NokiMo
鷹取リュウゴ
鷹取リュウゴ

fanbox


健魔性体 菌活ドリンク~不摂生リーマンが健康以上の肉体を手に入れるまで 8

8誤解と勘違い~ドリンク十本目~  結局俺は、自分の指では発情したアナルを慰めきれず、遅くに帰って来た袋井君に頼み込んでアナルに彼のチンポを挿入。 要するにケツをチンポで犯してもらった。 俺の急な心変わりに袋井君は当然驚いていたけれど、俺のケツにチンポを挿入したら別人のように豹変。 「ぅおら! お前、こんな気持ちいいアナルだったのかよぉっ! 男とシたことねぇとかぜってー嘘だろ! こんなに俺のチンポをがっつり咥え込んでトロットロになっちまってるくせによぉっ! うるぁ! おらぁぁっ! もっと善がれっ! もっと情けなく喘ぎ狂いやがれっ! おらおら! ぅおらぁーーーっ!」 ソフトな優男からケダモノになって俺のケツをガツガツ犯しまくっていた袋井君。だけど、俺のアナルに精液をぶち込みチンポを引き抜いたら途端にいつもの袋井君に戻っていた。 「はっ!? お、俺……、なんて乱暴なことを三島さんに! ご、ごめんなさいっ! 三島さんのアナルがあまりにも気持ち良くって、調子に乗り過ぎました!」 「いや、袋井君の別の顔が知れてよかったよ。君の精液をぶちこんでもらったらようやくアナルも満足してくれたみたいだし。急に犯してくれだなんて頼みに応じてくれてありがとう。マジで助かった」 「三島さんの為ならこれぐらいなんでもないです! というか、とうとう三島さん、アナルも使えるようになったんですね」 「……だな。いきなり過ぎて自分でも驚いてるけど、いざ袋井君とヤってみたら凄く気持ち良かったし思いのほか抵抗も無かった。アナルセックスって良いもんだな」 「っへへ、そう言ってもらえたら嬉しいです。でも、俺も『ボデイモッド』を飲んでいたらいつかは三島さんみたいにアナルが暴走しちゃうのかな?」 「さぁ? 効果には個人差があるみたいだし、全く同じにはならないんじゃないかな?」 「そっか~」 ◇  翌金曜日、出社するとミーティングの席で噂の新工場建設が決定しそう、との周知があった。 「でも、決定しそう、ってなんだか歯切れが悪いですね?」 先輩の一人が部長に質すと、 「事業規模的にウチだけじゃなく業務提携兼スポンサーとしてもう一社が加わる予定なんだが、そちらのお偉いさんの一人がまだ渋っていてなぁ。 その方が肯かない限りちゃんとしたGOサインは出せない、ってな話しだ」 なんとなく駆け引きがあるんだな、ってニュアンスは俺でも感じ取れる。 それと、藤枝が奔走しているのもその業務提携先のお偉いさんのせいではなかろうか? 「何がネックになってるんですか?」 部長に聞いてみたが詳しくは聞かされていない、と返ってきた。 「いずれにせよ新工場建設に向けて走り始めてしまった以上、ぐずぐずしていたら機を逃して大損害を食らうのは確実。 最悪、この件が足を引っ張って会社そのものが傾きかねない事は知っておいてくれ」 部長は苦虫を噛みつぶした顔のままミーティングを締め、俺たちもそれぞれいつもの業務へと戻った。 担当していない俺には関係が無い、とタカを括っていたけど会社が潰れかねない程の大規模プロジェクトであれば全無視を決め込むわけにもいかない。 近いうちに藤枝から状況を詳しく聞いてやろう、なんて思っていたら昼飯を食いに行こうとした俺の前に藤枝がやって来て、疲労感を隠さず俺に助けを求めて来た。 「はぁ~、もう俺、どうすりゃいいのかさっぱり分かんねぇ~」 いつもの余裕が無い。ため息から会話をスタートするなんて相当なもの。 取りあえず同じビル内のレストランに誘い、ランチを食べながらではあるが藤枝の悩みを聞いてやる事にした。 