再販した「竜のそだてかた」は僕自身お気に入りの本なので、今回はその制作の経緯などをメモ程度に残しておきたいと思います。 そもそも最初にこの本の構想が生まれたのが2011年の秋で、翌2012年2月のCOMITIA99で頒布する予定でした。2011年末に頒布した同人誌「raccourci」にも予告イラスト(表紙に流用)が掲載されています。 その後、2月ティアに間に合わせるためにほとんど全ての原画を描いたのですが完成させるには期間が短く、クオリティを落としたくなかったので一旦延期します。その後も完成させるつもりが仕事やプライベートが多忙になって手を付けられずにいました。 しばらく放置していたのですが、2015年に背景ワンドロで注目を集めたので同人誌にも力を入れようと思い、放置していたこの原稿を完成させました。本来は夏コミで出したかったのですが、結局これも間に合わず、直後のCOMITIA113での頒布となりました。 ジャンル不明な同人誌ではありましたが、COMITIAというイベントの懐の深さとSNSのおかげで在庫はすぐ払底し、再販分も年内にほぼ完売するという人気でした。 制作にあたっては、手元にあった爬虫類系の飼い方の載った本や(飼ったことはありませんが)、犬や猫の飼い方の本を参考にしました。原画を描いた時点でペットを飼ったことは無かったのですが(ただし僕が家を出た直後に、実家で犬を飼っていました)、原画を描いた半年後に犬を飼い始めたりもしました。今描いたらちょっと違うアプローチになっていた気もしますが、当時きちんとリサーチしたので、内容は大きく変えずに済みました。文章には少しその影響があるかもしれません。 ちなみに、どうやって絵を描いたのかとよく聞かれますが、最初の構想段階でおよその割付けまで決めてしまって(画像1枚目の上の紙)、A4の紙に見開きの状態で下描きをして(画像2枚目)、あとはスキャンしてPCでそのまま着色し(画像3枚目)、最後に文章をPhotoshop上で直接書いて仕上げています。構成は写真集的ですが、制作自体はマンガの手法の応用です。 おかげさまで予想を超える反響があり、続編の要望などもいただくのですが、同じテーマで別の生物を描いても正直ここまで面白くなるとは思えないので、この本はこれで終わりということでお願いします。 ただ、最近ちょっと似たようなコンセプトで別のアプローチを思いついたので、それはそれでじっくり進めたいと思います。気長にお待ち下さい……。 ■本の詳細と書店委託について 本の詳細は以下の記事で掲載しています。 https://www.pixiv.net/fanbox/creator/4073735/post/117712 委託はメロンブックスさまでのみ行っています。通販は以下からお願いします。 https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=138783