「お姉さ〜ん!こんにちわ〜!」 「はいはーい!おっ!人間くん!」 とあるアパートの二階。 扉を開けて自分より歳の若い男子学生を出迎えるのは、猫の特徴を持った獣人の女性。 ジーパンと縦セーターというラフな格好によって浮かび上がる、華奢ながら健康的な肉付きのボディラインに加え、モフ症には堪らない揺れ動くもふもふの尻尾と猫耳、彼女の整った美しい猫顔、そして、獣人特有の高い身長が相まって、すれ違う人が、無意識に振り向いてしまう程の魅力を醸し出している。 「今日はどうする?お風呂にする?ご飯にする?それとも…」ニヤニヤ 「もう!揶揄わないでくださいよ!」 「ごめんってw!反応が面白くてさ!ゲームしに来たんでしょ?ほら、あがって!」 今日もお姉さんの家に遊びに来た。 教育バカの毒親に、放課後は友達の家で勉強すると嘘をつき、わざわざ、家から歩いて数十分の場所にある、彼女の部屋の扉を叩いた。 「好きにやってていいよ〜!あ、人間くん何飲む?牛乳でいい?」 「じゃあ牛乳で!って、お姉さんの冷蔵庫、牛乳しかないじゃないですか!」 今思えば、最初の頃と比べて、僕とお姉さんの距離感は相当縮まっただろう。 こうやって冗談を言い合える仲というのは、気を使わなくて楽なものだ。 お姉さんとは赤の他人である僕が、それ程の関係になるまで、この部屋に通い詰める理由。それは、お姉さんが持っているゲーム機と漫画である。 「人間くん、またそれやってるの?昨日買った、この新作やろうよ〜」 「そっちは、これをクリアしてからやりたいんです…あと、もうちょっとなので…っ…」 お姉さんは、目の前の白いテーブルに、牛乳の入ったマグカップを二つ置くと、僕の背中へしなだれかかるように座り、肩に頭を置いた。 「ちょっ…お姉さん……」 「いいじゃんちょっとくらい〜!ゲームやらせてやってんだろ〜!うりゃうりゃ〜!」 肩にかかる、ショートヘアの艶めく髪からふんわりと香る、シャンプーの甘い匂い。 背中から感じるのは、獣人らしい高い体温と押しつぶされる二つの感触。 僕を抱き締めるように巻かれた腕の力は、その細腕からは想像もできないほど強く、彼女に包まれているような感覚を覚える。 懐いてくれている…という言い方は失礼かもしれないが、いかんせん距離感が近すぎる気がする。 猫という生き物は、もっとこう…ツンデレ的な性格ではないのか…? お姉さんは自分は一人っ子と言っていたので、僕のことを弟のような感覚で接しているのかもしれないが… 「やっ、やめ…くすぐったい……」 「ほらほら〜集中、集中〜」ニヤニヤ お姉さんが自身の猫耳を僕の顔に近づけ、顔の周りでピコピコと動かしてくる。 モフモフの猫耳が鼻の辺りを触れる度に、物凄くくすぐったくて、つい、手元がぶれてしまう。 お姉さんはよく、この通称”耳ピコ”をしてくるのだが、彼女の言うとおり、僕は、ゲームをタダで遊ばせてもらったり、漫画を読ませてもらったりしているので、文句を言える立場にない。 よって日々、お姉さんに何をされてもされるがまま。代償に特に何かを求めてくる事も無いので、これくらいは好きにさせてあげようと思っている。 ─────────────────── 二時間後、構ってくれと言わんばかりに、服の上から、尻尾の先端でおへそをクリクリされている中、ホーム画面に戻り、ゲームを終了させた。 「あれ?もう帰っちゃうの?まだ一章も終わってないけど……」 「すみません、そろそろ帰らないと、親に怪しまれちゃうので…」 時刻は六時過ぎ…帰る時間も見込んで、これ以上は、勉強していた…という理由だけであの毒親を騙すのは無理がある。 七時には帰ってくるように言われているし、この辺りで帰るとしよう… 「あぁ…例のご両親ね?。