悪魔への生け贄②
Added 2023-01-14 12:07:10 +0000 UTCドリュアス 「じゃあここでお待ちかねの、セリナちゃんが知りたがってた“私の食事方法”と、“露出度の高い服を着てもらう理由”が同時に分かるクイズ!」 セリナ 「はっ…?え、クイズ?」 ドリュアス 「そ。私が出すヒントで、生け贄になる女の子に“それ”を当てさせて、そこから実際に食事行動をする事が、私の何よりの楽しみであり、良い食事に繋がるの。」 セリナ 「……もしかして、そのクイズを楽しむために毎回記憶を消してる訳?」 ドリュアス 「おっ、流石ー!正解だよ。生きて帰った女の子が何をされたか喋っちゃったら、私がクイズを出せなくなるでしょ?その楽しみが奪われちゃうから、わざわざこの一年の記憶を消してるの。」 記憶を消す理由はこの食事前の行動が“楽しみだから”、という意味だった様だ。クイズを楽しむのが、ただ遊びたいというだけなのか、それとも、そのクイズ中に別の喜びがあるのか。 セリナ 「確かに答えの分かってるクイズなんて意味ないものね。でも、私があなたのクイズを答えるだけのこの時間に、そんな楽しい事があるの?」 何か疑問があると、それを解決せずにはいられない。そんな私は、思わずそのクイズが楽しい理由を聞いていた。 ドリュアス 「勿論だよ。まあ確かにちょっと理解し辛いかもね。私はこれでも人間に恐れられる悪魔だからねぇ、私の発想や性格が根本的に人間には理解出来ない事もあるんだよ。」 セリナ 「まあ、確かにそうかも知れないけど…。わざわざ記憶を消してまでやる事なのかって、どうしても思っちゃうわね。」 まあ、凄い良いクイズを聞いたら、誰かにそのクイズを出したくなるし、出す相手がいなかったら、少しつまらないかも知れない。 ドリュアス 「う〜ん、じゃあ具体的に教えてあげるよ。このクイズ、私の出すヒントでセリナちゃんは私に何をされるのかを知る訳だけど、私はその悩む姿も好きだし、答えが分かった時の反応も見たいんだよ。」 セリナ 「反応…?その行為が何か分かった時、それに対して、人それぞれ反応が違うの…?」 普通のクイズなら正解が分かった時は嬉しいし、その喜びを顔や体で表現する。しかしドリュアスが出すクイズは、自分に行われる食事行動。そう考えれば答えを知った時、普通はゾッとすると思うが。そもそもどんな事が食事行動なのかも分からない以上、何とも言えないのも事実だ。 ドリュアス 「そうだよ?例えば…、それを知って内心焦りながらも、弱みを見せまいと強がったり…。」 セリナ 「……強がる?」 まあ、恐怖して相手を喜ばせまいと強がる、って事なら分からなくもない。 ドリュアス 「拍子抜けして油断したり…。強気な態度に出たり…。」 セリナ 「………?」 そんな拍子抜けする様な事なの?まあ、生きて帰れるなら、確かに大した事はしないのかも知れない。 ドリュアス 「場合によっては、恐怖のあまり目に涙を浮かべて必死に抵抗したり……。」 セリナ 「えっ……?」 まるでさっきのと真逆の反応だ。大した事ないものだと思っていたが、恐怖する人もいるとなると、私も焦りを感じざるを得ない…。 ドリュアス 「私は答えを知った時の、そういう様々な反応をまず最初に楽しみたいんだよね。」 セリナ 「恐怖に怯える姿を見て楽しむなんて、悪趣味ね…。」 ドリュアス 「人間からしたらそうだろうけど、悪魔にとってはこれが普通の考えだし、食事は美味しく楽しくしたいものでしょ?」 まあ確かに悪魔が人間と同じ感性を持ってたら、そいつを“悪魔”とは呼ばないだろう。悪魔と呼ばれる所以があるからこそ、悪魔なのだ。 セリナ 「まあ、悪魔の感性までは理解出来ないけど、一応分かったって事にしとくわ。……それより、強がったり、拍子抜けしたり、泣くほど怯えたりって…、それ全部同じ事をするのよね?」 ドリュアス 「そうだよ。私のエネルギー摂取の方法がそれなんだもん。」 セリナ 「何で人によってそんなに反応が違うのよ。」 ドリュアス 「う〜ん、……人それぞれ苦手なものとか違うから、って言っておこうかな?」 セリナ 「苦手なもの?」 