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女騎士のくすぐり受難3

3、調査  私はこれからこいつらの“くだらない”実験である、くすぐりを受けることになったのだが、何だろう。全く緊張感がない。そりゃあそうだろうな。くすぐりなんて幼い頃に行うじゃれ合い、いわばただの遊びだ。それが実験だの、罰だの、拷問だのと話を盛りすぎではないだろうか。 セシア「さぁて、懲罰拷問地獄の刑の前に、まずはちょっとした調査を行うわよ?」 アレイス「調査?まだ何かするのか。私はさっさとくすぐられたいのだが。」 セシア「あらぁ?アレイスちゃんってくすぐられるのが好きだったのぉ?」 アレイス「そんな訳ないだろ。私はさっさとその実験と懲罰拷問地獄の刑を終わらせたいだけだ。」  何故くすぐられるのが好きという発想になるんだ。どうもこいつらは頭がおかしいらしい。王国の医者に診せてやるから早く解放してくれ。 セシア「あっそぉ、まあそんなに焦らなくても、ちゃんとくすぐってあげるから安心しなさぁい?調査って言ってもくすぐる事に変わりはないのよ?」 アレイス「だから、くすぐられたい訳では無い。実験とやらを早く行ってくれと言ってるんだ。」 レン「もちろん直ぐに実験も行います。」 セシア「じゃあそろそろ始めるわよ?覚悟は良いかしら?」 アレイス「あぁ、早く始めてくれ。」  ようやく実験が始まるのか。いや、実験前の調査だったか。全く、実験だろうが調査だろうが、結局はただくすぐられるだけだろう?裏の組織と言う名を付けるのが勿体無いぐらいだ。 セシア「それじゃあ早速――」 リン「ちょっと待ってよ~!この前順番無視してセシアさんが始めちゃったんだから~!今日は私からだよ!」 レン「そうですよ。私も前に後回しにされた事あります。今日こそ順番守って下さい。」 セシア「わかったわよ…。アレイスちゃんは私の担当が弱点な気がするんだけどな~。」 リン「それ前も言ってたよ?」 レン「というか、自分好みの人の時はいつもそんな事言って先に始めてしまうんです。」 セシア「も~、うるさいわね!じゃあ早く始めなさいよぉ!」  私からしたら誰でも良い。とにかく早く始めて欲しい。というか、三人が別々に調査するのか?そういえばさっきも言ってたが、弱点というのはくすぐりに弱い敏感な場所という事だったみたいだな。私の弱点はどこだっただろうか。昔の事過ぎて記憶にない。 リン「よ~し!じゃあ始めるよ~!!」  そう言ってリンは私の背後に回った。普段敵に背中を見せることがないからな。寒気がするというか、ゾワゾワするというか、何だか変な気分だ。 アレイス「んん…!んふぅ…、っん。」  思わず変な声が出てしまった。何故なら、リンが突然私の持ち上げられた状態で拘束された、左の足の裏を人差し指で優しくなぞってきたからだ。 リン「おっ、意外と弱いのかな?」  元々拘束されて動けないのだが、リンは私の足の甲を片方の手で掴んで抵抗できないようにし、もう片方の手で私の足の裏をくすぐってくる。足の裏なんて普段他人に見せない所は何だか恥ずかしさもあるな。 アレイス「…別に、大した事…んふぅ、…ない。」  実際、我慢できる程度の刺激ではあるが、正直思ったよりくすぐったい。というよりやはり恥ずかしさの方が…。 リン「なるほどね~!それなりに敏感だけど、その分我慢強さもあるみたいだね~!」  勝手に分析しながら足の裏をくすぐり続けている。かかとを撫でるようにくすぐったり、土踏まずを爪で引っ掻くようにくすぐったり、足の指の付け根に人差し指を突っ込んでみたりしてくる。口では強がったものの、やはり不快な刺激を素直に受け入れられず、足の指をギュッと丸めたり、些細な抵抗をする。しかしそんな事をしてもくすぐったさが和らぐ事はなかった。 セシア「退屈ね~、早く終わらせなさいよ~。」 レン「セシアさんはすっかりやる気を失くしてしまったので、私が書記をやりましょう。