13ほとんど同時に現れるモノ 水曜は特に記憶に残るような事は何も無く淡々と仕事を終え、帰宅後は13本目の『ボディモッド』を飲み、俺のホルモンたっぷりの精液を摂り込んだお陰からか俺以上のメガマッチョになった隣の住人・袋井君を呼んで燃え滾る性欲をぶつけ合うようなセックスを交わした。 「今日は乳首とアナルの奥がもの凄く感じてしまうんだけど、コイツは何だろうな?」 袋井君の指がアナルや乳首に触れるたびに甘酸っぱい気持ち良さがギュンギュン込み上がってきて、背中がのけ反るほど悶え狂っていた。 「三島さん、ますますエッチに特化したカラダになっていってるんですね。これも『ボディモッド』の効果なのかな?」 湿る吐息を荒げる俺は、袋井君の意見を肯定するしかなかった。 袋井君が昨日の「おかえし」とばかりに俺を激しく責めるせいじゃないか? と、言い返しそうになったがやめておいた。 俺は彼のチンポにもっとよがり狂わされたくなっていたし、性感の感度が上がるのは決してマイナスじゃない、と思ったからだ。 そして木曜日、出社すると藤枝がニンマリとした顔つきで俺の席までやってきた。 「聞いてくれよ三島。例の件、やっと動いてくれそうだ。まだひと山ありそうだが希望が見えて来た」 「お? そいつは何より。やっぱ菊川くんと直接対話できたのが大きかったか?」 「ああ。三島のお陰だよ。本当にありがとうな。でだ、お礼って訳じゃないが近い内にまたお前とセックスしたい。顔までカッコよくなっちまいやがって」 顔がスッキリしたのも『ボディモッド』の効果なのは藤枝だって分かっている筈。 「俺の顔はともかく、一日も早く例の件が片付くことを祈ってるよ。でもってお前も菌活が再開できるといいな」 「ああ、まったくだ……」 これで会話が終わるかと思いきや一段と声を小さくして「あともう一つ、『本当の敵』が判明した。まだお前には言えないがな」と、気になる言葉を耳打ちしてから離れて行った。 「本当の敵? それはいったい……」 気にはなったが藤枝の問題はひとまず頭から切り離して自分の仕事を片付ける。帰宅後の楽しみがあると仕事にも張り合いが出て効率がアップするものだ。 なので昨日やり切れてなかった「宿題」込みではあったが一時間ほどの業務延長で切り上げられた。 さて、今日も袋井君に相手をしてもらおう。オナニーにはオナニーの良さがあるけどセックスの方が充実感が味わえるしな。 なーんて、股間を微妙に熱くさせていると、昨日アドレスを交換した後輩が出口で待ち構えていた。 「お? どうした?」 「三島さん、忘れたんですか? 俺とデートの日時を決めようって言ってたじゃないですか」 ただのリップサービスのつもりだったのでうっすら忘れていたのだが後輩くんは忘れていなかった。 「マジで俺なんかでいいの? 他にもカッコイイやついっぱいいるのに?」 「三島さん。俺は三島さんだけが気になったんです。ふざけている訳じゃないんですよ?」 「それはつまり……」 「本気って事です。その様子じゃ三島さんにとって俺はまだどうでもいい存在……、みたいですけど」 「いや、そうじゃないって」 やば、「物は試し」だったとしても傷つける気は全く無い。でも、後輩から見れば俺ってただの薄情な酷いヤツになりかけてる? 「じゃぁ猶更。ちょっと雰囲気のいいレストランを見つけたので今から食事に行きませんか? 俺のコトを少しでも知って『どうでもいい存在』からランクアップさせて欲しいですし」 ぐいぐい積極的な後輩くんの名は「浜松 周平」 俺より二つ下の24歳だったはず。 後輩ではあるけれど俺の部下では無く、また何かの案件で関われる機会もなかったので彼のパーソナルな部分はさっぱり把握していない。 つまりは顔と名前だけ知っている赤の他人と言った状態だ。 「分かった。なら、一緒に夕飯を食べに行こう。おすすめの店があるなら教えてくれ」 「やった! じゃぁ俺についてきてください!」 軽く拳を固めてガッツポーズを取った浜松が俺の腕を取った。 ◇ 浜松が紹介した海鮮の美味い店で晩飯を食べ、ちょいと酒でも、と居酒屋でビールとハイボールを何杯か飲んだ。 ……までは良いんだが、酔った勢いで俺は浜松を自宅まで「お持ち帰り」し、これからセックスしようと言う流れになっていた。 「……えーと? どうしてこうなった?」 少し酔いが醒め、解けかけのネクタイを外す前に14本目となる今日の『ボディモッド』をカラダに入れておく。 早いモノで明日は金曜。今週の菌活ドリンクも残りあと一つなんだな――「いや、そうじゃなくて……、俺ってここまでナンパ野郎だったか?」 猛烈にムラムラしちまってる時ならまだしも、そうでもないのに流れで後輩を部屋に連れ込んじまってるなんて。 藤枝や菊川くんとラブホでセックスした時はかなり切羽詰まっていたからであって、今回はマジで酒くらいしか理由が見いだせない。 自分の多情な行動に悶々と頭を抱えているとバスルームからシャワーの水音が届く。 浜松が「じゃぁ、先にシャワーお借りしますね~」、なんて、ご機嫌な様子で入っていったからだ。 この間にうっすら残っている浜松との記憶を遡れば―― 『三島さん、いま付き合ってる人っています?』 答えはノー。肉体関係を構築できた相手はいるが、付き合っている人には当てはまらないだろう。 『俺って三島さんから見てどうですか?』 どんな人物なのかは一部しか分かっていない。ただ、会話に詰まる場面は無かったから仲良くなれるんじゃないか? 『せっかくなので、俺をもっと知ってもらうためにカラダの相性もチェックしちゃいません?』 いいだろうそっちがその気なら。いっそ俺の部屋にくるか? 『えっ!? マジっすか? じゃぁじゃぁ、お言葉に甘えて……。三島さん、思った以上にノリが良いっすね!』 ――とまぁ、こんな会話があった、……ような気がする。 「……やっぱ俺が誘い込んだも同然じゃねーか」 展開が早すぎる気はするがセックスできるなら良いじゃないか。 上手く乗せられた感じもあるにせよ俺だって浜松とセックスしてみたいと思ったのは事実だし。 無駄な言い訳は無しにして欲望を素直に受け止め俺も裸になって浜松を待つ。 「ふぅぅ~、お待たせしましたー」 バスルームから出てきた浜松は髪をタオルで拭きながら全裸で俺の前に現れた。 「どうすか? 俺のカラダ、こんな感じっすけど……、三島さんの好みに合いますか?」 俺を夕飯に誘った時のような強気は影を潜め、照れと不安がダイレクトに感じられる表情。 「……いい。うっすら脂肪が乗ったむっちりボディもそそるよ。特に――」 「んあっ!」 浜松の背後にまわり腰のあたりを軽く撫でる。 「ふぅん? 良いケツしてんじゃん。今まで結構遊んでた系?」 「あ、遊んでなんか、んぁぁっ!」 尻肉を左右に押し拡げ浜松の肛門に中指を「ヌㇷ゚」っと挿し入れる。抵抗は少なくかなりスムーズにズブズブ入っていく。 「あのなぁ、これだけすんなり指を飲み込むめる程度にはアナルで遊んでたんだろ? ま、俺のチンポって結構デカいしその方が好都合ではあるけど」 浜松の手を掴み後ろ手で俺のを握らせてやる。 「うわ、すっげぇ……、本当に三島さんのチンポ、超デケェ~」 「だろ? だからさ、それなりに拡張済みな方が俺にとっても良心が傷まなくてありがたい」 「……参りました。実は俺、それなりに遊んでます。だけど、俺からこんなにも真剣に声を掛けた人は三島さんが本当に初めてです。最近までは全然気にならなかったのに、急に三島さんが気になってしまって……」 「まぁ、そういう事もあるんじゃないか? 悪い事じゃないさ」それを「恋」と呼んで良いのかは俺にも分からないが。 「そうっすね……。カッコイイ上にセクシーで、チンポもデカくてカラダも超タイプ……。んぁぁやっぱり本気で好きになりそう」 寄りかかって来た浜松の中で中指をグニュグニュ動かしてやると、深い息を吐きながら浜松も俺のチンポを上下にグチュグチュ扱きだす。 性感を刺激し高め合いながらベッドに引き寄せ、もつれ込むように押し倒す。 なのに、俺が下になり浜松が上――は? おい、なんでお前が上なんだよ? 俺のカラダの上で浜松が股間同志をぐにゅぐにゅ捏ね合わせつつ、俺の大胸筋や腹筋をベロベロ舐めて愛撫する。 