動物や虫が苦手な人は悲鳴を上げて怯えるけど、好きな人は笑顔にもなる、みたいな事なのかしら?でも、そう考えると、納得出来なくもない…。 セリナ 「あなたの食事って、やっぱり痛かったり…、残酷な事だったりするの…?反応が様々だろうと、人によってはその行為に泣くほど恐怖する人もいるのは事実なんでしょ?そもそも、本当に口に入れて食べる、って訳じゃないのよね…?」 ドリュアス 「うん、食事って言っても、欲求を満たす行為みたいな感じだから。極端な話、私は食べ物なんて食べなくても死なないし、寧ろその行為で欲求を満たす事の方が生きるのに欠かせないんだよ。でも、どういう行為を残酷って言うのか分かんないけど、抵抗出来ない様に拘束してる状態でその行為をする訳だから、残酷とも言うのかな?まあそれでも、痛い事はしないし、当然傷が付く様な事でもないよ。」 確かに、今まで生きて帰ってきた女性は皆、身体に傷一つ無かった。服が破れていた人はドリュアスの趣味趣向で破かれただけで、痛めつけられた結果服が破けた訳では無いだろう。なら一体、どんな事をされたら泣くほど怯えるのだろうか。一体、何をされると言うのだろうか。 セリナ 「でも、泣くほど恐怖するって言うのなら、少なくとも人間にとってそれは嫌な事、なのよね?」 ドリュアス 「いや、どうもそうでも無いらしいね。私が今までエサにしてきた女の子は皆嫌そうだったけど、どうやら人間の中にはそれを自ら受けたいって思う人もいるみたいだよ?」 セリナ 「自分から嫌な事をされたい人もいるって事…?」 ドリュアス 「所謂、マゾって呼ばれる人間の事らしいね。」 こんな島じゃ特殊な人はほとんどいないけど、確かに本で読んだ事はある。罵声を浴びせられたり、叩かれたりする事で興奮をするマゾという人達。そういう人なら喜べる様な事なの?まあ、趣味趣向は人それぞれだし、そういうものと考えるしかないだろう。 セリナ 「…でも、そういう例外を除けば、やっぱり基本的には嫌がる事なのね。」 ドリュアス 「まあそうだろうね。……っふふ、でも…、どんなに怯えてる子も、強気な子も、必ず“笑顔”になるんだよ。」 セリナ 「え、何…?それはマゾって人の話?」 ドリュアス 「違うよ。今まで私がエサにしてきた女の子の話だよ。勿論セリナちゃんも、これから“笑顔”になるんだよ。」 セリナ 「……いや、意味分からないんだけど…。」 ドリュアス 「だ〜か〜ら〜、これからセリナちゃんは、楽しそうに笑う事になるんだよ。」 セリナ 「それが意味分かんないって言ってんのよ。私はそのマゾって人じゃ無いわよ?これが嘘かどうか、あなたなら分かるんでしょ?」 ドリュアス 「うん。セリナちゃんは嘘なんかついてないの分かるよ。でも、マゾじゃなくても、必ず笑顔になるんだって。」 セリナ 「えっ…?何…?何を言ってるの…?これ、ホントにクイズ…?それとも、なぞなぞ…?」 ドリュアス 「クイズだってば!セリナちゃんは文字通り笑う事になるの。セリナちゃん本人の意思や感情に関わらず…、ね❤」 セリナ 「な、何よそれ…。私は楽しくもないし嬉しくもないのに、笑うって言うの?笑いたくもないのに…?」 ドリュアス 「そ。私の食事は、相手を無理矢理笑わせる行為だからね。」 セリナ 「む、無理矢理…、笑わせる…?」 どうするつもりなのか分からないけど、本人の意思に関わらず笑わせるっていうのは、つまり無理矢理という事か。無理矢理笑わせる、そして植物を操る悪魔、そこから連想出来るのは── セリナ 「……もしかして、“笑い”を誘発するキノコを食べさせるとか、そういう花粉を吸わせる…、みたいな事?」 本で読んだ事があるのは、笑い茸と呼ばれる毒キノコ、実在するのか分からないけど、その作用なら無理矢理笑わせるって言うのも分かるし、そういう毒キノコがあるなら、似た成分のある花粉、なんていうのもあり得る。 ドリュアス 「なるほど、中々良い発想だよ。でも残念ながら違うかな。」 セリナ 「ならどうやって私を無理矢理笑わせるって言うのよ。」 ドリュアス 「それを考えて貰う為に、色々ヒントを出してるんだよ。それに、一つ大事な事を忘れてない?」 セリナ 「大事な事?」 