※これはprskの2次創作小説です。niragiさんとの合作企画により制作しました。 ※オホ声、水中で乳首弄り、プールサイドで挿入、淫語要素を含みます。 一方、瑞希を見送ることになった奏は男の腕の中で立ち尽くしていた。一瞬見えた瑞希の表情を思えば、のんきに見送るべきではなかったかもしれない。しかしつい最近本人から告げられたことと照らし合わせれば、自分よりはよっぽど人付き合いのうまい瑞希を信じるしかなかった。 「ん? 何? お友達どうしたの?」 「あ……」 軽薄な男が疑問を口にするが、それに対して何かを語るべきではないと判断し奏は口ごもる。当然二人の間には沈黙が訪れる。彼の様子を窺うと、その顔はさっきまでの調子のよさが嘘のように神妙な顔つきになっていた。 一瞬機嫌を損ねてしまったかと焦るも、彼は場の空気を変えるようにパン!と手を叩く。乾いた音に奏は思わずまばたきをしてしまう。 「――じゃあさ、あの子が戻ってくるまでオレと遊ぼうよ!」 身を屈めた彼は、人懐こい笑顔でそう告げ奏の手をとった。身体に絡みつくような視線に居心地の悪さを感じるが、明るい声音はまるでひとりになった奏を気遣っているようにも思えた。 ……他のまふゆや絵名を探すにもナイトプールには似たような服装の人が多く、結局合流するならばこういう賑やかな場に慣れていそうな瑞希を待ってからにすべきだろうか? 「あの、遊ぶっていうのは……」 「お! ノリ気? いいね~! ってか不便だから名前教えてくんない?」 「か、奏です……」 拒絶の言葉でさえなければ、彼にとっては『ノリ気』になるようだ。彼のような人間が自分と一緒にいて楽しめるのか内心疑問に思いつつ、奏は曖昧にはにかむ。 「奏ちゃんね! じゃあ早速向かうべ! ほらほら、こっち!」 男は上機嫌に声をあげると、奏の腕を引き歩いていく。その足取りは奏たちに話しかけた理由の「目的地わかんなくなっちゃった」がデタラメだったと証明するようなスムーズなものだった。 また、その間の男は自然に肩を抱き寄せるような姿勢に変え、奏の素肌をもちもち❤と弄ぶのを忘れない。モノキニ特有の抉るようなスリットを撫で上げつつ、時折尻肉を手のひらで押し上げる。奏が驚いて見上げるも、 「あ、ごめん。手当たっちゃった」 と、彼はしれっとかわす。自分にそういった魅力があるなど心底気づいていない奏は素直に言葉を受け入れ、むしろ人が多いから仕方ないと自分に言い聞かせるのだった。 二人がたどり着いたのは、イベントエリアが併設されたプールサイドだった。少し冷えた外気に触れているにも関わらず、人はかなり多い。ライトアップされた水中はもちろん、所々に置かれたデッキチェアやポップなイラストを模したネオンライトの非日常感に奏は目を白黒させる。何よりも、皆それらが当たり前かのように思い思いの時間を過ごしているのが衝撃的だった。 「すごい、ですね……」 なんとか感想を口にするも、馴染みがなさすぎて奏の表情はぎこちないままだが、男は「ねー!」と明るい声で応える。 「オレ、フロート持ってきてるからさ! 乗ってる奏ちゃんとか絶対可愛いから見たいわ~」 その言葉とともに男はデッキチェアの裏から貝殻型のフロートを取り出す。てんこ盛りの非日常空間に加え、突如見せられたフロートのサイズ感に圧倒される奏は、道に迷っていた男がここにフロートを用意していたことへの不審さまで気が回らなかったようだ。 こんな大きなものを浮かべたら迷惑にならないかと一瞬思ったが、似たようなシルエットのものは今も当然のようにプール内でゆらゆらとひしめいている。……というかムーディーな音楽とネオンの光に包まれたこの場ではフロートを前に困惑している奏の方がむしろ少数派のようだ。 「えっと……こういうものにあんまり乗ったことがなくて」 「そうなん? まぁでも奏ちゃんって純粋そうだし、仕方ないか。じゃあ思い出作りに乗ってみよ?」 それとなく断ろうとした奏の意思をあっけらかんと流し、男が水面にフロートを放る。声も態度もガタイも大きい男の周りは自然とスペースができており、貝殻型フロートは何物にも妨げられることなく水面に弾んだ。 「んじゃ、お姫様一名ご乗船で~っす!」 男が調子の良いことを言いながら奏の肩を抱き寄せる。たくましい腕はそのまま丁寧にプールサイドまで彼女をエスコートした。 すっかり注目をあびてしまった奏は居心地が悪そうにへりに腰をおろし、おそるおそる片足ずつ『乗船』する。最初は男の大声に遠巻きに見ていた観衆も、おっかなびっくりな奏の様子に微笑ましさすら感じていた。 ――きゅっ……きゅっ…… フロートの摩擦により、思ったより大きな音が鳴ったことに奏は驚く。しかしこのまま固まっているわけにもいかないと、手足をフロートの上へさらに伸ばすことにした。 まず身体全体が乗ったことを確認してから、奏は四つん這いになった。フロートの中心部分にある窪みに座るべく、屈めた身体をそっと捻る。小さな手のひらでフロートの座面を這うたび、プールサイドに向けた尻が左右に揺れた。 ――ふり……っ❤ ふり……っ❤ 黒いモノキニに包まれた尻が、水面の反射光やプールサイドから伸びるネオンライトによって照らし出されていた。肉付きこそ薄いものの、しっかり女のものとわかる丸みに周りの男たちが視線を奪われる。その中でも特等席を陣取るのは、もちろん最初に声をかけた軽薄な男。あの水着が濡れたあとならさらに煽情的な情景になっていただろうが、まずは素材の味を楽しむというのが彼の嗜みでもあった。 ……そんなことは露知らず、細く白い手足をふらつかせながら奏はフロート中央のくぼみに腰を落ち着けた。非日常的な空間や体験に緊張しているのか、今度は尻ではなくぎこちない表情がライトアップされている。 