女騎士のくすぐり受難2
Added 2022-09-27 11:48:39 +0000 UTC2、実験内容 セシアの不意打ちにより敗北した私は、セシアの転移魔法により連中の研究所の一室に連れてかれた。その部屋は全体が機械造りのようになっているが、壁が機械造りという以外何も目立つ機械がない。こんな所で、一体どんな実験を行うと言うのだろうか。 セシア「まずは軽装になってもらおうかしら。その鎧を取りなさい?」 セシアをにらみつけながらも、反抗できない私は胴体を守る鎧を取り外す。中は首まで覆う黒い長袖の生地の薄い服を着ている。上半身の鎧を外し終え、両腕のガントレットを外す。下半身は、黒く、少し厚手のタイトスカート、腰回りを覆う鎧、膝から下を足先まで覆う鎧を着用している。脚にそのまま鎧を装着する訳にはいかないので、膝上から足先までの長い黒タイツを履いている。私はそのタイツを残し、腰の鎧と脚の鎧を取り外した。これで私は首から上半身全体を覆う黒い服、タイトスカート、膝上から足先を覆う黒いタイツしか身に纏っていない状態となった。 セシア「タイツと上の服も脱ぎなさい。スカートはそのままで良いわ。」 結局裸にしたいだけかと思いながら、先にタイツに手を掛ける。しかし、どんな実験を行うのか余計解らなくなった。全裸の方が何かと実験とやらはやり易いと思うのだが…。そう思いながら上半身の服を脱ぐ。下着は戦闘の際に外れたり、ずれてしまうのが煩わしいため付けていない。ちなみに、私に限らず戦人は殆どそうしている。私が下着を付けない変人だとは思わないで欲しい。それから、流石に下半身の下着は履いている。 セシア「脱いだわね。じゃあこれを着るのよ。」 セシアが渡してきたのは先程まで私が着ていた物と同様、黒い服。生地の厚さも変わらないだろうか。違いといえば首元を覆っていない事と丈と袖の長さだ。袖は肩まで出すようないわゆるノースリーブ。丈は胸を隠す程しかなく、それより下は全て露出するような服だ。正直胸を堂々と晒すのも気が引けるため、私としては有り難い。だがこんな格好をさせられ、いよいよ私の“ある疑問”を脳内で留めておく事はできなくなっていた。 アレイス「こんな格好にさせて、一体どんな“くだらない”実験を行うつもりだ?」 もちろんこれは私にとってただの疑問。“くだらない”といったのはただ単に人体を使わなければできない低俗で狂った実験という意味で言っただけだ。セシアのプライドを傷つける事になるとも知らずに。 セシア「へぇ~、私達の実験が…“くだらない”?どんな内容かも知らずに…?それは私に対する侮辱よ。」 リン「あっ、そういえば私を追い詰めた時もそんな事言ってた!!」 ???「なかなか怖いもの知らずですね。」 アレイス「…?」 セシア「良いわ、私はこれぐらい強気な方が楽しめて好きよ?…でも、私達の実験を侮辱したあなたには後で辛~い“罰”を与えないといけないわよねぇ?実験を兼ねた罰を…ね❤」 何故“くだらない”と本当の事を言っただけで私が罰を受けねばならないのだ?などと考えていたら、突如部屋中に警告音のようなブザーが鳴り響いた。まさか王国の仲間が助けにでも来てくれたか?って、そんな時間も経っていないし、流石にあり得ないか。 セシア「あら、もうそんな時間なのね。レンとリンでちょっと行ってくれるかしら?」 レン「わかりました。」 リン「了ー解!」 セシア「じゃあ二人が帰って来るまでアレイスちゃんは私とお留守番よぉ?」 おい、ちゃん付けで呼ぶな。ちゃん付けで呼ばれる年齢ではないし、昔からそう呼ばれるのは嫌いなんだ。もしかして私に行われる罰はちゃん付けで呼ぶ事か?というのは冗談だが、さっきのブザーが何かの時間を告げるものだったらしい。そして、手刀を使いミナを気絶させたレンと呼ばれた女とリンは、部屋を出て行った。さっさと実験とやらを終わらせたいのだが、二人が帰って来るまで待たなきゃいけないのは面倒だ。それにしても、実験を兼ねた罰…、か。実験を兼ねたという事は実験内容と同じような事を罰として受けなければならない訳か。一体何をされるのか解らんが、余計な事を言ってしまったかも知れないな。これでは私に行われる実験が一つ増えたのと変わりないじゃないか。まあそもそもどれだけ実験に付き合わされるのかも解らないのだがな。 