ドリュアス 「私の食事方法と、もう一つ知りたい事があったんじゃないの?」 セリナ 「……そうか。この露出度の高い服。」 そうだ。効率良く食事する為に、こういう服を着せる様に仕向けられていた。確かにキノコや花粉の毒なら、その行為そのものに服装なんて関係無い筈だ。 ドリュアス 「そ。これも私の食事に必要な事なんだから、それもヒントになってるんだよ?例えば…、どこがどう露出してるのか、考えてみたら分かるんじゃない?」 セリナ 「肌が露出してる場所…?」 ドリュアス 「試しに、今どこが露出してるか、口に出して言ってみたらどうかな?」 何でわざわざ口に出さなきゃいけないのかと思ったが、こんな事を言うって事は、ドリュアスが“そうして欲しい”のかも知れない。生きて帰るのに高感度とかはあまり関係無いのかも知れないが、悪魔の提案に逆らって機嫌を損ねる事も無いか…。 そう判断した私はドリュアスに従い、自ら選んだ服によって肌を露出している部分を、改めて客観的に見ながら口に出した。 セリナ 「えっと…、ノースリーブの服だから肩から腕全体が露出してて、胸元も大きく開いてるから、首は勿論、胸の谷間ほんも少し見えてる…。あと、服の丈が短いから、お腹も露出してる…。そ、それに…、ミニスカートを穿いているから、太ももから脚全体が露出しているわ…。あ、サンダルをどこかで落としたみたいね…。だから、足先まで露出している状態ね…。」 自分で言ってて段々恥ずかしくなってしまい、少しずつ声が小さくなってしまう。サンダルはおそらくここまで運ばれる時に落としたのだろう。 改めて自分の服装の大胆さに羞恥心を感じるが、これも悪魔に好かれようと仕方なく選んだ物。それより、問題はこの肌の露出の意味である。露出具合は、水着のビキニや下着姿まではいかずとも、それに近いものがある。だが、それと“笑わされる事”と何の関係があるのだろうか? ドリュアス 「う〜ん、確かに合ってるんだけど、もうちょっと具体的な場所まで言って欲しかったかな。」 セリナ 「意味分かんないわよ…。何よ、具体的って…。充分具体的に言ったと思うけど…?」 肩とか胸元、お腹が露出してるってだけで恥ずかしいのに、これ以上何を言えば良いと言うのか。……まあ、「へそが見えてる」とは恥ずかしすぎて言えなかったから、そこは具体的に言ってない自覚はあるし、ドリュアスもそれを求めていたのだろうとは思う。 ドリュアス 「いや、少なくとも恥ずかしくて言えてない部分あるでしょ?」 セリナ 「うっ…。」 ドリュアス 「だからぁ、私は相手のそういう“思い”とかが分かるって言ってるじゃん。」 やはりこういう思考は見透かされていたらしい。 セリナ 「わ、分かったわよ…。お腹が露出してるから、その……へ、へそも見えてる…。」 ドリュアス 「うん、そうだね❤でも、まだ40点ぐらい足りないかな。」 セリナ 「いや、もうホントに全部言ったつもりよ。これ以上何を言えってのよ?」 ドリュアス 「そうだね~、じゃあ…、今セリナちゃんってどんな“状態”?」 セリナ 「は…?どんな状態って、…どういう事?」 ドリュアス 「今セリナちゃんは、何をしてる?」 セリナ 「何もしてないわよ。っていうか、こんな状態じゃ何も出来ないじゃない。」 ドリュアス 「こんな“状態”って、言ったね?だから、それはどんな状態なのかな?って聞いてるんだよ?」 セリナ 「えっ…?そりゃあ、縛られてるけど…。」 ドリュアス 「縛られてる、か。もうちょっと違う言い方してくれると嬉しいかな。」 セリナ 「違う言い方…?“拘束”されてる、って言えば良い…?」 ドリュアス 「そうそれ。セリナちゃんは今、拘束されてるよね?で、どんな風に拘束されてるのか、具体的に教えて?」 肌を見せてる部分を言わせたかと思えば、今度は一体何を言わせようとしているのだろうか。そもそも、肌見せ部分すら満足していない様だが、次はどう拘束されているかを言えと言ってきた。しかもまた、具体的に…。 セリナ 「どんな風に…、って……。えっと、植物のツタに手足を縛られて…、としか言えないんだけど。」 ドリュアス 「えー、セリナちゃんはもっと賢いと思ったんだけどな。」 