『今際の国のオオカミ』浜辺幹也(3)※完結
Added 2021-12-15 10:18:25 +0000 UTC(※注意) 本作は、「『今際の国のオオカミ』高橋文吾」シリーズの視点違いの続編となっています。新規の支援者様がおられましたら、「『今際の国のオオカミ』高橋文吾」シリーズの方からお読みいただけると幸いです。 ============= 登場人物: ・高橋 文吾(たかはし ぶんご) 22歳。暇を持て余す大学生四年生。家庭教師のバイト。 ・浜辺 幹也(はまべ みきや) 18歳。受験間近の高校三年生。文吾の生徒。元水泳部。 ============= 「幹也……。ヤベェだろ? これが俺なんだよ」 文吾はうっとりと目を細め、自分自身の肉体を誇示するように胸と二の腕に力を込めた。ビキビキッと太い血管が浮かび上がり、皮膚の下で束なった筋線維が波打つような影が走る。圧倒的な太さと長さを備えたチンポが震え、ねっとりとしたどす黒い先走りがビュクッと溢れる。 絶えず先走りが溢れるものだから、文吾のチンポは精液でコーティングされたように真っ黒に染まっていた。それは、どす黒い先走りは鈴口から長い糸を引いて垂れたり、陰嚢や太腿の内側を伝って落ちたりしていた。 「アアーッ!! 駄目だッ、ォ、俺ッ、お前をッ、見てると……ッ!!」 ズクンッ、ズクンッ――腹の底から熱の塊が込み上げるようだった。文吾は、自分の中の得体の知れないチカラが目覚めるのを感じた。怯える幹也を見下ろしているだけで、全身がざわつくほど性欲が掻き立てられた。 「なアァッ、もっとッ、俺をッ、ちゃんと見てくれよッ、幹也……ッ!!」 文吾はぶつぶつと独り言のように呟きながら、幹也の方へと一歩一歩確かめるような緩慢な動きで歩き出した。 文吾の瞳孔は蛇のように縦長に伸びて細くなり、緋色の鋭い光を放ち始めた。うっすらと充血していた結膜は、目頭と目尻の方から真っ黒い色に染まっていった。 文吾は「フゥーッ、フゥーッ」と肩を上下させながら、臍を越えて反り返った逞しいチンポの竿を片手で握り、ゆっくりと亀頭の方へと動かした。たったそれだけで腰から股の下へと突き抜けるような強い快感が走り、ビュルッ、ビュルルッと真っ黒い精液が間欠泉のように飛び散った。 射精の瞬間だけ、文吾は快感にわずかに顔を歪ませた。 文吾の表情は、幹也が今まで見たことのあるどんな顔とも違った。それは、征服欲と背徳感と性的な欲求とが複雑に絡み合った表情だった。 文吾が歩を進める度に、ミシッ、ミシッ、とフローリングの床が悲鳴を上げた。幹也は、目を見開いたまま固まっていた。逃げても無駄だろうという絶望感に打ちのめされ、一歩一歩迫りくる巨躯の男をただ見上げていた。 幹也は、自分の股間がガチガチに硬くなっていることに違和感を覚えた。 怖い。怖い。怖くて仕方がない。あの自衛隊姿の男と同じように殺されるかもしれない。そんな状況なのに、文吾の身体から放たれる強烈な体臭に当てられ、下腹部のぞわぞわする興奮を覚えている自分をふしぎに思った。 文吾は、幹也の目の前で足を止めた。 「なあ、幹也、お前は俺のことをどう思うんだ……?」 幹也は、怖いです、という言葉をぐっと飲み込んだ。文吾にとってネガティブな返答をすれば、その場で殺されるかもしれないという恐怖に駆られたからだ。しばらく考えてから、 「先生、カッケェ、ッス……」 と強張った表情で答えた。 文吾は満足そうにほくそ笑み、床に膝を突いて腰を屈め、幹也の顎をくいっと持ち上げた。 「――んんッ、」 幹也はビクッと肩を震わせた。口の中に文吾のざらざらした熱っぽい舌が入り込み、一分以上も息ができないほど濃厚な接吻が続いた。こんな感覚は初めてだった。幹也は頭がクラクラして、接吻が終わった後、気がつけばスラックスと下着を穿いたままイッていた。 