笑わないレースクイーン⑩
Added 2022-08-07 08:52:52 +0000 UTC那月 「ぷぐぅぅぅぁあっははははははははははははははははははははきゃははははははははははははははははははははははははははは!やめっ、やめてぇぇええええへへへへへへへへへへへへ!!」 左右それぞれのワキに襲いかかる恵と若葉の指。人差し指による優しい責めから一転、全ての指を使った暴力とも言える激しい責めに、那月は一瞬たりとも耐える事が出来なかった。 若葉はガリガリと強めに引っ掻く様に、恵は指の腹でワキの上を踊る様に、それぞれの動きが両ワキから伝わってくる。那月の暴れ方がその威力を物語っており、那月を拘束するX字型の磔台ごと倒れてしまいそうな程、ガタガタと音を立て抵抗している。と言っても、その磔台は床に埋め込まれ設置されている為、倒れる事は無い。 だがそれは拘束する枷も、台も、絶対に壊したり外したり出来ないという事であり、那月は2人が手を止めるまでただ笑わされる事しか出来ないという絶望的状況を意味していた。 恵 「うっふふふ…❤また笑い声のトーンが上がったわね。」 若葉 「相当くすぐったいって事っすね!」 那月 「あひひひひひひひひひ、んぁぁぁぁあぁぁあああぁぁあっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!くすぐったいぃぃいいい、くすぐったいんだってばぁぁぁああははははははははははははははははははははははははははははは!!」 恵 「そりゃあくすぐったい筈よ。くすぐってるんだから❤」 若葉 「ですねー!責めてる私までくすぐったく感じますし。」 恵 「そうね。私もワキがムズムズしてきちゃったわ❤」 那月 「きゃっはっはっはっはっはっはっはつはっはっはっはっ!だったら止めなさいよぉぉぉおおおお!んぁぁぁぁああっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 苦しみながら笑わされている那月とは裏腹に、楽しく談笑しながら那月をおちょくる二人。そんな二人に怒りを露わにする那月だが、当の本人が笑っている為その怒りはうまく伝わらない。 寧ろこの怒りを露わにする口調が、那月自身を更に苦しめる事になるのだ。 若葉 「先輩、那月さんが少し怒ってる様にも見えますけど〜?」 恵 「それはつまり、まだ上手に笑えてないって事かしらね?」 若葉 「って事は、もっとくすぐって笑わせないとダメですかね〜?」 那月 「いや、んあああはっははははははははははははははははははははははは!違う、そういう意味じゃな……、っはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 いつまでもくすぐりを止めて貰えない事に怒りを感じ声を荒らげたが、結果としてもっとくすぐられてしまう事になる。それに気付き慌てて訂正するが、やはり二人は那月の言葉など聞き入れない。 恵 「そうみたいね。……あ、良い事考えたわ❤」 若葉 「何ですか?」 恵 「もっとくすぐったくなる方法よ❤」 そう言って恵はワキをくすぐりながら、自分の顔を那月の耳元までそっと近づける。 恵 「こちょこちょ〜❤」 那月 「んひぃぃいいあはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 突然、那月の笑い声のトーンがまた一段階上がる。その理由は、恵が那月の耳元で「こちょこちょ」と囁いたからだ。 若葉 「えぇっ!?ただこちょこちょって言っただけなのに、何か凄いくすぐったそう!」 恵 「実はさっき、くすぐりについて少し調べたら、敏感な人は“こちょこちょ”って言われるだけでくすぐったく感じるって書いてあったのよ。所詮はただのネットの情報だったけど、想像以上に効果ありそうね❤」 くすぐられながら“こちょこちょ”と囁くこの手法、勿論人によって感じ方も違うだろう。だが、人一倍くすぐったがりな那月には効果的だったのだ。 那月 「いやぁぁぁあああっはっはっはっはっはっはつはっは!それやめて、あはははははははははははははははははははは!!こちょこちょって言わないでぇぇええ!!」 ただでさえワキを蠢く指がくすぐったくて堪らないのに、こちょこちょと囁かれる事でくすぐられているという事実をより鮮明にされ、くすぐられている事を強く意識してしまい余計にくすぐったく感じる。