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サトー
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『陰キャぼっち、バリバリの陽キャに変身する』(下)※完結

「おう、随分とイイ感じに‟改造”されてきたじゃねェーか」智貴さんは笑った。智貴さんは俺のチンポをボクサーパンツ越しに扱くのを止めてしまい、代わりにペニスリングよろしく竿の根元をぐっと指の輪っかで押さえ込んだ。パンパンに赤黒く充血しながらも射精を寸止めされた状態が続き、俺はビクンッビクンッと空打ちを繰り返した。  爆発的な勢いでデカさを増していく俺の肉体に、とうとう衣服が耐え切れなくなった。「ああああああッ、ヤベェッ、ヤベェッ、こんなッ、キモチヨスギッ、ンッ、ダロウガアアアアアアアアアアアアアァァァァァ――ッ!!!」俺は絶叫した。  ブチッ、ブチブチッ、と音を立ててシャツのボタンが飛び、胸元、背中、肩と腕の付け根の辺りからシャツの下に着ていた肌着もろとも破れ落ちる。ジーンズは太腿の縫い目の辺りからビリビリと裂け、ボクサーパンツのゴムはバチッと千切れ、チンポには白濁した精液でぐちゃぐちゃに汚れた生地だけが残った。  智貴さんが俺のチンポの根元から指を離すと、ドシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥ――ッ!!! 俺のチンポからは、蛇口の栓が壊れたように真っ黒い毒々しい精液を噴き上がる。同時に、俺のチンポはミシッミシッと小さな軋音を立てながら、臍を超えるほどの長さと太さへと成長していく――。  精液は天井にまで噴き上がり、ぼたぼたと俺の顔や胸や腹や太腿に飛び散った。何なんだ、この精液の色は、と戸惑ったが、それよりも智貴さんと同じ存在に近づけたことが嬉しくて仕方なかった。 「ほら、鏡で自分の姿を見てみろ」と智貴さんは俺の背中をぽんと押した。俺は激しい快感によって脳味噌が痺れたようにぼんやりしていた。智貴さんに促されるままソファから立ち上がり、玄関の近くの壁の全身鏡の前に近づく。 「……あ?」  一瞬、智貴さんが映っているのかと思った。  そこには、もはや別人と化した自分の姿が映っていた。  分厚い筋肉の鎧に覆われた二メートル越えの巨体。俺は汗と精液で肌に張りついていたシャツと下着とジーンズの残骸を払い落とし、ガチガチに勃起して見事に反り返った巨根に触れた。それは少し指で触れたくらいではビクともしないほど硬く硬く充血している。俺はチンポから腹に手を滑らせ、くっきりと割れたシックスパックの凹凸の溝に指を這わせ、そのまま胸筋の盛り上がりをなぞった。 「フゥーッ、フゥーッ、フゥーッ、フゥーッ、」荒々しい呼吸に合わせ、濃い影が落ちるほど逞しく張り出した胸筋が収縮する。腕の内側の筋肉と、背中の逆三角形に張り出した筋肉がもぞもぞとぶつかり合うせいで、脇を締めて腕を伸ばすことができなくなっていた。胸筋から山なりに盛り上がった肩の筋肉、そしてぶっ太くなった首に触れ、最後に自分の髪に触れた。  髪の色、皮膚の色まで変わっていた。智貴さんそっくりにカットされた髪はややオレンジがかった美しい金色に映え、生白かった肌は男らしい小麦色に染まっていたのだ。短いチクチクした無精髭が生え、顎髭とモミアゲが一文字に繋がれている。もともと体質的に体毛がかなり薄い方だったのに、今では胸の中央の辺りにも短くチクチクした毛が生え揃い、それは腹直筋をまっすぐに下って陰毛の茂みに達していた。もわもわと全身から雄の臭いの籠もった熱気が立ち昇り、鏡はすぐに曇ってしまう……。 「ハハッ、何だこれ、マジでヤベェな――」  これが、新しい俺……。  これが、本来の俺の姿……。  あれ……? 俺って、もともとこんなに雄臭い肉体に憧れていたっけ……? ふと脳裏に疑問がよぎったが、そんなことはすぐにどうでもよくなるくらい、俺は俺自身の雄臭い肉体に発情しまくっていた。俺と智貴さんは、本物の兄弟のようだった。 「アアッ、アアッ、スゲェッ、俺ッ、スゲェッ、カッケェッ、カッケェッ、カッケェッ、カッケェ……ッ!!!!」新しい肉体を手に入れた実感が腑に落ちると、足元からぞくぞくと激しい快感が這い上がった。俺は立派過ぎるイチモツを扱きながら、鏡に映った自分の姿に向けて真っ黒い毒々しい精液をぶっかけた。 「想矢、お前もようやく、自分の凄さに気づいたようだな。さすが、俺の弟だ」智貴さんの言葉が聞こえた直後、俺はぐっと鏡に押しつけられ、アナルに何かが触れるのを感じた。それは智貴さんの立派過ぎるイチモツだった。俺の‟ここ”も、とっくに改造されてしまっていたらしい。ミチッ、ミチミチミチミチッ――初めての挿入にも関わらず、俺のアナルは智貴さんの立派過ぎるイチモツを一気に飲み込む。