『強制オナ禁生活』 治療院に所属する女がカルテを片手にシオンを見る。 その目は己の欲望を制御できない淫魔ハンターを物のように見下した態度だ。 「自慰回数が1日に平均15回。治療内容によっては20回を超える日もある…と」 はぁ、と女はこれ見よがしに溜息をついた。 自分が我慢できなかった事実を淡々と述べられたことにより強い羞恥を感じるシオン。 だがそれ以上に目の前の治療師の女の怜悧な瞳がシオンの恐怖を煽る。 「駄目ですよ~?せっかく管理してあげてるのに…効率よく淫気が抜けないじゃないですか」 かつん、と足音を鳴らした。 拘束されているシオンはその物音に僅かに身を竦ませる。 「今日からシオンさんにはオナ禁をしてもらいます。これも立派な治療行為なので耐えてくださいね」 そう言うと女はシオンに口枷と目隠しを装着した。 これでシオンは視覚と言葉を封じられたことになる。 手も椅子に固定されていて、足も開いた状態で閉じることが出来ない。 「お猿さんのオナニー癖が治るまで続けます。必死に耐えてくださいね? 1日に1度だけ口枷は外してあげますので何か身体に異常があればその時に教えてください。では…」 ◇ ぐったりとした淫魔ハンターの口枷が1日に1回外される。 肉体的な異常はないかという確認のためと説明されているが、それがシオンの無様な懇願を楽しむためだけの措置だというのは明らかだった。 「あ、ぁ…お、願い、します…い、逝かせて…下さい…」 そして、ぐったりと身体を喘がせたシオンはこの日も担当の治療師へと懇願をする。 20日にも及ぶ禁欲生活をシオンは耐え続けていた。 いや、正確には耐えられていない。 全身が茹ったように赤く染まり、近くに寄らなくても分かるほどシオンの周りには濃厚な雌の淫臭が漂っている。 シオンの体液溜まりのせいで薄っすらと湯気すら立っている状態だ。 陰核は軽く皮が捲れ上がり、股の間ではヒクヒクと膣穴が蠢き、切なさに愛液の涙を垂れ流しているのだった。 それは見る者をぞくっとさせるほど倒錯的で、シオンほどの美女が媚びるようにオナニーの御許しを懇願する姿はなんとも煽情的な光景だった。 「せめて、おなにぃ…したい。したいんです…い、逝き…たい、うぅ、オナニー…させてください…」 どうか、どうかと言葉を繰り返すシオン。 恥という言葉を忘れてしまったかのようなシオンの痴態に治療師は嗜虐心を煽られる。 いつもは冷徹なハンターの淫らな姿。 しかし、シオンの状態はある意味仕方のないことではあった。 淫魔に開発され尽くした身体。さらにはそんな身体を弄ばれ、廃人寸前まで追い込まれていたシオンに急な禁欲生活などできるはずがなかった。 今シオンの体内では何日も刺激を得ることが出来なかった快楽を感じるためだけの神経が淫気によって悶え狂っているのだ。 「駄目ですよ。最低でもあともう数日くらいは頑張らないと」 「うああ…い、1回だけで…いいんです…頭が、おかしく、なりそうなんです…」 んー…と、可愛らしく首を傾げる治療師。 そして―― 「ふふっ、だ・め♡」 女がシオンの乳輪の淵に触れた。 張り詰めた巨大なIカップをしなやかな爪先が掠める。 空気が愛撫するような極少の刺激。 羽で撫でるような極々僅かな接触だった。 「ああ…っ!? ふあああ! だ、駄目ぇ!! も、もっと、もっとぉおおお! あああ!!」 拘束を軋ませるほど揺らして、切ない愛撫に悶えるシオン。 女はそんな彼女の耳元に舐めつけるようにねっとりとした言葉を送り込む。 「オナ禁が終わったら沢山逝かせてあげますから、それまで頑張ってくださいね♡」 「く、くぅううう!」 耳道を粘っこく擦りあげる女の吐息にシオンは甲高い悲鳴を響かせた。 「おっと、危ない危ない。そういえばシオンさんは脳イキできるんでしたね。もう少しで逝かせてしまうところでした」 しばらくシオンが身悶える様子をねっとりと視線で見つめる。 シオンも決して自分の願いが叶わないことを理解していながらこの場の上位者に必死に哀願していた。 女は一通りシオンの痴態を楽しんだ後で立ち上がる。 シオンはその音を敏感に察知して必死に身を捩って抵抗した。 「んぅ゛ぅ!」 しかし、そんな抵抗も虚しくシオンは口枷を嵌められる。女はそのまま踵を返した。 背後から聞こえてくる焦れったさに悶えるシオンの懇願など聞こえていないという様子だ。 シオンの禁欲生活はすでに20日目。 当初の計画では10日程の予定だったのだが… (シオンさんって本当に虐め甲斐がある人ですよねぇ…どうせどれだけ時間が経ったかなんて分からないでしょうし、もう20日…いや、50日くらいオナ禁させてみましょうかね) そう悪魔的な思考を巡らせていた。 結局シオンの強制的な禁欲生活が終わるのはさらに100日後。 その間シオンは一切の絶頂がない監禁生活を送り続けるのだった。