しかし表情以外を見れば、彼女がこのプールで一番注目を浴びるに相応しい女性だと誰もが理解するだろう。病的に白い肌はプールサイドに設置されたネオンの色で美しく彩られ、わずかに伏せられた表情にさす影がミステリアスさを引き立てる。 ちなみにこの時奏は「意外と揺れるなぁ」程度のことしか考えていなかったのだが、そんなことは観衆が知る由もない。 「奏ちゃん、ガチエグい! いや~、誘った甲斐あったわ!! ってかもうマーメイドよ! 都会の人魚、ここに有り……みたいな!!」 そんな奏に歓声を飛ばしたのはナンパしてきた男である。彼自身も奏の姿は想像以上だったらしく、わりと本気の声色で賛美が続いた。それが通りすがりやこのスポットに着いたばかりの者たちですら立ち止まるレベルの大声でかけられる。いたたまれなくなった奏はどんどん身を縮ませ、青白い顔を火照らせた。 尽きることのない調子の良い言葉に、奏の警戒はすっかり薄れていく。最初に話しかけてきた時より威圧感も減り、何よりも奏を楽しませようとしているのがちゃんと感じ取れた。 (というか……むしろこういう場に慣れてる人なら、あとでまふゆ達と合流する時も一緒に来てもらおうかな? 絵名が見たいっていってたフォトスポット以外にもいろいろ教えてもらえそうだし……) 水面の揺れによって遠ざかったプールサイドを目指し、奏は手で水をかく。ライトアップされた水中は幻想的で、思わず見惚れてしまいそうだ。 大きなフロートに乗っているせいでバランス感覚は少し危ういが、距離自体はさほどない。何度か手を動かしているうちに、彼の待つプールサイドまですぐの位置になった。彼も奏の様子に気が付き、へりへ歩み寄る。 「はい、ゆっくりねー。焦らないでねー」 まるでプールの監視員かのような口ぶりの彼に腕を引かれ、奏はようやく揺らがない地面に足をつけた。先ほどまで全身にかかっていた浮遊感との差に少しギャップを感じるが、それもすぐに慣れた。しかしフロートを回収した男にデッキチェアで休むよう促されれば、断る必要もない。気づかぬうちに濡れていた髪先を軽く絞りつつ腰を落ち着けた。 デッキチェアに座った奏が改めて周りを見渡す。皆スマートフォンで写真をとったり、水中で身体を寄せ合って仲睦まじく談笑している。中には、奏が今着ているモノキニが大人しく見えるくらい、露出の多い水着を着ている者もいた。決まってそういうものを着ている女性は奏よりも肉々しいボディラインをしており、奏は自分の身体を見下ろす。贅肉とは無縁故に、胸の膨らみはささやかなものだ。 (そういえば……まふゆと絵名はわたしより大きかったな……) 改めてよく知った人物の身体のシルエットを思い出していると、いつの間にかすぐ隣に腰かけていた彼と目が合う。 「何か考え事?」 「あ、い、いや……友達のことを……」 胸のサイズを思い出していましたなどと言えるわけもなく、奏は誤魔化す。彼はそれ以上追及せず、奏に再びプールに入らないかと提案した。寂しさを紛らわせようとしてくれているのだろうか、と察した彼女は首を縦に振る。 今度は、フロートなしで身体を水に沈めた。少し不安ではあったものの、実際の水深は奏の二の腕の半ば程度。立ち泳ぎというものをすべきかと覚悟していたが、どうやら無事に済んだことに安堵する。そんな奏の横では男がたくましい胸板を晒していた。 「深さとか大丈夫? 怖かったら抱っこしてあげよっか?」 冗談めかすような言い方に、奏は苦笑を返そうとする。しかし、それよりはやく水中では彼の手が迫っていた。 ――するんっ❤ 「えっ、あっ……?」 「あれっ? 手が滑っちゃったわ、ごめんごめ~ん❤」 気のせいと呼ぶには無理のある、確かな接触。プールサイドに来る途中で同じようなことがあったのを思い出す。しかしまたもや彼が「手が滑った」という以上、奏はそれ以上問い詰めることはできなかった。極力こちらもぶつかることのないようにと一歩離れて水中を漂う。 その時、フロアに流れていたムーディーな音楽が止み、一転して激しい曲調のものが流れた。腹の奥まで響くような低音にとまどっている奏とは正反対に、周りの若者たちは陽気にリズムに乗り出す。水中の動きづらさなどものともしないはしゃぎようだ。 ――どんっ! 「わっ……」 「おっと、奏ちゃん大丈夫?」 背後に流れてきた大型フロートに押され、思わず奏の身体が揺らぐ。眼前に迫った水面から奏を救ったのは、軽薄な男だった。今ばかりは彼のたくましい胸板がありがたい。 「すみませ~ん! 大丈夫ですかぁ?」 頭上から降ってきた甲高い声に振り返ると、申し訳なさそうな顔の女性がフロート上からこちらを覗き込んでいた。前かがみになったせいで彼女の豊満な胸の谷間が視界に飛び込んでくる。その存在感に一瞬視線を奪われるが、奏は急いでさらに上へ視線を上げた。 「は、はい、わたしも気づかなかったので……」 「本当にごめんなさ~い! ……ほら、もっとあっちのほう行こうって言ったじゃーん!!」 「え~? だってこっちの方がライティング盛れるしさ~」 奏の視線に気づいていたかは定かではないが、彼女はフロートに同乗していた友人とともに水面を漂って去っていく。大型フロートがいなくなった今スペースにはかなり余裕があるが、奏は既に地上が恋しくなっていた。今のような出来事はもちろん、長い髪が揺蕩う度に急いでかきあつめ、肩より前へ流すという手間もその理由のひとつだ。しかし気を遣ってくれたであろう彼に誘われた身ですぐにあがりたいと言うのも気が引ける。 最終的に奏が選んだのは、もうすこしプールサイド近くにいたい、という提案だった。彼が二つ返事で奏をエスコートし、二人はプールの壁に背を預ける。 「あの……わたしに付き合ってはじっこにいるより、盛り上がってるところにいた方が楽しいですよね」 「も~、奏ちゃんってば気にしすぎ! オレみたいなのと遊ぶこと、ほぼないっしょ?」 