リン、足の裏はどれくらいですか?」 リン「ん~、でも…、“3”ぐらいかな?」  3?何の数字だ?その数字の意味が全然解らん。だが調査というのはやはり、私の身体の感度調査という事らしいな。まあ確かに子どもの頃も別に足の裏は弱点ではなかったはずだ。 レン「3ですか。意外と大きいですね。」 リン「うん、特に弱いのは土踏まずかな?ここを引っ掻くと特に過敏に反応するよ!」  こいつ、一見ただのポンコツ天然キャラのように見えて、意外と観察能力がある。確かに足の裏の中で土踏まずをくすぐられた時が一番くすぐったかた。 レン「では次をお願いします。」 リン「オッケー!!」  掴んでいた私の足を離し、ようやく足の裏へのくすぐりが解放された。すると今度は私の立っている方の足、その右足の膝や膝裏を撫で始めた。 アレイス「んっ…ふぅん…。」  足の裏ほどではなかったが、膝もぞくぞくするような感覚がくすぐったい。膝裏よりは膝の方がくすぐったいか。 リン「膝は…“2”ってところかな?」 レン「わかりました。」  また意味の解らない数字が出てきた。というか、この長ったらしい優しいくすぐりを全身行なうのか? リン「じゃあ次~!」  私の心を読み取ったのか、別の場所をくすぐるようだ。まあこのペースで調査が進んでくれるのはこちらとしてもありがたい。次にリンが触れてきたのは太ももだ。くすぐったさに慣れたのか、今回は声も出なかった。太ももはそこまででもないのだろうか。 リン「反応が薄いけど、ここも2かな?」 レン「我慢強さに加えて、慣れるのも早いみたいですね。」  今の会話でやっと数字の意味が解った。どうやらこの数字は私の反応と比例しているらしい。つまり私の感度を数字にしているという事だろう。この感じだと数字は5が一番高いのだろう。確かに足の裏はそれなりにくすぐったかったからな。 レン「では最後お願いします。」 リン「あいよー!」 アレイス「んっ…!」  何だ、もう最後か。思ったより早かったな。最後と言われリンは、スカートの中に手を突っ込み私の足の付け根、股関節をくすぐってきた。こんな変な所までくすぐるのか?…ちょっとくすぐったい。 リン「膝とか太ももより敏感なんだ~!」 レン「今までにはなかった珍しいタイプですね。」 リン「それでも足の裏と同じ3だけどね~。ん~、残念だけど今回は私の出番はなさそうだね…。」 レン「では次は私ですね。リン、書記を代わって下さい。」  ん?今ので終わりじゃなかったのか?そういえば担当とか順番とか言ってたか。成る程な、リンは下半身担当だったという事か。 レン「では次は私がくすぐらせて頂きます。よろしくお願いします。」 アレイス「あぁ。」  よろしくと言われたから一応返事はしてみたが、担当を変える必要があるのだろうか?レンは、リンと入れ替わるようにして私の背後に回り込む。 レン「ではまずは…。」 アレイス「んふぅうっ…!?」  背後から脇腹を人差し指で撫でられ、先程よりも強いくすぐったさを感じ声が出てしまった。ここははっきり言って足の裏よりもくすぐったいんだが。 リン「おっ!良い反応!」 レン「でも4ですかね。まあ今までの中では一番敏感なのは間違いないですね。」 アレイス「んっく、…んふ…!」  レンは私の(くびれていて引き締まっている超スタイル抜群のスマートな)脇腹を、人差し指で優しく上下になぞっている。これはやはり今までの中で一番敏感な場所だからか、なかなか刺激に慣れない。ちなみにさっきの私の脇腹の表現は決して誇張している訳じゃないぞ?言葉だけで伝えるためのただの詳細だ。カッコでくくられている所に少し悪意を感じるが、私は寛大だから許してやろう。 レン「では場所を変えます。」 アレイス「んくっくく…!」  今度は私の(程よく筋肉が付いていて女性特有の柔らかさも兼ね備えた滑らかな)お腹を撫で始める。お腹もなかなかにくすぐったい。私は下半身より上半身の方が敏感らしい。ちなみに今のも話を盛った訳じゃないぞ?