今回は漫画本文作成について、振り返ります。
漫画作成の全工程を一気に振り返ると、かなり長くなりそうなので、今回は以下の工程だけを対象にします。
・計画作成
・ストーリー、キャラ設定作成
・プロット作成
・ネーム作成
<取り組んだこと・意識したこと>
①計画を一週間後ごとに見直すこと
②予定表にある作業を「家only作業」と「出先でも可作業」で分けたこと
③『マンキー!』(著者:菅野博之)に則ってキャラ設定~プロット作成したこと
④プロットを脚本(このキャラがこれを言って、こう行動する)レベルに落とし込むこと
⑤紙にネームを描くこと(直デジタルでない)
⑥ネタの取捨選択
⑦ページごとに見せゴマ決め
<良かったこと>
・計画通りいかなくてもストレスにならなかった
→①の実施で、土日どっちかで作業状況を見直して、遅れが出てたら予定調整や後続の優先度低い作業の割愛、作業デーを作るでうまく対処しました。ただ、比較的余裕があることが前提。(9月から動いてたから序盤は作業日数にゆとりがありました)
・出先でやれる作業について、通勤時間、外出中にしたこと
→②の実施で、ネタ出しやプロット作成など、外でもできる作業は積極的に出先でしました。むしろずっと家だと集中が切れやすくなるから、たまにカフェとかで作業すると集中力が復活する感がありました。(ただ地味に出費があるが。。)
・キャラの性格や掘り下げを詳細に行えたこと。話だけの漫画にならないよう、キャラロールを作成し、このキャラなら何をするか?何を言うか?を考えてプロット作りをしたこと
→③の関連です。『マンキー!』という本には、キャラロール作成やプロット、ネーム作成のコツについて漫画形式で説明されています。これを参考にしながら、ぼんやりしたキャラを掘り下げて肉付けしました。教科書通りかよ~となるかもですが、ストーリー上の行動から、性格や好みなどを掘り下げていくとキャラに段々愛着が湧いて、楽しくなってきます。過去にどういう出来事によって今の人格が形成されたのか…など考えました。(サブキャラはここまでしない)
・プロットを脚本レベルにしたことで、ネームで長考しなかったこと
→④の関連で、脚本でキャラクターを行動レベルで書いているので、ネームにする際にストレスがなかったこと。自分自身、シングルタスクなので、プロットがぼんやりしてると、具体的なシーンを考えつつ、コマ割りすることがストレスだったので、このやり方が現状の最適解。
・ネタの整理が冷静でできた
→⑥関連で、一通り今回の漫画でやりたいネタを全量エクセルに書き出して、矛盾が発生しそうなネタや詰め込み過ぎにならないように、取捨選択をしたこと。できなかったネタは次回に持ち越しにすると名残惜しさもあまりなかった。
<良くなかったこと>
・コマ割りの構図に大胆さがかける
→一ページブチヌキや、キャラの全身が映るページが全くない。できなかった原因は、他の漫画のインプット不足と、ネームを描く紙のサイズが小さくて描けるものが限られてしまっていたことも考えられる。(全身を描こうとすると書き込みが難しくなり、無意識に避けてしまっていたかも)あと1ページあたりの情報量が多かったのも原因に思った。(1P4~6コマぐらい)当初見積もったページ配分に「そこに収めよう!」を最優先して詰め込み過ぎにつながった。改善案として、見積もり段階で「見せゴマが多そうな展開だからここは多めにページを割く」ことを考えるか、最初から多めに見積もっておくと調整しやすいかも。あとエロシーンについて、局部のアップが描けなかったのも反省。。
・紙にかいたネームをデジタル原稿に移す作業が時間がかかったこと
→紙に書いた後、それを横で見ながらデジタル原稿に書き写したが、時間の無駄に思えた。あとデッサン狂いなど気になって、1ページあたり30分以上書写しに時間がかかった。これならスキャンをして、切り取りと拡大縮小をしてラフとして活用した方がよかったようにも思える(ただ漫画サイズB5に合わせて調整したらかなり荒くなりそうなので、使い物になるか心配)
あと、紙を挟まず、デジタル一本で書くのも考えたが、紙で書くことのメリットは「全体の流れの確認がしやすい(1枚に8ページ分書いている)」「ネット環境がなくても書ける」「対面で人に見せやすい」「ディスプレイより目が疲れない」などがあるので、よほど自信がつかない限り変えない。
・プロット~ネーム間で自分にとって無駄な作業が多かった
→⑦関連で、『紙芝居方式で、1ぺージあたり1コマ見せゴマを決めて、その前後を肉付けしていくのがいい』と書籍にはあったが、正直自分にはあわなかった。見せゴマ間の時間の間隔が異なるので、その間の肉付けがマチマチになり、変な間延びを生んだり、描くストレスもあったので、くじけた。なので、見せゴマは決めるし、1ページに登場させることは念頭に置くけど、時系列順に書いた方が話の流れも自然だしストレスもない。
・本文のページの見積もり誤り
→35P(奇数ページ)になってしまった。(普通は偶数になる)理由は、期限の関係でネームを急いで終わらすことを優先してしまい、ページを増減する余裕がなかった。あとページの見積もりが甘く、脚本作成時は32ページの予定だったけど、最終的に+3することになった。物語の構造に合わせてページ配分を考えたが、濡れ場~クライマックスのシーンのページ見積もりが甘かった。自分の癖として作業の終盤にかけて失速しやすい、考える持久力がない。
・当初1ページあたりのコマ数が多かった。
→友人にネームを見せた際に気付いた点。1ページ10コマかかれたページもあった。後々ネットで調べたら多くて5〜7コマが主流なため、それを超えないよう全ページ見直したことによって、時間ロスがあった。今後はネーム作成の時点でコマ数の制約は意識する。ただ、最初は多めに書いてもあとで削ればいいので、そこまで縛られてなくてもいいかも。
<これ以降取り組むこと>
・1週間単位で予定を見直す。振り返る(継続)
・キャラ設定、プロット作成の手順は『マンキー!』に準拠する(継続)
・プロット→脚本→ネームの手順で作成。紙芝居方式は取らない。
・見せゴマは大胆な構図を意識。1ページ打ち抜きや全身構図を使う。他にも多数を増やすため、他の漫画をアタリレベルで模写する。
・脚本作成後、ページの見積もりは偶数にするよう調整。描いてからページ調整は大変なため。最初の行程で土台が決まるので、手は抜かないようにすること。
・1ページ6コマ以下になるよう、ネーム時点である程度意識する。
・脚本完成後のページ見積もりは多めにする(1ページあたりの情報量が多くならないようにするため)