「まぁ……」 「正直~! でもそういうとこ……」 気まずそうに縮めていた奏の肩を男の腕が抱き寄せた。濡れた素肌を這う指は長く、小さく華奢な奏はあっという間に胸の中におさまってしまう。 「すっごい可愛いと思うな……❤ 奏ちゃんもさ、普段来ないようなナイトプールに来たってことは男漁りでしょ? オレ、惚れた女の子にはすっげぇ優しくするし、結構尽くすタイプなんだけど……どう?」 これまで飄々としていた口調とはまったく違う、男としての低音を効かせた甘い囁き。ここでようやく、奏はこの男が本気で自分を女として狙っていることに気付いた。貝殻型フロートに乗る奏を褒めたたえていたのは単に賑やかしだと捉えていたし、あくまで友達を一緒に待ってくれる親切な人だと思っていた。 説明しがたい動悸を感じつつ、奏は彼の申し出を断るために顔をあげた。思ったより近くで見つめていた彼に気圧されるも、出来る限りの力をこめた細腕でたくましい胸板を遠ざける。 「今日会ったばかりの人と、その……お付き合いとかは考えられないので……」 「じゃあ明日も会お? 明後日も、明々後日も。そしたらオレのこと好きになってくれる?」 「そ、そういう問題じゃない気が」 流石はナイトプールでナンパに励む人間、奏の極力遠回しなお断りですら可能性の話にすり替えてしまう。ようやく危機感を覚え始めた奏が小さな体躯を活かし男の腕をくぐってプールサイドを目指した。 しかし男から逃げても、今度は無慈悲な水圧が彼女の行く手を阻む。肩より下とはいえ、身体の半分以上を水が覆う水中では大した速度も出ない。 プールサイドにあがって逃げようとするも、入水したときに使用した手すりは見知らぬ客が乗ったフロートを三つ越えた先にあった。背後からは器用に水と人をかきわけて近寄ってくる音が聞こえ、振り返ると案の定あの軽薄な男が追ってきていた。ちょっとしたホラー映画のような状況に奏の背筋が冷える。 なんとか腕の力だけでプールサイドにあがれないか、と細腕で挑戦するも結果はもちろん無駄。以前より運動や健康を意識することが増えても、実際は平均的な女子校生の体力にも及ばない。それでも何度も腕を突っ張り、水中特有の浮遊感を活かして身体を持ち上げようとした。 「……つ~かま~えた❤」 そんな奮闘もむなしく、男が奏に背後から覆いかぶさる。 前方は到底登れないプールサイド、後方には圧倒的体格差のある男……先ほどよりもむしろ悪化した状況に奏は身体を固まらせる。 「なんで逃げるの? 奏ちゃん❤ オレ本気だから、逃げられると傷ついちゃうな~……?」 男の囁きが、指が、体温が奏に密着していく。もう偶然当たったというデタラメをいう気すらないのか、彼が奏のボディラインをモノキニの布地越しになぞる。濡れた髪を一束手繰り寄せられる度、奏は少しずつ身体を暴かれているような錯覚に陥った。 「ご、ごめんなさい……その……」 何に対してかわからない謝罪を呟きつつ、奏はプールサイドの際にあるフロー溝を見つめてひたすら耐える。自分を狙う男に触れられる機会などこれまでなかった彼女にできるのはそれだけだった。 「あぁそっか、奏ちゃんはこういうの……慣れてないんだもんね? 大丈夫、大丈夫❤」 ――するする……❤ なんと彼の手はモノキニのスリットから侵入し、奏の素肌へ触れる。まずはへその窪み、次はうっすら浮いた肋骨。自分が今何をされているのか……これから何をされるのか、そんな不安と恐怖が奏を追い詰めていく。 「奏ちゃん細いな~……オレ、やせてる子好きなんだわ。奏ちゃんの好きなタイプは?」 周りが薄暗いとはいえ、身体を這う彼の手の高さは水面とほぼ同じ。注視すれば、何が行われているのか周りからもわかるはずだ。しかし誰も奏を助ける者はいない。おおよそカップルがイチャついているだけだと思われているのだろう。 「す、好きなタイプとかは、特には……っ」 「お友達と話したりしないんだ? イケメンが好き~とか、背は180cmはないとやだ~とか、年上がいい~とかさ」 男の手がついに奏の乳輪をくるくるとなぞり始める。水面の揺らぎや往復する指によって与えられる刺激はあくまで優しかった。 隙を窺うべくふりかえると、彼も少し角度を変えて奏の耳を追う。大きな手は脇の方へ戻り、今度はわずかな脂肪を寄せるように手のひら全体で胸を寄せ上げた。薄い胸には当然谷間などできないが、彼は飽きることなく素肌やわずかな脂肪を愛で続ける。彼の『痩せてる子が好き』という言葉はおそらく真実なのだろう。 一方奏は、繰り返される動きの中で時折乳輪を掠める爪先の硬さや、すべてを包み込むような大きな手のひらにもどかしさを感じ始めていた。彼から与えられる刺激に痛みは伴わず、逃げ出した時に感じていた恐怖も最初よりは薄れている。そんな中でむずむずとした感覚だけが積もれば、奏は彼の次の行動もきっと大したものではないだろうと考えてしまった。 薄い胸を執拗に寄せ上げていた男の手が、再び乳輪へ戻ってくる。しかしその指先は予想通りゆっくりで、産毛の流れをなぞるような繊細さすら兼ね備えていた。自分の身体に発情されることへの気味悪さこそあるが、やはり乱暴にする素振りはない。 (触って気が済むなら、そのままにしておこうかな……。何が楽しいのかはわからないけど、変に騒いで注目されるのも嫌だし。……それに、ちょっと……ちょっとだけ、この……ぞわぞわする感じ……) ――ぎゅう……ッ!!❤❤ 「ッッほ!?❤ お゛ぉぉ~……ッ!!❤❤❤」 思考が完全に油断している状態でビンッビン❤の乳首をつねられ、奏は無意識に低い声を漏らしてしまった。このままねじ切られるのではないかと思った瞬間指は離れ、今度は労わるように乳首をたんっ❤たんっ❤とタップされる。