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秋田にて誕生日12月30日

朽ちていく命

誕生日に、今年94才になった祖母のいる老人ホームへ。

まだまだコロナ系で、前回の二年前は面会も叶わずの、建物の下に我々が、祖母のいる上階の部屋の窓から祖母と声を交わし合う感じだったのが、

今回特例ということで、ワクチン証明書と2週間分の検温記録とフェイスガードで面接室でお話ししました。

祖母は耳が聞こえづらくなっていたので施設の人と同席で、

一度に二人しか面談できないので、僕と長兄、 次兄夫婦+赤ちゃん

の二回、制限時間30分以内という中で、


家の事情で3度絶縁や父を祖母がそこからさらに裏切りというかあれがあれしてて、父はもう葬式まで祖母と会わない選択をしていて、

父については祖母には話さないルールなんだけど、

僕はそういうのが上手くできないので長兄の話術に任せていつも参考にしています。


しかし、それをもってなお、祖母は同じ話題を繰り返すようになっていて

毎日血が出ていること、死期が近いとわかっていること

葬式には来てねとか。

ボク(わむ)は偉大な曾祖父に似て凄いイケメンだから顔をもっと見せて!とか。芸能人みたい!

とか、母と祖母だけは私を凄い高評価してくれる!ありがとう!

現実は甘くないけど!w


そう、、命が終わる。命の終り。

赤ちゃんの命の始まり、

祖母は父を生み、父と母が僕ら兄弟を生み、兄弟夫婦が次の世代を


人はこうして命のリレーをしてるんだって。

そして朽ちていく。。。

寿命は避けられないにしても

30才超えたらもういつ終わってもおかしくないし癌はいつでもくる。

若くして死ぬ人もいっぱいいる。

僕はリレーには参加してない。そしていつ死ぬかわからない。


だから今日を大事に生きたいし、気持ちよく生きたい。

もう若くはないのだから、、、(アラフォー感)


午後に父が僕を行きつけの時計店に連れて行きたいと

僕の時計も止まっていたので、一緒に行くことに。

父が30年近く行っていた雪の中の時計店。

たくさんの大きな時計が静かに時を刻んでいて

不思議な空間だった。

もう父がお世話になっていた時計マイスターの匠は亡くなっていて

娘さん(といっても60か70代)が継いでいてお話をして

秋田のオリジナルブランドの時計の話とかを聞く。

父が28年間使ってきた腕時計はもう故障で直らないということだった。

「お爺ちゃんとも来たことはあるの…?」

ふときいてみた

「うん…ある…」

父はそれだけ言うとまた黙った。

帰りに父は

「漫画とかアニメでも時計店ってキーポイントになることが多いから

一度連れてきたかったんだ。」

と言葉少なく言った。

祖母と父が絶縁してから 祖父と父もなかなか交流せずに

僕が中学生くらいの時にすい臓がん?1000人に1人の癌で祖父は亡くなった。


2年前に父は本家の掃除中に「今更に親父のことが少しわかったような気がする。もっと話したかった。。。」とポツリもらしたことが

とても悲しいことだと思った。


実の親子であっても上手く行くところもあれば、どうしても許せないことで絶縁になることもある。


でも、親父はずっと祖母の面倒を見てきたし、家のことは長男として、憎しみがあっても、親だから、母だから、やってきた。やってきたのにまた裏切られた。

親と子、命のリレー、、、ううんううん。


親父も遺産についてや、葬式、うちがお世話になるお寺と宗派

祖母たちの先祖代々の本家の土地を僕ら世代に託す話をしてた。


嫌だ。「終わり」は嫌だ。

いつまでも子供のままでいたかった。

でも、ちゃんと私も「大人」にならないと。

そして私にもまたいつ「終わり」が来るかわからない。

「終わり」は常に隣にある。

無駄なことはしてられないよね。



帰宅後。宴

僕は12月30日、父と次兄は12月23日と、5人中3人が12月生まれなので

3人分の誕生日祝いとしてお寿司とオードブルと、ケーキでわいわい。

そして生まれた新しい命に乾杯をしました。

勿論1秒も目が離せないので全員で赤ちゃんを見守りながらの食事でしたが

そう。主役は赤ちゃんにバトンがいっているのだ。


僕はどこで主役になるんじゃろう。もうわき役に徹しないといけないのが

男、おじさん、なのかもしれないな。


父と母が、じーじ、ばーばになり、赤ちゃんにキャッキャして世話をしている姿が、神聖に思え、涙があふれた

「僕もそうやって育ててあやして愛してもらってたんだ」という客観的事実。

その幸せそうな顔を見た時に、

僕が常々父と母に恩返ししたいと思っていることがそれ以上に、

新しい命こそが、幸福なのかもしれないなと思えた。


何より成功して早く早く元気なうちに報告したかったけど

父と母はもうおじいちゃんおばあちゃんに。申し訳ない。

僕は腱鞘炎を言い訳に逃げてばかりいたのかもしれないと。


時は戻らない、進んでいく。終わりだけが近づいてくる。

最善を選んできたつもりだったけど、

もっと、もっと貪欲に、僕は最善を選びたい。







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