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ブログ - 「アメリカ人の絵」


※前提として、この記事では、お題を出してくれた方を悪く言うつもりは全くありません。むしろ、私の要望(後述)に応じて追加のお題を書いていただいた親切な方です。お題は悪くありません。

後述するように「解釈に自由度があるお題に対し、無意識のうちに、ステレオタイプに基づいた判断が作品に反映されてしまう」ことが危険なのです。それについて述べます。

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最初のお題

さて、本題。

お題箱で、次のようなお題をいただきました。

embed: odaibako.net

アメリカ人JSのおもらしを見たいです。

「おしっこしたかったけど、言葉が通じずに・・・・・・」みたいな。

というか金髪の洋ロリならどこの国のJSでも大丈夫です。

最初、白人だと思った

私は最初、無意識のうちに白人キャラを想像していました。

でも、どうでしょうか?


…そうですよね。アメリカ人は、白人以外もいます。

ここには、肌の色の情報がありません。

しかし私は無意識のうちに、白人キャラを描こうとしてたのです。


「どこの国のJSでも大丈夫です。」との記述がありますが、冒頭に「アメリカ」と記載があることから、アメリカ人のステレオタイプである白人キャラを意味していると解釈していたのです。あとで気づいてハッとしました。

「アメリカ人=白人」のイメージ、ない?

事実、現時点でアメリカ国民の過半は白人です。とはいえ、黒人やアジア系など、いろいろな方がいます。この事は、皆さんがよくご存知の通りです。「人種のサラダボウル」ってやつですね。


「他の人種もいるでしょ、当たり前じゃん」と本当に思っている方は大丈夫です。

ですが、ステレオタイプは意外と無意識のうちに出てくるもの。知識はあっても、ふと、ステレオタイプが作品や言動に現れることがあるのです。

あなたが絵描きや物書きであれば、ぜひ、作品を見返してみてください。ステレオタイプに基づいた描写はありませんか? 私も、ちょっと怖くなってきました。

SNS上で活動している以上、世界から見られている

ありがたいことに、海外のアカウントから多くの反応、フォローをいただくようになりました。

一方で、例えば「お題箱で白人と指定されているわけではないのに、なんで黒人でも他の人種でもなく白人を描いたの?」と海外アカウントから問われたら、どう答えればよいでしょうか。白人の人口が多いから、という答えで納得するでしょうか。

いまアメリカって本当に人種についてうるさいですからね。日本人が思っているよりはるかに敏感です。(アメリカ行った事ないけど…

仮にここで日本人の絵描きが(お題にないにもかかわらず、欧米人=白人とのステレオタイプのもとに)白人ばかり描いていたらどうでしょうか。私が思うに、海外から見た日本人のイメージに傷がつきます。

「あー、やっぱり日本人は国際感覚ないな、全然分かっちゃいない」

私がその立場だったらそう思います。

「じゃあ、2枚目は黒人、3枚目はアジア系にすればいいのでは…?」

正直、その考えが(ちょっとだけ)頭をよぎったんですよw

でも、それやったらマジでキリがないし。

これでは、自由度の高いお題に対してめちゃくちゃ配慮する必要があるし、まあ…普通に行動として変ですよね。クレーマー対策で支離滅裂な行動をしてる感じ。


ただ、これを打破するのは、とっても簡単。

お題投稿者が「白人プリーズ!」って言いさえすればよい!!

そうですよね。これが今回のケースの結論。お題の時点で「白人を描いてくれ」と言ってくれれば、こちらが白人キャラを描いても「お題に応えただけ」になります。

「アメリカ人」というお題に白人キャラで応えるのが少々問題ありなのであって。

これで、仮に「なんで白人を描いたの?」と問われたとしても、こちらは「お題にそう書いてあるから描いただけ」と答えられます。

(frame embed)


このように私が呼びかけたこともあり、追加で

embed: odaibako.net

こちらとしてはりんふぁさんの絵柄で「金髪で白人さんで青い目の女の子」のおもらしを見たかったのです。


と書いてくれました。これで大丈夫です。

やはり…お題を書いてくれた方も、像は同じでした。つまり、白人、碧眼。

ただ、これを聞き出さずに勝手にこっちの先入観で描くのと、相手が書いたのを確認してから描くのとでは、意味合いが異なるのです。でも、よかった。

OK!

絵描きの側で決めつけてはいけない!!

これがこの記事の核です。

絵描きの側で「あー、アメリカ人の絵が欲しいのね。青い目の白人ロリのこと言ってんだよね、きっと。よし。描くか…」と判断しがちなのですが…


ちょっと待った!!


そこは、本当にその姿の絵を望んでいるのか、一度聞いたほうがいいです。

この場合、最初のお題の時点で「白人」との情報が欠落していました。投稿主の直接の言葉で「白人」との情報を得られるまでは、安易に白人と決めつけることはできません。それこそ、「アメリカ人=白人」のステレオタイプが露呈した瞬間なのです。

お題箱を開いている絵描きさんへ。曖昧なお題に注意!

今回は肌の色についてでした。これ以外にも、問題になりうることがいっぱい隠れているかもしれません。怖いですよね。


本質は、

「解釈に自由度があるお題に対し、無意識のうちに、ステレオタイプに基づいた判断が作品に反映されてしまう」

事です。


まあ、怖がってばかりいてもしょうがないので、一点、気を付ければよいわけです。


曖昧なお題に注意!


ステレオタイプに基づいた補完をしてしまわないように注意が必要です。

お題投稿者は、お題に「見た目以外の情報」がないか確認を!

お題を始め依頼文は、本来、見た目以外の情報は不要です。

絵描きである私があまり口酸っぱく言うのも恐縮なのですが、見た目以外の情報で絵描きを惑わせることの無いように意識した方がよいと思います。

最後に…「地雷」は身近に潜んでいる!

あえて地雷と書きました。こんなことで炎上の火種を作りたくないですよね。

私たち一人ひとりの振る舞いで、国のイメージは変わります。大げさではありません。この事は、絵描きの側も、お題を書く側も、頭の片隅に置いていただけるとありがたいです。

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