セシア「さてと、それじゃあ準備を始めましょう。まずはそこのフックが付いてる床の所に移動しなさい?」 よく見ると確かに、床にフックのようなものが取り付けられていた。いや、正確には埋め込んであるようだった。私がその場に移動して立っていると、セシアは何やら金属の枷を四つどこからか持ち出し、私の所に持ってくる。そして淡々と作業を始め、まずは両足首に二つの枷がはめられていく。そして今度は枷についている取っ手のような部分に、床に埋め込まれたフックを引っ掛ける。これで足を動かせないようにするという事か。しかし、枷と床が繋げられたのは右足のみだった。まあ確かに右足だけでも動けなくしておけばここから逃げる事ができなくはなるか。そしてセシアは私の両手首にも枷をはめると、その部屋のドア付近まで移動し、そこの壁に掌をかざした。すると壁の一部がスライドし、パソコンのキーボードのようなものが出てきた。セシアがそのキーボードを操作すると、天井から機械音が聞こえてきた。 アレイス「何だ…?」 セシア「ここは基本的に機械を全部壁に収納できるようにしているのよ。もう少しそのまま待ってなさい。」 しばらくすると、天井がプシューっと音を立て開かれ、そこから二本の鎖に繋がれた金属の棒が姿を現した。その金属の棒は両端がそれぞれの鎖に吊るされるように繋がれていた。そしてさらに、その金属の棒の片方の端にだけ別の金属の棒が縦に吊るされるように付けられていた。その奇妙な鎖と金属の棒はジャラジャラと音を立てながらゆっくりと下降し、私の肩の高さまで下りてきた。セシアが私の所に戻ってくると、私の左手を掴んで棒の端の方に付けられたフックと繋げる。そして右手も先程とは反対の棒の端に付けられた。私は金属の棒を背中に回し、その両サイドに手首が繋がれている状態だ。金属の棒の長さは思ったよりも短く、両腕がほんの少し開かれるような状態だった。そして今度は、片方の端に吊るされたもう一本の棒と、私の枷しかついていない左足をフックで繋げる。結局左足も固定するのか。よく解らない拘束方法だ。そう思いながら、私は無抵抗に拘束されていた。 セシア「随分潔いじゃない。抵抗しないで拘束されるなんて。でも、今更謝っても許してあげないわよ?」 アレイス「別に謝るつもりはない。その罰とやらは実験を兼ねている、つまりは実験も罰も内容は大差ないのだろう?ならばどちらにしろ“くだらない”だろうからな。」 私がしゃべっている間、セシアは再び壁のキーボードの操作を始める。すると、私を拘束する金属の棒の左右が少しずつ伸びていった。少し開かれていただけの私の腕が、だんだんと左右に広げられていき、限界まで引っ張られた所で棒の動きが止まる。まるで十字架に磔にされたようだ。と思ったら、今度は右足と横に伸ばされた棒を繋ぐもう一本の棒がさっきと逆に、足が掛けられている方から少しずつ短くなっていった。縦の棒が短くなるという事は、私の右足が少しずつ上に持ち上げられるという事だ。最終的に、両手は水平に、右足だけ膝から下を持ち上げられ、足先がお尻のあたりで固定された状態で拘束された。 セシア「その強気な態度を改めるつもりはないようね。それなら懲罰に変更してあげようかしら?」 アレイス「それは困るな。どんなに“くだらない”罰でも、罰は罰だからな。楽に越したことは無い。」 セシア「そうよね。じゃあ、懲罰にしてあげるわ。」 アレイス「…そうか。それは残念だ。」 少し調子に乗りすぎたか?まあこいつが初めから手加減などするとは思っていなかったし、どうせその手加減などないであろう罰を受ける事に変わりは無い。ならば自分の意思を強く持つ事を最優先させるだけだ。…と思って“くだらない”と言い続けたが、今思うと怒らせないに越したことは無かったのかも知れない。 アレイス「すまない、言いすぎた。罰に戻してくれ。」 セシア「じゃあ、懲罰拷問にしてあげるわ。」 アレイス「……はぁ…。」 謝っても許さない、そう言われていたからな。懲罰のまま変わらないとは思っていたが、まさか懲罰拷問に昇格するとは思わなかった。というか、その実験だか罰なるものは拷問のような内容なのか?恐ろしいな。 セシア「さてと、リンとレンが来るまでまだ時間がかかりそうだし、クイズでも出してあげるわ。」 