だが、当然その耳を塞ぐ事も出来ず、ワキを好きなだけくすぐられながらその言葉を聞かされてしまう。だから必死に止める様に訴えた。 若葉 「じゃあ私も!……こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜❤」 那月 「んひぁあ!?っはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!やめ、やめてぇぇ!きゃははははははははははははははははははははははははははは!!」 那月に効果的と分かればそれを止める訳が無い。寧ろ更にくすぐったさを与える為、若葉もその責めに加わり、両サイドからこちょこちょと聞かされ、那月の脳内をこちょこちょで埋め尽くしていく。 那月 「んあっはっはっはっはっはっはつはっはっはっはっ!いぃぃいいいいっひひひひひひひひ、ははははははははははははははははははははははははははははははははは!もうやだっ、きゃはははははははははははははははははははははははははははいい加減にしてっ、あはははははははははははははははははははは!!」 若葉 「せんぱ〜い、耳元で囁くには、ちょっと届きそうにありませんよ〜。」 両腕で那月の左右それぞれのワキをくすぐっている以上、自身の顔を左右どちらかに寄せようとすれば、反対側の手がワキに届かなくなってしまう。那月より背の高い恵なら可能だが、那月より背の低い若葉が那月の耳元で囁くだけでも背伸びする必要がある。だがそれでは肝心のくすぐりが疎かになってしまい、若葉は不満を口にする。 恵 「確かに若葉には難しいかも知れないわね。……あ、それならお互いにどちらか片方のワキを両手でくすぐれば良いんじゃないかしら❤」 若葉 「なるほど!さっすが先輩!」 互いに那月の左右のワキをそれぞれくすぐっていたが、恵は那月の右側に、若葉は左側に移ると、それぞれが独自の責め方で那月のワキをくすぐり始めた。 若葉 「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜!!!!」 那月 「きゃっははははははははははははははははははははははははは!!左強いっ、いひひひひひひひひひひひひひ、そんな激しくっはははははははははははははははははははしないでぇぇえええ!!」 那月の左ワキを責める若葉は、こちょこちょと連呼しながら力任せに那月のワキを掻きむしる様にくすぐっていた。痛そうにも見える責め方だが、ワキが超敏感な那月にとってはくすぐったくて仕方がない。 恵 「こちょこちょ❤こ〜ちょこちょこちょこちょ〜❤」 那月 「うひひひひひ、あっひゃははははははははははは!くすぐったいぃ、くすぐったいぃいいいいいっひひひひひ、きゃぁぁあっはっはっはっはっはっはっはっはつはっはっはっはっ!!」 恵の責め方は若葉と真逆と言った感じで、甘ったるく囁く様にこちょこちょと囁きながら、その細い指で那月の右ワキを滑らす様にくすぐったり、ピアノを弾くように激しくくすぐったり、ゾワゾワとゆっくり焦れったくくすぐったりと、緩急をつけながら責めていた。これがまた那月には効果的で、白く柔らかで滑らかなワキに、恵の細い指が這い回るこの意地悪な責めが堪らなくくすぐったいのだ。 那月 「んあっはっはっはっはっはっはっはつはっはっはっはっいやぁぁぁぁぁああっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!苦しいっ、もうヤダぁぁあっはっはっはっはっはっはつはっはっはっはっ!腋やめぇっ、はははははははははははははははははははははははははわきぃ、わきぃぃぃい嫌ぁぁぁああはははははは!!」 右と左から全く異なる種類のくすぐったさを味わう那月。もはや脳内が“ワキがくすぐったい”という感情に埋め尽くされ、我を忘れ暴れまくる。だがその抵抗は那月を疲弊させるだけで、その敏感なワキは二人のくすぐりからは決して逃れられず、無情にもピンと伸びきったまま晒され続けていた。 恵 「ワキがそんなに嫌なのぉ?でもこんな綺麗で肌触りの良いワキを見せつけてるあなたが悪いのよぉ??」 那月 「見せつけてないぃっ、ひゃはははははははははははは!見せつけてなんかないってばぁっはっはっはっはっはっはつはっはっはっはっはっはっはっ!!」 