウト自体は1分で描けました。一度こうして紙に描くことで、イメージしたものを具体的に確認できて、実際に描く際に迷いを減らせます。上はスキャンした画像ですが、分かりにくかったので軽く明暗を乗せています。
レイアウトが決まったら実際に塗っていきます。まずは主役の位置と影の色を決めて、構図を確認します。不透明度60%ぐらいのブラシで、塗ってはスポイトする感じで、画面上で色を混ぜながら塗っています。ヨセミテあたりの風景を参考にしたので、遠景は透明度を高くするため、影の色の彩度を高くしました。
細かい部分も描き込んで下塗りを完成させます。質感は後で出すので、ここでは色を置くだけのイメージです。この段階でしっかり明暗を意識して塗り分け、画面の構成を固めてしまいます。
塗り始めから下塗り完成までおよそ10分程度ですが、およその印象はこれで決まりました。人物は時間が余ったときに描くつもりで、この時点ではまだ描いていません。
下塗りができたので遠景から塗っていきます。下塗りしたところのうち、目立たせたいところに光を描くように色を乗せ、その際に影ができそうなところに影も塗ります。光が当たる部分は下塗りより少し彩度を高く塗っています。
地面の光が当たる部分の色は、思い切って明るい色を置き、遠景のスケール感を強調しています。ここをしっかり描くと空間表現がとても効果的になります。
遠景を仕上げます。主役になる建物は、何度も資料を見て細部までしっかり描きます。地平線付近は密度を上げるためあちこちにオブジェクトを配置して、さりげなく空間を感じられるようにします。奥にある木についても描きますが、こちらは手前のオブジェクトより目立たないようにしたいので、ところどころシルエットが分かる程度の描き込みで済ませます。
遠景ができたので近景を仕上げます。といっても影の中なので、シルエットを決めたらあとは何となく分かる程度の描き込みにします。
人物もシルエットだけで人物と分かるようにしつつ、主役なので細部まで描きます。イメージとしては自然公園を調査しに来た調査員とかそのあたりです。
近景までできたら、色調補正をしたり、オーバーレイなどで強調したいところを明るくしたりと調整します。今回は人物を描いていたら時間がなくなったので、細部の加筆はあまり行っていません。しかし大きな明暗が描けているので、絵の印象はそれほど悪くないと思います。