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鷹取リュウゴ
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淫音~ASMR 5

5 MODULATION(変調)  「ほらぁ? 遠慮せんと食ったらええんやで? なんやぁ? 食わへんのかいな? じゃぁ俺がいただくでぇ?」 タツミがトンカツを口に入れ、俺の耳の側で咀嚼する。 サクサク、から、グチュグチュ、ゴクンと飲み込む音を俺に聞かせる。 「んぉっ! むふぅぅっ! タ、タツミィッ!? ぐううっ!」 咀嚼音や嚥下音で感じてしまって、だ、ダメだ! 変な声が出ちまう! 「蕨岡君はカフェ・ラ・テがいい? 僕はミルクティーを飲んじゃおっと」 マナブが紙パックにストローを挿し込み、タツミみたいに俺の耳元でズジュゥ! ジュルルッ! ズビュビュル、と音を立てる。 「ぁはうんっ! ぐひぃっ! んあ゛あ゛っ!」 わざとに違いない吸引の音が耳の奥を舐られているように響いてカラダの奥が熱くなる! おかしい……、絶対おかしい……。 俺ら3人、今までエッチな話は何度もして来た。 タツミからは迫ってきた女とセックスに及んだマウント、もとい、自慢話を何度も聞かされた。 マナブからは同人誌のネタとして真面目に色んなエロネタを相談された。 それでも、こんな風にあと一センチでも近づけば唇が触れそうな距離で直接的にエロく煽って来るような真似はしなかった。 なぜなら二人とも男の肌に触れようものなら「消毒させてくれー!」なんて騒ぐほどの女好きのノンケだし、俺に対してノリや冗談だとしてもこんな行動を取る筈がない。 そしてもう一つ。 いつもの二人と決定的に違う点がある。 それは―― 「はぁ、はぁっ、はぁ、……タ、タツミ? マナブも……、どう、して……急に、こんなコトをする、んだ? んうぅっ! っくぅ!」 俺の両手と両足はガムテープで縛られ身動きが取れなくなっていた。 こんな目に遭わせているのは俺の耳近くで残りの弁当やドリンクを飲み食いしているタツミとマナブだ。 「いやぁ~、なんでや、って言われてもなぁ~。残りのASMRがあと一つやったらもう一気に進めてもええんちゃうかな、って」 「は? なんでタツミが知ってるんだ?」 どこまで聞いているか、なんて一度も言ったことない。ましてや―― 「僕たちも我慢してたんだよ? 蕨岡君が順調に仕上がってるのは分かっているんだけど、それでもね~、もう待ちきれなくって!」 何をだ? 何を俺に期待している? 「仕上がるって何がだ! くそっ! なんでもいいからコイツを! ガムテープを剥がせって!」 ベッドの上で芋虫みたいにもがきのたうつ。が、ガムテの粘着力は甘くない。 安物の、コンビニでもどこでも手に入る市販のモノなのに目いっぱい力を込めても一向に千切れそうになかった。 「ふぅ……、ごっそうさん! あ、タマキの弁当まで食べてもうたわ。すまんなぁ~。せやけど、その恰好ではスプーンも使えんし、最初から食事なんか無理やったな」 「蕨岡君にはコンビニのお弁当なんかよりもっと美味しいモノを飲ませてあげるから、もうちょっと辛抱してよね」 「っふざけんな! いい加減にしろよ! お前ら何考えてんだよっ!」 俺の抗議を無視した二人はチラッと目配せをしたかと思うと、枕近くに抜けて転がっていたワイヤレスイヤホンを摘まみ俺の耳にグッとねじ込んだ。 そして、俺のスマホを持ち上げASMRフォルダから残り最後の一つ、『第4のファイル』を開放した! ――ジュブチュ! ズチュルッ! ジュルル! ニュブ、グチュグチュ、んふぅぅぅ、はぁぁ~、ニュグブチュ、ズルルルッ! 「ぬふぅぅぅーーーーっ! んぐひぃ! あ、頭が! ぬぎひぃっ! 頭の中がグチュグチュって! ドロドロんなっていくぅぅーーーーっ!」 耳から入って来た肉厚な「舌」が粘液を滴らせながら俺の耳奥や脳みそをベロベロ舐め溶かし、舌先でこね回して吸い上げ、そしてまた吐き戻して別の部分をほじくってジュルジュルしゃぶっている! いや、改めて言うまでもないが実際にそんな「舌」が脳内に侵入しているわけでは無い。 ASMRのリアルな「音」による錯覚、いや、錯聴だ。 ただ、この時の俺はあまりにも強い刺激、あまりにも巨大な快感を感じてしまって冷静な判断なんか出来はしなかった。 「ん゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ゥ゛! 頭ん中がぁぁぁあ! うひぐぎぎぎい゛ひぐう゛う゛う゛う゛ーーーーーっ! ぎも゛ぢぃ゛い゛い゛い゛ーーーーーっ!」 「イイ! 