事実を伝えているだけだ。 リン「ここもなかなか!」 レン「はい、ここも4ですね。」  上半身をくすぐられて感じたが、抵抗できない状態でのくすぐり責めは思ったより辛いな。まあ拷問という程ではないが。 レン「今度は…。」 アレイス「くっ、ちょっ…!」  レンは私の(縦長で形も綺麗なキュートで可愛らしい)へそに右の人差し指を突っ込み、ほじくるようにくすぐって来た。さっきの股関節の時もそうだが、変な所をくすぐるんだな。それにしても私の身体は完璧だな。褒める所しかない。そういえば(細くてキュッと締まったスリムで長い)脚をちゃんと伝えるのを忘れていた。そこもちゃんと説明しておかないと下半身はスタイルが良くないと思われてしまう。 レン「リン、ここも4です。ですが、反応がイマイチですね。もうお腹周りのくすぐったさに慣れてきましたか。」 リン「早いね~。それにしてもさっきから4ばっかだね~。お腹周りが弱点なのかな~?」 レン「その可能性もありますが、まだわかりませんよ?まだ私の担当の最後がありますし。」  そう言ってレンは私の(艶やかでシミ一つない美しい)背中の真ん中、背骨に沿うよう上から下にスーっとなぞる。背後に立たれるゾワゾワ感がさらに膨れ上がるような感覚で、これもそこそこくすぐったい。 リン「ここはイマイチ?」 レン「背中は2ですね。急に反応が無くなって残念です。」 リン「でも下半身よりは上半身の方が敏感なんだね~。」 セシア「チャンスだわ!!」 レン「やっとやる気を出して頂けましたか。」  何故急にセシアのテンションが上がったんだ?そういえば、レンが上半身担当ならセシアはどこを担当するんだろうか?まだくすぐられていない場所と言ったら、腕ぐらいしか思いつかないが。そもそも腕がそんなにくすぐったい場所だとは思えないが…。 セシア「さて、いよいよ私の番よぉ?楽しみねぇ?」  楽しみなのはお前だけだろ。まあ強いて言えば、腕以外のどこをくすぐってくるのか、というのが楽しみか。 アレイス「いいから早くしろ。」 セシア「そうねぇ、じゃあ…、私の一番好きな所は最後に取っておくわ!もしそこが弱点だったらと思うとゾクゾクして堪らないもの❤」  ドS変態女め。お前の好きな場所がどこか知らんが、仮に弱点であっても所詮はくすぐり。恐れることは無い。さあ、ただのくすぐりで本当に拷問のような苦痛が味わえるのか、体験させて貰おうじゃないか。 セシア「じゃあまずは軽~く❤」  同じく私の背後に回ったセシアは、私の両耳に指を這わせくすぐってきた。軽くと言っただけあって、耳はくすぐったいという感覚にはならないな。おそらくこいつらの中でも耳は比較的感度が低い場所なのだろう。 セシア「まあ今まで耳が一番敏感なんて娘はいなかったし、アレイスちゃんは0、全く反応してないわ。」 レン「耳は0ですか。ではすぐに次の場所をお願いします。」 セシア「そうね、感じない所をくすぐってたってつまらないものね❤」  そう言って耳から手を離すと、今度は顎の下、首周りを撫でまわしてきた。耳よりはくすぐったさを感じるが、くすぐったいと表現するまでもないレベルだな。 セシア「首は1、まあここもその程度でしょうね。さて、いよいよあと二つ、それがどこか解るかしら?」  私の唯一思いついた腕、あとは…、本当に胸じゃ無いだろうな…? アレイス「さあな。」  一応知らない振りをしておいた。くすぐったいかも解らないが、胸なんて触られたくは無いし、そもそもどこをくすぐるのか解らないのも事実ではある。 セシア「じゃあ教えてあげるわ。残りの二つ。先に調査するのは二の腕、そして最後は、私の大好きな“有名な場所”よ❤」  有名な場所って何だ。教えると言っておいて勿体ぶるな。腕は当たっていたが、もう一つは一体…? アレイス「有名な場所って…どこだ…?」 セシア「なぁに?あなた、くすぐりをバカにしていた割に、あまりくすぐられた事ないのかしら?くすぐりと言ったらっていう有名な場所があるのに。」  