進捗報告
Added 2023-06-29 19:14:10 +0000 UTC更新がなかなかできず、大変申し訳ありません。
今月はpixiv運営局よりFANBOXの公開停止措置を受け、一時的に閲覧不可の状態になっていました。トップページと投稿作品に修正を加えてpixiv運営局にメールしたところ、ふたたび再開できることになりました。今後も18禁表現に対する風当たりが強くなっていくことが予想され、いつアカウントが停止されるのか戦々恐々としています。年単位でFANBOXを続けてきたので、できれば今後もここで続けたいのですが……。
――本題の進捗報告に入ります。
以前からお伝えしていたスランプが深刻化して、新たな作品を公開するのが難しくなっています。イラストより小説のが18禁表現の規制が緩いことがあり(おそらく、pixiv運営局のスタッフかAIかのチェックが入りにくいからだと思うのですが)、今月は小説のほうを更新しようと書き続けていました。が、何度も書き直しながらドツボにハマッている状態です……。納得のいく展開がなかなか書けず、創作活動に対する自信が揺らいでいます(昔は特に何も考えずともポンポン書けていたのに!! もしかしたら、以前より自分が求めるレベルが上がっているのかもしれません汗)。
応永いただいている皆様のご期待に応えられず、本当に申し訳なく思っています。
皆様の温かいメッセージ、各プランのご支援(特に、完全版、プラスアルファでご支援いただいている方、継続的にご支援いただいている方には感謝しきれません)、いつも大変励みになっています。ありがとうございます!
来月には何らかの更新を間に合わせたいと思っていますが、まだ時間がかかりそうですので、それをご理解いただいた上で支援を中断するか継続するかご判断いただきますようお願いします。
サトー
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【おまけ】
(※以下、没にした原稿の一部です)
「じゃあな、仕事終わったらまた連絡するわ」
俺は玄関で振り返り、ルームシェアの相方の清水に声をかけた。
「おう、俺は休みだから、適当に時間潰して待ってる」
襟のだるだるになった灰色のスウェットを着た清水は、リビングのソファでスマホをいじりながら答えた。部屋は冷房が効き過ぎて俺には寒いくらいだったが、暑がりの清水にはがちょうどいいらしい。
今日の夜は、俺の仕事が終わった後に飲みに行く約束をしていた。
清水とは、大学のサークルで知り合った。こんなに気軽に何でも話せる友達は初めてだった。意気投合した俺たちは大学を卒業してからルームシェアを始めた。お互い、実家とは疎遠で、学費の返済もあり、金がなかった。あまりの仲の良さに、大学で知り合った友達からゲイではないかと疑われたこともあるくらいだ。
俺は下駄箱の上の黒色のキャップを取って目深に被り、派遣の仕事に必要な荷物の入ったリュックを背負い、黄色いステッチが刻まれていることで有名なありふれたローファーを履いて玄関のドアを開けた。
猛暑だった。外に出た途端、マンションの近くの雑木林からおびただしいセミの鳴き声が聞こえた。
自転車に乗り、住宅街の勾配のゆるやかな下り坂を走った。アスファルトで熱された風を受け、黒色のTシャツがばたばたと音を立てて膨らむ。
最寄り駅の改札を通ろうとした時、俺は忘れ物に気づいた。思わず「あ、」と間抜けな声を上げてしまった。リュックのどこを探しても、ICカードの乗車券がインストールされているスマホが見つからない。財布に現金があるから電車に乗ることはできるが、スマホがなければ清水と連絡が取れなくなってしまう。
いつも時間に余裕を持って行動しているおかげで、今から急いで家に財布を取りに戻ればギリギリ間に合いそうだ。
俺は駅前の駐輪場にもどって自転車に乗り、来た道を戻った。駅に向かう時は楽な坂道だが、マンションに向かう時はキツイ坂道となる。じりじりと夏の日が照りつける中、はあ、はあ、と息を荒げながら自転車を漕ぐ。黒色のTシャツの胸と背中に汗が広がるのを感じた。
坂をのぼり切ると、マンションの前に見慣れない真っ黒いハイエースが停まっているのが見えた。車体はキズが多く、あちこちに泥が跳ね、窓ガラスには真っ黒いフィルムが貼られている。郵便受けの並んだ出入口の自動ドアから、ブラウンのつなぎの作業着を着た男があらわれた。
――目が、合った。
俺はビクッと肩を震わせた。
髪色、表情、体格、服装、醸し出している雰囲気はまるで違ったが、顔立ちそのものは俺とそっくりで、思わず二度見してしまった。
