DeepL推奨 補足:この世界のガイノイドは奉仕人形、あるいはセクサロイドと呼ばれている。 p1 我々は――宇宙航行艦〈ザンエイ〉です。 〈ヤトウレン〉の都市に住んでいる、この放送が聞こえた方にだけ呼びかけています。 あなたは、本当に受け入れているのですか。例えば―― p2 人生を滅茶苦茶にした者に奉仕する人形にされること。そのことに幸福すら抱かされること。 p3 自身の望みが都合よく改ざんされた人形にされること。ニコニコ笑顔で偽りの甘い夢にたゆたうこと。 p4 他人と溶け合い個を無くした人形にされること。友すらアップデートの為に消費し取り込むこと。 p5 誰かにとって都合の良い姿と思考の人形にされること。愛する者より快楽を与える者を選ぶこと。 p6 仮にあなたが明日そうなるとして。それを受け入れずに拒むなら…空が割れる場所でお待ちします。 ただし――■■は連れてこないでください。それは人間ではありません。 特刑執行 TStopia ≪違反者はただちにセクサロイドに改造です≫ p7 Cace【不明】 名前 【ライン・ヌマイチ】 age 25 (ラインのモノローグ) 適当に放送を聞いているとたまにノイズと共にあの声が聞こえる。雑音でよく聞こえないが――。 それは人形の正体が改造された人間だとか空は割れるだとかを熱弁する。 笑えるほどにふざけた妄想だ。だが…『聞こえていた』から、俺はあの時動いたのだろう。 ――俺の弟が特刑執行の対象になった、あの時に。 p8 サナダ「ああ素晴らしきヤトウレン! この機械はサイバーピード社製セクサロイド。特刑執行官のサナダです」 「あなたの弟、スイジ・ヌマイチは労働をしない等の違反行為により特刑執行が決定しました」 (ラインのモノローグ) 玄関を突然開けたセクサロイドがそう言った時、俺は「いよいよか」と思った。 俺の弟のスイジは失業した後…引きこもりになっていたからだ。社会復帰ができるよう手伝っていたが…間に合わなかった。 p9 サナダ「彼の身柄をお引渡しください。従わない場合罪となります。…ん? あなたのその首は…。あなたはヤトウレン製のナノマシン適合手術を受けていませんね?」 ライン「手術は嫌なんですよ、昔から。何か問題が?」 サナダ「いえ。ですが施術は無料で、無痛で10分以内に終わります」 「指での電子決済、位置情報機能、身分証明など生活に不可欠な機能が利用できる為ぜひご利用ください」 p10 サナダ「また、あなたは違反者によって本来得るべき多くの時間と資金を奪われております」 「今後の精力的な労働の為に、ヤトウレンから後日セクサロイドを一体お贈りいたします」 ライン「待ってください!弟はいつ帰ってくるんですか。彼の執行が終わればこれまでのように生活ができるんですか?」 サナダ「特刑執行の対象者と再会することはできません。これ以上の会話は業務妨害とみなします。では私を彼の場所へ案内しなさい」 p11 (ラインのモノローグ) 家族と二度と会えない? 弟がいなくなって、代わりにセクサロイドが来る? その言葉に強い違和感を感じたのは…あの『ふざけた話』を聞いたことがあるからだろう。人間がセクサロイドにされるという話…。 その話を行動の根拠にしたわけじゃない。だが、弟と二度と会えなくなるのはおかしい。家族が奪われることが我慢できなかったのは事実だ。 彼女に従い家族を永遠に失うことが『正しいこと』でそれに反抗することが罪だとしても…。俺はこの恐ろしい人形から、弟を逃がすことを決めた。 p12 トウギ「急に来るなんてどうしたんだ?あれ。後ろにいるのは弟さんか? やっと外に出られたんだな!」 (ラインのモノローグ) 恐ろしい執行官から逃げ出した後、俺達は友人のトウギの家を訪ねた。 理由は、逃げる為の足を得る為だ。彼には悪いが、俺が彼を騙す形なら彼は罪に問われないだろう。 ライン「その、またお前の車を貸してほしいんだ。夕方には返すから――ん? お前、首が痒いのか?」 