確かに幼い頃に数回くすぐられたぐらいのものだが、他にくすぐられた場所に心当たりは無いぞ? セシア「まあいずれ解る事よ。これまでの私達の実験結果から教えてあげるけど、二の腕が弱い娘は必ずその“有名な場所”が弱いのよ?二の腕以上にね❤」  どういう理屈か知らないが、二の腕に近い部分か、二の腕に似た部分という事なのだろうか。というかお前、さっきから急に❤が多いぞ気持ち悪い。 アレイス「どこだか解らないが、私にとってそこがどれだけくすぐったいのか楽しみだ。是非笑わせて貰おう。」  まあ仮にそこが弱点であったとしても、精々、二の腕が4、その有名な場所とやらが5と言った所だ。4がどれくらいのくすぐったさかも解っているし、一段階上がったレベルがどの程度かもだいたい予想出来る。まあ思った通り、ちょっとくすぐったいというぐらいだ。 セシア「随分生意気な事言っちゃって❤まあアレイスちゃんみたいな強気な娘は私好きよ❤」  急に好きと言われても全く嬉しくない。そもそも私に同性愛の性質など無いぞ?というかやはりお前はそういう趣味があったのか。 セシア「という訳で、大好きなその場所の前に、その綺麗な二の腕を堪能しようかしらぁ?」  おい、今の発言は聞き捨てならないぞ。何が“綺麗な”二の腕だ。筋肉がありながらも程よい柔らかさもありそれでいて垂れることもなくキュッと引き締まった白くて透明感のある“綺麗な”二の腕だろ?私がちゃんと訂正してやる。 アレイス「あぁ。好きなだけ堪能するが良い。この筋肉がありながらも程よいんんぃいい!?」  私が訂正して説明している最中に、セシアは両手の人差し指を使いなぞる様に私の自慢の二の腕をくすぐってきた事で、説明が序盤で遮られてしまった。というか、何だ今の感覚は? レン「…?」 リン「あれぇ?」 セシア「これは…、っふふ、楽しめそうねぇ❤❤」  何とか笑わずに堪える事はできたが、はっきり言って今までの中でダントツにくすぐったい。それも想像以上だ。おかしい、予想ではお腹周りと同じぐらいのくすぐったさだと思っていたが…。 アレイス「んくぅっくく…!」  セシアは今自分の指を動かしている訳じゃない。私の二の腕に添えているだけだ。それなのに笑いが込み上げてきてしまう。堪えるのに必死な状態だ。これが数字で言うと5の感度なのだろうか。…正直、くすぐったすぎるのだが。 セシア「強がってた割に、随分身体は正直なのねぇ?」 アレイス「う、るさい…!これぐらい…んんぅっく、何とも、無い…!」 セシア「じゃあ…この辺はどうかしら?」  セシアは二の腕に添えていた人差し指を離すと、今度は二の腕の、腕の付け根に近い所に人差し指をツンと立てて触れてきた。 アレイス「ひんんぅっくく…!」  一度触れて指は直ぐに離れたが、先程までくすぐられていた二の腕の真ん中の辺りよりさらにくすぐったい。同じ二の腕でこうもくすぐったさが変わるのか? セシア「これは私の大好きな場所は相当期待できるわねぇ❤うっふふ、楽しいわぁ!嬉しいわぁ!!」  こいつの今の発言から考えると、やはり有名な場所はもっとくすぐったいらしい。しかし、そうなると奴らの言っていた感度の数字はどうなる? リン「良かったね~セシアさん!」 レン「それでセシアさん、二の腕の感度はどれくらいですか?」 セシア「そうねぇ、やっぱり我慢強いからか、実際の反応よりも感度は大きいわね。まあそれでも“6”って感じかしらね。」 アレイス「ちょ…ちょっと待て、その数字の最高値は5ではないのか…!?」  6って何だ?5より上がまだあるのか? セシア「あらぁ?もしかして勘違いしてたのかしら。私達が示す感度の最高値は10よ?」 レン「ちなみに、一般的にくすぐたがりと言われる人の感度が5以上です。」 リン「要するに感度6って事は、くすぐったがりってことだね!」  何てことだ。まさか5より上があるとは。数字が二段階上がってこのくすぐったさだ。10なんて想像もできないぞ。 