にこまき小話。
Added 2025-02-18 12:00:00 +0000 UTC大人のにこまき。
その目、その表情。 射貫かれて、焼かれて、伝播するみたい。 「待って、真姫ちゃん、、っ 」 「、、、待たないわよ。黙って」 「ああっ、、、!」 黙って。と言うくせに、黙らせる気なんかさらさら無いの、ほんとタチ悪い。、、口答えするな、ってことでしょ?感じてろってことでしょ?ほんっっとタチ悪いのよ。 「ふ、ぁっ、、あんた、欲求不満、、っ?」 「うるさい」 「あっ、それ、だめっ!」 苛立ちながらもしっかり良くされてしまうのだから、私の体はもう嫌というほど快感を教え込まれてるわけで。帰ってくるなり拐われるみたいに連れ込まれたベッド。まだ数えるぐらいしか着てない服だってのに、ぶつり、と弾けたボタン。ほんと最悪。ぜっったい弁償させてやるんだから。それかもっと高価なものを、、 「ひっ!」 「、、、考え事なんて余裕ね」 「そんなんじゃ、、っ」 ああもう、そもそもこの子は何に苛立ってるのよ。何を溜め込んで爆発してるのよ。 あっという間に剥かれた体に、熱い掌が這うだけで。なんでこんなにも気持ちよくて震えてしまうのか。脇腹を撫でられて、浮き出た肋骨に指がかかっただけなのに。それはまだ、愛撫とは言えないのに。 相変わらず敏感ね。と嗤う表情にさえ胸が高鳴る自分が悔しい。 「ぅ、ぐ、、」 「顔ちゃんと見せなさいよ」 「や、っ」 「、、、そういうのいいから」 悔しくて、でも気持ちよくて。 自分がどんな表情なのかわからないけど、見られたい顔では無いのは確かだ。 、、それなのに。 「かわいい」 あんただって人に見られて良い表情じゃないでしょ!それ!! そんな悪態もつけないぐらいに。いや、それ以上に。熱が上がってしまうから。 「っ、、、もう、はやくして」 責任とりなさいよ。ばか。へんたい。サディスト。何言ったってその表情が崩れないことも知ってる。だから同じぐらいか、それ以上に興奮させてやることでしかやり返せない。ああ、もう。終わったら絶対理由を吐かせてやる。 きつく摘まれた胸の先端。ほぼ同時に耳の穴に捩じ込まれた舌。思考の近くで快感を注がれてはどうすることも出来ない。シーツを掴んで、ただ喘ぐだけ。 「ふ、あっ、、あっ」 「、、腰、揺れてるわよ?」 「~、、っ、、うるさいっ」 「否定しないのね」 静かな口調とは不釣り合いの息遣い。無遠慮に引きずり下ろされた下着ももう着れないだろうな、とぼんやり思った。 「また顔隠すつもりなら縛るから」 「っ、、あんたが遠いからでしょ、ばか」 「、、、、」 別に。見下ろされるのは嫌いじゃないし。私だって、私しか知らないあんたの顔を見るのは好きだけど。されてる間に意識しろってのは無理な相談だ。 ん、とだけ言って手を広げたら伝わるから。これ以上は言わないし、言わせないでよ恥ずかしいから。そう思ったけど、明らかに照れてるのは相手の方だった。眉間に皺寄せて誤魔化したってわかるんだから。 いつまで経っても不器用なままで面倒くさい。でもお互い様だってわかってる。 「キスもしてよ」 「、、その歳で恥ずかしくないの?」 「恥ずかしいわよ!ばかっ!はやくする!」 言わせないでよ、恥ずかしい。こっちばかりに恥ずかしいことがまわってくる。いつもそうだ。次は絶対に私が一方的にセックスしてやる。お願いなんて一切聞かずに好き勝手してやるんだから。 、、、、ああ、でも。 「んん、っ」 キスされたら何でも許してあげたくなる。ばかみたい。こうやって甘やかすから付け上がるのに。 「ふ、、は、ぁ、、んむっ、」 「ちゅ、っ、、、じゅる、」 唾液を啜られて、飲まれて、与えられて、混じってく。口内をねちっこくしつこいぐらいに舐めまわされて、いじめられて、くすぐられて意識が飛びそうになる。そして、その瞬間を待ってたとでも言うように。 「ああぁっ、」 長くて綺麗な指に弱いところを責められる。 やっぱり密着してて良かった。反射的に抱き締められるから。掻き抱いて傷つけてしまうけど、それでもこうしている方がいい。 「、、中、すごいヒクついてる」 「あっ、あ、待って、」 「待たない。何度も言わせないで」 熱い息が顔にあたる。至近距離で見られてる。 目を細めて、右の口角を上げて。うっとりしたような、でもどこか冷たい、だけど確かに溶けそうなぐらい熱い。ぞくぞくするような、無性に支配されたくなるような感覚。 私の苦手で弱いところ。早急にイかせたい時の責め方。 「あ、はあっ、、ぃく、っ、、~」 「、、、っ」 震えて、突き上げてくる快感の波。出来るだけ背中に傷を付けたくない。そう思って必死にシャツを握り締めたけど、彼女の髪も少し握ってしまったようだ。 ごめん、と声に出したかったのに。それもまた次の波にさらわれてしまった。 「、、、これで終わりなわけないでしょ」 舌なめずりと、歪んだ笑み。 無性に、やっぱり、、、ドキドキする。やっぱり私もばかみたい。 さっきまでの苛立ちは興奮に掻き消されて、すっかり夢中。それでいい。最後にはこうして触れあって溶かし合う。ひとつになればそれでいい。 「あんた、他にストレス発散する方法無いわけ?」 「、、どういう意味よ」 「そのまんまの意味ですけど?」 「、、、、、、」 「なによ」 「、、ストレス発散の意味は無いわ」 「はあ?どこが、」 「だって、ただの欲求不満だもの」 「、、、、」 、、ばか。へんたい。サディスト。
Comments
ありがとうございます😭 少し不自然な部分があるので、よりリランさんが書くにこまきの小話、大好きです! 2人が可愛すぎてキュンとします。
Ikumine
2025-02-18 13:52:19 +0000 UTC