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前回はこちら ● 「オラオラオラァッ!!」 「ぐぉぉっ! んぁぁっ!! ぁぁぁぁああっ!!」 ドゴォォォォォオオオッ! グボォォォォォォォッ! ゴウスケの圧倒的なパワーに振り回されるように甚振られ、それでも何とか食い下がろうとするカナメ。 「はっ、まだ諦めねぇのか? しぶてぇガキだな、あぁ!?」 「...
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カナメの申し出た、ボクシングルールでの戦いは、結局圧倒的なフィジカルと実力の差を覆すことができず……、カナメはゴウスケに負け、犯され……ゴウスケに選手の登録を認めさせるというカナメの悲願が果たされることはなかった。
だが、やはり負けたことは悔しく、そして「漢」として認められないというのも、いっぱしの不良を自称するカナメにとっては我慢ならないことで。
「今日は絶対に勝つっ! 俺はここでも戦えるって証明してやるぜ!!」
「はっ、ビビらねぇで再挑戦してきたのだけは褒めてやるよ。わがまま小僧!」
やる気満々に腕をぶんぶんと振るうカナメ。そしてゴウスケは、再びリングの上に立っていた。
二人の勝負の日から数日……、普段「獣王」と称されるチャンピオンであるゴウスケは試合でもそのほかの仕事でも忙しくしている最中なのだが、それでもカナメの再挑戦を特別にゴウスケが引き受けた形だ。
だが、これで負けたら、今度こそ引き下がる。ゴウスケとの約束を呑んで、カナメはもう一度チャンスを得るに至った。
「オラァッ!! カナメ……、まだ俺に勝てるとでも思ってんのか?」
「う、ぐぐ……」
ふとして、ゴウスケがその逞しい上腕を力ませ、そこから伝播するように全身をパンプアップさせ……、早くもカナメを威圧させる。
前回では理解が及ばなかったのだろう、男としての違いを改めて見せつけるように……、ゴウスケは自信に満ちた笑みで、隆々とした肉体美をカナメに見せつける。
「ははははっ!! オラァッ!!
どうだ? このバルクの差はよぉ?」
「う、うるさいっ!! もともとボクシングは苦手だったんだよっ、俺はっ!!」
「ほぉ?」
ゴウスケは自身の鍛え上げた肉体を見せつけながら、カナメの必死な虚勢にニヤついている。
そんな二人の空気は、前回同様、大人が子供とじゃれ合うようなものとなっており……、漢同士が決闘を行う厳めしい雰囲気からは程遠いものとなっている。
「うぐぐ……、ボクシングじゃねぇ、ガチのデスマッチで勝負だ!!」
もはや、後には引けない。ここで選手として登用され、戦う機会が得られれば、自分はもっと強くなれる。なにより不良としても拍が付く。
後輩の中等部連中にさえ、地下格闘技でブイブイ言わせている奴はいくらでもいるのだ。
どんな手を使っても、絶対に勝つ! この人に負けを認めさせてやる!
意気込むカナメに、ゴウスケはやれやれと首を振るのだった……。
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※English version
マゼンタ
2024-07-24 12:30:08 +0000 UTC