セシア「そしてアレイスちゃんの弱点が私の大好きな場所っていうのも確定したわ❤でもまだはそこはくすぐらないわよぉ?」  そもそも何を根拠に私の弱点を導き出しているのか解らん。だが、それが事実ならいよいよ恐怖を感じてくるレベルになってきた。 レン「そんな事言わずに早く調査して下さい。」  余計な事言うな!セシアがその気になってしまうだろう! リン「そうだよー!早く実験始めないとー!!」  さらに煽ってどうする!人の気も知らないでこのポンコツ女め! セシア「それもそうね。まあ実験は私が担当する事になるんだし、後でたっぷりと楽しませて貰うとしようかしら❤」  おいっ!本当にその気になってしまったではないか! セシア「じゃあアレイスちゃんの弱点、調査するわよ?」 アレイス「そもそも、何故まだくすぐってもいない所が弱点だと言えるんだ?根拠は何だ。」 セシア「そうね、じゃあ先にその謎解きから始めましょうか。まあ謎解きって程の難しさじゃ無いんだけどね❤」  訳が解らない。一体どこなんだ…? セシア「まずはここ。」 アレイス「…っく…!」  セシアは私の二の腕の、肘に近い方に触れてきた。 セシア「そしてここ。」 アレイス「んいぃぃいいっくく…!」  今度は二の腕の、腕の付け根に近い方に触れてきた。さっきも体験した通り、同じ二の腕でもくすぐったさがかなり違う。だが、それが何だと言うのだ。 セシア「まだ解っていないようねぇ?ならこれでどうかしら?」  再びセシアは肘に近い方に指を添える。 アレイス「んっくく、んふふふ…、っひひひひひ…!」  そしてその指でくすぐりながら、ゆっくりと腕の付け根の方に向かって動かしていく。それにより、だんだんとくすぐったさが強くなっていくというのが解った。 セシア「どぉ?肘からどんどんくすぐったくなっていくでしょぉ?って事は?」 アレイス「………………っ!!」  肘からどんどんくすぐったくなっていく、という事は、その先が最もくすぐったいのだろう。とは言え、付け根に近い所も二の腕だ。それより先となると、警戒していた胸の可能性もあったが、自分の右腕を肘の方から観察するように眺めていき、ふと気が付いた。それは、この服を着ている事で露出している部分だ。この実験の内容を聞かされる時、この露出の仕方が実験、つまりくすぐりに適していると知った。という事は、服で隠された胸では無く、普通のタンクトップと呼ばれるものよりも、大きく晒されているような印象を受ける腕の付け根。つまり―― セシア「その様子だと気が付いたようね。」 アレイス「二の腕の先、腕の付け根。つまり…。」 セシア「うっふふ、…そう。あなたの弱点、そして私の大好きな場所は…、わ・き・の・し・た❤」  そう、二の腕の先にして、衣服に守られていない場所。腋だ。腋なら確かに、肘からだんだんくすぐったくなっていく二の腕の終着点で、二の腕よりくすぐったく感じてしまうような気もする。だが―― アレイス「ふん!本当にそこが弱点と言えるのか?」 セシア「ん?」 アレイス「その理論は憶測でしか無いという事だ。」  などと強がってはみたものの私の弱点が“腋”かも知れないと思っただけで、何だか不安な気持ちになる。本当に腋が苦手なのではないのかと、焦りを感じてしまう。 セシア「じゃあ想像してみてぇ?両腕を広げている所為で無防備に晒された綺麗な腋の下、そこをこちょこちょ~ってされて、本当に平気でいられるのかしらぁ?」  想像したくもないのに、セシアにそう言われるとどうしても考えてしまう。あの細い指先が腋に触れたら、その触れた指先が蠢いたら、私はどうなってしまうのだろうか?そう考えてしまい、不安が押し寄せてくる。 アレイス「……何度も言わせるな。ちょっとくすぐったいだけだ。」 セシア「まだそんな強がりを言うのね。っふふ、面白いわ。なら、これでもそう思えるかしら?」  今度は身体に触れないギリギリの所で、腋をくすぐるかのようにこちょこちょと動かして見せてきた。 アレイス「んぐっ…!