「ほれ、どうした?口ほどにもない童共じゃのう」 両足を投げ出して座る富嶽斎の足の間には、異様な大きさのイチモツがそそり立っていた。 仙術によっていつも以上に膨れ上がり、富嶽斎の頭よりも高くまで伸びた亀頭の穴には刺客達の副頭領である男が腰まで飲み込まれていた。 樹齢100年の大木よりも遥かに太い幹には、複数の刺客達が半身を取り込まれ、その顔は絶望に染められていた。 「人質を盾にうちの玩具達を痛めつけてくれたようじゃが…その分の罰はたっぷり受けてもらうぞ」 そう言った富岳斎が両手で抱えていたイチモツをゆさゆさと揺らすと、半身を取り込まれている刺客達は、全身の骨が軋む感触に悲鳴をあげる。 「軽く揺らしてるだけじゃぞ、情けない声で泣くでない」 言いながらイチモツを揺らす手に力を込める。激しく揺らされる刺客達は、全身の骨が砕けるかのような痛みに、ますます大きな悲鳴をあげる。 「うちの玩具達が刺客としてきた時は、もっとしっかりしておったぞ?」 巨大な亀頭の鈴口から飲み込まれている副頭領は、歯を食いしばり悲鳴を上げるのを堪え、富岳斎を睨みつける。 「皆の者、後少しのしんぼうだ!堪えよ!頭領がっ、頭領がきっと何とかしてくれる!」 自分たちが支える頭領への信頼が、最後の支えだった。 「頭領じゃと?」 自らに言い聞かすように部下たちを叱咤し、平静を保とうと必死だった。 富岳斎は、自分を睨みつける小さくか弱い存在の顔を見つめながら、イチモツに添えていた左の掌をその眼前に突きつける。 そこには下半身と両腕を巨大な掌に取り込まれ、涙と涎を垂れ流し、意味不明な言葉を呻く男がいた。その両目は力なく虚空を見つめ、目の前にいる副頭領も写っていなかった。部下たちに慕われる毅然とした頭領だった男は完全に壊れ、あうあうと呻き涙と涎を垂れ流すだけの存在に成り果てていた。 「この男かの、貴様達を救ってくれる頭領とやらは?」 巨大な掌越しに歯を見せてニヤリと笑う顔が見えた瞬間、副頭領を支えていた最後の希望の糸は切れた。絶望に染められたその両目から涙が流れ始める。 「安心せい、貴様らの後に大好きな頭領もイチモツから取り込んでやる。ワシの玉の奥でみんな仲良く溶け合って、ワシの汁の足しなるが良いぞ」 絶望に壊れ始めた副頭領が最後に見たものは、ボサボサに伸びた眉毛の合間からゴミ屑を見るかのようにギョロッと動く真っ赤な瞳だった。