3 健康がムクムクみなぎる~ドリンク4本目~ 痛みを感じたのは夜明けのかなり手前だった。 目が覚め体を起こす。どこから痛みが? 考えるまでも無い。 「チ、チンポが! 勃起し過ぎて痛ぇっ!」 あまりにもギンギンに勃っているイチモツは炎でジリジリ炙られているかのように熱い。 思わず握れば漏れていた先走りで「ヌリュグチュ!」って。 「うわ! キモチイイッ! ん゛ひぃぃ! イグゥッ!?」 強烈な気持ち良さによって派手に声を上げ、シコる間もなくドビュ! っと暴発。 マジで暴発だ。いきなり過ぎて発射準備なんてありゃしない。 だけどチンポは猛り狂ったままで萎える様子は一向に見えない。 射精したのに全然射精し切った感覚が無い。まだまだ、たっぷり精液が残っている感覚。さっきのは「上澄み」がちょっと溢れ出ただけのようなもの――、みたいな。 「ダメだ……、もっと射精してやらないと落ち着きそうにない。ちゃんと満足するまでしっかりヌくとするか……」 萎えずパンパンに張り詰めた亀頭が物語っている。みなぎるエロい欲望がカラダの中から俺を動かす。 再び握り、一心不乱にチンポをシコり、射精、またシコる。さっきみたいな暴発ではないものの、かなり前のめりに精液が噴き上がる。 普段のオナニーならティッシュに吐き出せるのだが今回はそれが間に合わない。あまりにも追い付かないからゴミ箱に直接射精し、ゴミ箱が精液で満タンになったらバケツにぶっ放す。 つうか精液出し過ぎだって! カラダが干乾びちまわないか? 「ふぅっ! ふぅぅぅっ! ううっ! こ、これで、おしまい、か、あああっ! また! イグイグイグーーーーッ!」 ドビュ! ゴビュルル! 何度も何度も盛大に精液を打ち放つ。 まさかエンドレスか? と不安と恐怖がよぎる頃、ようやく「店じまい」を始めたチンポに安堵しあらためて出した精液の量の多さに絶句する。 「うぅ……、俺のチンポ、どんだけ射精してんだよ……」 気付けば2時間ずっとオナニーし続け、射精し続け、量にしてバケツ2杯も精液を放出していた。 なのに、カラダは元気で疲れをまったく感じていない。睡眠時間もこれで十分だとばかりに目が冴えている。 しかも、昨日程の空腹を感じていないから朝食はいつもの量で足りてくれている。 いつも通り……。 うん? いつも通りか? 違う。違うじゃん。 カラダがよりマッチョになっているだろが! これも菌活ドリンク『ボディモッド』の効果か? ◇ 「よう! おはよっ! 肌の色つやもバッチリだな、三島く~ん」 出社して席についたら藤枝が馴れ馴れしく話しかけて来た。 「お前こそ。お肌ツヤツヤじゃねーか」 ガタイもすっかり逞しくなっちまって。ま、お互い様だけどな。 「そりゃあ、めちゃくちゃ射精したからな。三島もだろ?」 下ネタをオブラートに包まず直球で投げつけて来やがった。場所を考えろ場所を。セクハラで訴えられちまうぞ? 「ま、まぁ、それは、そうだけど……」 「『ボディモッド』の効き具合は凄いよな。ちゃんと効果が実感できてんだもんな」 「て、ことは精液の量が増えたのは菌活ドリンクの効果だって?」 そうじゃないか、とは思ってたが断言するとは。 「まさか三島、サイトに載ってた説明を読まずに今まで飲んじまってたのか?」 大きくうなずくと「なるほどな」と呆れられた。 「俺たちが飲んでいる『ボディモッド』は便通の改善のほかに筋肉の成長と増大、男性ホルモンの分泌が促進され精液の量が増える効果がある」 「精液が増える? 増えるなんてレベルじゃねぇぞ? どんだけ射精したと思って――、いや、いい……」 「俺が先に言おうか? 俺はバケツに3杯分は出した」 「はぁ? バケツに3杯!?」 声の大きさで衆目が集まった。俺がハラスメントを発生させてどうする! なので今度は声をできる限り小さくした。 「……だ、大丈夫なのか? そんなに出しちまってよぉ」 「問題は無い。むしろますます元気だ。三島も同じだろ?」 ここで藤枝は課長に呼ばれて俺の前から離れて行った。 だが、俺の頭の中は藤枝の言葉が何度も何度も繰り返しリピートされていた。 