「あのさ、俺が新工場建設プロジェクトのチームに加わっているのはもう知っているだろ?」 「まぁ、ちゃんと聞いたわけじゃないけど、それとなくな」 「俺は主に関係者の間に入って話を聞いて調整する役割、つまり根回し担当になってたんだけどさ、あと一人ってところで躓いてしまってにっちもさっちも行かなくなってるんだ」 「業務提携兼スポンサー企業のお偉いさんがOKを出してくれないってのは部長から聞いたが、もしかしてその人?」 「正解。そこまで知っているんなら話は早い。……ここだけのハナシにしておいて欲しいんだが、実は、そのお偉いさんがOKを出さない理由ってのがさ、何故かその人のお孫さんの婚約者に俺がちょっかいを出してるせい、って話になってるんだ」 「実際は?」 「んなもんあるか。俺はそのお偉いさんの孫にもそいつの婚約者にも会ったことなんて一度も無いんだぜ?」 もう少し「ちょっかい」について詳しく聞いてみると、提携企業の菊川専務と言うお偉いさんの孫の婚約相手を藤枝が寝取った、なんてシモいハナシになっているそうだ。 「我が家とうちの孫に恥をかかせた上に、結婚も視野に入っていた先方の、良家の女性を傷物にする奴がいるような会社に協力など死んでもできぬ、と突っぱねられてさ、連日ご自宅まで伺って誤解を解こうと頑張ったんだが面会すらかなわなくって……」 「藤枝以外のメンバーは?」 「俺と同じで全然ダメ。相手にしてくれない。取り付く島が無いってやつだ」 「相当お怒りなんだな。となると、俺なんかが出しゃばったってダメだと思うけど」 「それでもさ、何かいい知恵はないかな、って」 「うーん……、お偉いさんじゃなくて怒りの原因になってる孫本人に会って誤解を解くってのは?」 「それもとっくに考えた。だけど、どこに居るのか分からないし連絡先も教えてもらえなくて。個人情報保護のからむ話だから迂闊に調べたりできないだろ?」 「だとするとお孫さんの婚約者だって言う女性との面会も無理か」 「ああ。絶対、確実にダメだろう」 ここまで聞いても俺に具体的な方策なんて思いつきはしない。 人間関係のトラブルを解決できるのはまず本人同士、次に「時間」だと思うくらいで第三者が関わってもまず解決しないだろう。 だからここは、藤枝の苦労をねぎらいストレス発散を兼ねて気楽な雑談に興じるとする。 「ところでさ、例の菌活はできてるのか?」 藤枝は首を左右に振った。 「いや、ストップしてる。お陰で筋肉もどんどん小さくなっちまって、……見ろよ、こんな情けないカラダになっちまった」 言われてやっと気づいたけど藤枝の体格はマッチョじゃなく元の体型に戻っていた。 スーツのせいで変化が分かりにくいのとマッチョなのがイレギュラーだったもんで完全にスルーしちまっていたが。 藤枝本人は「情けない」なんて言うものの、菌活の効果が切れてしまっても十分筋肉質でかっこいい体型なのが微妙に妬ましい。 「時すでに遅し、ってやつだ。取り込んだ菌が全滅してから精液を飲んだって活用されないしな」 「精液で菌が維持できるって知っていたのか」 ここでふと、俺は藤枝がどこまで『ボディモッド』を知っているのか、知っているなら教えて欲しくなって口を開いた。 サイトには基本事項とか健康に役立つ、くらいしか書いてないし。 「あ~、悪ぃ……。俺の口からは何も言えない。先入観を持って飲むと効果が変わったり、最悪効果が出なかったりするからさ。三島はいま『第2フェーズ』に入っているだろ?」 ここでも「先入観」てな単語が出てきた。 「第2フェーズ(段階)」ってな表現に少し違和感を覚えたが話の腰を折るほどでもないので素直にうなずいた。 「だったらアナルが名器になってケツでイケるようになっているよな? ったく、超羨ましいぜ。俺も早く第1フェーズからやり直さないと三島に置いて行かれるばかりだ」 「……でもさ、このまま飲み続けて大丈夫なのか?」 