そして慣れてきた頃にまた乳首を指先でつままれる。奏の身体ができたことは、懸命に水中で背伸びをして乳首への刺激を少しでも紛らわせることだけだった。 もちろんここまで執念深く追い詰めた男がそんなことで諦めるわけもなく、唇を奏の耳元へ寄せる。すっかり水に濡れて束になった髪は、鼻先で容易にどかされてしまった。 「奏ちゃんの乳首、すげー可愛い……❤ わたしのエッチな乳首ここで~す❤っていってるみたいに尖ってて、超つまみやすいよ❤ 水着のパッドなかったら、乳首浮いて周りの男み~んな見ちゃうんじゃない?❤」 「うぅ……❤」 男の少し掠れた声は奏の思考を少しずつとかしていく。そしてまるで彼こそが自分の代弁者であるかのような錯覚に陥った。あれだけプールサイドに登りたかったはずが、気づけば少しでも彼が触りやすいよう水中の壁に突いた腕を伸ばし、背を丸めていた。そんな彼女を男は当たり前のように背後から抱きしめ、さらに乳首へ刺激を与え続ける。耳元で囁かれる言葉も手伝って、奏は俯いた視界に映る自分の身体が少しずつ卑猥に見えてきた。 ――カリカリカリ……❤ 「ふっ、う゛、う~……ッ!!❤❤❤」 「あー、マジでエロい……❤ 奏ちゃんの小さいお尻が太ももにあたって、興奮する……❤」 乳首つねりから一転、軽く擦るだけの刺激が余計に快感を引き立てる。必死に膝を伸ばしたりぱかぱか開いたりして快感を誤魔化そうとするも、所詮は男を興奮させるためだけの所作として扱われてしまった。 奏の小尻の感触に上機嫌な男は、ご褒美といわんばかりにさらに乳首いじりを続行した。器用に複数の指を操って乳頭や乳輪を同時に擦り上げ、奏の膝が伸びきる寸前に離す。彼女がうろたえたように振り返った瞬間を狙って今度は乳首をギュウッ!❤とつねり上げた。緩急をつけた乳首責めによって奏の息はすっかりあがり、荒い呼吸が水面にささやかな波を起こす。 (なんで……っ❤ こ、こんなの……知らない……っ❤ 寒い時とかだって乳首硬くなるはずなのに、この人に触られると……ッ❤❤❤ ……あッまた擦られて……変なのが来る……ッ!!❤❤❤ 我慢、我慢、我慢……ッ!!❤❤❤) 「んふぅ……ッ❤ んふぅ……ッ❤ あ、あ、そこ……ッ!❤❤❤」 奏は水中にありながらジンジンと熱を持つ股間と内ももを擦り合わせ、目をつぶった。それは一見現実逃避のようだったが、実際のところは乳首へ与えられる刺激をより深く味わうべく集中する構えに入っただけだ。薄い唇からふぅふぅ❤と息をこぼし、下半身を水中でヘコつかせる。 今の彼女にとって水圧は逃亡を妨げる敵ではなく、乳首をこねられて欲情した下半身を甘く刺激するアダルトグッズ同然だった。 (あ、あ……ッ❤ 触られてる胸の痺れが、グ~…ッ❤って腰まで伝わってくる……❤❤❤ ジンジンするのに痛くなくて、怖いのにもっとしてほしいような……❤) 「はは、気持ちよさそうだね。……でも、一旦おしまい」 「あっ……?❤ え……❤」 彼はモノキニに侵入させていた手をするりと抜き、歪んだバスト部分の布地を軽く整える。思わず目を見開いた奏は、布地が水圧を受けて再び身体へ張り付いていくのを呆然と眺めていた。あれだけ刺激された乳首はバスト部分のパッドの柔さに包まれ、まるで先ほどまでの淫靡な行為など最初からなかったかのようだ。発散する寸前で刺激を失ったはずの下半身だけが時折ヘコついているのは筋肉の緊張故か。 戸惑う奏の肩を支え、男はそっと唇に指をあてる。彼の行動が読めない奏に答えを告げたのは…… 「それでは皆様、今から10分後に噴水ショーが開始となります! 絶好のシャッターチャンスをお見逃すことのないよう、今の内場所をとっておくのをおすすめいたします!」 突然飛び込んできた声の元を奏は目で追う。そこには拡声器を携えてプールの中央を指さすスタッフが立っていた。観衆も待ちきれないといった様子で指さす先へ注目する。 プールの中央にはちょっとした島のようなエリアがあり、どうやらそこに設置されているスプリンクラーから飛ばす噴水でショーを行うようだ。その間にもスタッフは手元のバインダーを確かめながら、噴水ショーが何分に及ぶかだとか注意事項やらを読み上げている。 「やばーい! 楽しみー」 「ねースマホとって! 前の方いこ!」 近くのデッキチェアに座っていた若者たちが争うように水中へ飛び込んだり、プールサイドに座り込みはじめる。どうやらこの時間帯にイベントエリアへ来ていた客は噴水ショーが目的だったようだ。見渡すと、奏と男以外の人々は中央のイベントエリアを囲むように移動していた。 「あ……」 「ね。いったでしょ」 男が奏を抱き寄せ、少し得意げな声で囁く。その間にも手はモノキニから覗く素肌を撫でまわしていた。腰骨の感触がお気に入りなのか、何度も段差や窪みを親指で往復する。 やがて人の移動が落ち着いたのを見計らい、男は奏の脇へ腕を差し込む。そしてなんと彼女の身体をそのまま持ち上げた。水中とは違う浮遊感に奏が目を白黒させていると、すぐに尻がペタンと音を立てて硬い感触を捉える。濡れた尻の着地点はプールサイドだった。 男は座ったまま慌てふためく奏のすぐ横に自分の腕力のみで上がると、視線の高さを合わせて手を差し出す。まるでお姫様のエスコートである。いまいち理解できていない奏だったが、待たせるのも申し訳ないという彼女なりの気遣いからそこに自分の手を重ねた。彼のたくましい腕は奏をゆっくり立たせ、近くのデッキチェアへ連れ歩く。促されるまま腰かければ、ネオンカラーに煌めくプールと人々の姿が一望できた。 奏がその光景を眺めていると、彼女ひとりで座るには大きいデッキチェアに彼も腰をおろす。ゴムバンドを敷き詰めた座面のたわみが奏の尻まで伝わり、彼の身体が筋肉で包まれていることを示していた。 