アレイス「クイズ…?」 お前と私で一騎打ちの戦いをしたらどっちが勝つか、というクイズなら間違いなく私だな。どちらが頭が良いかというクイズも私の勝ちだろう。どちらが美人かというクイズも私の勝ちだ。フン、私の全勝か。 セシア「これからあなたは私達に何をされるでしょう?」 アレイス「何って、実験だろ?あと懲罰拷問か。」 こいつは今更何を言っているんだ?……しまった。今ので懲罰拷問ではなく罰と言えば、罰で済んだのかも知れない。 セシア「そうじゃないわ。その実験、懲罰拷問の内容の事よ?」 アレイス「その話か。正直全く解らん。むしろこっちから聞きたいぐらいだったからな。」 セシア「じゃあ私がいくつかヒントを出してあげるわ。リンとレンが来る前に答えられたら懲罰拷問で勘弁してあげるわ。」 アレイス「今と変わらないのか…。じゃあ答えられなかったらどうなるんだ?」 セシア「懲罰拷問地獄の刑よ?」 アレイス「それは大変だ…。」 懲罰拷問地獄の刑…?もうよくわからん罰になってきたな。そもそも罰なのか、拷問なのか、地獄なのか、処刑なのか、とにかく良いイメージはない単語が入りすぎている。という事は…、相当辛い実験内容なんじゃないのか…? セシア「それじゃあ最初のヒントよ?まずはあなたの服装。それが第一ヒントよ?わざわざその服を渡した以上、それに意味があるのはわかるわよね?」 それだ。全裸でなくわざわざこんな服を着せる意味が全く解らなかったが、やはり関係していたか。関係していると言うのは解るんだが…。 アレイス「わざわざ服を着せる意味が解らなくてな。そのヒントでは答えは出せん。」 セシア「あ~、ちなみにこれから行われる懲罰拷問地獄の刑は全裸でも問題ないわ。別にあなたの裸に興味はないから服を着せているだけ。ある部分が素肌を晒していれば良いのよ。」 アレイス「この服の露出している部分が問題という事か。」 私はセシアにそう言われ、改めて自分の服装を見直す。ノースリーブのため肩から腕全体、お腹回り、太ももから足先全てが露出している。鎧をしている時はもちろん、外している時でもこんな露出した服は着ないからか、少し変な気分だ。というか、セシア。今の発言は聞き捨てならない。いつの間にか私に行われるのが懲罰拷問地獄の刑に決定しているぞ。まあそれはとりあえず置いといて、素肌を晒すという事は…。 アレイス「鞭打ちか殴打と言った所か?服が無い方が確かにダメージは大きいだろうしな。」 セシア「残念ながら不正解よ?そんな痛々しくて野蛮な事なんてしたくないわ。」 懲罰拷問地獄の刑とか残酷な事を言っていた奴が、鞭打ちや殴打を野蛮だと言うか。しかし、その類が違うとはな…。本気で当たったと思ったが。まあ外れた事は結果的には良かったかも知れない。いくら鍛えているとはいえ、痛いものは痛いからな。 セシア「じゃあ第二ヒントよ?私達が行なっている実験、つまりあなたが受ける懲罰拷問地獄の刑は…ずばり、“笑える”事よ?」 アレイス「は…?わ、笑える事…?…よくわからんが、笑える罰か。それは楽しみだな。是非受けてみたいものだ。」 笑える拷問と聞いて安心できたのか、少し強がってはみたもののどんな罰なのかさっぱり解らん。こいつはなぞなぞでも出していたのか…?笑える、か…。そんな罰があるとは思えないが、そのままの意味で考えると…。 アレイス「……お笑いの動画を見せ続ける刑か?」 私は素直に笑える事を考えた結果出た答えを言った。もちろんふざけている訳じゃない。それぐらいしか笑える事が思いつかないのだ。 セシア「ふっ、あっはは!それは確かに笑える刑ね。でも、その発想ができたあなたが一番笑えるわ。」 今のは私に対する侮辱だ。お前を懲罰拷問地獄の刑にかけてやる。まあ流石にこれは正解ではないと思ったが。 アレイス「お笑い動画は違ったか。ならば次のヒントをよこせ。というか、お前のヒントは当てさせる気があるのか?」 これでは読者も誰一人わかってはいないだろう。まあ展開的には、ギリギリまで予測出来ない方が良いのだろうが…。ん?タイトルで解る?私はそんなの知らんぞ? セシア「随分強気ね~?あなた、そんな態度取れる立場なのかしら?」 おっと、読者とのコミュニケーションでこいつの事を忘れていた。…決して読者の所為にしている訳じゃないぞ?