「先生ッ、センセッ、スッゲェッ、センセッ、滅茶苦茶カッケェ……ッ!!」 幹也は、頬を紅潮させながら叫んだ。 さっきの強張った表情、声音とは違い、本心から文吾のことを賞賛していた。あれ? 俺、どうしちまったんだろ? 幹也は、ぼんやり考えた。自分という輪郭が曖昧になっていくようなフワフワした心地があった。 文吾と幹也は、互いの興奮を伝え合うように濃厚な接吻を繰り返した。クチュクチュッと音を立て、透明な唾液が糸を引いて胸元に落ちた。 幹也は、頭がクラクラする感覚に任せて、文吾の肉体に手を伸ばした。幹也は、文吾のことを見ているだけで涙目になるほど興奮するようになっていた。どうして自分が文吾に興奮するのか訳も分からずに、ただ強烈に欲情を掻き立てられるのだった。 「セン、セッ、センセッ、」 幹也はかすれた声で叫び、文吾の分厚く盛り上がった胸筋に手を這わせた。 なぜだか、先生が格好良く思えて仕方がなかった。雄になんて全く興味がなかったのに、独特な体臭を嗅いでいるだけで胸が熱くなり、イッたばかりなのにチンポはカチコチのままだった。幹也は、はあ、はあ、と息を荒げながら、スラックスの股間にテントを張った自分のチンポを文吾の太股に押し付けていた。 夢中になって文吾に肉体を貪りながら、ふと幹也は手の平にさっきまでと違うフサフサした感触を覚えた。文吾の胸の中央から腹直筋を下るように生えていた銀色の体毛は、すっかり狼の毛並みのように伸びていた。 「ア~幹也ッ、やっトッ、オレはッ、ホンモノッ、ニィ……ッッ!!」 文吾は顔を歪めて叫んで、幹也を床に突き放した。 文吾は、両手で頭を押さえて床にうずくまった。 「ウッ、ウウッ、ウ”ーッ、ウ”ウ”ーッ、ウ”ーッ、ウ”ーッ、ウ”ウ”ウ”ウ”ーッ、」 文吾は野獣じみた唸り声を上げながら、激痛のあまり全身をビクビクと震わせた。 白銀の獣毛は、文吾の首、肩、背中、脚へと広がっていった。頭を押さえた両手もみるみるうちに白銀の獣毛に覆われ、爪は厚みのある鋭い形に変わり、真っ黒に染まった。指と指の隙間から、狼の尖った耳がぐぐっと生え出した。顔もまた白銀の獣毛に覆われ、目はやや釣り上がり、鼻はマズルのように伸び、鋭い牙が生え揃い、だらんと薄くて長い舌に変わった。腰がビクンッと震えたかと思えば、尾てい骨の辺りから狼の尻尾が生え出した。 「ガアッ、アア”ッ、ア”ッ、アアアアアアアッ、ア”ッ、アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ッッ!!!!」 白銀の獣毛に覆われた下から、ビキッ、ビキンッ、ミシッ、ギシギシッと筋骨の軋む音が続いた。骨格は更にひと回り拡張され、筋線維の束と束とがぶつかり合うようなギュウギュウという音を立てて筋肉は更に盛り上がった。巨躯、なんていう言葉では追いつかないほどの規格外のガタイが完成された瞬間だった。 文吾は上体を起こし、床に膝を突いたまま全てを薙ぎ払えそうなほどぶッ太い両腕を広げ、目の前に迫った天井を見上げ、 「アオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ―――ンッッッッ!!!!」 池袋に響き渡るような遠吠えをした。 幹也は、およそ自分の二の腕ほどの太さのある狼男のイチモツを見て、目を丸くした。ガタイのデカさに追いつくように、イチモツと睾丸もまた更に雄々しいものへと進化していたのだ。文吾は遠吠えを上げると同時に、逞し過ぎるチンポからどす黒い精液を勢いよく噴き上げた。天井、壁、床――部屋の至るところに、それは血飛沫を思わせるような激しさで飛び散った。 それは、「今際の国」に新たな狼男が誕生した瞬間だった。 文吾の遠吠えを聞きつけて、文吾と幹也のいる建物の近くには池袋のあちこちに潜伏する狼男が集まってきていた。 