「バケツ3杯……。ますます元気……。精液が、バケツに3杯分……やばぁ……」 次第に俺じゃなくて藤枝がチンポをシコってドビュドビュ射精しているイメージが浮かんで来た。 そのエロさに股間が反応しちまった俺は大急ぎでトイレの個室に退避した。 「藤枝に興奮? そんなバカな……」 俺はノンケでゲイじゃない。男でムラムラなんかしない。なのに、そのはずなのに……、藤枝がオナニーをしているイメージが止まらない。あまつさえそのイメージをオカズに抜いている。 (マジで? 嘘だろ? これは違う! 違うんだって!) 理性は否定するもののチンポは逆にイキり勃って快感の白濁汁をブビュルッと便器に叩きつける。 痺れるような快感で腰までビクビク撥ねる。 「んっ! あ゛あ゛ぁ~、はぁ、はぁ、んふ、はぁ……」 否定できない事実に戸惑いながら萎えないチンポが2発目を準備する。 (マジで俺、何やってんだよ! 何でさっきから同僚のオナニーなんか想像してんだよ!) シコる手が止められない。理性はあっさり蒸発してしまう。 「ううっ! ま、また! またイグッ! イグゥゥーーーーッ!」 袖を噛んで声を殺したまま再びドビュゥと射精する。ひどく濃厚で、一発ながら小便みたいに大量の精液を。 ◇ マッチョになれるほど健康に役立っているのだから別にサイトなどもう見なくたって構わないだろ? つうか、マッチョになれる、って何なんだ? おかし過ぎるよな? どういう理屈? 精液までとんでもない量が出せちまうし。 世界は広い。菌活一つ取っても俺が持っている知識など紙切れくらいに薄いのだと思い知らされる。 これほど効果をもたらす菌があるなんて驚きでしかない。 ともあれ、体調はすっかり改善されて筋肉質な肉体には不満どころか歓喜の念が込み上がる。 「マジで世の中、俺の知らない事だらけなんだな」 4本目の『ボディモッド』を飲んで残りがあと一本しかない事に寂しさを感じる。 日曜日からスタートしたせいで木曜日にはセットの5本を飲み終えてしまうからだ。 「うう、第二週目の『ボディモッド』が届くまで三日も空いてしまうなんて残念だ……」 仕方ない。他のドリンクで代用するしかない。 習慣てのは一度途切れたら戻せない事も多いのだ。 せっかくここまで健康が「みなぎっている」カラダになれたってのに逆戻りだけは勘弁願いたい。 バスルームでシャワーを浴びながら流れゆく湯水に濡れる我が筋肉を目にしてムラムラと欲望が燃えて来る。 「あ~、やっべぇ~、やっぱ筋肉ってこんなにエロかったんだな」 未知の扉が俺の中でこじ開けられていく。開けば開くほど欲望が流れ込みチンポがビキビキ勃起していく。 「これだけ筋肉がデカくなったのにチンポだけが元のサイズのままだとバランスがイマイチじゃね?」 無いものねだりってやつだ。 チンポは筋肉と違ってそうそう大きくはならない。だから粗チンで悩んでいる男も多い訳で詐欺まがいの増大方法が巷には蔓延っている。 「大金をはたいてミリ単位でデカくなってもな……。それでもデカくしたいって男が多いから雑誌の裏表紙にゃあんな広告が掲載されてるんだけど」 デカいチンポもマッチョと同じく「男の夢」だ。 俺だって可能なら平均より「やや」下回っている我がイチモツのサイズを大きくしてやりたいと常々思っているけれど……。 自分をオカズにグチュグチュ扱く手の力がこもり、最後の引き金を引く。 「ぬぉふぅぅっ! イクッ! イグゥゥーーーッ!」 ゴビュ! ドビュ! ドビュビュビューーーーッ! ゴビュルルルッ! ドビュルルルル! サイズに見合わぬ大量の白濁汁をビュウビュウ吐き出す。 バスルームのミラーは白いゼリーで覆われ、ボディソープをボトルごとぶちまけたようになっている。 それでもまだ終わらない射精……。 湯気のこもるバスルームの中で生臭い雄の匂いを吸いこみ、全身の筋肉をビクビク震わせながら射精の快感をたっぷり味わう。 ビュグルルッ! ドビュゥゥーーーッ! ブビュ! ドシュゥゥーーーーッ! 「たはっ! タマンネェーーーーーーッ!」