人間くんも大変だね。夜逃げすれば良いのに」 「そういう訳にはいきませんよ。あんなんでも一応、生活の面倒は見てくれてますし…よいしょっと……」 眠くなるような、柔らかく暖かい抱擁から抜け出し、帰るために立ち上がったところ、お姉さんが尻尾を伸ばして、足首に巻き付けてきた。 「あ!じゃあさ!私と一緒にここ住む?!毎日好きな時間までゲームし放題!漫画も読み放題!」 「えっ…」 「駅も近いから、毎日夜ふかししても大丈夫!サブスクも大体揃ってるよ!どうかな?人間くんとしても、悪い話じゃ無いと思うんだけどな〜?」キュッ 大変魅力的な提案。 毒親から解放されるだけでは飽き足らず、この先、無限に好きな事を、好きな時間に、好きなだけ遊べるというのは、自分が今一番に欲している事である。 だが、現状の自分は未だ未成年で学生。 一人では何も出来ず、人生を捨てる覚悟で家出でも決行しなければ、あの毒親に養って貰わないと生きていけないのである。 勿論、僕にそんなことをする勇気や、したいという意志は存在しない。 仲は良いが、お姉さんの事を詳しく知っている訳ではないし… もし、何か間違いが起きてしまって、お姉さんの部屋に来れなくなったりでもしたら、唯一の楽しみが消えてしまう…正直それだけは避けたい。 「いやぁ〜流石に同棲はまずいですよ!それじゃ、また明日来るので!」 「そっか〜。分かった!じゃ、また明日おいで!牛乳用意しとくね!ばいば〜い!」 部屋を出たあとも、窓からこちらの様子を見て、笑顔で手を振ってくれるお姉さん。 彼女が、他人のお姉さんじゃなくて、本当に僕のお姉ちゃんだったら良かったのになぁ……はぁ…そんな事考えても意味無いや。怒られない内に早く帰ろう…… ─────────────────── ──次の日── 「うわー…結構降ってきたな……」 休日、朝からお姉さんの部屋に行って満足するまでゲームをしようと思い、早めに家を出たところ、丁度、家とお姉さんの部屋の間くらいの所で雨が降ってきた。 丁度、目の前にあったコンビニへ駆け込み、雨宿りをして、雨が止むのを待つが、全くと言ってよいほど止む気配が無い。 朝のニュースでは40%と表示されていたが、ここまで強く降るとは……運悪く、ここのコンビニに置いてある傘や雨具は全て売り切れ。 家まで戻るのも面倒だし…お姉さん、部屋でシャワー浴びさせてくれないかな…… でも、突然ずぶ濡れの状態で行ったら迷惑かも…電話してみるか…… 「あれ…出ないな……」 おかしい…いつもは2コール以内に電話に出るはずのお姉さんが全く出ない。 寝ているのだろうか…うーん…まぁ、いいや…お姉さんなら突然行っても許してくれるだろう。 変えの服だって、お姉さんの方が身長高いし、僕が着れる服の一枚や二枚あるはずだ。 思い立ったが吉日、僕はコンビニを飛び出し、お姉さんの部屋に向かって走った。 お姉さんの部屋まで一番近い道順の間に、屋根がある建物やコンビニが無い為、降り注ぐ豪雨を防ぐことができない。 気づいたときには全身がびちゃびちゃに濡れていて、衣服がじっとりと肌にあたる感覚が気持ち悪い… 10分ほどの全力疾走の後、僕はお姉さんの部屋まで辿り着いた。 「お姉さ〜ん?おーい!あれ…おかしいなぁ…いないのかな?」 案の定、インターホンを押しても、ドアを叩いてもお姉さんは出てこない。 お姉さんは、基本、スマホの通知には爆速で反応するのだが、半年に一回ほど、今と同じように、メールにも電話にも反応しない時がある。 去年もこういう日があった。 