良い表情だよ蕨岡君! 全部動画に撮らせてもらうね! 次に描きたいネタの主人公用に欲しいんだ! うんっ、うんっ! 最高にいいねぇ! 強烈な快感に狂った顔! マジで使えるよ! うわぁ~! 眼球がグリっと反転しかけてるのも絶品だね! もっと! もっと頂戴! もっと喘ぎ狂ってよ!」 マナブが「自分」のスマホで俺の狂乱ぶりを撮影している。 「う~わ、こういう時はマナブの方がホンマ鬼畜やな。俺は、……せやな、少しでもタマキが早う仕上がるよう後押ししたるわ。ま、今までもちょいちょい仕掛けとったんやけどな」 タツミは俺のチンポをグッと掴み、亀頭を愛おしそうにレロレロ舐め回し出した。 「んぐひぃぃ! それっ! いいぎひぃぃぃっ! きもぢぃぃっ!」 リアルな音、ではなく本物のぬめる舌の感触を亀頭で感じて腰がガクガク震える。 「あっ! タツミくんずるい! 僕が先に頂こうと思ってたのに!」 「ぶはっ、ははは! タマキのチンポは一本しかないんや! 先着順に決まってるやろ!」 「ええ~、そりゃそうだけどぉ、今までどれだけ僕が我慢してたか知っているくせにイジワルだなぁ」 マナブは仕方なさそうに俺の腕を押し上げ、露わになった俺の腋の匂いを深く吸いながらベロベロ舐め始めた。 今までの「音」ですっかり感度が良くなっていた俺の腋は、ビリビリと甘い刺激を送り込み、亀頭からもたらされる電気信号と一緒になって 俺の脳内をより深く犯していく。 「ん゛あ゛ひ! ぐひぃぃ! ぎもち、イイッ! オレ、俺、変に、アタマガ、変になりゅ! キモチイイッ! スゲェよぉ! 頭んなか、 トロトロになりゅ! うう! ぐひぃぃぃぃぃあああああああ、ああ、あああああ~!」 俺自身、もはや何を言っていたのかは覚えてはいない。 何も考えることができない。 耳から流し込まれる強烈な快楽を伴う「音」とタツミやマナブの愛撫によるナマの快楽に流され、「俺」と言う輪郭までもがドロリと融けて崩れかけていたからだ。 「っはは、もう一押しや。すっかり抵抗せぇへんようになったしな」 「みたいだね。僕の時もこうだった?」 「マナブん時は倉知さんもおったし、もっと早かったわ」 「そっかぁ。じゃぁ倉知さんのぶんまで僕も頑張らないとね」 「おう! その意気や! タマキが一発ぶっ放したら続けて俺らの音も聞かせてやらんとな!」 「だね! それにしても楽しみだなぁ~! 蕨岡君が欲望を共鳴させて仕上げる新しいカラダ! 早く見てみたいよ~!」 「ははは、もうちょいや! お! もうイキそうになっとる! 玉がグイグイ引っ張られてチンポもめっちゃビクついとる!」 「ぎぁあ゛あ゛! イグイグ! イグゥゥーーーーッ! もうっ! も、うっ! 俺っ! 俺が! アタマがぁ! オデノナカミがぁ! 出るぅっ! 漏れ! 漏れる゛ぅっ! イグ! ガヒィッ! イヒギモ゛ヂィィーーーーーーーーッ!」 ――ドビュゥ! ビュググ! ドブシューーーッ! グビュルルル! ドビュドビュ! ブピュゥゥーーーッ! ◇  ヌチュ、ズルチュと舐る音がずっと聞こえる。   俺のチンポはさっきから何度もドロッドロに濃い精液をぶっ放しているのに萎える気配など全く感じさせない。 そんな俺の目の前で二人のダチが「異形」の存在へと変わっていく。 「ヌウンッ! んはぁ、はぁ、ン゛ゥ゛! ぅお゛お゛! ぐおお! ずぐふう゛う゛う゛う゛ぅぅぅーーーーーっ!」 「っふあっ! あうんっ! っくふ! んむ、む゛っぅっ! ぎひ! つぁひぎぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーっ!」 二人が身に着けていた衣服がドロッと融けてカラダに吸収された。 隠すべきところも隠されてない裸になったタツミとマナブ。 しかしふたりの「カタチ」が見る間に変化していく。 共通しているのは筋肉が異様に発達していった事だ。 タツミは元々アスリート系の引き締まった肉体だが、より一層筋肉が上積みされバキバキなマッスルボディに。 マナブはと言うと、小柄なカラダをどんどんデカくしてタツミよりもタッパを高くすると、次は筋肉をムクムク肥大させタツミを凌駕するマッチョになりやがった。 でも、それで終わりじゃなかった。 卑猥な音に犯されよがりながらではあったけれど、それでも、目に入る信じられない光景に息を呑むしかなかった。 さらにギシギシと筋肉のボリュームを積み増していくタツミとマナブは服を溶かした時のように皮膚をドロドロ流動化させ、筋肉を包む表皮をメタリックに光を跳ね返す硬質な装甲に変えて行く。 大胸筋や腹筋、それぞれの筋肉の部位を区切るように金色のラインが入り、それ以外の大部分はツヤのある濃緑の甲殻へ。