セリナ 「これ以上どう言えば良いのよ。」 どうやら、またしてもドリュアスの求めていた答えとは違ったらしい。何にどう拘束されてるか、それは具体的であり、ツタによって手足を縛られてる、と言えば伝わる筈だ。 ドリュアス 「まあ、今までの子も皆これぐらいが限界だったし、人間じゃこれ以上の発想はないのかも知れないね。」 確かに、悪魔にしかない考え方、普通の人間では発想もしない事があるのはさっきも理解した。普通に会話が出来ていようとも、結局は人間と悪魔。種族すら違う以上、脳の構造も違うのだ。 ドリュアス 「だから私から言うけど、セリナちゃんって今、両手首と両足首に巻き付いたツタによって、拘束されてるよね?」 セリナ 「…そうね。」 ドリュアス 「そのツタ、上からセリナちゃんを持ち上げる様にしてるから、腕が上に引っ張られてるよね?」 セリナ 「え…?まあ、そうなるわね。」 確かに、私は宙に浮くように拘束されている為、両腕は斜め上に持ち上げられ、両脚も斜め下に引っ張られるように拘束されている。ただ、それは私から自由を奪う為だ。だったらそれを強調して言う意味とは一体何なのだろうか? ドリュアス 「この拘束、どんな意図があると思う?」 セリナ 「いや、だから…、あなたの食事の為なんじゃないの…?」 私から自由を奪い、悪魔がその動けない私をエサとして食べる。それが目的の筈だ。 ドリュアス 「そうだよ?だからこそ、この“拘束方法”にもしっかりと意味があるんだよ?」 セリナ 「拘束…、方法…?」 ドリュアス 「拘束するにも色んな方法があるよね?例えば、手錠の様に手首にツタを巻き付けて後ろ手に拘束したり。歩けないようにするなら、両足首もひと括りに纏めるように巻き付けても良いし、柱に括る事も出来るよね。何なら、柱なんか無くても手足を身体と一緒にぐるぐる巻きにしたって、拘束できるよね?」 セリナ 「まあ、そうだけど…。……って事は、わざわざこの体勢になるように拘束したの?」 ドリュアス 「そういう事!で、それが何でかって言うと、その服装に加えてその体勢になる事でしか見えない所が、私の言って欲しい事なんだよね。」 セリナ 「この体勢でしか見えない所…?」 ドリュアス 「うん。履いてたのも簡単に脱げちゃったでしょ?」 セリナ 「え…?まあサンダルだったから、そりゃあすぐ脱げるわよ…。一応裸足の方が悪魔に気に入られるかもって思ったから、脱ぎやすい様にって…。」 ドリュアス 「そうでしょ?でも、裸足になっただけじゃ普通は見えない所があるよね?」 セリナ 「…えっ?」 ドリュアス 「裸足になった上で、宙に浮かせなきゃ見えないでしょ?そこは。」 宙に浮かせなきゃ見えない…?って事は普段は地面に付いてるという事だ。でも、そんな所1つしかない。 セリナ 「それ………って、足の裏、って事…?」 ドリュアス 「……そ。正解❤」 セリナ 「足の裏が…、見えたら何だって言うの…?」 ようやく1つの正解に辿り着く事が出来たが、だからと言ってドリュアスの食事行動までは理解出来ない。結局その露出の意味は分からないままだ。 ドリュアス 「まだ分からない?じゃあ最後のヒント。その体勢じゃないと見えないのは、足の裏だけじゃないんだよ?」 セリナ 「まだあるの…?もう宙に浮いてなきゃ見えない所なんてない筈だけど…?」 ドリュアス 「最後の1つは浮いてる必要はないよ。だけど、ツタで上から持ち上げる様に拘束してるってのはヒントだね。足の裏が見える様に持ち上げるだけなら、それこそ身体をぐるぐる巻きにしたって良い訳じゃん?」 セリナ 「そうかも知れないけど…。だからって、一体どこが見えるって──」 ドリュアス 「今セリナちゃんって、腕を上に引っ張る様に持ち上げられて、吊るされてるでしょ?」 セリナ 「えっ…?腕?」 確かに上から伸びてきたツタによって持ち上げられる様に拘束されており、腕にそのツタが絡みつく事で、腕は斜め上に引っ張られている。だが、そうする事で見える様になる場所などあるのだろうか。 そう思った事をそのまま口に出そうとした瞬間、不敵な笑みを浮かべながらこちらを見つめるドリュアスに、背筋が凍るようなゾッとする感覚を覚えた。 