若葉 「いやいや、レースクイーンはワキを見せつけてアピールしなきゃダメっすよぉ?ノースリーブの衣装を着ててワキを見せつけないなんて、レースクイーン失格っすよ!」 那月 「きひひひひひひひ、ひははははははははははははは、し、知らないわよそんなのぉぉぉおおおお!!あっははははははははははははは良いから、きゃっはははははははははははははワキやめてぇぇえ!!」 恵 「いいえ、若葉の言う通りよ。レースクイーンにとってワキ見せは大事なアピールポイントなんだから。お仕置が必要ね❤」 那月 「いやぁぁぁああああっはっはっはっはっはっはっはっ!!何でそうなるのよっ、くははははははははははははははははははワキは嫌ぁぁああっははははははははははははははははは!!」 若葉 「え〜?そんなにワキがいやいやなんすか?だったら腕下ろせば良いじゃないっすか〜!」 那月 「下ろせないからっ、ははははははははははははははははははははははははやめてって言ってるのよぉぉおおお!ひはははははははははははははははははははははははははは、きゃははははははははははははははははははははははははははは!!!」 若葉 「それはつまり、レースクイーンとしてやっと見せつけてるって認めたって事っすよね〜?」 恵 「そういう事になるわねぇ?なら、こんなくすぐられる為にある綺麗なワキ、たっぷり責めてあげるしかないわよねぇ❤」 那月 「あははははははははははははははははは!きゃぁあっはははははははははははははははは!!」 恵、若葉 「ってことで……、こちょこちょこちょこちょ〜❤」 その恵の言葉をキッカケに、二人はまた耳元で「こちょこちょ」と言いながら、ワキをくすぐる指の動きを加速させる。 那月 「ひぎゃぁっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは何でそうっ、ひははははははははははははははははははははなるのよぉ!きゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはつはっはっはっはっあんたらのせいで、ひはははははははははははははははははははは腕動かせないのよぉぉお!!」 いくら訴えても、いくら腕に力を込めようと、いくら身を捩ろうとも、その体勢は全く変わらず、その敏感なワキはくすぐりを求める様に無防備を貫く。 那月 「んひぃぃぃいいいっひひひひひひひひひひ、あっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!やめ、ひははははははははははははははははははははもうやめっ!きゃははははははははははははははははははははははははははは!!」 それを良い事に、恵と若葉はお構い無しにその無防備なワキを責め続ける。 那月 「もう、ひははははははははははははははははははははははははははダメぇ、いぎゃあぁぁああぁっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!ぐるじぃぃい、っははははははははははははははははははは死ぬ、死んじゃうぅ!んははははははははははははははははははははは!!」 くすぐったいという払い除けたい程の嫌な刺激と感覚。必死にワキを防御したい一心で力を込めていた腕を抑えつける枷。それにより手首にも強い痛みが加えられる。お腹が捩れる程に笑わされている事で、腹部にも痛みを感じると同時に、呼吸もまともに出来ず息苦しさまで感じてしまう。 それは徐々に生命の危機すら感じるまでに至り、暴れる力も失った那月はただただ笑わされる事しか出来なくなっていた。 那月 「ひぎゃあぁあああぁぁああぁあっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははくすぐったいぃいいいいい!!ひははははははははははははははははははははくすぐったいくすぐったいくすぐったいくすぐったい!!!っははははははははははははははははははははははははははくすぐったいってばぁぁあ!!」 那月の脳はまともな思考回路を失い、ただひたすら「くすぐったい」という感覚だけで埋め尽くされてしまう。とにかくくすぐったい、くすぐったくて堪らない。その一心で、那月は「くすぐったい」と叫び続けた。 それでも終わらないくすぐり地獄。このまま本当に死ぬまでくすぐられ続けるのかと絶望していたその時だった──