「ね、奏ちゃん。さっきのどうだった?」 数分前の出来事を彼の方から確かめられ、奏は思わず肩を縮こませる。「さっきのことってなんでしたっけ?」ととぼける器用さは彼女にはない。むしろその視線が己の胸や彼の手を忙しなく往復することで、彼女がいかにあの刺激を深く脳に刻んでいたかを物語っている。彼の伸ばした片手が再びモノキニのスリットに潜りこんでも、奏はもう逃げなかった。 スリットから少し進み、濡れてぴったりと張り付いた水着のバスト部分が彼の手の進行を妨げる。しかしその密度すら楽しむように手は蠢き、わずかに侵入させた指先で薄い脂肪の感触を味わった。デッキチェアがわずかに軋む音に奏は視線を泳がせるも、その目の動きは周りにバレていないかを気にするものであり、助けを求めるものではない。 「どう? ……続き、したい?」 ――ぷに……❤ ぷにぷに……❤ 乳輪を下から摘まむようにして、彼の指先が刺激を与える。水中での乳首弄りとは違い、片方の胸をひたすら甘やかされる感覚は奏にとって先ほどより酷にも感じられた。つねられる程の鋭い刺激を知ってしまったからこそじれったい。その先を……彼の手で与えられたいと望んでしまう。 「つ、続き……っ、したい、です……❤ ッふ❤ ふぅッ❤」 ――ぐにぐに……ッ❤ ぐっにィ~~……ッ!❤ 気が付けば、奏はもう片方の乳首を自分の手でこねくりまわしていた。 モノキニのスリットに自分で腕を突っ込む姿はまるで着替えているようにも見える。もしもプールの中の客が気まぐれに振り返れば、すぐに人々は「プールサイドで着替えようとしている子がいる」「いや、よく見たら男に乳揉まれながら自分でも乳首こねてる公共チクニー女じゃないか」「やっぱり貧乳って感度いいんだな」と囁きあうことになるだろう。 唇を尖らせて己の乳首をこねる奏を愛おしそうに見つめつつ、男はこれまで甘擦りしていた乳輪を親指と中指で挟み込む。彼の大きな手が作り出した歪な空洞の中では、すっかり勃起した乳首がピンッ!❤と存在を主張していた。 「あ、あの……続き……ッ!❤ 続き、お願いします……ッ!!❤❤ 続きッ……❤❤❤」 「…………」 「……ッぐ、うぅ~……ッ!!❤❤❤」 (乳首ッ!❤ 続きしたいって言ったのに……ッ!❤❤❤ なんで……ッ?❤) あれだけ弄んだ挙句放置され、奏のもう片方の手によるセルフ乳首こねが加速する。しかし、奏の身体には決定的な痺れが訪れない。尖った乳首に触れるという行為は同じはずなのに……今日会ったばかりの彼の方が自分の身体を知り尽くしているという現実に奏はショックを受けた。 そんな奏の胸から、ついに彼の手が離れていく。バスト部分の布地を持ち上げていた存在が抜けたことでパッドが乳首へ覆いかぶさるが、彼女が求めていた刺激はこんなものではない。耐えがたいもどかしさからついに奏は男へ顔を向ける。 ――ぼろんッ!❤❤❤ 「これ挿れながら、乳首いじってあげるね❤」 圧倒的な質量――デカちんぽがずり下ろした水着のウエスト部分から飛び出した。彼女の視線が向けられる瞬間を待っていたのか否かは定かではないが、奏の視線は当然ちんぽに吸い寄せられてしまう。張り出したカリの段差は奏を威嚇するように光を反射し、彼が竿の根元をつかみ軽く揺らすと赤黒い残像が踊った。 「わ、わかりました……お願いします……❤❤❤ 」 ……無垢とは一種の愚かである。奏は華やかなネオンプールでオス臭をぷんッぷん❤漂わせるちんぽがどれほどの脅威を持っているかなど知らなかった。見た目や匂いに馴染みこそないが所詮は身体の一部であり、あれだけ自分に未知の快感を教えてくれた彼ならばそれほど大した害を与えることもないだろうとすら思っている。奏は待ち焦がれた乳首アクメのためにセックスを済ますことを選んでしまった。 彼は了承した奏に上機嫌な笑みを返すと、デッキチェアの裏に置かれていたビニール製のバッグから小さな箱を取り出す。ショッキングピンクとブラックのカラーで彩られた箱から取り出したのはコンドームだ。 ちんぽへ装着したコンドームがビチッ!❤と音を立てると、彼はまるで自宅でくつろぐようにデッキチェアへ寝転がる。そんな光景をなんとなく眺めていた奏に男が言葉をかけた。 「脱いで」 「えっ?」 「脱いでっていったの。いくらそんなエロい水着でも、脱がなきゃおまんこ……奏ちゃんがさっきからもじもじしてるお股のとこ、挿れられないでしょ」 「でも人がいるし……」 「みんな噴水ショーの方に注目してるから大丈夫。むしろ、噴水ショーが終わったらみんな戻ってきちゃうよ?」 ほら、と腕を引かれるまま、奏は彼の上に馬乗りで跨る。体重をかけることに躊躇ったのか、座面に膝をついて腰を浮かす姿勢だ。それでも腰かけるより遥かに多い重さをデッキチェアは当然のように受けとめていた。 実際に彼のいう通りほとんどの客は中央エリアに視線を向けているし、片手で数えられるぐらいのプールサイドにいる者でさえスマートフォンの画面に夢中なようだ。夜が迫った薄暗さも相まって、少なくともデッキチェアで密着する奏と男へわざわざ注目する者はいない。 周りの様子を窺っていると、ついにスタッフと観衆は噴水ショーへのカウントダウンを読み上げはじめた。合わせて奏の動悸もヒートアップしていく。 公共の場で裸体を晒すという禁忌、水着やナイトプールという非日常、そして念願の乳首アクメを天秤にかけ……奏は決断をくだした。 「……や、やっぱり、脱ぐのはできません」 今のモノキニではなく上下が分かれたビキニスタイルの水着を着ていたとしても、同じ答えを選んだだろう。そんな彼女の決心が窺える、強い意志を感じさせる目だ。 男はしばらく黙っていたが、やがて了承の言葉を返した。ナンパ目的のナイトプールだったが、無理強いしてまで行為をしたいわけではない。