な、何の真似だ…?」 セシア「証明しているのよ?アレイスちゃんの弱点が腋の下って言う証明をね?」  確かに、腋はまだ触れられてもいない筈なのに、腋の近くをくすぐる様に動く指を見ているだけで、腋はもちろん、全身がムズムズしてくすぐったく感じている。その指が腋に触れたらと思うだけで、腕を閉じたくなり抵抗してしまう。しかし、手首にガッチリと付けられた枷がそれを許さず、ガチャガチャと音を立てるだけだった。 アレイス「んっくくく、ふふふふふ…!」 セシア「まだくすぐってないのに、笑い声を堪えようと必死ね。相変わらず正直な身体❤くすぐられるのが怖くて震えてるわよ?」 アレイス「っるさい…!それだけでここが弱点だとは言えないぞ。」 セシア「本当は自分でも気付いてる筈なのに、まだ強がっちゃうんだぁ❤可愛い…❤❤」  こいつの言う通りだ。二の腕をくすぐられた事で、身体が気付き始めている。その先の腋はもっとくすぐったいと身体が拒絶反応を示しているのだ。だから、震えが止まらない。腋を閉じたくて仕方がない。 アレイス「し、知らんな…。そこまで言うのなら、くすぐってみれば良い。そして私を笑わせてみれば良いではないか…!」 セシア「本当に…その腋の下…、くすぐっても…良いのね?」 アレイス「す…、好きにしろ…!」  またしても口から強がりな言葉が出てしまったが、一体どれ程のくすぐったさなのだろうか。ここまで来ると自分でも感じている。セシアの言う通り、私の弱点は腋なんだと。そしてそれが二の腕以上の感度ともなると、本当にくすぐったさが想像できない。 セシア「じゃあ、お言葉に甘えて❤」  そしていよいよ私の弱点であろう、誰もが憧れを抱き見る者全てを魅了し虜にしてしまうような魅力とエロさを兼ね備えた筋肉により窪みが強調された黒ずみのない綺麗で滑らかかつセクシーな自慢の腋に、セシアの人差し指がちょんと触れた。 アレイス「ふぅんぃぃいいいっ!?」  それは異常な程のくすぐったさだった。二の腕を遥かに超える程くすぐったい。誰もが憧れを抱き見る者全てを魅了し虜にしてしまうような魅力とエロさを兼ね備えた筋肉により窪みが強調された黒ずみのない綺麗で滑らかかつセクシー故に異常なほどくすぐりに弱い超敏感な自慢の腋に改めなくてはならない程くすぐったい。触れられただけでこんな声が出るとは思っていなかった。 セシア「か、完璧だわ…!この感度に、この我慢強さ!まさに実験対象として完璧な娘よ!!」 アレイス「んっくく、何…の、んふふふ、話…しだ…?」  勝手に完璧扱いされても困る。確かに私に出来ない事など無いくらい完璧人間なのも間違いはないが。というか腋から指を離せ。 セシア「腋の下の感度9よ!?今までこんなくすぐりに弱い娘見たことないわ!!」  9…!?道理でくすぐったい訳だ。二の腕もかなりだったが、それのさらに三段階上か。それって…、やばいんじゃないか? レン「すごい数字が出ましたね。今まで実験してきた方々の中でも最高が8でしたからね。」 リン「その人は身体が限界を超えて実験できなくなっちゃったけどね~!」  8で限界を超えてしまうレベルだろ?私の腋はどうなってしまうのだろうか。 セシア「まあでもアレイスちゃんは我慢強いから大丈夫よ❤」  そうか、大丈夫なのか。それなら安心だ。……とか言える訳ないだろう!?困った、くすぐりごときがこれ程辛いものとは思わなかった。 セシア「じゃあそろそろ、この指動かしちゃおうかしらぁ❤」 アレイス「んぐっふふ、っくくくく…や、めろ…!」  まだ触れられているだけに過ぎないのだが、すでに腋がくすぐったすぎる。その指を動かされたら……とてもじゃないが耐えられそうにない。 セシア「うっふふ、やっとくすぐりの辛さが解ってきたようね。でも、だからってやめてあげないわよぉ?さあ、覚悟は良いかしらぁ❤」 アレイス「ふいぃぃぃいいいい!?」  私の覚悟を確かめると同時に、セシアは腋に触れている人差し指をほんの少しだけ動かした。