ちなみに私にはやはり解らん。 アレイス「私がお前達の実験三人分を受ければあいつらに手は出さない約束だろ?私の態度は関係ないはずだが?」 セシア「ふ~ん、まあ良いわ。どうせその態度でいた事を後悔する事になるでしょうし。じゃあ次のヒントよ?某国では身体に傷を付けずに行える手法として、実際に使われている立派な拷問よ?」 アレイス「身体を傷付けずに行える拷問か…。本当にそんな事が可能なのか…?」 実際に別の国で行われているという事は、拷問としての効果は発揮できる訳だ。傷付かず、この服装、そうか…! アレイス「寒さで凍えさせて…、あ…。」 セシア「自分で言ってて気が付いたようね。当然不正解よ。それじゃあ“笑える”というヒントが成立しないじゃない。それにわざわざこんな部屋で拘束しないで、冷凍室にでも入れて閉じ込めるわよ。」 一番理解できないヒントを忘れていた。というか、笑える拷問が解らない以上、答えを導き出すのは不可能なんじゃないのか? セシア「はぁ…、それにしてもまだあの二人は来ないのかしら。何をしているんだか。こっちは早くアレイスちゃんで楽しみたいって言うのに。」 アレイス「なら次のヒントを早く出せ。懲罰拷問地獄の刑なんて御免だからな。」 セシア「本当に偉そうねぇ。まあ良いけど。じゃあ次が最後のヒントよ?あなたの拘束のされ方、良く考えてみなさい?これも立派なヒントになるはずよ?」 アレイス「拘束のされ方?」 やはり訳が解らん。というか、もうこのクイズ飽きたぞ。さっさとあいつらが戻って来てくれれば答えが解るんだが。と、そんなことを考えていると部屋の重い扉が音を立てながらゆっくりと開き、リンとレンが入って来た。どこで何をしていたのか知らんが、ようやくこれでこいつらのくだらない実験と、これから行われる罰の内容が判明する訳か。……いや、懲罰拷問地獄の刑の内容だったか。 セシア「待ってたわ。」 レン「結局リンはほとんど役に立たなかったもので、少し遅れました。」 セシア「だと思ったわ。」 リン「ごめんなさ~い!んで、セシアさんは何してたの~?」 セシア「私達が行なっている実験の内容をクイズにして出していたんだけど、アレイスちゃん全然わかってくれないのよ。あっ、二人が来る前に正解出来なかったって事は、残念だけど懲罰拷問地獄の刑に決定よ。」 アレイス「さっきからツッコミを入れようと思っていたが、今の時点でやっと懲罰拷問地獄の刑に決定だからな?ずっとその前提で話を進めていたぞお前。」 セシア「そうだったかしら?まあいいじゃない。どうせ懲罰拷問地獄の刑になったんだし。」 そう、結局答えが解らずに、懲罰拷問地獄の刑になってしまった訳だ。それは少しだけ悔しいが、訳の解らんヒントばかり出されてモヤモヤしていた事が、やっと判明するというスッキリ感もあるな。むしろ素直に今は嬉しい気持ちの方が強いぞ? リン「懲罰拷問地獄の刑か~!すっごい楽しそ~!!どこが弱点なのかな~?」 弱点?ますますモヤモヤが膨れ上がるばかりだ。弱点とは何のことを言っているんだ?一体これから何を始める気だ? セシア「それじゃあ正解発表よ?でも折角だし、あなた自身に気付いて欲しいからさっきのヒント、もう一度良く考えてみなさい?」 まだ考えさせるのか。正直さっさと教えて欲しいのだが。 アレイス「拘束のされ方、だったな?」 考えるのも面倒だったが、どうしても私に答えを出させたいようだ。まあ私自身、答えが出せないのも癪だし、一応真剣に考えてやろう。今の私は両手首を枷で固定され、その腕を水平に引っ張られているため肘を曲げる事もできない。右足は床から離れないよう繋がれ、左足は後ろに持ち上げられている。片足立ちのため身体をゆすると言った事も難しい。つまり身動きが取れない状態、まさに“無防備”だ。そしてこの中途半端な肌の露出。なるほど、これはつまり…。 アレイス「恥ずかし責めか?確かに“くだらない”し、馬鹿馬鹿しいという意味では笑えると思うが?」 セシア「あのねぇ、そろそろ真面目に答えてくれる?本当に恥ずかし責めならもっといろいろポーズがあるわよ。それに、恥ずかし責めなら、全裸のあなたを王国の全国民に晒すぐらいするわよ?」 アレイス「それは確かに恥ずかしいな。」 というか、さっきから私は大真面目だ。