ここまでの感触は悪くなかったのだから、連絡先でも交換して今後改めて距離を詰める方が無難だろう。 『噴水ショー開始まであと、5、4――』 軽薄な笑顔を浮かべようとした彼の耳にカウントダウンが聞こえてくる。合わせて施設内の照明も控えめになっていき、人々の注目はさらに噴水が設置された中央エリアへ注がれた。 「じゃあ、噴水ショーだけでも楽しんでいこうか? ほら、はじま――」 『3、2、1!』 「……だから」 『――0!!』 観衆が0を告げると同時に噴水とネオンライトが一斉に煌めく。そんな眩い背景に、奏のシルエットが浮かび上がった。今日のセックスを見送った男にとって彼女の細いボディラインはより魅力的に見えてしまう。 やがて眩さに慣れた彼の目に、奏の全貌が映し出される。 「これでも、いいですか?」 「……え?」 男の膝の上で――奏は水着の布地をずらし、股間を露出していた。背後から照らし出す煌めきのおかげで、そこが何の隔たりもない無毛まんこであるとわかる。 予想外の展開に絶句していた男の反応を見えないからだと勘違いしたのか、奏は己の剥き出しパイパンまんこをより強調するためガニ股になり腰を突き出す。姿勢を変えたことで反射した光が彼女の薄い胸をうっすら照らし出していた。 「あの、見えますか……?」 「見えてる見えてる! ……はは、こりゃすごい子を見つけちゃったな」 「……?」 「あぁいや、こっちの話。じゃあ問題も解決したことだし、早速はじめようか」 「は、はい」 歓声と光を背に、奏は男の指示に従うことになった。勃起したちんぽを彼が手で支え、そこへ奏がぬめる膣穴を落とすという工程である。 愛液やら膣穴の実態を知らない奏が手間取るも、男は苛立つことなく丁寧に教えた。その結果、実際のずらし挿入が行われたのは噴水ショーの一曲目が終盤にさしかかった頃だった。 「ほら、ゆっくり……」 「は、はい……ッ❤」 デッキチェアの座面は幅広く、男が寝っ転がってもなおまだスペースがある。そこへ奏は蛙のように足を踏ん張り、腰を何度かちんぽの先端に擦り付けた。もちろん股間部分の布地をずらしたままキープすることも忘れない。指を絡めあった片手へ奏が身の安全を委ねれば、もちろん彼もその細く小さな手を大切そうに握って彼女を支えた。 アップテンポな二曲目のイントロとともにまだまだ噴水ショーは盛り上がりを見せる。それをバックに、男の視界には再び細い彼女のシルエットが浮かび上がった。 ――ずっ……にゅうぅ~~……っ❤❤❤ 「あ゛っ❤ あ゛……っ❤ あ゛ぁ~……ッ!❤」 「うぉッ中あっつ……!❤ 」 まるで手品のように、奏のシルエットが男の太く長い竿を飲み込んでいく光景は神秘的ですらあった。 結合部を襲う圧迫感に屈しないよう、奏は目を閉じて深く息を吸う。 何度もよろめいては男を心配させつつ、ついに腰をゆっくり上下に往復する。乳首アクメギリギリまで高められた甲斐あってか、先端を咥えこむ膣穴は十分潤っていた。 ――とちゅ……ッ❤ とちゅ……ッ❤ とちゅ……ッ❤ 「ほ……ッ❤ ほ……ッ❤」 「奏ちゃん、痛くない?」 「大、丈夫……❤ もう少し……❤❤……ッあ゛っ?❤ ここ、好き、かも……ッ!❤❤❤」 ――にちゅにちゅにちゅにちゅ……ッ!!❤❤❤ 奏自身も気持ちいい箇所が見つかり、中腰で小刻みに上下運動を繰り返す。カクカクとした動きは生殖本能に溺れる獣とほぼ等しい。 カリ高ちんぽで気持ちいいところを刺激することに集中するあまり、健気に絡めていた手はいつしか彼を手すりのように扱っていた。いくら奏が細身とはいえ、全体重をかけて扉を引くようなバランスのとり方をされれば引っ張られる側に負担はかかる。筋肉も体格も奏より圧倒的に恵まれているこの男でなければ転倒事故に発展していただろう。 快感を高めるあまりどんどん仰け反っていく奏を心配した彼が、黙って膝をたてる。体格に相応しい安定感をもつ男の太ももを察知したのか、奏はそこに背中を預けた。 「ッお゛……ッ!!❤ でっぱりのところが、ナカ押し込んでくるゥ~……ッ!!❤❤❤」 すると、これまでの中腰からさらにGスポットにカリが突き刺さる角度に変わったことを奏自身が報告する。その快感が耐えがたいのか、完全に彼の太ももにもたれて何度か深呼吸を繰り返していた。 背後で今も進行している噴水ショーに飛んだ歓声をきき、奏は改めてデッキチェアの座面へ足を踏ん張る。バランスがとりづらそうに見えたため男が一度手を離すと、その手は少し迷ったように空中を泳ぐ。 「あの……膝を……」 「ん?」 「手を横につきたいので、膝を開いてもらえませんか……?」 濡れた髪を頬に貼り付けたまま奏が必死に身振り手振りで伝える。どうやら彼の膝をソファのひじ掛けのようにしてほしいらしい。男は奏が股の間から滑り落ちないよう適度に足を開き、膝を掴ませる。その刺激すら心地よいのか、奏の唇からは時折「ほッ❤ そこ、当たる……ッ❤」と声が漏れた。 奏からの微調整を受け、ついに彼の下半身は温もりと安定性を携えた良質の奏専用おちんぽシートに変化をとげた。ゲーミングチェアの快適さにこそ劣るものの、細身の奏を太ももの面で支えつつ、かたい膝を掴ませるその姿は最早コクピットと呼んでもいいかもしれない。満足いくポジションについた奏が小さな声でお礼を告げれば、男は嬉しそうに笑った。 「奏ちゃんの気持ちよさそうなところ、いっぱい見たいからさ❤ 他にもしてほしいことあったら何でもいいなよ❤❤」 「ど、どうも……」 男から甘やかされ、奏はほんの少し申し訳なさを感じる。しかしおちんぽシートセッティング中散々焦らされた膣内が、身体の持ち主を急かすようにカリの段差をはむはむッ❤と甘く締め付けだした。弱点に抉り込むような刺激に、奏は乳首を尖らせながら体勢を戻す。 