「ここらでやめてもいいけど、また不健康で冴えないカラダに戻っちまうぜ? それに、今味わえる快感を全部手離しちまっていいのか? 俺だったら無理だろうな」 「まぁ、確かに……」 ケツを掘られる気持ち良さを知ってしまったら後戻りできない、いや、後戻りしたくないんだよな。 デカくなったチンポで何リットルも大量に射精するのもマジ気持ち良いし。 そんな快感の全てを失う事に比べたら、『ボディモッド』への不安なんて取るに足らない……よな? ここで昼休憩の時間が終了。藤枝が抱えている問題への解決策も『ボディモッド』への疑問もハッキリせず宙ぶらりんなまま藤枝と別れて自席に戻った。  そして、モヤモヤした気持ちのまま業務にあたったせいか残業になってしまった。 晩飯はオール精液で、とも考えたが気持ちがモヤったまま出した精液の味はイマイチな予感がして、今夜は敢えて今まで行った事のない店に挑戦し、外食を楽しむ事にした。  スマホで口コミを調べ、評価が高かった幾つかの候補から選んだのは最近できたビルの地下にあるレストラン街の中の一軒。 落ち着いたインテリアと緩やかなクラシックが流れるチルいダイニングカフェ。 中に入ると背の高い観葉植物が席同士の間仕切り兼目隠しの役割を果たしているため緑が多い。 「おひとり様」でも居心地が良さそうでホッとし、通された席に座ってメニューを眺める。 手頃なコースにするかアラカルトにするか……。 オススメとトップページに紹介されている和牛のビーフシチューも美味そうだ。 『――そうそう。それで俺の爺さんてば婚約相手だった女に完全に騙されててさぁ、寝取られたなんて嘘を信じ込んで、それで完全に激怒だよ、激怒。俺にも注意不足だとかってお怒りだけど、寝取った奴にもマジギレしててさぁ――』 注文したビーフシチューセットを食べようとすると聞き覚えのある男の声が耳に入った。 観葉植物の葉を少し動かして覗いてみれば――あれ? アイツって『ボディモッド』の配達スタッフじゃないか? そう。 俺のエリア担当であり『ボディモッド』の配達と販売をやっている「菊川」と言う青年だ。 水色の半袖・半ズボンの制服じゃない事から仕事中ではなくプライベートで食事を楽しんでいたのだろう。 向かいの席に座っている若い男は菊川くんの友人か仕事仲間だろうか。 ともあれ、菊川くんは俺に気付くことなく同席の男と一緒に席を立ち、清算を済ませてダイニングカフェを出て行ってしまった。 「……いけね、ビーフシチューが冷めちまう」  ダイニングカフェでの洒落たディナーを終えた俺は地下レストラン街から地上に出て来た。 ここから最寄りの駅までは5分も歩けば到着できる。 自宅に戻ったら今週最後の『ボディモッド』を飲んで、寝る前にしっかりオナニーして射精しよう。 オナニーの後はアナニーもしてケツイキもしっかり堪能しておこう、なんてムラつきながらのん気に歩いていたら、ビルとビルに挟まれた細道でガラの悪そうな連中に絡まれている人を見つけてしまった。 「せっかく美味しいディナーを食べて気分転換できたってのに、今日は厄日か?」 相手は3人。 口汚く因縁をつけていて「いかにも」ってな感じのガラの悪い連中。絡まれている人物は男性のようだが背中しか見えない。 基本的に荒事は苦手なんだよ俺は。 だけど、警察が来る前にボコられたり金銭を取られたりするのを黙って見過ごしていいのか? 幸い今の俺は超マッチョで筋肉に比例して腕力もある。 試したことは無いがヒト一人くらい軽々と持ち上げられるだけのパワーもある。 相手の方が強くともカラダが頑丈なのでサンドバッグとして時間稼ぎくらいにはなれるだろう――、計算終了、ヨシ、介入の時間だ。 「おい! 俺のダチに何の用だ?」 