「あぁ、マジで三島さんの筋肉、かっけぇ……。ここまでエロマッチョな人、見たことがない……、本当にこんな、理想がそのまま現実化したような男が存在するなんて……」 腋と脇腹を舐めながら俺の乳首をカリカリと掻いて責める。その快感が今まで以上に強く感じられて俺は腰をビクンビクン弾ませる。 「んうっ! ぐぅぅっ!」 「三島さんて乳首、かなり感じるんですね? 腰が動くほどだなんて」 「今夜は! なんか! マジで乳首が! がっあああっ!」 ビリビリと痺れるような快感が乳首からほとばしる。袋井君に責められてた時よりももっと強烈に感じるなんて。 おかしい……。ちょっとこの気持ち良さは異常だ。チンポ、いや、アナルを掘られているみたいな悶えるほどの快感が湧き上がって来るのは何故だ? しかも、じわじわとチンポの根元が熱くヒートアップしていくのも妙だ。 浜松は俺の乳首弄りに夢中で下半身はむしろ「おろそか」になっているのに? 「待っ! ちょっと待ってくれ! カラダが! 俺のカラダが! なんだか、おかしいんだ!」 「へっへ~、俺の乳首責めで新たな扉が開いちゃったっすか? だったらもっともーっと弄ってあげないと~」 よほど快感に熟れた顔をしてたんだろう。 異変の訴えはあっさり棄却されさらなる攻撃が乳首に加わった。 「んほ、おおおっ! ち、乳首ぃっ! 俺の乳首、マジ、んぎぼぢぃぃっ! や、ヤバイって! ストップ! 浜松っ! 一旦止めてくれぇっ!」 あり得ない。 乳首「が」イきそうになっている。 乳首「で」、ではなく。 乳首から何かが飛び出し、勢いよく噴き出そうな感触がググっとせり上がっていた。 なのに、浜松は俺が乳首「で」イクものと受け取ったんだろう。卑猥な興奮をさらに強くした顔で俺の乳首をレロレロ舐め、爪先でつねるように引っ掻いて刺激し続けた。 「ん゛っ、あ゛がぁぁぁっ! ち、乳首ぃーーーーっ! 俺の乳首がぁ! っは、爆ぜるっ! イグゥッ! イグイグ! イ゛ッッグゥゥゥーーーーーーーーーッ!」 「いいっすよ! 乳首イキしてくださいっ! いっぱい射精して欲しいっ!」 ――ズプッ! ズブブブッ! ズビュルッ! グブブブッ! ズヌプウゥゥッ! 乳首「から」射精時の快感を感じたかと思うと、俺の乳首はどんどん大きく肥大し、ギチギチ長く突き出し、ムクムク太く伸び、先端が亀頭のようにくびれてデカくなっちまった! 「うぁぁ! 何だ! 何だよこれぇぇーーーーーっ!?」 股間のブツよりか控え目ながら乳首は20cm程もある立派なチンポと化し、右乳首を舐め続けていた浜松はそのまま咽喉奥まで乳首ちんぽを咥え込む羽目になっていた。 ――ドビュルルッ! ドビューーーッ! ドシュブシュ! ブジュルルルッ! ドッビュゥゥーーーーーッ! チンポと化した乳首から大量の精液がぶちまけられる! 「んっが! あぐふ! んぶ、ぉぶろろろぉぉっ!?」 目を見開いて驚く浜松がなんとか俺の乳首精液を飲み込もうとするものの全く追いつかず、息苦しさに耐えかね乳首ちんぽを吐き出す。 それでもまだ乳首から精液をぶっ放す俺を見て「エッロ……、三島さんマジ、エロ過ぎぃ」と呟く。 そして、俺と浜松を精液まみれにした長い乳首射精が落ち着くと、今度はチンポの付け根の裏、会陰がどんどん熱くなっていく! 「ぎっひぃぃぃ!? ま、またヤバい事が起きちまうっ! ヤバいヤバい! ヤバいってぇぇぇぇーーーっ!」 「今度は何すかぁ? 乳首がこんな、これほどチンポみたく勃起するなんて初めて見たっすけど、まだ何かあるんすかぁ?」 ニヤつく浜松は俺のカラダに起きている異常に引くどころかさらに期待を込めた熱い眼差しを俺に向けている。 「股間が! ぅお゛お゛っ! ケツとチンポの間が! 熱い! 焼けてるみたいにアチィィィーーーーーッ!」 すかさず浜松は俺の下半身を見ようとカラダを滑らせ、俺の両脚を持ってグイッとVの字に拡げる。 「デカいチンポと卑猥なアナルがあるだけで、股間には別に何も……、は? うええっ!?」 ……グチュル 確かにそんな音が聞こえた。 会陰の皮膚がめくれる音が。 その直後、俺のカラダには男にある筈のない女の性器が現れた。