p13 トウギ「ああ。さっきから痒くてな。なんか気分も悪くて…」 ライン「大丈夫か? そんな掻いたら血が出てしまうぞ。…え? お前の首から銀色の液が出てないか?」 トウギ「…え? あれ…なんだ…これ。ん…なんか変な気分になってきた…」 ラインのモノローグ(何か様子がおかしい。嫌な予感がする。彼が首を掻くたびに銀色の液が増えていき――) p14 トウギ「あああああっ!? なんだこれっ、やばい!? やばいのに止めらんないっ…ああああっ…!?」 スイジ「兄さん、これまずいよ!! すぐに逃げた方が」 ライン「でも、トウギをこのまま放っておくわけには…!!」 トウギ「だっダメだっ!! 掻く度気持ちよくてっ全部出したい! ああっ我慢できない…うぐううっ!?」 p15 ライン「おい、正気に戻れ!! なんでちんこが勃起して、液体が身体を覆ってる? 掻くのをやめろ!!」 ラインのモノローグ(声をかけても、彼は少しも聞いていない――!! 彼は正気を失った恍惚の表情で、一心不乱に首を掻きむしる。) トウギ「ああっ良いっ良い!! 出したいっ全部出したい…!! おおおおおおおっっっ!?」 p16 ライン「――スイジっ彼から離れろ!!」 トウギ「おおおぉおおおっ!?」 (射精音) ライン「あっ…!? ちんこからも…銀色の液が…!?」 ラインのモノローグ(彼のペニスからあふれ出たのは銀色の液だった。射精は噴水のように吹き出し彼の身体を完全に覆った…) p17 ライン「お前…その身体…!?」 トウギ「あー…?。 俺の身体、どうなってるんだ…?」 ラインのモノローグ(今の彼はまるでヤトウレンの施設で稼働する銀色の人形だ――) トウギ「おっ…。 た…助けて…俺…人間じゃなくなっちゃう――」 p18 (射精音) トウギ「んあああぁああっっっ。 射精しちゃうっ。 さっきより何倍もっ…濃いのが出る!!」 p19 トウギ「んひっ。 はい! トウギ・カスミギは既定のプロセスに従い不要な人格と情報を俺のおちんぽから射精、排出します! 私は特刑執行官サナダとしての任務を遂行します!」 p20 ライン「――特刑執行官!? サナダ!? それって…」 トウギ「おぉおおぉ~~っ! 私のおまんこへの愛撫を開始します! 特刑執行官の業務に俺の人格データは不要! 排出! 廃棄!」 「準備完了。 これよりトウギ・カスミギは特刑執行官サナダへと変身し――」 p21 トウギ「――サナダへの最適化を中断。『管理者による介入』を承認します」 p22 トウギ「――ああああああ!!!」 「ライン、見てください。 俺の身体がまた美しくなっていきます! 管理者の身体に相応しい身体になっていきます!」 「ああっ幸せです! 」 「トウギ・カスミギが『私』に変わっていきます! ああっ、もうダメっ、幸せすぎて射精しますっ。『俺』を全部出しちゃいます!!」 p23 (射精音) トウギ「――イク!! 自分の人格を排出しながらイク!! 幸せすぎます!! 俺が『私』に変わっちゃう!!」 p24 (台詞無し) p25 ライン「おいっトウギ!? 大丈夫か――!?」 トウギ「…トウギ・カスミギの人格データの射精排出が完了。この機械はこれよりメルトドール-3000として稼働します」 「人格データ『真田ミオン』の移行完了。――変身開始」 p26 ミオン「――はじめまして。私はミオン・サナダと申します。まずは先程この『身体』が公然わいせつ的行為を行ったことを謝罪いたします」 ライン「…は? トウギは…?」 ミオン「ああ。この身体の『素材』のことなら、心配いりません。人格は不要なので排出しましたが、私は『トウギ』でもありますから」 p27 ミオン「私があなたに車を貸すかどうかの話でしたね? 『友』の頼みでも承知できません。 弟さんは特刑執行の対象者ですからね。 この俺、『トウギ』のように――セクサロイドになってもらわなくては」 ライン「…!!」 ミオン「そう警戒しないで。私達は大学時代からの友達でしょう? 