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煉瓦
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ラクガキ+SS 220105


 まただ。

 昴は苛立ったまま聡司の口へと指を二本、突っ込んでやった。聡司はうめき、涙を流すが、そんなことで昴の苛立ちは解消されない。


 昼休みに図書委員の後輩と廊下で談笑する聡司を見てから、昴の胸には嫉妬の炎がチラチラと揺らめいていた。

 自分の恋人の癖に他の男と気安く話すなど言語道断だとあれだけ言ったのに。

 聡司が自分の言いつけを守らなかったのにも腹が立っていたが、昴が一番許せなかったのは、自分には見せない笑顔を後輩の前では見せていたことだった。


 放課後になると昴は部活を休むと友人に言い残し、聡司を自室へと連れ込んだ。鞄を取り上げ、服を破るような勢いで脱がし、下着と靴下だけを身につけた状態でベッドへと突き飛ばす。両腕は背中側で拘束した。

 昴くん、と不安げに見上げる聡司の首に、今日もまた首輪を付けてやったが、それでもまだ彼が自分のものなのだという実感は湧かなかった。


「オラ、しっかり舐めろ……でないと挿れたとき、お前が痛いんだからな?」


 指を根本まで突っ込み、耳元で告げる。聡司はえずきながらも必死で指を舐める。口を拘束することはしていないから噛もうと思えば噛めるはずなのに、聡司はそうしない。逃げもしないし拒否もしない。なのに何故、自分ではなくあの後輩と楽しげに会話するのか。


「お前は俺のだろうが」


 唾液に塗れた指を抜き、反対の手で押し倒す。そのまま手早く下着を脱がすと、昴は聡司の中へと指を突き入れた。


「あッ、ああッ」


 馴らしていないそこは昴を拒む。しかし昴は舌打ちをしただけで聡司の体を強引に拓いた。仰け反った白い首には、昴が選んだ赤い首輪がよく似合っている。

 指を奥まで挿れてやり、腹側にあるしこりを二本の指で挟み込むように揉んだ。すると聡司の体はビクビクと面白いように跳ねる。その両足は、ピンと伸ばしたつま先までフルフルと震えていた。


 堪えきれなかったのは昴のほうだ。

 卑猥でいやらしい恋人の姿を見て、陰茎はすぐに固くなった。痛いほど勃ち上がったそれを聡司の中へと挿れる。いつもより大きいそれをねじ込まれ、ひどい行為のはずなのに、聡司はくぐもった声を少々出しただけで、それを必死に受け入れた。

 根本まで完全に挿れたあと、馴染むまで待つようなことはせず、昴はすぐに抽送を始めた。何故ならこれは、罰だからだ。許可なく他の男と親しく話した罰。後輩に笑顔を見せた罰。そして、昴に笑いかけない罰だった。


「気持ち、いーだ、ろっ」


 腰を激しく打ち付けながら問うてやる。聡司は喘ぎ、言葉を返さない。もう一度聞くと、今度は掠れた声で、気持ちいいと返した。そしていつものように、昴が好きだと告げてくる。

 嘘だと分かっている。

 しかしそれでも昴の心は僅かに満たされた。いくら後輩と楽しげに話したところで、聡司は自分の恋人なのだ。逃げることはできないし、昴が許さない。聡司が好きだと告げるのは昴だけであって、後輩などではないのだ。


 陰茎を奥へ挿入したまま射精すると、聡司のそれからも勢いのない精液がトロトロと流れ出した。それに伴って聡司の中へ入ったままの昴の陰茎が強く締め付けられる。それはまるで昴のことを離さないとでも言っているように感じられた。

 挿入したまま抜こうともせず、昴は聡司の体を抱きしめる。どうせすぐに二回目をするのだから、このままで良い。

 拘束を解いてやった聡司の腕がゆるゆると背中に回るのを感じ、昴の苛立ちはようやく収まりを見せた。

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