セリナ 「な、何よ…。」 顔の少し下…?でも胸元ではないと思われる場所をじっと見られている感覚はあるが、それがどこだかまだハッキリしない。だが、その視線の先に嫌な予感がしているのは間違いない。そして、その場所こそがドリュアスの求めている“答え”なのも明白だ。 ドリュアス 「足の裏もそうだけど、“そこ”ってこうでもしなきゃ中々拝めない場所だからね。やっぱり見るだけで高ぶっちゃうね。」 セリナ 「は…?一体どこを見てるの?」 ドリュアスとの距離が少し離れている為、その目線が何処に向けられているのかがやはり曖昧で、求められた場所の特定には至らない。 ドリュアス 「まだ分からない?そこだよ、そこ❤」 そう言ってドリュアスは両手を伸ばし、人差し指を立て“そこ”を指差した。両手を使って指差すその場所は一点を向いている訳ではない。つまりその場所は2箇所あり、左右に存在しているのがその手の位置で分かる。そして顔より少し下、となればやはり胸かと一瞬思ったが、それにしては指の指す場所が上過ぎるような気がする。 セリナ 「ん…?一体どこを指差して──」 そう疑問に思った瞬間、それまでのヒントとドリュアスの指差したその場所が繋がり、私はようやくその場所を理解した。 セリナ 「んちょっ…!そこって、もしかして…、わ、ワキ…!?」 ノースリーブを着ている状態で、両腕を上に引っ張るようにして持ち上げなければ見えない場所、そしてドリュアスが指を差す、胸より少し上で私の目線より下、それを満たす場所は、“ワキ”しか残っていなかった。 ドリュアス 「そ❤ようやく正解したね。…ふふ、セリナちゃんのワキ、今までの子の中でもダントツにキレイだねぇ。」 セリナ 「ちょっ…!そんなにジロジロ見ないで!」 私に極限まで近づいたドリュアスは、まじまじと私のワキを見つめ続ける。ワキなんて普段見せる場所ではないし、寧ろ見られる事に羞恥心を覚える場所で、私は思わず声を荒らげてしまう。 ドリュアス 「良いじゃん別に。もしかして、ワキをこうやって見られるのか恥ずかしいのかな?」 ドリュアスは、私の心情をすぐに察し私から羞恥心を引き出そうと、更にぐっと顔を私の左ワキに近づけた。私は恥ずかしさのあまりワキを閉じようと必死に腕に力を込めるが、私の腕に絡みつくツタも私の抵抗に対し、上に引っ張る力を強め私のワキを晒そうとする。 セリナ 「べっ、別に恥ずかしくなんか…。」 ドリュアス 「嘘ついても無駄だって言ったよね?」 恥ずかしいと声に出すと負けた様な気がして、つい強がってしまったが、やはりドリュアスには私の強がりがバレていた。 セリナ 「うぐっ…!……は、恥ずかしい、わよ。当たり前じゃない…。だから、そんなに近づかないで。」 渋々私はこの恥ずかしさを認めた。それを認め口にするのもまた恥ずかしく、どうしても顔が赤くなってしまう。 ドリュアス 「まあ今までの子も殆どそうだったし、それは分かりきってたんだけどね?セリナちゃん、肝心な事を忘れてない?」 セリナ 「は…?な、何を──」 肝心な事…?一体何を言っているのだろうか。と、冷静になる事で、肝心な事が何だったのかをすぐに理解した。 セリナ 「あ、そうだったわね…。これもあなたの食事行動に関係があるって事ね…?」 ドリュアス 「そうだよ。もう分かったでしょ?こういう拘束をした上で、肌を見せる服を着ていたら、どこがどう露出して、どうしたらそんなセリナちゃんが笑わされる事になるのか…ね❤」 セリナ 「えっ…?足の裏とか、ワキが晒されて…、笑わされる…?……えっ、ちょっ…!もしかして…?」 私の露出した肌を改めて客観視させられた上で、改めて“笑わされる”というキーワードを口にした事で、ようやくこれから自分が何をされるのかを理解してしまった。
Comments
ありがとうございます! よくお分かりで(笑)
こーじ
2023-01-17 03:20:23 +0000 UTC新作の更新ありがとうございました! 次回からは焦らし責めですかね? 楽しみに待っております!
オッカ
2023-01-14 13:01:20 +0000 UTC