*過去にファンティア(閉鎖中)のみにて掲載していた作品となります。あらかじめご了承下さい。(若干の修正を加えております・全4話) 1・バナナ型ペニスケース 「あれ? 志水さぁ、妙にモッコリしてなくね?」 「お! 気づいちまったか? 湯原にだけ教えてやるよ。実はさ、股間にパッドを入れてんだよ」 「なんでまた、そんなもんを……」 「セックスアピールに決まってるだろ? 実物は標準サイズでも『大きいブツ持ってるな』って思ってもらえた方がお得だと俺は気付いたのさ」 「なんだ。単なる見栄か」 「見栄でも何でもモテりゃOKじゃん。それに見栄だけじゃねぇんだよ。パッドを入れてりゃチンポジがばっちり決まって動きやすいんだ。 それにな、こいつが一番重要なんだが、前より男としての自信がついて気分が前向きになった」 と、言う会話をダチの志水としたのが先週。 あの時は「単なる見栄か」と志水を馬鹿にしたけれど、内心はかなり惹かれていた。 股間が少しだけ張って盛り上がっただけの姿なのに、どこかしら「雄」としてのカッコ良さ、魅力とかがアップしていてさ。 ま、素直に「良いな」と羨ましく思っちまった訳で。 俺だってもっと男としての自信と前向きな精神を手に入れたい野郎の一人なのだ。 ネットで調べてみれば股間に着けるパッドには色々あるのが分かる。 ダチにどれを選んだのか聞いてみたい気持ちにもなったけど、「なんだぁ、やっぱ湯原も見栄、張りたいんじゃん?」 と、嗤われるのが目に見えるので自力で良さげなのを選ぶ事にした。 有名なスポーツメーカーからあまり聞いた事の無い業者まで、いくつものサイトを巡っている内に「アダルト」なショップのページまで開いていく。 そうして股間にあてがうパッドとは全く関係の無いエログッズなんかも目にしていると、どんどんと脱線して卑猥な気分を膨らませていた。 「うおお!? こ、コイツは気持ち良さそうなオナホ……。うう、パッドは止めてオナホをゲットするのも有りだよなぁ」 しかし、気分に流されずちゃんと股間パッドの検討に戻り、我慢して意識を本筋に戻した俺は、とある通販サイトに辿り着いた。 【蒸れない! ずれない! 着け心地抜群のペニスケース! 『バナナ』新登場!】 「ペニスケース、って表記だけど、画像を見る限りまんま黄色いバナナもどきって言うか、細身のファールカップと言うか、かなりスリムな股間パッドだなぁ」 【今ならお試し価格! 1000円(税込み)でのご提供!】 「おおリーズナブル、この値段なら……」 【この商品の最終お申込み受付は○月×日、午前0時まで! お急ぎください!!】 「○月の×日って今日だよな、って今何時だ? ――って! もうすぐ0時じゃん!」 千円で買える締め切り五分前だった。 俺は急いで『バナナ』をカートに入れ、お届け先住所や名前などの必要情報を打ち込んだ。 「よし、間に合ったぜ。後は到着を待つだけだな」 【お買い上げありがとうございます! 速やかに発送させて頂きますので楽しみにお待ちください】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 注文した商品は次の日の朝に届いた。 「超早いな。申し込んでからたったの9時間で届くなんて。人手が不足してるってのに運送会社さんに負担をかけちまった」 とは言え、素早くゲットできて正直嬉しい。 バナナ型ペニスケース、商品名・『バナナ』 封筒から取り出し巻かれていた緩衝材を外せば、更に厚手の透明ビニールで圧着パックされていた。 大きさは縦に20cmくらい、上下の両端が細く中間の最も太いところで幅5cmほど。 商品の名の通り黄色く熟したバナナに似て、弓なりに湾曲している。 そして、内側は舟のように凹んでいて、その凹みにチンポやタマを収める構造だ。 圧着パックのビニールを破って中身を取り出す。 モワァ、と独特の香りが鼻に届く。 何だろうな? ゴムとかシリコンのような化学的なヤツではなく、生物由来の甘ったるいフレーバーが混ざったニオイ……。 さほど良い香りでは無いのだが、どうしてだか思いっきり嗅ぎたくなる。 何度か吸い込んで堪能しているといつの間にか香りを感じなくなっていた。その代わりに俺のチンポが激しく勃起し部屋着のスウェットパンツをビィン! と高く尖らせている。 「やっべ。着ける前から興奮してたんじゃ、まるで変態だ」 先走って盛り上がっていた俺とは違い表面がツヤツヤな『バナナ』は、照明を照り返して光沢のある輝きを静かに放っている。 硬い手触りで金属的な印象を受けるものの見た目とは裏腹に凄く軽い。例えるなら貝殻を手に乗せている程度しか感じられない。 チンポは勃起してしまったが、まずは使用感を確かめておかないと。 