短く刈られた色素の薄い金髪、太い眉毛、鋭い眼光、ちくちくと顎に生え揃った髪と同じ色の髭、作業着をぱんぱんに盛り上げるほどの逞しい筋肉――二メートルは優に超えているだろう、巨漢という言葉が相応しい筋骨隆々のチンピラは、ファスナーのついた大きな袋を肩に担いでいた。
俺は動揺を隠すように何でもない表情を装いながら自転車を停め、目を伏せてマンションの出入り口に向かった。
男と擦れ違った時、がっと肩を掴まれた。男はもう片方の手で俺の顎をくいっと持ち上げ、「お前、俺と顔がそっくりじゃねェか。おもしれェ、こんなことってあるんだな」と満面の笑みを浮かべた。
男が肩に担いでいたい大きな袋がもぞもぞと動き、ファスナーの端から灰色の何かがはみ出しているのがちらと見え、心臓が強く脈を打ち、全身の毛穴から汗が噴き出すのを感じた。
清水のいるマンションから出てきた男、人間が入っていてもおかしくない大きな袋、袋のファスナーに挟まっている清水の灰色のスウェットとそっくりな何か……それらが頭の中で結ばれたように俺は確信を持った、この大きな袋に詰め込まれているのは清水に違いない、と。
「こいつ、お前のダチか?」男は袋に入っているのが人間であることを隠さず、堂々と言った。
次の瞬間、男の拳が俺のみぞおちにめり込んだ。
「ォ……ェ……」
口の中に血なのか唾液なのかゲロなのかよく分からない味が広がり、血圧が急激に下がるようなふらつきを覚え、すうっと意識が遠退く、最後に目に飛び込んだのはコンクリートの地面だった。
***
「――ぎゃあッ、」
俺は右の肩に走る痛みで目を覚ました。
すぐ目の前に作業着姿の男の金髪があり、今まさに男は俺の右の肩に犬歯を突き立てていた。ブチブチッ、と皮膚だか筋膜だか筋肉だかが音を立てて破れる音が聞こえ、俺はさっきよりも激しい痛みに「いッ、ぎッ!」と悲鳴を上げながら身を捩った。背後からがっちりと抱き締められ、どうやっても逃れることはできなかった。
ぐにゃ、と足先が何かに触れる感触がした。それは両手両足をロープで縛られ、おまけにガムテープで口を塞がれた清水の身体だった。俺と目が合うと、清水は脂汗の滲んだ顔に泣き出しそうな表情を浮かべた。
どうやら俺と清水は、この作業着姿の男に誘拐されたらしい。おそらくここはマンションの前に停まっていた、あの真っ黒いハイエースの車内、俺と清水と男がいるのは後部座席を倒したフルフラット。フロントガラスの向こうに杉の木が並んでいるを見るに、ここはどこかの山中なのだろう。
今まで嗅いだことがない、血腥いニオイと男の体臭とが混ざったようなソレが鼻を突き、俺は市内の行方不明者のニュースを思い出した。男は何か武器を手にしている訳ではなかったが、どこかに隠しているに違いない。そうでなくとも、圧倒的な体格差から、俺が真っ向から戦って勝てる可能性が限りなくゼロに近いのは火を見るより明らかだった。
危機的状況に置かれ、電流のごとくさまざまな思考が駆け巡る。
とにかく逃げなきゃ――どうやって逃げれば――幸いにも俺は身体をロープで縛られていない――俺だけだったら男の隙を見て何とか……いやそんなのは駄目だッ――日射しの向きから、昼過ぎ、いや夕方くらいだろうか、クソッ、頭が回らない――何で俺は噛まれてるんだ――俺は、俺たちは、この男に殺されるのか――
「な……なんで……」俺は思わず呟いた。
「何で?」男はフンッと鼻で笑い、頭を上げた。「そりゃお前、俺と出会っちまったからだろ?」
「なんでも……なんでもします……たすけてください……清水……こいつだけでも……」
「お前のダチ、清水っていうのか?」男は口の端の片側だけを吊り上げるような歪んだ笑みを浮かべた。「いいぜ、お前の友達のことは見逃してやるよ」
「え、ほ、ほんとですか……? ありがとうございます! じゃ、じゃあ、ロープを解いてやってもいいですか――」俺は自分の要望があっさり通ったことに驚き、男の気が変わらないうちに清水の拘束を解くことを申し出た。
「お前はなんて名前だ?」男は俺の言葉を遮るように質問した。
「恩田……幸彦です……」俺は清水の拘束が解かれないことにヤキモキしながらも、男を刺激しないよう素直に質問に答えた。
「俺、ずっと《ツガイ》を探してたんだ、お前と会えてスッゲェ嬉しいよ、幸彦」男は俺の身体から手を離し、汗で黒っぽく濡れたブラウンの作業着のチャックを下ろした。