機械と融合したサイボーグに近いモノへと仕上がった。 頭部に視線を移せば特撮ヒーローのマスクのように左右の目は拡張され白いゴーグルへ。側頭部、つまり耳だった場所の横からはズブズブと金属質な太い角が突き出てきた。 タツミの角は三日月のように後ろへと伸び、マナブの角はS字にカーブして真上に。 最後に、胸の中央と額、脇の下や股間の左右にズブズブと琥珀色をしたゼリー状の半球を浮かべ、他の機械的な部位とはまったく異なる生物的な、動けばプルンと揺れる柔軟な組織を散りばめてようやく変化は止まった。 「う、嘘、だろ? お、お前、ら……その、姿は……」 緑色の異形に、メガマッチョなサイボーグボディに変形、変身した二人に言葉を失った。 なのに、俺のチンポは……、脳汁と共に大量の精液をぶっ放したばかりの俺のチンポはガチガチに勃起し二体のサイボーグに欲情していた。 何故か? 考える必要はない。 二体のサイボーグは凄まじく「男」の色気を、「雄」の性的魅力を俺に与えていたからだ。 俺のノドがゴクリ、そしてまたゴクリと二度鳴った。 俺のチンポがドロッと先走りを溢れ出した。 そんな俺を見た二体のサイボーグがゴーグルアイをニチャァと曲げ微笑んだ。 「タ~マキ~? 俺らで興奮してるんやな~?」 「蕨岡君、僕たちとセックスしたいんでしょ?」 俺は首を縦に振った。もう否定はできなかった。 「よぉし! んじゃぁガムテープを外したるで~! ちょ~っと待っててな~!」 タツミだったモノは俺の手首を、マナブだったモノは俺の足首のガムテープを外した。 上半身を起こすと両耳に挿入されていたイヤホンがポロっと外れて落ちた。 だが、頭の中ではあい変わらず卑猥な「音」が渦巻いたまま。 快楽を、更なる快感を求める疼きだけが俺を満たし、正常な判断なんかは全くできなくなっていた。 二体の異形によってより強く、より淫らな刺激を与えられるに違いないんだ、なんて期待で口の端から涎を溢れさせていた。 「おうおう! ええ感じになってんなぁタマキ~。そんじゃぁ最後に俺らの音に共鳴してもらうとしよか!」 「だね! 蕨岡君も人間じゃなくってさ、僕たちみたいなレゾネイター(共鳴体)になるんだよ?」 二体のサイボーグは股間の装甲をグパァと開き、中からとてつもなく巨大なペニスをズビュル! と放出した。次いで、巨大な陰茎にふさわしいサイズの睾丸を収めた玉袋をボロン、ズロンと体外へ放つ。 「ASMRのヴァーチャルな音とはちゃうリアルな淫音をタマキに聞かせたるわ。可聴域外の味気ないデータなんかとは段違いやでぇ!」 「『レゾネイター』になるためのデータは100%蕨岡君のカラダにインストールされているんだよね。ASMRのエッチな音や感触はさ、データをインストールする時のオマケなんだ」 何を? 何を言っている?  俺はただ、ただ気持ち良くなりたいだけ……、カラダの渇きと、疼きを鎮めたい、快感を感じたいだけなんだが……。 本能の命じるまま俺はタツミのチンポを掴み、そいつを頬張ろうとした。 「こら、あかんでタマキ。しゃぶるんはもうちょい我慢や。先に俺らの淫音を受け取ってもらわんとなぁ」 俺の手を払い除けたタツミはヌルつくデカい亀頭をブニュゥ、と俺の耳に押し当てた。 「そうだね。インストールされたデータを展開させる方法は幾つかあるけど、直接耳から淫音を取り込むとね、自我を保ったままレゾネイターになれるんだ。 要するにさ、僕もタツミくんも友達を人格の無い奴隷なんかにしたくないから、こんな回りくどい方法を選んだのさ」 マナブの巨大な亀頭がもう一方の耳をグプチュと塞いだ。 「え? ……えっ?」 「よっしゃぁ! タマキもついに俺らの仲間になるんやぁ! ほんじゃぁ俺の淫音を! イクでぇ! あ゛あ゛ーーー! イグ! イックゥ! ぬ゛ぐふぅぅおおおおおおーーーーっ!」 「これで! これで僕たち一緒に! 蕨岡君も! いつも! いつでも! 共鳴し合える『レゾネイター』にぃっ! なれるよぉぉぉおおおおおおーーーーっ!」 ――ドビュ! ビュググ! ドッビュゥ! タツミの濃い精液の音が俺の耳に流し込まれる。 ――ジュビュ! ドピュゥ! ビュルルルッ! マナブの熱い種汁の音が俺の耳を満たしていく。 浸透する音が、精液の感触が、満たされていく……、俺の頭の中が震えて、痺れて、溢れて、俺は俺のままなんかじゃ、居られなくなって……。 「んっ! がああああーーーーっ! カラダが! 俺が! 漏れるぅ! 溢れるぅ! 弾ける! あぁァ゛熱゛ぃ゛! カラダがぁ! カラダが熱いぃぃぃーーーーーーーっ!」

淫音~ASMR 5

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