『バナナ』を右手に持ったままスウェットパンツを脱ぎ、ボクブリ一丁のパンいちになって股間にあてがおうとすると、『バナナ』の「船底」の部分に張り付いていた小さな説明書がパラッと落ちてきた。 「えー、なになに? 『バナナ』を使用する場合、下着など何も着けず直接肌と密着させてくれ? その前に、20回程度『バナナ』本体を優しく扱いて下さい、って? 使用後の洗浄やお手入れは一切不要? ふうん……、洗わないで良いってのは助かるけど、場所が場所だけに不衛生じゃないか?」 理由はどうあれ肌に密着させろと説明書にあるのでパンツも脱いで下半身だけ裸になった。 それと、使用後はともかく使用前の準備として扱いてくれ、とも書かれてあるので説明書の通りにする。 チンポをシコるみたいにシコシコと『バナナ』を扱く。 すると、甘ったるい香りがまたもや放出され、硬かった『バナナ』が柔らかくなった。 しかも、内側の凹みの中にじわじわとゼリーのようなジェルが滲み出してくるではないか! 「お? おお~、凄ぇ! こりゃどうなってんだ?」 さらに驚いたのは、ムクムクとサイズが大きくなり、20cm程度だった長さが25cmに、太さも一回り大きくなって2cmくらい幅が太くなった事だ。 さらにしばらく扱き続けていたがそれ以上の変化は無い。 なるほど。準備はこれで整ったようだ。 「んでは、いよいよ装着、っと――ぅあ!? ふおおお!」 『バナナ』の内側にタマごとチンポを鎮め、股間にグッと押しつける。 ジェルがヌチュウと音を立てて竿と玉袋のすき間を埋め、俺のムスコを丸ごとすっぽり包み込んだ。 てか、チンポに近づけただけで『バナナ』が勝手に動いてチンポを飲み込んだような気がしたんだが……。 まぁ、単なる気のせいだろう。 それよりも―― 「やべ……、着けただけなのに、すんげぇ気持ちいい……」 ローションをたっぷり注ぎこんだオナホみたいな快感にチンポがしっかり反応して、勃起がますます激しくなった。 ――Banana Planting Start―― 「へ? な、なんだ、今のは」 英単語がパッと視界に浮かんですぐに消えた。変だな、と目をこすったがもう文字は見えない。 他には異常が無さそうなので気にしないで置こう。 そんな事より、押し当てていた右手を外してみたが『バナナ』はびくともせず、しっかり股間に貼り付いている。 中に染み出たジェルが接着剤のような役割を果たしているんだろう。 大股で歩いてみても全くずれない。着け心地抜群、と言う謳い文句も嘘じゃなかったようだ。 「けど、小便したくなった時に一々ジェルを拭きとらなくちゃダメだよな? そっちのが面倒……って? ぬほおっ!?」 『バナナ』がいきなりチンポをグチュウと揉み込んだ。 俺は一切触れていない。『バナナ』そのものが動いて俺のチンポを―― 「んひ!? っく! うぐぅ! あっ! ちょ、ちょっと! うわ! ど、どうなってんだよぉ!」 ――グチュグチュしゃぶり、揉み、扱き、ジュブジュブ舐め、亀頭やタマを捏ね始めたのだ! 「ああっ! ちょっ! すっげ! 気持ちイイッ、……って感じてる場合じゃねぇ! 何なんだコイツは! ぬふぉおお!」 ただの股間パッド、いや、ペニスケースとしてだってあり得ない「動き」に驚き、俺はすぐに『バナナ』を剥がそうとした。 だが―― 「くっそ! 外れねぇっ!? ぬぁ! うぉ! ッン゛ン゛ーーッ!」 外側から見る分には股間に貼り付いた黄色いペニスケースがビクビクと震えているだけなのだが、 内側は生き物のようにウネウネ激しく動いて俺のチンポを扱きまくり、グチュグチュ、ジュブジュブ、ニュブニュブ責め上げる。 「っふあああ! キモチ良いひぃぃっ! す、凄ぇぇぇぇ! 外れない、とか! もう! もうっ!」 ぐんぐん登り詰めていく快感の前にはどうでも良くなってきた。 一気に込み上がって来る射精感。このままでは『バナナ』の中でぶっ放してしまう! でも、……クソォッ! やっぱり外れねぇ! だったら、もう、仕方ねぇ! 「ぅあ! イク! 着けたまんまで! ィク! イっちまうっ!」 ドビュ! ビュクク! ドッビュゥッ! ドクドク……ブビュ! ビュクク! ドビュルル! 見えてはいないが確実に、いつものオナニーの何倍もの精液が出ている。昨日もちゃんと抜いてから寝たってのに。 オナ禁した後よりも量が多いんじゃないか? さすがにこんだけ大量にぶっ放したら皮膚との隙間からこぼれてくるだろうな、と覚悟していたがまったく漏れて来ない。 「……マジ?」 しかも、俺のチンポはいまだ萎えずに『バナナ』の中でビンビンのままだ。 「……あんだけイったのに?」 頭の中が「?」で一杯になっていたが、ペニスケース『バナナ』の本当の凄さ、有り得ない「真価」はこの先に現れたのだ。
鷹取リュウゴ
2025-09-23 13:59:52 +0000 UTC般若
2025-09-23 08:31:52 +0000 UTC