自分の絵を自分でコーチングしてみる
Added 2021-03-08 21:50:07 +0000 UTC
グーちゃんの身長は110cmです。
対して小学校低学年男児の平均身長はおよそ130cmといったところなのでマンガ作品内ではグーちゃんは男の子より少し小さめに描いています。
重要なのは「どうしてそうしたのか」です。
正直、僕は最初自分にそう聞かれたとき「だってそういう設定なんだもん」としか答えられませんでした。
僕の、というか鬱病ならではの悪癖です。 リアリズム、写実主義的になりがちなんです。
絵的なおもしろさや、その体格差から生まれ得るシチュエーションよりも、生まれつきそういう身体で生まれた現実の人間のように扱い、その体格ありきで色々考えていく悪癖。
良くありません。
ただ、見た人に与えたい感情だけは、『可愛い』、『格好良い』、『奇妙』にしようと決めていました。 そこだけは良かったです。
それを踏まえて改めて描いた絵を観てみましょう。
- 1枚目:大人との絡み。人間に対してかなり大きく見えるのがちょっとマイナス。もう少し小さい方が可愛い。何か意図がある? しかし大人は簡単そうに抱えて運んでいて、現実の猫らしいみじめな姿が可愛らしい。微妙に干渉部分ミスってるのがもったいない。猫あるあるなグーちゃんの胴体の伸び方が細かすぎて本当に伝わってない。猫飼いだけしかわからないんじゃないかな…。ターゲット層としてはそれなりに厚いと思うけど、造形だけじゃなく姿勢表現にももっとデフォルメを。ツメに引っかかった座布団は最高。もっとリアルにするなら尻尾も股の間にいくけどまああんまり普通でも面白くないんで妥当かな…。
- 2枚目:グーちゃんの方が男の子より大きいパターン。より安心感が増す。マンガにしても、『グーちゃんのストーリー』であるならばこちらの方がシックリ来る。ただ独特の奇妙さを持っているため、この大きさでは「現実にいたら」と空想するとちょっと怖い。 マンガ化の際はもう少し小さくしたい。突進して抱き着いてるアクションの物理表現はすごく良い働きをしてる。
- 3枚目:主要人物を体格順に座らせた絵。この順番が何かしらの暗示、伏線になっているべき。それも人類が作品を通じて度々経験した事のある暗示であると、この1枚で言いたい事の重要な部分がほぼ全て伝わる。 しかしそうはなっていない。 よって特に面白みのない絵になっている。 パースが不安なのが一番ダメ。無理に造形追わずにもっと嘘っぽいほうがかえって良いかも。 配色は綺麗。
以上。
3枚目はそもそも雑っていうのもありますけど、なんとなくイイ、悪い、と感じていたものの正体が少しわかったと思います。