男の立てられた太ももに背を預けた今の姿は、まるでこれからリンボーダンスに挑むような体勢だった。 まずはお気に入りおまんこエリアへの刺激を再開すべく、奏は男の太ももに背を預けたままゆっくりと腰を持ち上げた。薄い尻肉は男の硬い太ももによってひしゃげ、摩擦による動きづらさを訴える。しかし奏は気にする素振りもなく一定の高さを目指した。やがて彼女の腰の上昇が止まり、震える細い足が何度かデッキチェアの座面を踏みなおす。中腰よりも深く、かといって完全に尻を降ろさない体勢はより下半身の筋肉を酷使しているように見えるが、どうやら男の太ももやら膝やらをうまく使って身体を支えているようだ。 「ふ~……っ❤ ふ~……っ❤」 奏は腰を浮かせたM字開脚で何度か空を仰ぐ。都会の空らしい少し淀んだ色が見える。視界の端の方にはチカチカと点滅しながら飛行機が飛んでいった。 まさか自分がこんな解放感のあるセックスに励む日が来るなんて、想像したこともなかった。暗い部屋の中でブルーライトを浴びる日々を特別嫌だと思っているわけでもないが、たまにはこうして見知らぬ環境に飛び込んでみるのもいい。今日自分を誘い出してくれた絵名や、電車で移動中も話題を振ってくれた瑞希、その間ずっと黙って隣を歩いてくれたまふゆを思い出す。 そして……ナイトプールで出会った彼へ視線を向けた。彼は奏が呆けている間も彼女の肋骨や骨ばった膝を楽し気に眺めていたらしい。急に目が合って一瞬驚いたようだが、奏の表情に発情した人間特有の欲が潜んでいることに気が付くと笑顔を浮かべた。 「…………❤ 動きます、ね……❤❤❤」 ――ヘコ……ッ❤ ヘコ……ッ❤ それがまるで始めの合図かのように、奏が腰をヘコつかせはじめる。彼のたくましいふとももに身を委ねたその姿は、腰ヘコM字開脚騎乗位とでも呼ぼうか。カリの段差をとにかくGスポットに押し当て、ひたすら自分の好きなペースで腰をヘコらせる身勝手な行為は、実質男のちんぽを使ったオナニーの方が近い。しかしその間も彼は不機嫌になることなく、奏が腰を振りやすいようじっと耐えた。 ――ヘコッ❤ ヘコッ❤ ヘコッ❤ ヘコッ❤ ――にちゅッ!❤ にちゅッ!❤ にちゅッ!❤ にちゅッ!❤ 奏が腰をヘコらせること数分、Gスポットへの刺激は噴水ショーの盛り上がりとともにペースを加速させる。やり方のコツをつかんだ彼女は限界を訴える膝を誤魔化しつつ、絶頂を迎えようとしていた。 しかし普段の運動不足やそもそもの筋力不足が祟り、何度も腰が崩れおちそうになる。その度にここまで積もらせた快感を途切れさせることになり、無意識に沸いた苛立ちから今度は己の下半身すらコントロールできず最適腰ヘコスポットを素通りしてしまう。 むしろ彼女の身体能力を考えれば、中腰より深く腰を落とした状態でよく数分間もセルフまんホジをキープできたものだ。それだけ彼女の身体が性欲に支配されていたともいえる。 「あ、足が…ッ…❤ 足ッ❤ もう、む、りッ……❤❤❤」 男の膝を掴んだりして身体を支えてみたものの、ついに奏は限界を口にした。細い指を男に向けて伸ばし、乱れた髪を顔中に張り付かせた様子は一見おどろおどろしい雰囲気を醸し出しているが、その頬が火照っていることを知っている男は優しく彼女を抱き寄せる。 ――……にゅっぽんッ!❤ 「お゛ぅッ……❤」 奏が下腹部から移動したことで、咥えこんでいた亀頭が膣穴から飛び出す。その際もカリに浅い部分の膣ヒダを擦られ、奏は無意識に間抜けな声をこぼした。 まるで子守りのように男の腕に抱かれる奏は、彼のあたたかな胸板が汗ひとつかいていないことに気が付いた。プールからあがってしばらく経つこと、そして夏の夜特有の蒸し暑さも手伝ってとっくに水滴は乾いていたのだろうが、汗だくで息も絶え絶えな自分とのあまりに対照的な様子に面喰う。 「奏ちゃん、すっげぇ気持ちよさそうだったね」 「……は、はい。あの……勝手にわたしだけ、すみません……」 自分だけ盛り上がっていたことを再認識し、奏は恥ずかし気に顔を伏せた。そんな様子に男は「怒ってないよ~❤」と笑いながら彼女の上半身を起こさせる。一方温かな手が離れたことに奏は少し残念そうな表情を浮かべた。 しかし、彼の目的はモノキニに包まれた奏のバスト。スリットから侵入する手つきは最早慣れたものである。そのままあれだけ焦らしていた乳首つねりをあっさりと与えられ、奏は思わず唇から「ぅお゛ッ……!❤」と低い声を漏らす。 間近で晒されたオホ顔に気をよくしたのか、彼は乳首責めを続行した。指の腹で優しく甘やかすような感触を与え、奏が少しでも胸を突き出す素振りを見せれば迷わず乳首を握り込む。男の力強い手が器用に乳首を挟み込む、揺らし、引っ張る。 ジンジンとした熱に侵された奏は、尖らせたままの唇からよだれを一筋垂らしながら乳首責めを堪能した。真面目さ故かそれとも離すタイミングがわからなかったのか、相変わらず股間は剥きだしのままである。 ――すりすりッ❤ むにッ❤ ……ぎゅう~~……ッ❤ 「ほ~~……っ❤ ほ~~……ッ❤ ち、乳首ッ……すっご……❤❤❤」 (ずっと周りばっかり触って焦らしてたのに、セックスしたらすぐにこねこねしてくれるようになった……❤❤ セ、セックスってすごい……❤❤❤ 水着をおさえてるのは正直大変だけど……こんなに乳首をいじってもらえるなら、アリ、かな……❤❤❤) ――……カリカリカリカリカリッ!❤ ぐにッ❤ すりすりすり……カリカリカリカリッ!❤❤❤ 「あッあ゛っあ゛っ!!❤❤ 乳首ッだめだめだめ……ッ!!❤❤❤ ……ッう゛ォ゛ッ!!❤❤❤ お股に、くるぅ~………!!❤❤❤ あ゛ぁ~……❤❤❤」 ――カクカクッ!❤❤ ヘッコヘコォ~ン……ッ!