それどころか、膝ががくがくと震える強烈な快感に襲われた。 「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァァァァァァァァ――」俺のアナルは、出来るだけ精液を搾り取ろうとするかのように智貴さんの巨根をきつく締め上げ、ビクッビクッとかすかな振動を与え続けた。俺の中に智貴さんのどす黒い精液が迸る度に、ぶわっと全身の毛穴が開くような汗が噴き出す。腹の底にマグマのような巨大なエネルギーが溢れ出す。智貴さんの巨根は俺の前立腺をゴリゴリと激しく刺激し、俺のチンポからも絶えずどす黒い精液が迸った。  キモチイイッ!! キモチイイッ!! キモチイイッ!! キモチイイッ!! 「俺がッ、最後の仕上げをしてやるッ!!」智貴さんは声を張り上げながら激しく腰を振り、何度も何度も、俺の体内に真っ黒い毒々しい精液を注ぎ込む。「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおォォォォォォォォォォォ――ッッッ!!!!」」俺たちは同時に雄叫びを上げながら、人間としての最後を迎えた。ミシミシッ、ゴキンッ、ゴキンッ、ブチブチッ――筋肉、関節、臓器までもが一斉に悲鳴を上げる。  ドクッッ!!    ドクンッッ!! 「ァ    アアアアアアアアアアアアア  アアアアアア ッッ  」 ドクンッッ!!ドクンッッ!!    ドクンッッ!!   ドクッッ!! 「ガァアアアアアアアアアアアア     ァァ」      ドクンッッ!!ドクンッッ!!  ドクンッッ!!ドクンッッ!!  「ギィッ ギャァッ アアアアアアアア」     ドクンッッ!!    ドクンッッ!!ドクンッッ!!      ドクンッッ!!ドクッ!! 「アアアアアアアアアアアアアァァ     アアアア  アアアアアアアア  」     ドクンッッ!!ドクンッッ!!  ドクンッッ!!     ドクンッッ!! 「アアアアアアアアア  アアア      アアアアアアアア ッッ!!」  俺と智貴は、同格の存在なのだ。その時、ようやく確信した。ああ、もう俺は昔の俺じゃねェ。俺は既に智貴の領域に達している。だから俺は、智貴の名前を呼び捨てで呼ぶことにした。自分の中にあった精神的なブロック――一般常識、社会通念といったものが、次々と崩れていくようだった。陰キャ、陽キャという言葉さえも、人間社会の作り出したつまらない概念に思えてくる。俺は、今まで、何に囚われていたのだろうか――。  俺たちは、‟最終形態”に進化しようとしていた。  天井に頭が触れそうなくらい身長は伸び、ただでさえ逞しい胸筋は更にビルドアップされ、背中の筋肉は発達し過ぎたせいでやや猫背になり、シックスパックの腹筋は更なる盛り上がりを魅せ、腕もまた一般人の腰回りくらいの太さを手に入れ、太腿や脹脛も丸太のように太くなり、チンポは獣のニュアンスを帯びて凶器じみたサイズに成長する……。  皮膚にむず痒さが走ったかと思えば、全身はオレンジがかった金色の毛と白色の獣毛を覆われていき、虎を思わせる黒色のぎざぎざした縞模様が浮かび上がる。ぐっぐっと鼻が引っ張られるように形を変えながら前に迫り出す。口の中は歯茎のむずむずする感覚がし、血の鉄臭い味とともに鋭い獣の歯へと生え変わる。耳は髪の毛を巻き込むように上方へと移動して形を変え、手足も肉食獣の骨格に変わって分厚く鋭い爪を持ち、足の裏には肉球のようなざらざらした感触が生まれる。尾てい骨の辺りから太く逞しい尻尾が生え出し、バシンッと床を叩く。 「グルルルルルルル……」  目の前の鏡に映っていたのは、虎の獣人だった。獰猛な犬歯の隙間からは薄ピンクの獣の舌が覗き、オレンジがかった美しい金色の双眸がぎらぎらと輝いている。黒く濡れた鼻の周りでは白っぽい長い髭がかすかに揺れ、やや丸みを帯びた黒い耳が物音を探るようにぴくぴくと動く。黒と白とオレンジの獣毛に覆われた筋骨隆々な逞しい肉体からは、もわもわと雄臭い熱気が立ち昇っている。雄の象徴たるグロテスクなほど立派なイチモツは獲物を求めるように震えながら、凄まじい勢いでどす黒い精液を噴き上げた。 「フウゥゥ――ッ!  フウゥゥ――ッ!  フウゥゥ――ッ!  フウゥゥ――ッ!……」  俺は、俺たちは、虎男になったのだ。 (終) (あとがき) いつも応援ありがとうございます。今回は短編のつもりが、思ったより長くなってしまいましたね^^; 本当は、濃厚セクロス&カニバリズムまで描写するつもりだったのですが、変身描写を頑張り過ぎて力尽きてしまいました……。濃厚セクロス&カニバリズムは、『被検体X』の最終回や、今後の作品でみっちりと描くことができたらな、と思います(笑)。次回の更新も、楽しみにお待ちいただければ幸いです。


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