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紛争学園 ~シンヤとカツヤの喧嘩マッチ~ 3(+EngVer)

前回はこちら

紛争学園 ~シンヤとカツヤの喧嘩マッチ~ 2(+EngVer)

前回はこちら ●  ドボォォォォオオオッ! グボォォォォォォォッ! 「ぐ、ぉぉっ……がぁぁぁ……っ!!」  シンヤの抵抗を受けきったカツヤは攻勢に転じ、そのままシンヤを追い詰めていく。 「はぁ……はぁ……、オラァッ!!」 「効かねぇんだ、よっ!!」  ドボォォォォオオオッ!  シンヤも必死に抵抗し、カツヤはそれを...




 実力の差は歴然。もちろん、シンヤにとって上級年は基本的に畏怖の対象だ。


 だが、カツヤだけは特別。はるかに格上の男だと理解したうえで……、確固たる信頼があるからこそ本気を出して立ちむかえる、唯一無二の存在だった。



「はぁ……はぁ……! オラァッ!!」


 ドボォォォォオオオッ!


「っ……!」


 されるがままに甚振られていたシンヤ、その反撃のストレートが、カツヤの頬を射抜く。





 見開かれる眼。その眼光にシンヤは一瞬怯むも、拳の構えまでは解かない。


 シンヤにとって、カツヤへの一撃は自画自賛したくなるほどの功績。だが同時に、大したダメージにはなっていないことも理解している。


「ふーっ! ふーっ! どうだ、オラァ……!」


「……シンヤぁっ!!」


 グリュ! グボッ! ドボォォォォオオオッ!


 まぐれの一撃なんかが、カツヤさんに長く通用するはずがない。

 シンヤの考えはその通りで、頭に血が上ったカツヤは咆哮し、シンヤへの攻撃をさらに激しくする。


 ゴッ! バキッ! ガッ! 


「がはっ! がっ! がぁぁ……」


 ボディを見舞い、怯んだ胴体に横蹴りを放つ。シンヤはまた、ロープ際にまで吹き飛び、力なく崩れていく。



「ぐぉっ……がぁぁぁぁ……っ!!」


「オラァッ!! こいや、シンヤぁっ!!」


 ダウンし、キャンバスに崩れたシンヤを見下ろす。


 もっとも関係のなじんだ後輩とはいえ、休ませる気は毛頭なく。逞しく盛り上がった胸を叩き、カツヤが叫ぶ。



「俺の鍛えた後輩が! んなもんで終わるなんざ許さねぇぞ!

 俺に喧嘩売ったんだろうがっ、テメェはよっ!!」






「ふーっ! ふーっ!」


 その言葉に偽りはない。シンヤもとにかく、カツヤの期待を裏切りたくなかった。


 ここまでくれば、もはや拳で決着をつけるほかない。半端な気持ちの謝罪など水を差すだけだろう。



「オラァッ!!」


 ドボォォォォオオオッ! グボォォォォォォォッ!


「ぐっ……がぁぁぁぁあああ……っ!!」


 ドガッ! バキッ! グボッ!


 幾度となく、カツヤに殴り倒されながらも、シンヤは立ち上がり、猛然とカツヤに挑みかかる。


 お互いの肉体を容赦なく打ち合う音が、二人きりのリングにしばらく響いた……。



次回はこちら

紛争学園 ~シンヤとカツヤの喧嘩マッチ~ 4(+EngVer)

前回はこちら ● 「はぁ……はぁ……!」 「なかなか耐えるじゃねぇか……シンヤぁ……!」  肉薄し、壮絶に殴りあう。その時間が長く続いていること自体、カツヤにとっては驚きだった。  シンヤが強くなっているということで、普段なら、もろ手を挙げて喜ぶような状況。だが、今さらシンヤがしっぽを振るような態度はとりたく...




※English version





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