ダンッ、と何かが飛び降りる音がした。 ベランダには、文吾の肩を噛んだ狼男が立っていた。 「立派になったじゃねェか」狼男は言った。「さあ、そこにいる人間を喰らえ。人間を皆殺しにするのが俺たち狼男の役割だ」 「嫌だね」文吾はきっぱりと言った。「これは俺のモンなんだからよ」 「それなら、俺たちはお前も人間だと見なして殺すぞ?」狼男は目を細めて言った。 「簡単な話だろ? こいつも狼男にすればいいってだけ。お前が俺を狼男にしてくれたようにな」 文吾はそう言って、幹也を引き寄せて肩をがぶりと噛んだ。 ぎゃ、あァッ!! 幹也は白目を剥いて悲鳴を上げた。文吾の鋭い歯の先から、幹也の体内にドクドクと真っ黒い液体が注がれていく。ビク、ビク、と幹也は足を震わせた。 文吾は、幹也の二の腕ほどの太さのあるデカ過ぎるイチモツの先を、幹也のアナルに当てた。幹也は顔面蒼白になってブルブルと震えながら、「や、やめ、」と頭を左右を振った。 が、狼男へと進化した文吾にそんな情けがある訳なかった。 ブチッ、ブチブチブチッ、と規格外のイチモツによって幹也のアナルは無理やり拡張され、鮮血が噴き出した。 文吾は幹也の肩に噛みついたまま、ズンッズンッと容赦なくデカ過ぎるイチモツを根元まで挿入した。ゴリッ、ゴキュリッ、と幹也の内臓から不自然な音が上がり、その下腹部にはイチモツの影が浮かび上がっていた。幹也はまもなく意識を失った。狼男と化した文吾のイチモツに、人間が耐えられる訳がなかったのだ。 そのまま文吾は、幹也の肩に噛みつきながら激しく腰を振り続けた。何度も何度も何度も何度もどす黒い精液をぶち込んだせいで、幹也の腹は何か魔物を孕んだように灰色っぽく膨らんでいた。拡張され過ぎて肛門周りの襞はすべて破れ、アナルからはドクドクと血と内臓の破片のような肉片と真っ黒い精液が漏れ出していた。 すでに幹也は絶命していた。 文吾は幹也が絶命したのを知りつつも、自らの欲望を抑えることはしなかった。「お前はなかなか悪趣味だな」とベランダにいた狼男は鼻で笑い、好きにしろと言わんばかりに背を見せて去っていった。肩の傷から、アナルから、文吾は幹也の死体を蹂躙するように嬉々として注ぎ続けた。 夜明けの陽が射した頃、ボロ雑巾のようになった幹也の身体がピクン、と動いた。 鼓動の止まっていた心臓が動き始め、血が巡り始めると同時に、身体中の傷が次々と修復されていく――。 そして、幹也はうっすらと目を開いた。 意識を失う前は真っ暗闇だったのに、今は部屋の中に薄青色の光が射しているのに気づいた。 幹也は、死の前後に渡って、狼男の牙とチンポから獣人のエキスを注がれ続けていたおかげで、息を吹き返すことができたのだった。長い長い夢から覚めたような、ぼんやりとした心地だった。心臓はさっきまで止まっていた反動のように張り裂けそうなほどドクッドクッと強い脈を打っていた。 幹也は、相変わらず狼男と化した文吾に犯されていた。 「アーッ! アーッ! アーッ!」 幹也は激しい快感に、頬を紅潮させ、口の端から涎を垂らしていた。アナルに衝撃が走る度にイキそうなほど興奮した。あんなに激痛だったのに、なぜか今は激しい快感を覚えていた。幹也の肉体は修復されるだけに留まらず、凄まじい勢いで文吾の進化と同じプロセスを辿った。ギシギシッと全身の骨格が音を立てて拡張されていき、そこに凄まじい勢いで筋肉が盛り上がっていくのだった。 文吾は幹也が息を吹き返したのに気づき、幹也の肩から牙を抜いた。一瞬血が滴ったが、その傷もまたすぐに修復されて何もなかったように消えた。 