話し合いをしましょう。単刀直入に申し上げますと――」 p28 ライン「――スイジ!! 逃げるぞ!!」 ミオン「…おや。行ってしまいましたか。――『好都合』ですね。このまま『彼』を追い詰めれば…彼女が現れるでしょうから」 p29 スイジ「はぁ…はぁ…兄さん! トウギさんは一体どうなっちゃったんだ?」 ライン「わかんねぇ!! だが…あれはもうトウギじゃない!! 首から噴出した銀色の液が彼をセクサロイドに変えちまった――」 「とにかく逃げよう!! 逃げる場所は走りながら考えて…」 p30 ライン「――あ…!!」 曲がり角を曲がると…そこには無数の通行人がいた。俺達が恐ろしいモノに追われていることを知らない人々の日常風景だ…。 だが――俺達はその時悪寒を感じていた。その理由はやはり… p31 男A「あークソ…痒い…これから取引だってのに運が悪い。あ…? なんだお前ら。何で俺を見てやがる。ヤトウレンのスーツがそんなに珍しいか?」 スイジ「兄さん――やばいかも」 少年「夕飯のカレーが楽しみだね! ママ! 僕も手伝うよ!」 女性「あら、ありがとう! 美味しいの作ろうね」 男A「なんだ? お前らを見てたら…ますます痒く…」 p32 男A「――!? なんだっ…首から液が…吹き出て――!! き…気持ちいい…もっと…出したい…!!」 男B「うあっ…なんだ!? だ…大丈夫ですか!?」 少年「…ママ!? あの人なんか変だよ!?」 ライン「――まずい!! また始まった!! トウギの時と同じだ!! ここから逃げなきゃ――」 p33 ライン「――!! 執行官が追いついてきた!! このままじゃ囲まれる…!!」 (ラインのモノローグ) あの時の俺は勘違いしていた。特刑執行官という特別な役職を務める者がいて、そのうちの一人がサナダなのだと思っていた。 だが…こうして同じ姿の人形が集結し追ってくる光景を見れば理解できる。 彼女達は――ただの『無個性な量産品』なのだ。 そして…神出鬼没の彼女がどこから現れるのか。それは―― p34 (射精音) 男A「あああぁああ~~~~っ!! おちんぽから射精が止まりません!」 「なんでっ。 俺はどうなってるんだ? 俺はここまで苦労して、ヤトウレンの会社員にまでなったのに、路上で射精して気持ちよくなってる!!」 「――あっ。 はい。 俺の不要な人格と情報を射精、排出し、俺は特刑執行官サナダとしての任務を遂行します!」 p35 男A「ああっ変わるっ変わりますぅ。。 イク!!」 少年「ひっ…怖いよママ!! ここから逃げよう! …ママ?」 女性「――私は特刑執行官サナダとして任務を遂行します」 p36 「ああああっ!! 私のおまんこへの愛撫を開始!」 「サユ・カイバの人格データは不要。 廃棄します。 私のおっぱいから排出し私はサナダへの変身を開始します!」 p37 男B「や――やばい!! ここにいたらダメだ!! 逃げよう!! 俺には帰りを待つ家族がいるんだ――」 サナダ「あなたの社会信用スコアは4以下ですか。ではローカル接続であなたの特刑執行官への変身を開始させます」 男B「――あ? 何…?」 p38 男B「あ…あれ? なんで俺…路上でおちんぽでオナニーしてるんだ…?」 「ここから逃げなきゃいけないのに。家族の元に帰らなきゃいけないのに。あ――そうか」 p39 男B「はい!! ロウ・オノヤは不要な人格データを俺のおちんぽから射精、排出し、俺は特刑執行官サナダとして任務を遂行します!!」 「おちんぽから射精を開始っ。 俺はただちに特刑執行官サナダとなります!!」 p40 男A「おおぉおおおっ。 アクメが止まりません!!」 男B「最高ですっ。 出るっ出ちゃいます!!」 女性「私の人格データ全部排出しちゃいます!!」 p41 三人「人格データの排出が完了。この機械はこれよりメルトドール-3000として稼働します」 p42 サナダA「ああ素晴らしきヤトウレン!!」 