筋肉の鎧に覆われた男の上半身が露わになり、むしろ作業着を着ていた時よりデカくなったように見えた。日焼けした小麦色の肌、太く据わった首、山形に連なるように盛り上がった肩、俺の太腿の太さほどあるんじゃないかと思うような逞しい腕、分厚く迫り出した胸筋、キレキレのシックスパック――胸筋から腹筋にかけて色素の薄い金色の短い体毛が生え揃い、そこにびっしりと細かな汗の粒が付着している。男の下腹部には、刺青だろうか、真っ黒い紋章のようなものが刻まれていた。
「さあ、契約だ」男は自らの手首の皮膚を食い千切り、その腕を俺に向けた。「これを飲んだら、お前らを解放してやる」
これは何の儀式なんだ? と思いながら、俺は言われた通りに男の血を舐め取った。鉄っぽい味に眉を潜め、ごくんと血を飲み込む。
次の瞬間、下腹部の辺りに皮膚を焼かれるような鋭い痛みが走った。黒色のTシャツの裾を捲ると、男のそれと同じ、真っ黒い紋章のようなものが浮かび上がっていた。
エンジンがかかったままの冷房の効いた車内にもかかわらず、噛まれた右肩を中心に火照るような感覚が広がり、汗がとめどなく流れた。体内に熱い何かが満ちていくにつれ、ドクンッ! ドクンッ! と心臓が力強く脈を打ち始める。さっきまで不快でしょうがなかった血腥いニオイと男の体臭に性欲を掻き立てられ、気がつけば俺はスラックスの股間を盛り上げるようにガチガチに勃起していた。……
Comments
Gumloadについて調べてみようと思います。 新しいプラットフォームをご紹介くださり、ありがとうございます!
サトー
2023-07-06 15:55:23 +0000 UTCGumload는 어떨까요? 여기는 딱히 수위제한이 없는듯합니다
ㅇ
2023-07-05 11:41:56 +0000 UTCコメントありがとうございます!! イラストで「救われている」とまでおっしゃっていただき大変嬉しく思います。 ヘインさんのご期待に応えられるよう今後も細々と更新を続けたいと思っていますので、応援いただけると幸いです。 そうですね、別のプラットフォームに移行することも考えています。何かあればまた報告させていただきます!
サトー
2023-07-02 11:31:46 +0000 UTC更新遅くなってすみません、 そして温かい励ましのお言葉ほんとうにありがとうございます。 更新できないとご支援いただいている皆様に申し訳なくて胃がキリキリするんですよね…(~_~;) イラストは黒塗り修正を強化すれば大丈夫かなと思うので(←たぶん)、描くならこれまでより修正多めにして掲載することになると思います。
サトー
2023-07-02 11:26:34 +0000 UTCいつもありがとうございます!! 返信遅れまして申し訳ありません。 自分が描きたいと思っていたことと、この小説の導入部がうまく噛み合わなくてボツにしました。実際に書き出してみると「あれ、思っていたのと違った…」ということが多いです(・_・; この小説では、変身する途中の主人公(意識が混濁している状態)が友達を殺してしまい、それをきっかけに自暴自棄になって変身が加速する感じのエピソードを考えていました。他に3つほど小説の導入部を書いたのですが、どれも納得がいかず、今は展開そのものを大きく変えようと考えています。
サトー
2023-07-02 11:18:49 +0000 UTC別のプラットフォームに行ってもフォローします!!!
ヘイン
2023-07-02 00:23:27 +0000 UTCサトーさんのイラストですごく救われています いつも応援します ありがとうございます 大好きです がんばってください!!!
ヘイン
2023-07-01 13:16:43 +0000 UTCpixiv 本当に悪いですね.. でも期待しますよ小説もイラストも!!
ヘイン
2023-07-01 05:55:58 +0000 UTC月末に何かあるだろうと勝手に期待してましたが本当に投稿が来て嬉しいです イラストの件は難しいですね...ここで続けられることを願っておきます 小説も楽しみです!
墓守
2023-07-01 00:48:52 +0000 UTC大変なことになったんですね。 無事に解決できてよかったです。 スランプであることが信じられないほどエキサイティングな小説の導入部です。 続く内容がとても気になります。 変身すると友達を強制的に犯すことになるでしょうか? 友達は最初は抵抗していたのですが、だんだん楽しむようになり、終わるような姿に続いて変身するのでしょうか? 二人の運命がどうなるか楽しみにしています。
Karia
2023-06-30 19:56:15 +0000 UTC