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巨人兵士と隊長さん

王国の兵士団にはある慣習があった。 それは「新人の兵士は毎晩、隊長のマッサージをしなければならない」ということ。 それは優秀な新人でも、身分の高い家柄でも関係ない。 毎晩、自身の寝屋に呼びつけ、横柄な態度で全身のマッサージをさせ、見目麗しい者にあってはそれ以上の行為を強要されることもあった。 しかし、今回の新人は隊長を片手で掴み上げられそうなほどの巨人族の男。 「アイツは特別に免除してやってもいいだろう」 と隊長は言ったが、副隊長は空かさず否定する。 「例外を作っては、やれ特別扱いだ、やれ差別だなどという不満の声が上がりましょう。他の隊員たちに示しがつきません。本人もやる気があるようですし、みっちり作法を仕込んでやってください」 そう言った副隊長の口は、こみ上げる笑いを必死に噛み殺していた。

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tristan2004


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