ふざけているつもりなど微塵も無い。それにこのポーズで拘束されているのも結構恥ずかしいのだが。 セシア「あまりにも鈍感なアレイスちゃんに大ヒントよ。あなたのその無防備な身体を、私がこの手で撫であげたら…あなたはどう?」 アレイス「何する気だ気持ち悪い。」 セシア「失礼ね。その身体に私の指先が触れたら、あなたはどんな反応するのかしらって事よ?」 アレイス「そんなの、触れる場所によって違うだろ……、ってまさかお前、私を嬲る気か…!?」 それは確かに拷問だ。こいつ、そんな趣味があったか。あえて女性ばかり拉致していたのもそういう理由か。 セシア「はぁ…、もういいわ。全然会話が成り立たないわ。もし今あなたが私に“こちょこちょ”されたら、あなたはどんな反応をするかって聞いてるのよ!」 アレイス「……は?こ、こちょこちょ…?」 レン「セシアさん?」 リン「それ、ヒント?」 こいつ、突然何を言い出すんだ?仲間の二人まで困惑しているぞ?全然的外れな謎の質問をされても困るんだが。 アレイス「こ、こちょこちょって、“くすぐり”の事であってるよな?」 セシア「そうよ?」 そうよってお前。何を言っているんだ? アレイス「どんな反応って…、別に…くすぐったいだけだと思うのだが。」 リン「えぇ~……。」 レン「………何ですかこの人。アホですか?」 セシア「こっちが聞きたいわ。」 アホとは何だ、失礼にも程がある。それに私は間違った事は言ってないんだが?“こちょこちょ”というのが“くすぐる”という事で間違いは無いようだし、くすぐられたらくすぐったいだろ? セシア「普通に答えられるんじゃない。てっきりくすぐられた事無いのかと思ったわ…。」 アレイス「何が言いたい。」 リン「あれ?もしかしてまだ解ってない?」 レン「やはりアホですね。」 お前達、私が拘束されて動けないからって好き放題言ってるだろ。くすぐられた事ぐらい誰でもあるだろ。そうか、私がクールでカッコ良すぎてくすぐりで笑ってるイメージが湧かないのか。まあどちらにしろ、この年になって今更くすぐられたぐらいでバカみたいに笑う事などあり得ないがな。……ん…?待てよ…?笑える、実験…? アレイス「…おい、まさかお前らの実験内容って…、“くすぐり”なのか…?」 セシア「うっふふ…、正解よ?」 くすぐる事が…実験?拷問? アレイス「つまり、私の身体をこちょこちょとくすぐる、というのが実験内容なのか…?そしてそのくすぐりが、懲罰拷問地獄の刑だと…?」 セシア「えぇ、その通りよ?」 リン「まあ“こちょこちょ”って言った時点で、もうヒントじゃなくて答えだったしね~!」 レン「それにしても、くすぐられた事がないのなら正解に辿り着けないのも納得できたのですが、どれだけ正解に時間かけるんですか?」 セシア「ホントよ。それでいて気付かないってどんだけ鈍感なのよ。」 また好き放題言われている。まあ良く考えれば、相手を笑わせる方法として思いつかなくもない。だが、これではっきりした。 アレイス「お前らは馬鹿か…?」 セシア「どうして?くすぐったいって感覚は知ってるのよねぇ?だったらその辛さも解るんじゃないかしら?」 アレイス「いや、だって、くすぐりだろ?そんなの子供のじゃれ合いじゃないか。そのくすぐりがお前達の行っている実験?しかもそれが拷問に使われるなど…。」 セシア「信じられないかしら?拘束されて全く抵抗ができない状態で、体中をこちょこちょとくすぐられちゃうのよ?くすぐったいと思わないかしら?」 アレイス「うん…まあ、くすぐったいだろうな。だが、それはただ“くすぐったいだけ”だろ?」 こいつらはやはり頭のネジが何本かぶっ飛んでるんじゃないのか?くすぐりを拷問としているどっかの国は、国民全員がアホらしい。くすぐりが拷問だと…?くすぐられてもいないのに笑えてくる。 セシア「そう。なら、これからた~っぷりと笑って貰うから覚悟しなさぁい?」 アレイス「はぁ…。全く、確かに笑える懲罰拷問地獄の刑だ。そしてはっきり言って想像以下だ。想像を遥かに超える程“くだらない”。」 セシア「そう言っていられるのも今の内よ?今までの発言、たっぷりと後悔させてあげるわ❤」 そしてついに、これから私に行われる実験、そして懲罰拷問地獄の刑が始まろうとしていた。