メールも電話も、お姉さんからの反応が一週間も無かったので、何かあったのではないか…と心配し、部屋を訪ねたら、インターホン越しに『ふーっ♡ごっ、ごめんね…私、今ちょっと風邪気味だから…移しちゃうといけないから…』と言っていた。 今回も同じようなものだろうか…獣人は人間と身体の作りが違う為、風邪を引くと動けなくなるとかあるかもしれない。 それなら、お見舞い程度に、先程コンビニにてゲームのお供として買った、サイダーとお菓子を置いていくことにしよう。 そう思って、ドアノブに手をかけた時だった。 「あれ…鍵開いてる…」 扉の向こうは真っ暗で何だか不気味だった。それなのに、リビングルームに繋がる引き戸から、まるで、獣が威嚇しているかのような鈍い唸り声が廊下全体に響きわたっている。 「お姉さん?」 相変わらず反応は無い。 せめて、お姉さんの様子だけでも見て、帰ることにしよう。 お姉さんと僕との仲だし、許可無く勝手に入った事は、後で真剣に謝れば許してくれるはずだ。 最悪、何でもするから!とか言えば、『え、なんでも〜?どうしよっかな〜』と言って、ニコニコ笑いながらイタズラくらいで済ましてくれるだろう。 玄関からリビングルームへ歩みを進める度、大きく、そしてはっきりと聞こえてくる唸り声。 「お姉さん?入りますよ?」 多分だが、リビングルームにお姉さんはいると思う。この、引き戸の向こうから、聞きにくいがボソボソとお姉さんが何かを呟いてる音がする。 そんなに酷いのか…?風邪を移されたりでもしたら流石に…… いや、そんな時こそ僕がやるべきだ。 日々、無料でゲームや漫画を楽しませてもらっている分、せめて濡れタオルくらいは用意してあげるべきだろう。 というか、僕も全身びしょ濡れなので、シャワーと着替えを借りたいし… 「お姉さん?開けますよ〜?じゃ、失礼しま…う”っ”っ…」 リビングルームの扉を開けた瞬間、むせるほどの、甘ったるい獣の匂いが僕の身体を突き抜けた。 今日のジメジメした湿度の高さと相まって、リビングルームはとても蒸し暑く、ここにいるだけで、汗が流れ出てきそうなくらいだ。 そして、肝心のお姉さんは、カーペットの上で大きめのブランケットを被ってうずくまっていた。 高身長のせいでお尻の部分だけ突き出ているようにも見える。 「お姉さん?大丈夫ですか?」 「う”ぅ”っあっ”…はーっ…ぐちゅ…ぐぅる”る”る”っ”…うぐっぁ…あっ…くちゅっ…くちゅちゅっ…んぁっ…いっ…///」 モジモジ動くお姉さんから聞こえてくるのは、玄関にまで響いていた獣のような唸り声と水面を叩くような水音…… 「んぁっ…くちゅっちゅ…ぁっ…人間くんっ…人間くんっ…あぁっ…びちゅっ…おかっ…したぃ…ぐちゅっっ…んぎっ…んんっ…んぁぁっ…いっ…///」 水音の勢いは増すばかり。先程から、お姉さんの発する声が唸り声から、喘ぐような声に変化しているような気がする。 これは、もしかして……そう思った時、お姉さんの身体が大きく震えた。 お姉さんの動きは静止し、先程までの声は収まった。今、部屋に響くのは、ポタリと水滴が落ちるような水音のみ。 落ち着いた今ならば、お姉さんと話ができるかもしれない。 取り敢えずシャワーを借りよう。身体が冷えて風邪を引いてしまいそうだ。 「あの…お姉さん?」 「ぴゃっ!!!……ぇ、人間くん…?」 近くで声をかけた途端、ブランケットに包まるお姉さんの身体がビクッ!と震え、それと同時に、今まで聞いたことないような可愛い声が聞こえてきた。 ブランケットの中でお姉さんがモゾモゾと動き出し、端っこから頭だけを出して、こちらを見つめてくる。 「ぇ…えっと……なんでいるの?…///」 「ごめんなさい…ちょっと雨で濡れちゃって…シャワー借りたくて…その……」 お姉さんの顔は猫耳まで赤く、額は発汗していた。