絡まれている男との関係性は「あかの他人」なんだけど取りあえず「ダチ」にしておく。 ガラの悪い連中が俺に顔を向ける。男も驚いて俺を見る。 「ダ、ダチ? え? いや、あなたは?――」 ウィンクして話を合わせるように伝える 「久しぶりで顔を忘れたのか? 俺だよ、セイランだよ。で? こっちのお兄さんたちはお前のトモダチか?」 男は頭を思いっきり振って否定した。 「……おい、しゃしゃり出てくんじゃねぇ。お前も痛い目に遭いたいのか?」 リーダー格とおぼしき小太りが俺にガンを飛ばして「お決まり」の台詞を吐く。 「痛い目なんかは遭いたくないけど、ダチが痛い目に遭うのを黙って見ている訳にも行かないだろう?」 「てめ! ふざけんじゃねぇ! ぅらぁっ!」 ボクシングの素養があるのか小太りが軽くステップを踏みながら鋭いパンチを俺に向けて放った! が―― 「ちょ!? おいっ! や、やめろぉっ! ひえぇぇええーーーっ!」 パンチにしてはやけに遅いものだから俺は向かって来たその腕を掴んで、少し前にネット動画で習った護身術を思い出しつつ背後に腕を回して軽く捻り上げる――つもりだったのに、相手の腕を掴んだまま空き缶を投げるようにポーンと空中に放り投げてしまった。 「あっ! いけね! 力が入り過ぎちまった」 放物線を描いて落下しガラクタの上であっさり伸びてしまった小太りを見た残りの二人がハッとして俺に襲い掛かって来た。 だけど、軽く払い除けようとしただけなのに二人同時にビルの壁面に叩きつけられ、小太りの男と同じように気を失ってしまった。 「あっ! 悪ぃ! ええと出血は無い? 死んでもいないな? よし、とりあえず良かった……、つか、一応救急車くらい呼んだ方がいいのかな?」 『島田さん! 早く! こっちへ!』 飛び込んで来た菊川くんが腰を抜かしていた男の手を取り裏道から表の通りへと引っ張っていく。 気付けば俺たちの様子を遠巻きに窺っていた通行人が「おい、ケンカか?」「誰か警察呼んだ?」などと口走っている。 やべぇ、下手すりゃこっちが加害者になりかねない。俺も菊川くんの後に続いてダッシュする。 さっきの場所からだいぶ離れた地点で菊川くんは足を止めた。 「ここまで来れば大丈夫ですね。それにしても三島さん、島田さんを助けて下さってありがとうございました!」 菊川に島田と呼ばれた若い男も一緒に頭を下げてくれる。 聞けば菊川がトイレを借りようと近くのコンビニに入り、島田一人だけになったところを狙われたそうだ。 「なるほどね。改めて聞くけど、俺、余計なことはしてないよな?」 「全然! マジで助かりました! それにしても三島さん、鮮やかなものですね~」 「別にそんなつもりじゃなかったんだけどな。ケンカらしいケンカなんてした事無いし」 「そうなんですか? あんなデブを軽々持ち上げて放り投げるなんて、すげぇケンカ慣れしている感じでしたが」 「成り行きってやつさ。それよりも、お互い怪我が無くて何よりだったな。それじゃ俺は――」 駅へ向かおうとした俺のジャケットの裾を掴んで引き止める菊川くん。 「待って、待って下さい。お礼をさせて欲しいんですが」 「礼なんて気にしないでいいからさ。それに俺は早く帰りたいんだけど」 「受けた恩はちゃんと返すのが礼儀だと祖父からもきつく言われていますし!」 ここまでほとんど口を開かなかった島田と呼ばれた青年が俺に言った。 「俺からもお礼をさせて下さい。せめてフェラだけでも……」 なるほど、お礼ってエッチな意味でのお礼だったか。 それなら話が変わる。 「分かった。じゃあさ、二人とも俺の部屋に来なよ。好きなだけお礼、させてあげるから」

健魔性体 菌活ドリンク~不摂生リーマンが健康以上の肉体を手に入れるまで 8

Related Creators