幹也の胸筋は分厚く迫り出してずっしりと重量感をもち、腹筋はボコボコに割れて濃い陰影を作り、首の付け根から肩にかけて山形に筋肉が次々と盛り上がり、頭が小さく見えるほど肩幅が増し、華奢だった背中はわずかに震えながら厚みと広がりを見せて見事な逆三角形へと変わり、腕にはボコンッボコンッと力瘤が浮き上がり、みるみるうちにひと周りもふた周りもぶッ太くなり、太腿は幾重もの筋肉のラインを浮かび上がってパンパンに膨らみ、脹脛もまた角材が入ったような盛り上がりを魅せた。 「先生ッ、先生ッ、スッゲェッ、先生ッ、俺もッ、先生ッ、とッ、同じにッ、なりてェんダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――ッッッッ!!!!」 幹也は絶叫した。太い血管の絡んだチンポは臍に反り返ったままビクビクと震え、長さと太さを増していく。 「さあ、お前の中に残っている人間をすべて吐き出しちまえ」 文吾は言った。文吾の言う「人間」とは、文吾の中に残っている人間としての白濁した精液のことだった。 「ハアッ、ハアッ、ハアッ、先生ッ、俺ッ、俺ッ、俺ッ、俺はッ、オレハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァ――ッッッッ!!!!!」 ドシュッ!! ドシュッ!! ドシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥ――ッッッッ!!!! 幹也は文吾に犯されながら、自分で自分のチンポを握って扱き上げ、人間としての精液を絞り出すように飛び散らせた。目の奥でちかちかと光が走るほどの強烈な快感に襲われながら、幹也は、自分の中にある人間としての理性が薄らいでいくのを感じていた。 人間としての終わり―― それは狼男としての始まりを意味するものだった。 (完) あとがき: いつも応援ありがとうございます!^^ 今回でシリーズは完結です。読者の皆様の期待に応えられるものになっていたら嬉しいです。個人的には、書きたいものをひと通り書くことができて、とても楽しかったです。 ここ、もう少し書き込みたかったなァ、あそこの展開はこうした方が良かったかなァ、といった反省もありますが、それは今後の作品に生かしたいですね。 次回は『痕跡』リメイクになります^^b 既にお読みいただいた読者様にも楽しんでいただけるよう、元の作品の雰囲気を壊さない程度に設定も展開も改変を加える予定です。よろしくお願いいたします!
Comments
ありがとうございます!! このシリーズを書き続けるにあたって、ichiyaさんのあたたかいコメントにはとても助けられました🙏 シリーズ物って、長くなれば長くなるほど読者の方の反応が分からなくなってくるんですよね😅オヨヨ(いいね、くらいしか指標がないし、いいねが少なくても熱いコメントをいただく作品もあったりするので、判断が難しいです) なので、コメントを通して好意的なフィードバックをいただけるのは大変嬉しかったです。 幹也を狼男にするかはとても悩みましたw どっちの展開も好きなのでw 文吾の幹也に対する感情は特別なんですよね。支配欲の極みって感じで、愛とはちょっと違うんですけど、自分のエネルギーを注ぎまくることで身も心も自分のモノにしたいって感覚ですね。 次回作も頑張ります💪✨
サトー
2021-12-16 09:14:39 +0000 UTC完結お疲れさまでした~!幹也も狼男になっちゃうんですね~ 床に膝ついて腰屈めてもまだ頭が上にあるほどでかい文吾にキスされて なんかもう精神いっちゃった感じでしたね… 殺せと言われたことに対して「嫌だね」って即答した文吾がちょっとかっこよかったですね 狼男の本能ばかりと思ってたけどそっか…幹也のことは…って。(そのあと一回殺しちゃいましたけど) 『痕跡』のリメイクも楽しみにしております!!
ichiya
2021-12-15 14:18:17 +0000 UTC