息も荒く、心なしか苦しそうだ。 「あっ、シャワーね!いいよ!行っておいで!私も後で行くから!」 「ありがとうございます、それじゃ…」 お姉さんの言葉遣いに若干の違和感を感じつつも、絶対アレしてたんだろうな…という確信からくる気まずさから、僕は急ぎ足で浴室へと向かった。 ──────────────────── 「やっぱりお姉さん…あれ…///」 暖かいシャワーを浴びると、冷えからくる震えと鳥肌が収まった。 身体が温まり、気持ちがリラックスすると、先程の光景がフラッシュバックしてくる。 お姉さんも自慰行為とかするんだな…と、失礼な事を考えてしまう。普段は、おちゃらけてる感じだから、そのギャップも相まって、なんかこう…… いやいや、駄目だ…お姉さんでそういう事考えるのは良くない… そういえば先日、友人が話していた。『なぁ、知ってるか?動物には発情期があるように、獣人にも発情期があるんだぜ!』 また、こうも言っていた。『発情期の獣人は普段と違って、自分で欲求を抑えることができないから、お前も、仲が良かったり、元々距離感が近い獣人が周りにいたら気をつけるべきだぞ…まぁ、俺は油断したせいで今の彼女に食われたんだけどな…わはは』と… 今の僕って、ひょっとしなくても、相当ヤバイ状況なのでは? 流石にあんな綺麗なお姉さんが、僕なんかに…いや、油断は禁物だ。あいつもそう思って油断していたらパクッと食われたんだ。 ゲームや漫画は凄く惜しいが、今日の所は諦めて帰ろう。 毎日、首に新しい歯形をつけて登校して来るアイツのようにはなりたくない。 早くシャワーを浴びてここを出よう。そうだ、これから友達の家に行く予定で…と言えば、流石のお姉さんも僕を引き留めることは出来ないだろう。 そう思って、シャワーを止めた時だった。 バァン!!!!!!!!! 「ふーっ…ふーっ……///」 突然、浴室の扉が勢い良く開かれた。 「えっ…お、お姉さ…ん…?」 僕は、何年も前から、お姉さんの部屋に通っている為、今まで色々なハプニングがあった。それでも尚、シャワーを浴びている時に、全裸のお姉さんが凸ってくるなんてことは無かった。 というか、お姉さんは自身の裸体が見られることを嫌っていたはず…… 先週も、僕がいる事を忘れて、洗面所から全裸で出てきては、ぴゃっ!っと可愛い声を上げて物陰に隠れていたし…… 多分…いや、きっとお姉さんは発情期なんだ…。身近に男性が僕しかいないからこういう行動に出てしまっただけで、ちゃんと話し合えば、お姉さんならきっと…… 「あ、お姉さんもシャワーですか?丁度良かった…僕もう……」 「そうだね。丁度良かった…」 「ど、どうしたんですかお姉さん。ちょっと様子が……」 全裸を恥じることも無く、ゆっくりと獲物を追い詰めるように、浴室の中へ入ってくるお姉さん。 獣にとって、狭い浴室は絶好の狩場である。餌には逃げる為のルートも隠れる為のスペースも存在しない。 「お姉さん?あの…っ…んむっ!!!」 んちゅっ…んんむっ…んりゅっ…むっ…… 浴室の壁に押し付けられると、今度は、頭を抑えられ、強引なキスをされる。 僕の口中へ強引に長い舌をねじ込むと、歯をなぞるように動いたり、喉奥に入れたり抜いたりを繰り返している。 獲物をにがさぬよう、股の間に足を入れ、尻尾を腹に巻きつけ、脇を通して頭を掴み、濃厚なキスをする姿はまさに捕食。 もっと舌かりゃめろっ…んちゅっ…じゅるるるるっ、りゅっっ ぶちゅっ…ぢゅうぅっっ 舌をねじ込まれてから、体感で五分くらいだろうか。その間、一度も唇は離れる事無く、そのキスは更に濃厚なモノへと変わってゆく。 お姉さんの長い猫舌に口の中を蹂躙され、呼吸がうまくできない。