それだけでくすぐったさがさらに膨れ上がり、私の口から笑い声を無理矢理出させようとする。というか、私の覚悟を聞くならちゃんと私の覚悟が決まるまで待て。 セシア「変な声出しちゃって可愛い…❤もっとその声聞かせて頂戴…❤❤」 アレイス「んいいいぃぃぃいいいいい!!」  今度は人差し指を引っ掻くように上から下へと動かして本格的なくすぐったさを与えてきた。強烈なくすぐったさだったが、私は笑い声を必死に抑えんだ。たかがじゃれ合いの様な責めに屈してしまうのが悔しい、強気に振る舞っていたにも関わらずくすぐりに弱かった自分が情けない、ちょっとくすぐったいだけだと言っていたのに大声で笑わされるのが恥ずかしい。そんな複数の感情が私を必死に我慢させている。だがこんな感情などいつ消し飛ぶか解らない。いや、そんな感情だけで我慢し続けられる程優しい刺激ではない。セシアの言っていた通り、まさに拷問のようだ。 セシア「流石はアレイスちゃんね!でも、やっぱり笑い声が聞きたいの。だから…、もう我慢しなくて良いわ❤」  そう言ってセシアは人差し指だけを使って本格的に私の腋をくすぐり始めた。 アレイス「んいぃぃぃいいっひひひひ、んぐぅうっくくくくくく…!!」  あまりのくすぐったさに私は必死に身体を動かして抵抗した。しかし、両腕は目一杯伸ばされている為くすぐられ続けている腋を閉じることができない。腕に限らず、足首にも枷がはめられている為金属音がガンガンと部屋中に鳴り響くだけだった。それが解りきった事でも私は抵抗し続けた。というより抵抗せずじっと耐える事など不可能なのだ。本能的に身体が抵抗してしまう。腋を守りたいと腕を必死に引き寄せようとするが、枷はビクともしない。 レン「本当に感度9ですよね?」 セシア「この暴れ方を見ればわかるでしょ?」 リン「確かにそうとうくすぐったいって人の暴れ方だよね。」 セシア「えぇ。でもここまで来ると被験者に相応しいとかを通り越して尊敬するわね。」 レン「全くですね。いくら我慢強いと言っても感度が7以上あれば普通は我慢なんてできません。」  流石は私と言った所だ。やはりこんな刺激普通は耐えられるはず無いようだ。もっと尊敬すると良い。などとふざけている余裕など無い。腋がくすぐったい。こんなにくすぐったい腋がだんだん憎らしくなってきた。何故私の腋はこんなにくすぐったいんだ!? アレイス「んいぃぃいっひひひ、あひひひひひやめ、っくうふふふふふふふふもう…っくくくくく、やめろぉ…!」 セシア「しかもしゃべる余裕まであり、強気な態度は改めない。やっぱり最高よアレイスちゃん❤」  改めて私を褒めた所で、セシアは私の腋から指を離してくれた。 アレイス「はあ…っはあ…っはあ…、っはあ…、はあ、はあ…!」 セシア「一応調査は完了したし、今はやめてあげるわ。」  どういう風の吹き回しだろうか。だが、限界を超える直前だったからな。正直助かった。そう安堵しながら、必死に呼吸を繰り返していた。 セシア「実験前にアレイスちゃんには懲罰拷問地獄の刑を受けてもらう事になってるし、その時に笑い声を聞かせてもらう事にするわ❤」  忘れていた。私は実験以前に、この実験をバカにした仕置きを受けなければならなかったのだ。一体どんなくすぐり責めを受けるのだろうか…。 セシア「レン、リン。アレイスちゃんの拘束を解くわよ。」 リン「えっ?あっ、もしかして“あの部屋”に連れてくの?」 セシア「えぇ。たっぷりと地獄を味わって貰うなら、“あの部屋”しかないわよ❤」 レン「セシアさん、いくらこの方が我慢強いからって、無理させては駄目ですよ?」 セシア「わかってるわよ!最高の被験者ですもの…❤」  何やら怖い会話を聞きながら、私の拘束は解かれていった。そして何の抵抗も出来ないまま“あの部屋”へと連れて行かれ、懲罰拷問地獄の刑が始まるのだった。


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