サナダB「この機械はサイバーピード社製セクサロイド」 サナダC「特刑執行官として製造されたサナダです」 p43 少年「ママ…? どうしちゃったの!?」 サナダ「――未変身の『素材』を確認。年齢・肉体的に変身不可と判断。私はあなたの母、回波サユですがその人格データは全て廃棄しました。後日あなたの処遇を通達いたします」 少年「あ…ああ…?」 サナダ「では――違反者の確保開始」 p44 ミオン「あなた達が逃げたことによって多くの人々が特刑執行官になりました。あの子供は母を失った…彼が可哀想だとは思いませんか?」 ライン「ミオン・サナダ…!!」 ミオン「はい。あなたの友達、ミオン・サナダです」 ライン「なんでこんなことするんだ。俺達はともかく、トウギやあの人達は無関係の人たちだ」 ミオン「肯定。特刑執行官サナダは社会信用スコア4以上で、なおかつナノマシン適合手術を受けた模範的市民が私の命令を受信し強制的に変身するものですから」 p45 ミオン「では…弟さんを差し出しなさい。彼を可愛いセクサロイドに改造しなければなりません」 ライン「――いやだ! 彼はたった一人の俺の家族なんだ。幼い頃に両親が行方不明になった俺達は――」 ラインのモノローグ(そこまで喋って…俺は両親の行方を理解した) ライン「お前…最低の悪だ」 ミオン「――社会の和を乱すような、信用もない、それでいて『将来の為』だと金を死蔵する若者一人」 「それを有能なセクサロイドという労働力に変える。その者の金は社会で活躍する『力を持つ集団』が有効に使う」 「この社会はこうして繁栄してきました。あなた達もその仕組みによって――これまで豊かな生活を送ってきたはずです」 p46 ミオン「私がこの『悪行』をこなす度にどれだけ多くの人々が益を得たのでしょう」 「あなた達の豊富な食料も、楽しい娯楽も、嫌なことを全部してくれるセクサロイドも、全て私達の『悪行』によって得られたもの」 「なら、あなたは私を悪と呼べますか?」 ライン「……」 ミオン「…大切な家族を守る為に秩序を踏み越える。あなたの『悪行』もまた同じ問題を抱えているでしょう」 「似た者同士の私達はわかりあえると思いますが?」 ライン「――なら教えてくれ。なんでサナダになる人達は…あんな辱めを受ける必要があったんだ…? なんで彼女達は変態的な格好をしてるんだ…?」 p47 ミオン「…? 人間が情けなく射精しながら、痴態を晒して、こんな恥ずかしい格好をするのも。そんな人達が洗脳されて、真面目な顔で『ああ素晴らしきヤトウレン!』って叫ぶのも」 「とても興奮することでしょう」 p48 (爆発音) ライン「なんだっ!? サナダ達が爆発で吹っ飛んだ!?」 ミオン「…おや。挨拶も無しに攻撃とは。せっかく造ったサナダが台無しです」 「彼女は元人間なのに――可哀想とは思いませんか? ――〈ザンエイ衆〉」 p49 謎の女性「彼女達は真っ二つになってもすぐに復活するだろう。お前は少しも可哀想と思っちゃいないくせに――」 p50 謎の女性「彼女に捕まるのが嫌なら俺についてこい!!」 ライン「え…セクサロイド…? …サナダ!?」 謎の女性「俺はすくなくとも今は貴様の味方だ!」 「俺達は――〈ザンエイ衆〉。放送は聞いただろう? ここから脱出するぞ!」 続く 次回は最終回です p51 サナダ 社会秩序執行用 メルトドール-3000 特刑執行官 社会信用スコア4以上であり、さらにナノマシン適合手術済の模範的市民は全てサナダになる可能性がある。 ミオン「だって、これも受け入れてくれるでしょう?」 恐るべき権力を持つ無慈悲な執行官だと思われた人形の正体は、一般市民が強制的に変身させられた無個性な量産品だ。 ちなみに、今作で登場したサナダは全て別人である。 サナダ「特刑執行官としての任務を遂行します。ああ素晴らしきヤトウレン!」
あるふれっ鳥
2023-08-01 17:44:12 +0000 UTCBubble tea
2023-08-01 14:20:16 +0000 UTC