次第に息が途切れ、苦しくなり、視界がぼんやりと… 「ちゅ〜〜〜〜っ”❤んはっ❤…えへへっ…ごちそうさま❤」 僕はお姉さんとの濃厚なキスで呼吸が出来ず、ほぼ酸欠になっていた。 その為、お姉さんが口を離し、同時に股の間に入れていた足をどかした途端、その場に立っていることができず、姿勢を崩し、床に座り込んでしまった。 息苦しさの中、足りない酸素を補おうと心臓の動きが早まり、呼吸が速く、そして深くなっている。 目の前に立つお姉さんは、未だ満足じゃないと言わんばかりの笑顔を浮かべ、股からポタポタと粘性の液体を垂らしている。 どうにか逃げることは出来ないか…それには、まずお姉さんを落ち着かせる所から始めないといけない… 「はぁ…はぁ……お姉さん…駄目ですって…こんなの…正気戻って……」 「は…?💢💢💢」 その瞬間、先程までぬるま湯のように温かく湿っぽかった浴室の空気が、氷のように冷たくなった気がした。 ニヤニヤと笑っていた顔はどこへやら、目の前に立つお姉さんは、無表情で冷たい目を僕に向けている。 「駄目って何?正気ってどういうこと?ねぇ、人間くん💢💢」 「あがっ…ぐぁっ…っ……」 お姉さんに首を掴まれ、そのままの勢いで壁に押し付けられ、軽々と持ち上げられる。 この細腕の何処にこんな力が眠っているのか…そう思える程に、お姉さんの力は強く、重さを感じる素振りすら見せない。 先程と違い、今度は完全に呼吸が出来ず、たった数秒で目がチカチカしてきて、ジタバタと暴れ回る手足も、徐々に力を失ってゆく。 お互いの鼻と鼻がくっつきそうなほど、顔を近づけ、僕の目を見据えるお姉さん。 人間と獣人の圧倒的な力の差を体感し、恐怖で身体が震えてしまう。 「いっつも好き放題させてくれるのって私のこと好きだからじゃないの?ねぇ?!💢」 「ちっ、ちがっ……」 「何が違うんだよ💢そんなエロい身体で毎日誘惑しやがって💢」 「ぐっ、ぐるじぃ…はなじでっ……」 「黙れ💢ふーっ💢ふーっ💢分からせてやる💢こっち来い💢」 「ごぇっ”…ぇぅっ…や、めっ……」 手足をバタバタさせるが意味は無い。お姉さんの足取りは、約50kgの身体を持ち上げているとは思えない程に軽やかだ。 抵抗も説得も虚しく、お姉さんに寝室へと連れ込まれてしまった。 お姉さんが寝室の扉を開けた瞬間、濃いお姉さんの匂いに襲われた。 「がはっ…ぁっ…ぅぇっ……」 「これでもう逃げられないぞ💢」 ベットの上に組み伏せられた僕に逃げ場は無い。 四方八方から香るお姉さんの匂い。普段の花のような香りに、身体を興奮させるような発情臭が混ざり込み、嫌でも身体が反応してしまう。 「やだっ、いやぁっ……」 「うるさい💢うるさい💢うるさい💢うるさい💢毎日無防備に誘惑しやがって💢……ふーっ💢子宮ムカつく💢舌出せ💢獣人様に舌差し出せ💢」 「んむぅっ…んちゅぅっ…んむむむっ…」 我を忘れるほどに激昂、そして興奮するほどに発情した獣人にとって、キスなど気休めにすらならない。 それでも尚、既に手中にある獲物に対し、こうしてキスを強要するのは、猫系獣人の産まれ持った性質に他ならない。 柔らかくすべすべした健康的な肉体でプレスされながら、ザラザラとした舌で口内を蹂躙され続ける。一方的な性欲の押し付け、獲物の尊厳を破壊していくレイプである。 「どうせ私のこと、ゲームやらせてくれるだけの喪女とか思ってたんだろ💢絶対逃さないからな💢こら、逃げんなっ💢こっち向け💢」 被害妄想を膨らませ、自分の情欲をかきたたせるお姉さんに、恐怖が溢れ出して来る。 それなのに、上下から香る濃い匂いと、甘く乱暴なキスによって、身体は興奮し、お姉さんに自分の種を吐き出してやろうと、今までにないくらい反応してしまった。 