❤❤❤ カクカクカク……ッ❤❤❤ 指遣いに耽っていた奏は男が与えてきた急速乳首カリカリ❤❤❤に耐えきれず、間抜けな腰ヘコアクメを晒した。 あくまで絶頂の副産物による腰ヘコだったが、馬乗り無毛まんこは彼の纏う筋肉で無意識クリ摩擦を知ってしまう。奏の意思と関係なくクリ擦りを続けようとしたところ、何かが尻に当たる。 ――ぷにっ❤ つんつんっ❤ 「あ……❤」 振り返ると、奏の尻へちんぽが存在を主張していた。腰を軽く持ち上げたのであろう男に視線を戻し、奏は黙って頷いた。 ゆっくりと尻を後退させ、剝き出しの膣穴を手探りならぬ尻探りで亀頭へフィットさせる。奏の細足と乳首を労わる為数分間放置されていたが、勃起力に衰えはない。むしろアクメ初心者をこれから突きまくるぞというやる気にさえ満ち溢れていた。 「お、おちんちん、どうぞ……❤❤」 ――ぱっか~~んッ❤ 奏は男の上半身に寄り添いつつ、剥き出しの股間をさらけ出すように腰を浮かせる。普段の穏やかながらどこか浮世離れした佇まいが嘘のような間抜けな姿だ。なお、上半身の位置を極力キープしている様子を見るに乳首への刺激は継続してほしいらしい。 ――にゅるん……っ❤ 「あ、挿いってきた……ッ❤❤」 巧みな乳首責めを受け絶頂したばかりの身体に、再びちんぽが挿入される。圧迫感に眉を寄せていた最初の頃より早いペースで気持ちいい場所を押し当て、奏は腰を震わせた。 ――にゅぽッ❤ にゅぽッ❤ ぐっぽッ❤ ――カリカリ……っ❤ カリカリ……っ❤ 「ふッ……!❤ ふッ……!❤ あの……」 「ん?」 噴水ショーも佳境というところで、彼女が上目遣いで男を見る。彼と至近距離で目が合うと少し恥ずかしそうに唇を噛んだが、意を決したように問いかけた。 「またこうやって、乳首カリカリしてもらえますよね……ッ?❤❤ ッお゛ッ……❤ おちんちん挿れて構いません、から……❤❤❤」 「奏ちゃんがしたいならいいよ。ちゃんと約束してくれる?」 「……!❤ は、はい……もちろん……ッ!❤」 こうして、奏は乳首アクメのために今後も膣穴を貸し出すことを男に誓った。ぷりッ❤ぷりッ❤と振る尻を見れば、交換条件であるはずのセックスに熱中するのも時間の問題ではあるが……それはこれからの男の技術にかかっているだろう。まずは今日の一発、とでもいうように彼が足をデッキチェアに踏ん張った。 ――にゅう~~……ッ❤ 「ッふぅ❤ ……? あの、抜け……ッ❤」 ――……バコバコバコバコッ!!❤❤❤ 「うォ゛ッ!?❤❤❤」 手で奏の乳首をつまんだまま、彼の騎乗位専用ピストンが炸裂する。筋肉をフル活用したピストンを受け入れられるわけもなく、下から腰を叩きつけられるたび奏の薄い身体が浮く。その度男の手につままれたままの乳首が強く引っ張られ、奏は乳首と膣穴を襲う激しい快感にひたすら呻き声を上げた。 ――バコッ!!❤ バコッ!!❤ バコッ!❤❤ 「はー、奏ちゃん本当最高だわ❤ これからたくさんセックスも乳首イキもしようね❤❤」 「はいッ!❤ よ、よろしくッお願いしますッ……❤❤❤」 「いいこ、いいこ❤ ……それじゃ、オレはおまんこでイかせてもらうから、お礼に今すぐ乳首イキさせてあげるね❤❤❤」 ――ぎゅう~~ッ❤ カリカリッ!❤ カリカリすりすり~~ッ!❤❤ 「お゛ッ!!!❤❤❤」 男が告げると同時に、今日一番の速度で奏の乳首が蹂躙される。もちろん耐えきれるわけがない彼女は男の肩に顔を埋めながら絶頂することになった。 「ん゛っおッお゛~~~ッ!!❤❤❤ ッほ、お、お゛ぉ~んッ……❤❤❤」 「あ~、まんこ締まってやっべ……❤ ガリガリな奏ちゃんのぬるキツまんでイク……ッ❤❤❤」 ――びゅう~~……ッ!❤ びゅるる……ッ❤❤ びゅぷぅ~…………ッ❤❤❤ どく、どく……ッ❤❤❤ その間に弱々しい身体からは想像できない程の膣痙攣をちんコキに利用し、男は射精する。コンドームの先端にはみるみる精液が溜まり、ド好みの女とするセックスがいかに気持ちいいかを示していた。 ついに脱力した奏の身体が崩れ落ち、男に覆いかぶさる。ずっと股間の布をずらしていた腕を解放したことで、元の位置に戻ろうとした水着が竿を横から押し出そうとする。その刺激に苦笑しながら、男はコンドームが途中で外れないよう注意しつつ膣穴からちんぽを抜いた。しかしわずかな快感でも今の彼女にとっては過酷だったようで、彼の上に転がった奏がピクリと跳ねる。 『――残すはクライマックスのみです! 曲に合わせて手拍子をお願い致します!』 しかし、絶頂の余韻に浸っていられる時間はもう長くない。遠くから響いてきたスタッフの声を聴き、彼は奏の薄い身体をひっくり返して自分の上に重ねる。一瞬の浮遊感と反転した視界に慌てる彼女へ、見て、と前を指さした。 「え? あ……すごい……!」 スタッフの言葉通りクライマックスを迎えた噴水ショーの輝きが、二人の視界いっぱいに広がる。暗い夜空、備え付けられたネオンライト、一瞬の煌めきを残す水流……すべてがマッチし、人々を魅了した。 盛大な拍手とともに噴水ショーが終了すると、客は思い思いの感想を口にしながら散らばっていく。慌てたように駆ける者、はたまた小腹を満たしに行く者。そんな彼らの背中を見ていた男が立ちあがった。 「じゃあ、そろそろオレらも帰んなきゃね」 「あ……その、ありがとうございました。お気をつけて……」 「もう何いってんのー」 デッキチェアに腰かけたままだった奏の腕を男が引いた。彼女がよろめきながら立つと、彼は歯を見せて笑った。 「一緒に行くんだってば。ほら、お友達と別れちゃった場所まで送るよ」 「……はい……❤」 筋肉に身を包んだ男と、細いボディラインを持った奏が歩き出す。その背中は相変わらずチグハグな組合せだったが、通り過ぎる者は皆寄り添う二人を微笑ましい顔で見送るのだった。