すべすべのお腹にブチ当たる硬く熱いモノにお姉さんの身体は気付いたようで、今すぐにでも繋がれるよう、ローションの代わりとなる液体を大量に分泌する。 「怯えた顔エッロ💢そうやって他のメスの子宮も苛つかせて来たんだろ💢ホントは喜んでるの分かってんだからな💢オスガキ分からせる💢犯す💢犯す💢犯す💢犯す💢犯す💢犯す💢……うぎゅっ…❤❤❤❤❤」 お姉さんは僕の肉棒をわし掴み、自分の性器へと押し入れた。 奥まで一気に挿入され、肉棒の先が子宮口へ押し付けられた瞬間、お姉さんの身体がビクリと震えた。 「ん”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉっっっっつつつ!!!!!❤❤❤❤❤❤❤❤❤」 ぶしゅっ❤ ぶしゅしゅしゅっっ❤❤❤ 吹き出す大量の潮。ベットの上にはしょっぱい水溜りを作り、部屋の中に充満するお姉さんの香りを更に濃くさせる。 「ふーっ💢ふーっ💢」 荒い息を吐き、呼吸を整えようとするお姉さん。今交わっているオスをツガイと認めたお姉さんの細胞は、性器を引き抜かせまいと膣内の収縮を始め、柔らかく筋肉質な太ももで僕の身体を力強く挟み込んだ。 ぱちゅっ❤ どちゅっ❤ ぷちゅっ❤ お姉さんの腰はゆっくりと動き出し、パンパンと上下に叩きつけたり、グリグリと左右に擦りつけたりして、獲物の射精準備を始めさせる。 「人間くん❤人間くん❤絶対逃さない❤しゅきっ❤しゅきっ❤子供の種出せ❤私を孕ませろ❤私のツガイになれ❤」 ぱんっ❤ぱんっ❤ぱんっ❤ぱんっ❤ 耳元で愛声を囁きながら、獲物に対し射精を促してゆく。 優しかった腰の動きは徐々に乱暴なものへと変わる。 「学生証抑えてんだからな❤もう私からは逃げられないんだ❤お前の人生寄越せ❤だせっ❤だせっ❤結婚射精しろっ❤」 早く抜かないと逃げられなくなる…そう思っているのに、彼女の身体は僕を完全に抑えつけ、子宮口は吐き出される子種を全て飲み込もうと、肉棒への吸い付きを強める。 完全に詰みの状態。そうして、僕の身体は細胞レベルで敗北を認めてしまい…… どびゅっ❤びゅるるるっ❤どぷっとぷっ❤ 「あぅっ…あっ…あぁっ……」 簡単に射精してしまった。 今まで生きてきた人生の中で、一番の量。まるで、目の前のメスを絶対に孕ませてやると言わんばかりに…… 射精の瞬間、お姉さんは僕の身体に爪を立て、抱き着いていた。 そこから、すぐに起き上がり、久しぶりに餌を手に入れた肉食獣のような顔で、僕の身体を舐め続けている。 コイツは私のオス、私がツバをつけたオスなんだと言わんばかりに、じっとり、ねっとりとマーキングを丁寧に隅々まで… こうなってしまってはもう戻ることはでき無い。 ふわふわと身体が浮くような種付けの余韻に浸りながら、僕は意識を手放した。 ──────────────────── ピンポーン…ガチャッ… 「おっ、やっと来た❤メールした時間より一分遅刻だね❤」 「そんなに汗垂らして…走ってきたのかな?❤…れろぉっ❤うん❤美味しいね人間くんの汗❤」 「取り敢えず、一分遅刻したから一時間のお仕置きだね❤」 「あの時、約束したよね?こらっ、また逃げようとする❤❤❤」 「ハメ撮りネットに晒されたいの?❤嫌だよね?❤ご両親厳しいもんね❤❤」 「君のご両親、大切に育てた一人息子が、友達と勉強するって嘘ついて、獣人のお姉さんとセックスしてるって知ったらどうなるかな❤❤❤」 「まぁ入りなよ❤ここだと誰かに見られちゃうよ❤❤大丈夫、お仕置きの後は、ちゃんとゲームやらせてあげるから❤」 バタンッ……カチッ………
機龍弐式
2024-01-31 00:35:35 +0000 UTC